今日も少々時間がたりないので、見直しは最低限でアップしちゃいます。
誤字脱字等はのちほど訂正ということでご勘弁を!
■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編
【コミック派ネタバレ注意!】
■津波
■渇く
■命がもったいない!
■“赤髪”
■津波
おーっと、先週かっこいい登場を果たしたローの船は、潜水艦だったんですね〜。
これはかっこえぇ〜。
たしか、ドラム島編のワポルの船も潜水能力を持っていたと思いましたが、こちらのほうがちゃんと潜水艦らしいフォルムしてるじゃないですか。
いったいどんな動力を使っているのかなど、ちょっと興味が湧いてきます。
そのへんはエースの水上ジェットみたいに、クルーの“能力”に頼ってるんでしょうかね。
さて、戦場では、海軍が二手にわかれ、一方は白ひげ海賊団へ、もう一方が黒ひげ海賊団に当たる、二正面作戦が展開されました。
追っ手の戦力が分散されることで、白ひげ海賊団としては助かったということなのでしょうか。
いやいや、まだ油断はできません。
それに、白ひげ海賊団にしてみたら、親父さんを直接《刺した》黒ひげたちに助けられたなんて、口が裂けても言えないってもんでしょうしね。
ここで黒ひげ、またもグラグラの実の能力を発動。
あの、海をジャイロスコープのようにぐらんぐらん揺らす天変地異を再現して見せます。
口では 「まだまだコントロールがうまく行かねェ」 と言いますが、いきなりここまでやってのける黒ひげはやっぱすげーよなぁと。
能力というものは、手に入れただけではたいしたものではなく、磨き上げ、活用してゆくことでどんどん強くなってゆくというのがワンピの能力バトルだったかと思います。
それを、いきなりこの領域まで引き出してしまうのですから、黒ひげの才覚恐るべしだと思うのです。
かくして、巨大地震の群発によって発生した津波がシャボンディ諸島へ。
大津波警報発令……って、なんだかすごくリアルな話題にタイムリーだなぁと思ってしまいましたが、まぁ、まさかさすがの尾田先生でもチリ地震までは予測してはいますまい。
しかしあれだ、この警報を伝えている誰か。
最悪な伝え方ですね。
警報を伝えるものが興奮してしまっては、パニックを起こせと言っているようなものです。
こういう時の群集心理というのは、恐ろしいものですからね〜。
■渇く
なお終わりの見えない戦い。
その中で、コビーの様子になにやら異変が……
「頭の中から…“声”が…
一つ…一つ…消えてくんだ…!!!」
ぬおお!?
コビーきさま、ニュータイプに目覚めおったか!?
戦場で声が聞こえてくるとは、いったい何が起こっているのでしょうか。
単に感じやすい素直なコビーの心の作用であるのか、それとも何か未知の不思議な現象が起こっているのか。
これはなかなか唐突でびっくりいたしました。
そしてたしぎ少尉もスモーカーも、なにやら気づいた様子。
士気が下がらない……!!!
目的を果たした海軍のほうが…………
明らかに激しく…!!!
何が違う!!
“正義”も“悪”も…!!!
そして次のモノローグは、これはスモーカーのものなのか、それとも赤犬のものなのか…
勝ってなお 渇くばかりだ!!!
なんとなくですが、海軍みな、それぞれが多かれ少なかれ感じていることなのではないでしょうか。
勝ってなお渇く。
それは、いったい何に渇いているということなのでしょうか。
戦いに? 勝利に? 達成感に?
この戦いに勝ったことで、彼らには得るものが感じられなかったのでしょうか。
正義のために、罪もない無力な民を海賊から守るため、彼らは戦ったのではなかったでしょうか。
この、いつ終わるとも知れない戦いの中で、彼らはエースの死、白ひげの死をまのあたりにし、どちらが正義であったか分からなくなってしまったとでも言うのでしょうか。
あまりに長い戦いの中で、当初の目的を見失い、正体不明の虚無感、徒労感、妙な焦りにとりつかれてしまっているのかもしれませんね。
だから渇く。
正直、このへんはよくわからなかったのですが、もはや海軍は、ブレーキの壊れた暴走列車となってしまったのではないかと。
なんだか、勝ったのがどっちなんだか、よくわからなくなる印象を受けてしまいました。
エースと白ひげを失った海賊たちは、ルフィという新たな希望を手に入れましたが、海軍は、勝ってなにかを失ってしまったのではないのかと。
なんとなく、そんな印象を受けました。
■命がもったいない!
ルフィに迫る黄猿の魔の手。
ぬおー、赤犬を巻いたと思ったら今度は黄猿か!
ほんと海軍しつこい!
どこまでもどこまでも追ってきますね〜。
この分厚い戦力、さすがであります。
一筋縄どころじゃありません。
いいかげんルフィを逃がしてあげたくってウンザリぎみではありますが、この海軍のとほうもない戦力があるからこそ、世界をこれまで背負ってこれたのだよなぁと。
世界の広さというか、上には上がいっぱいいやがるぜーと、思い知らされる気分です。
そういえば、田中邦衛さんの事務所と問題があってしばらく黄猿が出ていないという噂が一部ありましたが、無事出て来られてよかったよかった。
黄猿のビームがバギーをかすめ、おかげでルフィとジンベエさんはローの潜水艦に投げ込まれましたが、しかしその潜水艦に黄猿のビームが…。
あやうし!
と、その時!
「そこまでだァア〜〜〜!!!!」
なんと、ここで一人の海兵が停戦の叫び!?
赤犬の前に、身を盾にして飛び出したその海兵の姿は、まぎれもなくコビー!
「もうこれ以上戦うの!!!
やめましょうよ!!!
命がも”ったいだいっ!!!!」
涙をあふれさせ、のども張り裂けんばかりの声で停戦を叫ぶコビー。
「目的はもう果たしてるのに…!!!
戦意のない海賊を追いかけ…!!
止められる戦いに欲をかいて………!!!
今 手当てすれば助かる兵士を見捨てて…!!!
その上にまだ犠牲者を増やすなんて
今から倒れていく兵士達は………!!!
まるで
バカじゃないですか!!?」
おおー! すごいなコビーよ!
終わるきっかけをすっかり見失い、暴走していた海軍の目を、バチンと醒まそうというのか。
コビー、やはりこいつは大将軍の才がありますね〜。
自分が戦う才覚ではなく、軍を動かす側の才覚ですよ。
戦場にあって大局を見極め、機会を見逃さない眼力の持ち主ですよ。
いや〜すごいな。
コビーがまさかここまでやる男だったとは。
それにその勇気も素晴らしい。
あの赤犬の前に飛び出したんですからね!
赤犬が、戦意のない海兵をブチのめす光景を、コビーはその目に見たはずじゃないですか。
なるほど、あれはこれの伏線だったというわけですか〜。
凄いぞコビー。見直した。
これはルフィにもらった勇気ですよね。
言いたい事を、勇気を持って堂々と言ってのける力。
ルフィからもらった勇気を、ちゃんとコビーはまっすぐ育ててきていたんですね。
嬉しいじゃないですか。
まぁしかし、それはそれとしてコビーの言うことは、“対白ひげ海賊団”の戦いにあてはまることであって、“対黒ひげ海賊団”のほうは防衛戦なんですけどね。
黒ひげにしてみれば、今からが本番なのであって、なにも矛を納める理由なんてありゃしない。
海軍だってこれからまさに気を引き締めて黒ひげを迎え撃たないといけないわけでしょう。
また、意地でもルフィを殺そうとする赤犬、黄猿のふたりのこだわりも共感できるのですよ。
ルフィはいまや、海賊たち唯一の希望の星。
ルフィさえ討ち取れば、芯を失った海賊達など野に放っておいてもじき、たやすく刈り取ることができると海軍ならば考えるでしょう。
しかし、ルフィを逃してしまったとしたら、それはいつか大変な火種となってしまうかもしれない。
そしてその火種は遠からず成長し、海賊たちはルフィを中心に結束し、ないしはそれぞれが野心をたぎらせ活発化し、世界を不安に陥れる大火となるのは目に見えています。
だからこそ、今ここでなんとしてでもと考えるのは、至極まっとうな理論だと、これもよくわかることだよなぁ〜と思うのです。
たとえここから先、海兵の被害者がどれだけ多く出ようとも、これまで出してしまった膨大(と思われる)被害者を無駄にしないためにも、ルフィだけは討ち取っておかなくてはならないという事だと思うのですよね〜。
だから、
「…“数秒”…無駄にした……
正しくもない兵は海軍にゃいらん…!!!」
と言う赤犬の言うこともよくわかる。
コビーも正しいけど、赤犬だって言ってることの筋はちゃんと通ってる。
赤犬の正義にとってみれば、コビーは悪に手を貸すこれまた悪にほかならない。
誰が正義で、だれが悪かなんて、ほんとわからないですよ。
すべての価値観が沸騰し、煮えたぎり、どう落ち着くのかなんて終わって見ないと分からない。
とことんそういう戦いなのだなぁ〜と感じてしまいました。
■“赤髪”
そこでなんと!!
これはまったく予想外!!
“赤髪”シャンクス
登場〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
コビーをかばい、赤犬の拳を剣一本で受け止め、シャンクス衝撃の登場〜〜〜〜〜!!!!
そういえばシャンクスたちも、白ひげに加勢するためか動き出していたんでしたっけね。
しかし、その動きは同じく四皇の誰かにはばまれ、動きがとれなくなっていたと思っていたのですが。
まさかここに間に合うとは!
いや、シャンクスにしてみればエースも白ひげも死んでしまい、警戒していた黒ひげがついにグラグラの実の力を手に入れてしまったとあっては、まったくもって“間に合わなかった”なんでしょうけれども。
しかしシャンクスかっこええ!
ひっさびさ〜の登場ですが、あらためて最高にかっこええ!!
「よくやった…若い海兵
お前が命を懸けて生み出した“勇気ある数秒”は…
良くか悪くかたった今
世界の運命を大きく変えた!!」
そうなんですよね〜!
コビーは、なんとルフィを救ったことになったんですよね!
これだけの世界の命運をかけた大戦争で、その巨大な分岐点をコビーが動かした。
なんかすっごいゾクゾクくるじゃありませんか〜。
そしてさらに、黄猿の牽制として、ベン・ベックマンが登場!
銃口を差し向けただけで、少々鼻白んだ様子の黄猿。
あの黄猿が、やや気勢をそがれたうえに、これはちょっとビビッてる様子じゃありませんか?
少なくとも、ベン・ベックマンの銃をかなり脅威であると知っているようです。
四皇の一角なんですから前からスゴイとは思ってはいましたが、なんだかこの一場面だけで赤髪海賊団がどれだけ凄いのか、ビシリと示されたようですね〜。
つか、あの第一話に出てきた頃の彼らが、まさかここまですんごい奴らだったとは。
あの頃は露ほども思いませんでしたね〜〜。
そしてそして……
ついにむぎわら帽子がシャンクスの手に!!
長い長い旅の果て、ついにルフィの手からシャンクスに届けられたこの思い。
ぬあ〜〜〜!
これは感慨深いを通り越して、なんだかわけのわからない衝動がドドドとこみ上げてきます!
ルフィ、お前はここまで来たんだぞと!
今は意識のないルフィに、そう教えてやりたい!
いや〜、まさかまさかの展開でしたね〜。
ここでシャンクスまで登場するとは。
いったいどこまでこの戦争編は豪華絢爛スーパースペクタクルになってゆくのか。
「この戦争を終わらせに来た!!!」
そう宣言するシャンクス。
さぁ、いよいよこの戦いに、幕引きの時が来ようとしているのでしょうか。
なんとも、ここのところすっかり毎度のことですが、一週一週が驚きの展開過ぎますね!!
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マントラ的なものを蛇姫姉妹も使っていたのでつまりコビーは覇気に目覚めつつあるんじゃないだろうかと
戦場で突然、兵士の断末魔の叫びや家族への思いが聞こえそして消えていくのを感じたらコビーが苦しむのも無理はないと思いますねえ
まさかこの戦争に出てくるとは1ミリとも
思ってなかったので(苦笑)
コビーのセリフは軍人として失格ですが
人としては間違ってないですよね。
ほかの感想サイトで「キラ,ヤマトみたいな
事言ってる」で吹き出しちゃいました(笑)
この戦争でシャンクスまで死んでしまうのではとも言われてますが、そんな展開だけは
ナシでお願いしたいです。
追伸
ニコニコ動画を見てて面白い動画を見たので
ご紹介。
『氷川きよしのソーラン節のピっチを
あげたら]びっくりしますよ。
コピーのあれは心綱?ですかねえ。
正直たった1コマの描写ではよくわかりませんが。
それより赤髪の登場には驚きました!
ルフィの目的(赤髪に帽子を返す)がある以上、終盤まで鉢合わせることはないだろうなーと思っていたら…
ルフィをここまで壊したのはこのためなんでしょうか…だとしたらおだっちマジドSw
どちらにしても赤髪の活躍に今からwktkです。
確認がとれましたので正式に削除となりました。
繰り返しとなりますが、以後同様のことが繰り返されますと、厳しい措置を取らざるを得なくなります。
ご理解、ご協力をいただけますとありがたく思います。
おー、マントラか!
すっかり忘れていました。
その線が濃厚っぽいですね〜。
あ、でも覇気とマントラって関係あるんですかね。
別物の技術系等である可能性もあると思うんですが、はてさて、最近のワンピはわからないことがいっぱい山積してますね。
この大騒動がおさまったら、ちょいと情報整理に入ってくれたらいいなぁ〜って思います。
>かな2さん
ほんとシャンクス登場は頭をガツンとやられたような感じでした。
シャンクスの死は、ここではさすがにありえないんじゃないですかね。
シャンクスが自分で言っている通り、戦争に決着をつけに来た、まさにそのままではないかと。
コビー=キラですか(笑)。
面白い発想する人がいますね〜。
いや、ガンダムSEEDは観てないので、ゲームに出てくる彼のセリフくらいしか私は知らないんですが。
きよしルフィ、今見てきました。
思いっきり噴いてしまいましたぞ(笑)。
>Arutaさん
>マジドS
その発想はなかった(笑)。
ここで上手くシャンクスと顔合わせさせなかった尾田っちの手腕はうまいなぁと思いましたが、しかしそう言われてみるとドSにも程がありますな(笑)。
ふと気づいたことなんですが、確かにこれだけの人の心を動かせるルフィは海軍からとってみれば、強大なルーキーなんでしょう。だからこそ大将三人も向かわせたんだと思うんです。
でも、黒ひげだってヤミヤミ+グラグラの能力の二つを手に入れて、なおかつ海軍の敵に回ったとあれば、十分脅威だと思うんですよねー。
それに対して海軍は大将を一人も黒ひげに向けなくて大丈夫なのか?とちょっと疑問にも思います…。
確かにたくさんの精鋭がルフィを守るためにルフィ側に走っているということであれば、人数で言えばまだ少ない黒ひげ一味の方は七武海とセンゴク(とガープ?)くらいで受け止めれると思ったのでしょうかねぇ…。
だとしたら、よほどセンゴク強いのかw
それかもう余程気絶したルフィなんて瞬殺で、ルフィを殺した後に黒ひげに向かえばいいと思っていたのか…。
私は普通に大将全員に追われるルフィはむしろ黒ひげよりも危険視されてるのかと嬉しいくらいなんですけどねw
当ブログはコミック派の方にもお読みいただいているみたいなので、コメント書き込みはいつでも大歓迎ですよ〜。
たしかに、海軍の戦力配置で考えると、この瞬間黒ひげよりもルフィ追跡のほうに多大なる戦力を差し向けているんですよね。
単純な戦闘力の比較で言えば、ルフィよりも黒ひげのほうが遥かに上であるにもかかわらず。
海軍の、それも大将たちとしては、今すぐ逃げようというそぶりでもない黒ひげより、今にも手元から逃げ出しそうなルフィをこそ最優先で仕留めたかったというのが本音なのかもしれませんね。
あとご指摘の通り、ルフィごときは本当に瞬殺できると海軍としては考えてるんじゃないでしょうか。
いや、実際そのくらいのものだと思いますし。
しかし今逃がしたら、白ひげ海賊団残党の希望となりかねないルフィ。
それを確実にしとめ、返す刀で全力で黒ひげを落す。
そんな計算が働いていたのかもしれません。
いや〜、このあたりはかなり怒涛の流れで突っ走ってる感じだったので、そういう計算が海軍内で働いていたのかどうかも怪しいところかもしれませんが、なんとなくそんな感じかなと私は思いました。
しかしほんと、このびっくりするぐらい重要視、危険視されているルフィに嬉しくなっちゃいますねw