2010年03月26日

スティール・ボール・ラン感想 #57 正義と邪悪C

 ウルトラジャンプ2010年4月号掲載。
 ジョジョの奇妙な冒険 Part7
 SBR #57 正義と邪悪C
 の感想です。
 4月号はジョジョ通算100巻到達記念号!
 先日お伝えした 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』 の掲載に、特別付録 「100.5巻」、プレゼント企画などなど企画が盛りだくさん。
 これまでウルジャンを買ってなかったコミック派のジョジョファンも、これは思わず買いたくなっちゃいますね〜。

【ネタバレ注意!】




 展開的にはほぼ前進はないものの、決闘寸前の息詰まるような緊張感がたまらない一話。
 ジャイロ、ただやみくもに逃げていたわけではなく、大統領をあえて水際に誘い出していたとは。
 さすがジャイロです。

 海がルーシーの近くに来ると、ある一定のところでそれ以上近寄らなくなる性質を発見したジャイロは、それを利用し、非常に狭い一本道の決闘場を形成。
 左右を海に挟まれた、谷間のような形ですね。
 大統領はパラレルワールドを出入りして好きな場所に出られますが、ジャイロを攻撃する時にはこっちの世界に出てこなければならない。
 そこが海なら、大統領は溺れてしまう。
 これによって、大統領の移動範囲をごく狭い場所に限定したというワケで。
 見事にジャイロ、大統領と戦うためのいい戦場を作り出しました。
 状況と敵の能力を即座に的確に分析し、己に有利に戦いを導くこのあたり、ジャイロらしいクールさでシビレます。


 一方の大統領がこれまたクール。
 圧倒的有利というか、ほぼ無敵の能力を手に入れたにもかかわらず、そしてジャイロを海の端に追い詰めたにもかかわらず、カケラも勝ち誇りもせず、油断もせず、冷静に相手の様子をうかがい、着々と距離をつめる。
 そして、ジャイロがどうして逃げようとしないのか、どうして馬に乗ったままなのか、ジャイロの性格まで考えに入れながら、ジャイロの手の内を読み解こうとする計算高さと慎重さ。
 いや〜、油断しない敵ほど恐ろしいものはありませんね〜。

 着々と最後のぶつかり合いの“その時”が近づく、カウントダウンの緊張感。
 高揚感がたまりません。
 罠にハメて勝機を掴もうとするジャイロに、今にもその手の内を見抜いてしまいそうな大統領。
 決闘場は、海を一直線に割ったモーゼ状態で逃げ道ナシ。
 まさに、手に汗握る“男の世界”じゃないですか。
 決闘寸前の空気が、どんどんテンション高まっていって、もうダメ、破裂寸前!って感じです。
 これぞ西部劇、荒野の決闘ですね〜。

 おっと、今わたくし偶然例えに出しましたが、聖人の遺体をモチーフにした話で…… 「モーゼ」
 いや、これは偶然?
 それとも必然でしょうか?
 うーむ、どうなんでしょう。


 そして、まさか、ここで大統領、自分の左耳がなくなっていることに気づいてしまいました!
 ジャイロの鉄球が未知のパワーを発揮しつつあるということに、大統領がまだ気づいていないというのが大きな勝機だったハズなのですが。
 あ〜、それがなくなってしまうとは!
 これで大統領、今までも充分に慎重だったというのに、さらに隙がなくなってしまいます。
 ジョニィの言うとおり、鉄球になにかあると気づいた大統領は、これまでのように好きに投げさせてはくれなくなるでしょうとも。
 さらに大統領は、鉄球の秘密が 「馬」 であることまで推理した様子。
 最初から馬が不自然と睨んでいた大統領としては、当然の帰結でしょうか。
 これで、次に狙われるのはどうやら 「馬」 ということになりそうです。
 うーむ、超やばい状況ですね〜。


 さぁ、この決闘、どういうことになるのでしょうか。
 鍵は、ジョニィが持っているもうひとつの鉄球だと思うのですが。
 ジャイロの鉄球をおとりとして、ジョニィがラストを決めるとか、そういう事になるのでしょうかね。
 いや、でもちょっと距離が離れているように見えますなぁ〜。
 さて、どうなることやら……。



■オマケ本:ジョジョ「100.5巻」

 基本的にはウルジャン連載陣による祝辞&イラストで、各作家たちによるジョジョの絵やらコメントとかがとっても楽しい小冊子。
 しかし、巻末には見開きで SBR 連載前の各キャラ初期デザイン画が掲載されていたりして、これがちょっと面白いんですね。
 ジャイロの帽子についているゴーグルっぽいものを、ジャイロが目につけてたり、ジョニィの帽子が今とちょっと違ったり。
 これはファンには嬉しいページじゃないでしょうか。
 そして感動したのは、表紙裏に引用されたスティーブン・スティール氏の言葉。

真の『失敗』とはッ!

開拓の心を忘れ!

困難に挑戦する事に無縁のところに

いる者たちの事をいうのだッ!


 この言葉はまぎれもなく、100巻達成をなしとげ、なお世界のトップスピードで走り続ける猛列車・荒木飛呂彦先生に他なりません。
 編集部、わかってる!
 いい仕事するなぁ〜。



■外部リンク
SBR感想 #57 正義と邪悪(4)@JOJO



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