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【コミック派ネタバレ注意!】
感想小タイトル
■センゴクVS.黒ひげ!
■窮地!
■“危険度”と“期待値”
■ローーーーー!!
■センゴクVS.黒ひげ!
海軍の牙城を打ち崩し、なおも力あまる様子の黒ひげ……いやさ、さらに力あふれんばかりの勢いの黒ひげ!
「…どれ 手始めに……
このマリンフォードでも沈めて行こうか…!!!」
と、凶悪に凄い笑いを見せつける。
おおー、この暴走を止めるものはいないのか。
タガの外れた暴走列車の迫力です。
と、そこに襲い掛かってきたのは大仏モードのセンゴク大元帥!
問答無用で衝撃波をお見舞いする容赦なさはさすがの貫禄。
この一撃で、なんとあの黒ひげ一味をびびらせているのですから、大元帥の称号はダテじゃないということか。
ルフィに対してはまったく本領を発揮せずに終わったんだなぁということがよくわかりますね。
さぁ、これにてセンゴクVS.黒ひげ一味開幕か。
いったいどっちが勝利を収めるのか、まったく予断を許しません。
これもまた、歴史の分水嶺となりそうな戦いです。
センゴク大元帥は、ここでまた正義を口にしましたが、それはまだまだ言えない事なんじゃないかと思いますね。
この戦いに勝った方が、正義を初めて名乗れる。
ドフラミンゴの言うとおり、そういうものでしょうとも。
■窮地!
ジンベエさん大ピンチ!
イワさんイナズマさんはあっさりやられちゃってましたかー。
デスウィンクはロギア系相手でもけっこう効くんじゃないかと予想していたのですが、現実はそんなに甘くはなかった。
たしかに、白ひげがあれだけ苦戦したのですからそりゃそうかと。
逃亡に入ったジンベエさんは、海に飛び込もうとするも、海は青雉に凍らされたまま。
って、ジンベエさん気づいてなかったのか。
逃亡経路を失い、追い詰められてついに接近戦の流れ。
実に美しいピンチ演出、激突の流れです。
ルフィをとにかく守り、逃がしたいジンベエさんと赤犬を激突させるには、このくらい追い詰めないといけませんでしたね。
ジンベエさんの拳が赤犬に炸裂。
ところが、これがまったく効果なし。
ああ、ジンベエさん、覇気を使えないのでしたか〜。
悪魔の実の能力者ではないジンベエさんは、なんとなく覇気を使えるものとばかり思いこんでいましたが、これは意外でした。
そうか、ジンベエさんは、魚人というアドバンテージを最大限利用した戦法で七武海にのしあがったんですね〜。
海戦において、魚人という特性はそもそも反則級の利点なわけですから、逆に言えば七武海内のパワーバランスを取るためには、ジンベエさんが覇気使いであってはちょっとおかしくなってたかもしれませんね。
そう考えると、ザコ兵を一掃できても、中将クラス以上にはなかなか効かなそうなメロメロの実の蛇姫さまが覇気使いであることも、ちゃんといいバランスであるわけですね。
そしてついに、赤犬の溶岩の拳が、ジンベエさんをとらえる。
それも、ジンベエさんの体を貫通し、ルフィの胸までえぐる!!
ぬおー、そこまでやりますか!
そこまでルフィを追い詰めますか!!
いやー、壮絶。
無茶の上に無茶を重ね、何度もテンション・ホルモンを打ち込んで死線をさまよっているっていうのに、さらに致命傷臭いダメージまで!
いくらワンピの登場人物がタフでも、これはさすがに本気で心配になってくるレベルですわ。
主人公なんだから死ぬわけないじゃんっていう論法はもちろんなんですが、あいつぐエースと白ひげの死が、本能的に恐怖心を読み手の深層心理に植えつけているように思います。
やばいぞと。とにかくやばいぞと。
切迫感がたまりません。
■“危険度”と“期待値”
もうダメか!と思われたその時、ここで助けに入ったのはなんとクロコダイル!
うおーカッコイイぜ、クロコの大将ゥ!
ロギアにはロギアですもんな!
赤犬の体を切断し、さらにルフィとジンベエさんをもろとも砂嵐(サーブルス)で空高く放り投げる。
クロコダイルならではのテクニカルな応用技がスマートです。
そして、
「誰か受け取ってさっさと船に乗せちまえ!!!
守りてェもんはしっかり守りやがれ!!!
これ以上こいつらの思いにさせんじゃねェよ!!!」
渋い、渋すぎるぜアンタ!
けっして白ひげとかエースとかルフィたちに共感したわけじゃないでしょうに、反骨精神の塊ゆえに体制に逆らう。
打倒白ひげの夢が破れた今も、その攻撃的アイデンティティは微塵も衰えず。
いや〜カッコよすぎるだろうクロコダイル!
そして、ふっとんだルフィたちをキャッチしたのが、なんと我らがキャプテン・バギー!!
ギャッハー!!
これには大爆笑!
まさか先週の逃走がここに繋がってくるとは思いもしませんでした(笑)。
いや〜、上手いな〜! 上手すぎるよ尾田先生!!
そして、この絶妙なキャッチがまた部下たちを心酔させる結果になっちゃったりして。
いやもう、バギー船長の悪運は見事すぎますな!
これで海軍も、バギー船長の懸賞金を上げまくらざるを得ないんじゃないでしょうか(笑)。
かくして、ルフィらの逃走をたすけるため、赤犬を阻むべくここで登場したのが白ひげ軍団隊長たち。
そうそうたる顔ぶれが、ルフィを新しい時代へ送るため、命を懸ける。
白ひげが認め、エースがその命を投げ打ってまで守ったルフィ。
そのルフィの“何か”を、彼らもちゃんと見届けて、認めたのですね〜。
マルコ隊長が叫ぶ。
「赤犬…!! お前が今
殺しておきたいと思うあいつの“危険度”と
おれ達が生かしてやりたいと思う
大層な“期待値”は同じじゃねェのかよい!!」
これは無性に心震えるものがありました。
これだけの最高の海賊団の面々が、今、ルフィのために戦おうと言うのですからね。
時代を、ルフィに任せたいと言うのですからね!
これまでは、いかに悪名高いルーキーであるとはいえ、しょせんは一人のルーキーに過ぎなかったルフィが、この戦い終盤になってみればあっと驚く台風の目玉ですよ。
始めのころは、あまりに高レベルすぎるこの戦場に、ルフィが入ったらいったい何ができるんだろう、主役なんて名ばかりになってしまうんじゃないかなどと危惧していました。
そこは尾田先生ですから、きっとうまくやってくれることだろうと思ってましたが、それでも勝敗の面では中心は担えないだろうなと。
ところがどっこい、それがどうでしょう。
戦闘能力でこそ現実の壁は巨大に立ちはだかりましたが、ルフィはエース救出作戦の文字通りカギを握り、さらに今や、まぎれもなくこの戦場の主人公にほかならないではありませんか。
いや〜凄い。
これだけの巨大な“戦争”を描きながら、なお主人公が主人公である少年漫画の王道まっしぐらな構成。
そして世界の命運が主人公の双肩にかかってくる、海賊たちの希望の星となるという、武者震いせざるをえないこのドラマ。
見事としか言いようがないです。
ああ、そして、裏の主人公は間違いなく黒ひげであり、陰と陽とのコントラストをなす綺麗な構図であることも興味深いところなのですよね。
時代は間違いなく動き出しました。
これまで力の均衡をなしていた、海軍(世界政府)、七武海、四皇という各パワーグループは形を変えてゆかざるを得ないでしょう。
そして今あらたに、ルフィに明日を託すものたちと、黒ひげという新興勢力が、世界を大きく揺り動かしてゆくのでしょう。
いったいこれがどういう事になってゆくのか、時代の行く末を思うとワクワクが膨れ上がるのが止まりません。
■ローーーーー!!
そしてここで、なんと、トラファルガー・ローが登場〜〜〜〜〜〜!!!!!
ギャ〜〜〜〜〜〜〜ス!!!
ローーーーー様ぁああああああ!!!<うるさい
ここでまさかのルーキーズ登場とは!!
いや、読み返せば、ローのみならず、他のルーキーズもこちらに来ているような描写はしっかりあったのですが、頭脳からスッポリと抜け落ちておりました。
いやもう、それくらハイテンションな戦いでしたもの。
そういえば、ジュエリー・ボニーが泣いていたりして、なにか思わせぶりな感じがありましたが、あれはなんだったんでしょうね。
あの伏線ももうすぐ回収されるのでしょうか。
実は白ひげの娘なんじゃ? とか、その時はテキトーな予想を立てたものでしたが、家族の無かった白ひげには娘があったわけもなく、あれはいったいなんだったのかなぁ〜とちょっと気になったんですよね〜。
さぁ、お次はロー以外のルーキーズの登場を楽しみにしたいところですね!
いや〜、なんかもうお祭騒ぎだ!!
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バギーの懸賞金はどの位に跳ね上がるのやら、これからは赤鼻の二つ名で呼ばれるようになるかも。
ローの持ってた刀のマークなの白十字って白ひげ関係あるのかな
そもそもロギアのエースと五日間戦い続けてた時点でジンベエが覇気使いの可能性は十分にあると思います。
セリフもいいですが
構図がよくないですか?
すいません、イイカゲンな管理人で。
確かにこのコマを良く見ると、ジンベエさんの破壊力で赤犬の体がへこんでいるとも取れるし、また、赤犬が溶けた体を自分からへこませたとも取れるんですよね。
もしジンベエが覇気使いであっても、赤犬が自分から体をへこませたり、あるいはビスタ&マルコの攻撃をくらっても大丈夫だったように多少のダメージだったら大丈夫なのだったら、ジンベエさんの攻撃がさして痛手でなかったとしても納得いくのですよね。
おっしゃるとおり、エースと互角にやりあったからには覇気を使える公算は高いですね。
あの戦いを失念しておりました。
ただ、あの決闘の場をよく見てみると、目の前が海みたいなんですよね。
白ひげがモビーディック号らしき船で登場してますし。
とすると、ジンベエさんが大量の水を利用した可能性もなきにしもあらずというわけで……。
まだまだ真相は分からないのかな〜と。
しかし、この覇気については、ジンベエさんに限らずそろそろほんとにハッキリさせてほしいですね。
>赤鼻
それはかわいそうに(爆)。
せっかく懸賞金あがっても、手配書を見るたび激怒なんじゃなかろうかと。
>ローのマーク
ローのマークがドフラミンゴと似てたりなんだったりと、いろいろ謎めいていますね。
気になるところです。
>yearさん
ええほんと、尾田先生は凝った構図とか過激な演出などはほとんどなさらないんですけど、基本を抑えたしっかりしたかっこよさ、正面切ったかっこよさの演出はすばらしいものがあるよなぁ〜と思います。
ローのこれからの活躍に、期待MAX膨れ上がりますね!