2010年03月10日

週刊少年ジャンプ2010年14号感想 後編

 さて後半の感想です。

■前半の感想はこちら





 後半の感想は、

・べるぜバブ
・ぬら孫
・いぬまる
・H×H
・スケダン
・サイレン
・賢犬

 の7本でお送りいたします。


べるぜバブ

 葵さんはやっぱりかわええのーう。
 そしてまた、最近は普通の女の子のカッコになってからふたたび凛々しい美しさが加わってきたようで、これはこれでよござんす。
 で、そんなクールビューティーなオーラ漂う葵さんが、男鹿を前にするとてんで小娘になってしまうところが素晴らしい。
 うむ、いい感じでラブコメっておりますな。
 この路線でガンガン突っ走って戴きたい。



ぬらりひょんの孫

 なるほどねー!
 ぬらりひょん一族が、おじいちゃんの世代から急に人と交わり始めたのはそういう理由があったからですか。
 決して子が成せぬ呪い。
 それを回避するには、人との間に子を作るしかないと。

 あ、しかしそうするとやばいですね。
 狐の呪いは決して消えない、ということは、リクオの中にもその呪いが残っているというわけで。
 つまり、ああ、これだけヒロイン戦線で大活躍しているつららが、ここでまさかの大脱落かと。
 まぁ元から雪女とは口づけしただけで殺されちゃうようですから、結ばれない宿命だったのかもしれませんが。
 とても残念です。
 そして急遽持ち上がる、ゆらさん、カナちゃんという二人のヒロイン。
 いや、ここのところまったく出番のないカナちゃんは様子見として、これからリクオとペアを組んで活躍をしてゆく形となるであろう、ゆらさんの価格が急高騰なのではないでしょうか。
 ぬおーん、そうか、そうきたかー。
 そうきたのかー。
 奴良組のご飯が三食TKG(卵かけご飯)となる日が来るのか。
 これは衝撃の情報爆弾投下でありました。

 そして、目覚めたリクオは、牛鬼とともにここから修行編。
 ぬらりひょんの本質とは、畏れを断ってふところに入るものだが、実は“そこまでに過ぎない”という牛鬼の言葉はショッキングですが、なるほど面白いと思いました。
 たしかにぬらりひょんって、つかみどころがないのが本質であって、決して攻撃的ではないわけですからね。
 そこから先は、ぬらりひょんを超えなければいけないと。
 妖怪の本質に迫れというのが遠野のテーマであったなら、今回はそれをさらに越え、妖怪の本質を上回らないといけないと言うことですか。

 さぁ、どうやったものやら。
 ここでリクオが人間と妖怪とが混ざり合った時のあの不思議な力が鍵となってくるんでしょうか。
 ぬらりひょんと同様、リクオは珱姫の力も受け継いでいるはずですしね。

 ところで、牛鬼と共に出てきたこの老人はいったい?
 もしかして鞍馬山の大天狗でしょうか?
 たしかこいつは過去編で淀君の羽衣狐様の下についていたはずなんですが、なんでここで牛鬼に協力しているんでしょうか。
 あの時、牛鬼とも反目しあっていたように思ったんですけどね〜。
 あるいはあの後、関西方面を任された牛鬼と和解しあったのかもしれませんが。
 しかし 「修行」「鞍馬の天狗」 ってのは相性がとてもいいですね。
 リクオ、八双飛びでも伝授してもらえないものでしょうか(笑)。



いぬまるだしっ

 先週出てきた下半身まるだし3人組が再登場。
 先週は、さすがに中年男性の下半身をたまこ先生に見せつけるのは犯罪だろーとか思ってたら、ホントに犯罪だった(笑)。

 ギャグにしつつも、子供向けに犯罪への警戒心を教えるとてもよい漫画であるよなぁと思いました。



HUNTER×HUNTER

 焼け棒杭のようになった王の姿に驚愕。
 生きてはいるものの無力化されてるだろうな〜みたいな曖昧な想像はしていたものの、この容赦ない描写はさすがハンターですね〜。
 これ、ユピーやプフがいなければ実質死亡ですよ。

 そして突如始まる、究極VS.至高の料理対決。
 王を復活させるため、互いに体を食料として王に与え、その美味を誉められたことで絶頂を覚えるプフとユピー。
 突如 「ウーマーイーゾーー!!」 と叫ぶと火山が噴火して龍が吼え、ロケットが飛び上がってそれに乗って天国まで飛んでっちゃいそうなミスター味っ子演出。
 突飛な感情表現の嵐にしばし唖然。突然ナニが始まったんだと。
 笑っていいんだか感動していいんだかわからない、実にとまどいを覚えさせられる感情の発露描写でしたねー。

 しかし、自分を食べてもらったことで完全にイっている二人の顔は、あまりにもセクシー。
 自分を食べてもらう、ということそのものも倒錯的な性情を想像させますし、これはどう見ても性の恍惚状態ですよね。
 いやーなんかモノ凄くエロイ。

 そして王、

「これから……は余を

 メルエム…と呼ぶがいい

 それこそ母より賜りし

 余の名前………!!」


 と、あんなになんの価値も見出していなかった母親に、万感の感謝、あるいは崇拝をすら思わせるこの言葉。
 生と死の狭間をさ迷い、今ふたたび生を与えられた事で、あらためて産んでくれた母を思う心が芽生えたとでも言うのでしょうか。
 それと対をなすようにして、母の心“無償の愛”に目覚めたプフとユピー。
 いったいこれがどういう意味を持ってくるのか、見当もつかない、実に唐突で、想像の域を軽くブッ飛んだ展開です。
 さて、どうなっちゃうんでしょうか。

 気になるのは、王が

「この味を知ってしま…っては

 もう……他の物は食えぬ……ではない…か」


 と言ってたところですねー。
 もしかするとこれで、王は人食いを完全にやめ、そして側近二人は王に食われることで戦闘能力を完全に失ってゆくとか、そういうことになるのでしょうか。
 なかなかそういう甘い世界では終わりそうにないのがハンターの怖いところだとは思いますが、さて、どうなりますことやら。
 なんにしても、これはしばらく見てゆかないことにはなんとも判断がつきにくいですわー。



SKET DANCE

 ツンデレ+巨乳+動物大好き+純文学+安形会長の妹って、混ぜすぎ混ぜすぎ(笑)。混ぜるな危険って。
 なんかもう、これまで篠原先生が、あえて避けてきたんじゃないかってな 「媚び路線」 を、あえて凝縮して吐き出しちゃったんじゃなかろうかと、そう疑ったのですが(笑)。

 しかし、そこでボッスンへのラブコメ路線で来ますか!
 芽生えるほのかな想い。
 気づかないのはボッスンひとり。
 ざわざわっとざわめくヒメコの胸。
 いやいや、いいじゃないですか。わたくし大好物でありますよ。
 次回、はたしてどんなことになっちゃうのか、これは期待大でありますよ〜。

 それはそうと、「ダサ帽子」 と言われて本気でヘコんでるボッスンに大ウケしてしまいました。
 ヘコんでるボッスンってなんでこう面白いんだ(笑)。



PSYREN−サイレン−

 別エントリーにて。



賢い犬リリエンタール

 悪の組織の幹部がアジトでネコと大人な会話。
 今さらですけどシュールな光景ですわ。
 しかし、スーパー宇宙ねこのことをシュバインさん 「ネコさん」 って言うんですね!
 なんかいいわ〜(笑)。

 さて、バトルのほうは意外と早い決着を。
 まずは、第一話から封印されてきた、日野・兄の瞬間メカ分解が炸裂。
 これ、天才とかそういうレベルじゃない、既に十分人間じゃない領域ですよね〜(笑)。
 そして、てつこの怪力&敵のワイヤー利用という頭脳プレイからの鉄拳炸裂。
 おー、なんかてつこのバトルは意外性こそあまりありませんが、とても理にかなっている感じがして美しいですわ。

 しかし、令一郎がリリエンタールを狙っている目的が、実は保護だったとは。
 これはもしや、紳士ウィルバーと同じく、ライバルという名の仲間フラグなんでしょうか。

 でもその申し出に答えたてつこと兄上の言葉がよかった。
 特に兄上。

「リリエンタールがいなくなったら

 ぼくがさびしいじゃないか!」


 あんたいい人だー。
 リリエンタールへの思いやりと、家族の絆と、マイペースなエゴイスティックさの絶妙なブレンド。
 しかもその裏には、ちゃんとリリエンタールを守れるんじゃないかという計算も働いている。
 ただの精神論でも終わってないんですね。
 これが兄上か。
 男前すぎるぜー。
 目は閉じてるのに目がキラーン効果が発生する、すばらしいカッコよさでした。
 兄上、いつもながら惚れ惚れします。

 そして最後、お互いのメカの腕をそれとなく誉めあう兄上と令一郎。
 なかなかの OSR バトラー(*)ですな。<違うかwww

 さてしかし、この連載順が二週連続というのは、これはもう決定的と覚悟を決めておいたほうがよいのかもしれませんねー。
 バトルがあっという間に終わってしまったのも、なんとなく、この間に担当から 「打ち切り」 が宣告されたんじゃないかという気がしてしまう要因のひとつでありました。
 うんまぁしかし、まだまだそう決まったわけじゃない。
 引き続きわたくしはリリエンタールを応援していくことにいたします。

(*):OSR 値:オサレ値とは、オサレな言動によって上下する数値であり、その高さによって勝敗が決定するというブリーチ感想界独自の戦況分析理論である。提唱者は、ジャンプ感想界のファッションリーダー、The 男爵ディーノのかがみ氏。



まとめて

 巻末作者コメントの葦原先生の言葉が気になる。

採点競技より、記録に挑む種目のほうが好きです。オリンピックのはなしです。<大介>


 って、つまり、採点(アンケート)によって順位を決定するのは好きではない、という事なのだろうかと(笑)。
 いや〜なんか最近の順位とこのタイミングを合わせてそう思っちゃうのは、考え過ぎですかね〜。

 さてさて、来週はアニメ化も近いぬら孫が、二周年で巻頭カラー。
 椎橋先生の美麗なカラーイラストに期待しちゃいます。



■前半の感想はこちら



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posted by BOSS at 21:45| Comment(4) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして感想読ませてもらってます

羽衣狐の呪いが消えないとなると
花開院の男子早世の呪いも消えないので
ゆらも候補からはずれるんじゃないですかね

まあ少年漫画だから倒せば呪いは消えると思うんですが
Posted by YT at 2010年03月10日 22:39
こんばんは。

リリエンタール、いろんなレビューサイトさん見ていると、評判いいような印象なんですけどね…。
特にお好きな方の反応が良いというか。
一度愛しちゃったらとことん愛を注いじゃう感じ?
(面白くない、ジャンプに合わない、という意見も見ますけど…)

私、ジャンプ買い始めてまだ2年くらいですけど、最初の1〜2話で読むのをやめちゃった新連載はみんな終わってるかわりに、1話で「好き!」ってなった作品は結構続いてるんです。
私の「好き」がリリにも通用しますように…。

ブログ等での良い評価がきっかけで読み始めて、大好きになった作品もあるので、BOSSさん、リリエンタールファンを増やすためにも面白いレビューいっぱい書いてください(笑
(私はBOSSさんの感想のせいでサイレンにはまりました/笑)
Posted by もち子 at 2010年03月10日 22:58
リリエンタールでの今回の技術屋対決ぼっけえ好きなんですよ。
今まで兄のメカ特技が封印されていたわけだしもっと前に押し出して行ってほしいんですよ特にあの二人でメカ製作とか!!技術系なんでついあぁいうのに興奮してしまう……自分もあんな才能がほしいwww
そんでもってBOSSも言っている通り兄貴のあのセリフいつも優しく見守っているあの兄貴はやっぱりよくある少年誌主人公みたいな熱いセリフじゃないのにものすごくかっこよかったです!!
Posted by クライ at 2010年03月12日 11:57
>YTさん

 はじめまして〜。
 そうか、花開院のほうも呪いがかかってるんでしたっけ。
 羽衣狐との戦いがまた転生で次世代に先延ばしになるような事になった場合には、やっぱり呪いは解けないのでしょうし、そうなったら正ヒロインはカナちゃん復帰ということになるわけか。
 まさに奇跡のカムバック(笑)。
 いやまぁどうにかしてほんとうに転生もできないような倒し方ができれば、呪いも解けるんでしょうね。
 たとえば、やや子を産むためにあえて羽衣狐さまが転生能力を捨てるとか、そういうことはあるんじゃないかな〜と、思っております。


>もち子さん
>私の「好き」がリリにも通用しますように…。

 おお、それはいいジンクスですね!
 というか、その慧眼や恐るべしと言ったほうがよいのかもしれませんが。
 ほんと、続いて欲しいものです。
 おー、サイレンはまっていただいちゃいましたか!
 感想書きとしてそれはとても嬉しいことですよ〜。
 これからも頑張って楽しい感想を書いていきたいと思っております。
 はい、がんばりま〜す^^


>クライさん

 技術屋対決というのはこれまであまり見なかった面白いものがありましたね〜。
 兄上が修復したところだけ、スペックが上がってるとか、意味も分からずちょっとテンション上がっちゃいました(笑)。
 リリエンタールは、兄上はじめとして、みんな個性的……といったら安直な表現に思えてしまうくらい、懐の深いキャラクターをしてますよね〜。
 葦原先生はいったいおいくつなんだか知りませんが、作品のムードから、とても大人〜な感じを受けちゃいます。
 兄上やウィルバーさん、シュバインさんあたりから感じる魅力って、そういう大人の魅力なんじゃないかな〜って思うんですよ。
 とかくダメな大人ばっかりが出てくるジャンプ漫画のなかで、これはけっこうレアリティの高い個性だと思うんですね〜。
Posted by BOSS at 2010年03月14日 22:17
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