くそー、こんなに凄い話だってーのに急いで感想を書かねばならないこの口惜しさ!
ぬー、これはいつかコミックス感想のほうで埋め合わせをするべきか!
ともあれ週刊少年ジャンプ2010年14号掲載分の感想です。
【コミック派ネタバレ注意!】
感想小タイトル
■新・黒ひげ海賊団、登場!
■対決!白ひげ対黒ひげ
■“ひとつなぎの大秘宝”
■立ち往生!!
■新・黒ひげ海賊団、登場!
黒ひげが連れてきたのは、やっぱりインペルダウン 「レベル6」 の死刑囚たち。
いや〜こういう時ってのは、解説役の驚き役の存在がありがたいですね〜(笑)。
海軍の人たちが次々と名前を紹介してくれました。
一人目は、でかすぎる巨人。
「巨大戦艦サンファン・ウルフ」。
たしかに、このデカさは凄い。あのオーズJr.よりもでっかそうです。
それこそラブーン並み?
二人目は、「悪政王アバロ・ピサロ」。
怖そうな顔してるくせに 「懐かしいシャバだニャー…」 って。ニャーって。
猫ひろしか。
三人目は 「大酒のバスコ・ショット」。
「こいつら殺してええのんか」 と、こっちはこっちで吉本のニオイがしてきます(笑)。
しかも顔が、どことなく坂田師匠を思わせてくれちゃうのは気のせいか。
四人目は、「若月(みかづき)狩りカタリーナ・デボン」。
ゴツイ顔のわりにその名前といい、セリフといい、妙に若いツバメを食いまくっちゃいそうなオットロシサを感じてしまいますが、しかしこのセリフから加藤茶を連想してしまったのは私だけではないハズです。
なんですか、今回はもしかしてお笑いが隠しテーマですか?(笑)
いや、まぁ彼らは、その実力からしたら七武海クラスか、もしかしたらそれ以上もありえるんでしょうし、さらには良心の枷が完全に外れちゃってそうなところがよっぽど恐ろしいワケであり、お笑いどころじゃない話なんですけどね!
こんな奴らがよりによって黒ひげのもとで勢ぞろいして、いったいどんなことになるのやら。
そしてさらにというか、その並み居る犯罪者たちの中でトリを〆た看守長 「雨のシリュウ」。
やっぱりこれは海軍にとってとんでもない衝撃だったでしょうね〜。
そういえば、センゴクさんも心配してましたが、マゼラン署長はどうなっちゃったんでしょう。
インペルダウン編で脱獄囚相手にあれだけの猛威をふるったマゼラン署長は、まぁ“にっくき敵”っていう認識ではあるんですが、それでも無事でいて欲しいなぁって思っちゃいます。
私的にはルフィにいつか倒して欲しい相手でありますし。
また、ルフィたちの船が 「正義の門」 を通過できた謎も種明かし。
なるほど、“催眠”でしたか。
周到に組まれた黒ひげの作戦に、運よく乗じることができた、まさに天佑だったわけなんですね〜。
まぁそんなところはさすがルフィであるよと(笑)。
そして、ついに牙をむいた黒ひげ。
“王下七武海”になったのも、全てはインペルダウンに潜入し、「正義の門」 を通過するため。
このレベル6の大犯罪者(および看守長)という極め付けのツワモノ達を仲間にする事こそが真の目的であり、それが果たせたからにはもう地位も称号もいらないと。
なんとまぁ緻密でありながら大胆かつ豪快な作戦を練りますか。
ということは、白ひげの船で隊長にもならず、じっと身を潜めていたのもこの時のためだったということでしょうか?
その作戦によって船を飛び出し、ルフィを追い、エースを仕留め、七武海になったと言うことですか。
そして今、ついに念願の凶悪戦力を得て、ここにいると。
何てヤツだって感じですね〜。
いったいコイツは、その戦力でどれだけのことをしてのけようというのか。
まったくもって空恐ろしい。
作品として考えてみても、この流れはドラム王国を滅ぼした黒ひげの伏線が出てから、着々と紡がれてきた大作戦じゃないですか。
いったいこの行き着く先はいったいどんなことになっちゃうのか。
否が応でもワクワクしてきます。
なんとなくニックキ奴らって感じではありますが、それでもなんか楽しみになっちゃいますね〜。
■対決!白ひげ対黒ひげ
怒りの白ひげ。
エース亡き今、恨むとすればサッチを殺し、またエースを捕らえて海軍に引き渡した黒ひげに他ならないわけですから、これは大納得。
言わば諸悪の元凶みたいなものですものね。
その黒ひげに、ヤミヤミの実の力もなんのその、一発強烈なのをお見舞いしてくれたのは痛快でした。
対能力としては最強でも、地力の部分で覇気がからめばどうなるかは分からない。
また白ひげの言うように、「過信」や「軽率さ」がからめば、一瞬先は闇と。
しかし黒ひげ、やることは大胆で物凄い大物っぽいのに、セリフの端々が小者っぽいのが逆に愛嬌があるというか、いや、実はそれこそ大物の証なのでは? なんて思ってしまいます。
事ここに至って、
「やべろォ!!! オヤディ!!!
おれ”は息子だど 本気で殺スン…ああああああ」
って(笑)。
これすっかり三下なんですよね〜。
でも、そんな黒ひげのこれまでの行動を考えてみると、この悲鳴の裏側では、自分の運命と器を試すようなクレイジーさが働いているんじゃないかな〜なんて思っちゃうんですよね。
■“ひとつなぎの大秘宝”
そして、新・黒ひげ海賊団による反撃。
ただ立ち尽くす白ひげに、これでもかと撃ち込まれる銃撃、斬撃。
しかし、それでもなお死なない白ひげ。
その口から、まるで遺言であるかのようにつむがれる言葉。
それは、世界に新たな時代の訪れることを予言し、そしてまた、新たな“何か”を呼び起こす。
「興味はねェが…あの宝を誰かが見つけた時……
世界はひっくり返るのさ……!!
誰かが見つけ出す その日は必ず来る…
“ひとつなぎの大秘宝”は実在する!!!」
これは!
これはまさか、ロジャー処刑の再現でしょうか!
あの時、世界に大海賊時代のうねりを巻き起こしたロジャーの最期の言葉を、まるで繰り返すかのようなこの『遺言』。
まちがいなく世界中に届けられたであろうこの言葉が、いったいどれほどの衝撃を世界に与えるのか。
想像も及びません。
世界の大多数が“ひとつなぎの大秘宝”の存在を疑い始めていると推測されるこの時代に、まさに時代の熱狂を再加速させるかのようなこの爆弾発言。
この瞬間こそ、「その時歴史が動いた」 ってヤツなんじゃないでしょうか。
いや〜なんか武者震いですよ。
凄い瞬間に居合わせちまったぜ〜〜って。
この時代の人たちにしたら、とんでもない寒気と熱狂の 「ざわざわ感」 なんじゃないでしょうか。
今白ひげを殺そうとしている黒ひげが嬉しそうに笑っているのも凄いよくわかる。
しかし、この 『遺言』 をなにゆえ白ひげは残そうというのか。
それも凄く気になりますね〜。
白ひげが知っていたと思われる、ワンピースの秘密、世界の歴史とはいったいなんなのか。
そして、ロジャーから教わっていた様子の、Dの一族の秘密とはなんなのか。
凄い気になります。
これはまた凄い引っぱりようです。
ワンピースという漫画の巨大な謎を再確認させられたって感じですね〜。
ところで、白ひげの走馬灯が泣かせるじゃないですか。
白ひげの求めていたものは、エースと同じで“家族”だったわけですか。
だとすると、もしかして白ひげもエースと同じような幼少時代を送ったのかもしれませんね。
なら、エースはとてもいいところに身を寄せたんですね。
というか、身を寄せるべくして寄せたというべきか。
白ひげとエースは、相似形の親子であり、お互いにかけた部分を補い合う補完関係の父息子であったんですね〜。
ああ、あの世で会えるといいですね、エースと白ひげ。
■立ち往生!!
そして、ついに白ひげ、大往生。
頭半分を失い、無数の傷を受けながらの、神々しいまでの立ち往生。
――その誇り高き後ろ姿には…
あるいはその海賊人生に
一切の“逃げ傷”なし!!!
というのが熱すぎるじゃないですか!
まさに神話になった大英雄。
大海賊エドワード・ニューゲート、ここにあり! ですね。
今、巨大な目標がブッ立ちましたね〜。
人として、ここまでの巨大さになれるのかどうなのか。
ルフィはいつか、あらゆる意味でこれ以上の男にならないといけませんって。
いつか白ひげを越えなければいけない。
今、とんでもない神話がデーンと誕生し、ルフィの将来の目標として提示されたのではないでしょうか。
巨星墜つ。
だがしかし、それはまぎれもなく新星誕生の呼び水ともなるはずです。
さぁルフィ、今はまだまだでも、いつかこの偉大な男や、兄の期待に応えねば!
白ひげが言った 「この世界に戦いを挑む者」 は、ルフィであると信じてます。
父ドラゴンである可能性もありそうですが、なんとなく違うんじゃないかな?って思うんですよね〜。
しかし、これはうまい決着がついたなぁ〜と思いましたよ。
《白ひげ》、《海軍》、《黒ひげ》と三者がぶつかりあった結果、誰かが決定的に飛びぬけたわけでもなく、それでいてちゃんと決着がついたように思うのですよ。
結果として白ひげが死にましたが、それは黒ひげがトドメを刺したのが最大の原因ではなく、白ひげの寿命と、これまでの数々の傷の蓄積が作用した 「時間切れ」 によるものだと思うのですよ。
とすれば、白ひげの強さも評価が落ちず、同時にその白ひげでさえ滅ぼせなかった海軍も、風格を維持できます。
海軍としては、エースをしっかり処刑できているというところも忘れてはいけませんね。
また、最後に手酷い反撃を受けてしまった黒ひげも、当の白ひげによって 「過信」 「軽率」 という 「弱点」 を突かれたことによるものだというフォローが入っていることで、実際の実力としてはほとんど評価が落ちません。
むしろあの白ひげなんだから追い込まれて当然。その白ひげに肉弾戦を挑むとは大したヤツよと、私なんかは評価が上がりました。
そして何より、あの放送ですよ。
あの世界へ発信された放送では、白ひげを討ち取ったのはまぎれも無く黒ひげとして放送されたわけです。
これは凄くでっかい効果なんじゃないでしょうかね〜。
まぁ宣伝効果がどんな結果を生むのか、この時代のことですからまったくわかりませんが、世間での評価は間違いなくとんでもない事になるでしょう。
そしてまた、その同じ放送によってなされた、白ひげの世界への爆弾発言。
命と引き換えに世界に嵐を巻き起こすって感じですものね〜。
こう考えてゆくと、三者ともにちゃんと得るものを得ている、というか、なんらかの結果を作り出し、評価を暴落させずに済んでいるという点で、これはなかなか凄いバトルだったぞーと思ったのですよ。
尾田っち、さすがですよ。
それにしても、この戦いは凄いものでしたね〜。
序盤のダイナミックな超決戦から、最後はまさかの展開の怒涛の連続。
最後は、黒ひげの劇的な登場に、時代を揺り動かす白ひげ大往生。
ああ、まだ戦いが終わったわけではありませんが、それにしてもドーンと放心させられるような、すごいものを見せられてしまった〜というような、そんな感じにひたってしまいますわ。
いったいこれから尾田っちは、私達をどんな世界に導いてくれるのか。
なんだかもう「どうにでもして〜ッ」って感じになっちゃいますな。
先週のめだかBOXじゃないけど、ああもう、メチャクチャにして〜って(笑)。
さてしかし、黒ひげはいったい何のためにこのマリンフォードに現れたのか。
その目的が凄く気になるところです。
かなり昔からこの計画を練っていたところを見ると、白ひげを討ったのは、言ってみれば行き掛けの駄賃。
いや、けっしてそれどころのスケールではないのですが、真の目的でもないと思うのです。
いったい、彼の真意はどこにあるのか。
そこのところが気になりますね〜。
もしかして、海軍殲滅?
いやいやいや〜、レベル6の囚人たちがいかに強かろうと、さすがにそう簡単には落ちないと思うのですが……。
さてはて、どうなることやら。
マリンフォード編、いよいよ終局が目の前のようです。
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