2010年03月03日

週刊少年ジャンプ2010年13号感想 後編

 はーい、ジャンプ感想後半戦です。
 さっそくいきましょ〜。

■ジャンプ感想、前編はこちら。




 後半の感想は、

・バクマン
・いぬまる
・スケダン
・トリコ
・H×H
・賢犬

 の6本でお送りいたします。



バクマン。

 トップを取るよりは打ち切られないことをまず考える港浦さんと、生活がかかったことで安定志向になってしまったシュージン。
 この二人がリンクを始めて、悪い共鳴を起こしているんじゃないかと思われる展開ですね〜。
 サイコーや高浜さんあたりはどうもそのへんに気づき始めているようなのですが……、なにやらこのままでは早々に打ち切られてしまいそうな雰囲気です。

 “子供が真似するようなギャグ”という武器を考え付いたわけですが、それもどうも付け焼刃な感じがいなめません。
 そうやって技術的な対処療法をやっていったとしても、根本的に何かが足りない気がするのですよ。

 最後の新妻エイジの言葉は衝撃ですね〜。

「もう読んでませーん」

 とは、「もう見切った。この漫画に明日は無い」 ということなのでしょうか。
 まぁ、いつもフェイクのうまいバクマンのことですから、捨てたと思わせておいて、新妻エイジは本気になるためにあえて読むのをやめたって事かもしれませんが。
 大場先生の手の内かもしれませんが、ほんと、どんどんタントが駄目な方向に行っているようにしか思えません。

 それはさておき服部さんが大ピンチ(笑)。
 岩瀬さんはお目が高いですね〜。
 たしかにこの服部さんほどカッコイイ、仕事のできる男はそうはいませんもんね〜。
 しかし、服部さんから見れば、岩瀬さんはまだまだ子供ってのがツライですね〜。

 さぁ服部さん、ここはどう答えるべきか。
 正直に答えては仕事が成り立たず、かといってウソをついてよいものかどうか。
 大人の対応ってヤツを楽しみにしています。
 さすが服部さん!ってヤツをね(笑)。



いぬまるだしっ

 ROOKIES の絵がそっくりでびっくり(笑)。
 一瞬友情出演かと思いました。

 しかし、たまこ先生へのセクハラはエスカレートするばかりですなぁ〜。
 幼稚園児から徐々にレベルアップしてゆき、ついに中年男性のまるだしまで見せつけるとは!(笑)
 徐々に成長したことで若干マイルドになってる気がするけど、ここだけ見たらとんでもない絵ですよね!
 たまらず後ろ向いてるたまこ先生に興奮せざるを得ません!(爆)



SKET DANCE

 そしてこっちでも安形先生にセクハラされてるたまこ先生(笑)。
 素敵なコラボでした〜。

 しかしこの、幼稚園児化したみんなの可愛いこと。
 特に、やんちゃすぎるボッスンが実にボッスンらしくて微笑ましく、『バリヤー』 の話とかもう最高(笑)。
 思わず安形先生と一緒にツッコむところでしたわ。

 またこの椿の可愛さは凶悪レベルですな!
 大きなお姉さん達が悶え苦しんでる姿が目に浮かびます。

 小品ながらも、粒の揃った良品の連発。
 最後の一本など、ネタ回で終わるかと思わせておいての綺麗な〆。
 これぞスケダンって感じの幸せな幕切れでしたね〜。
 いやぁ面白かった。



トリコ

 あーなるほど!
 トミーはお腹の中で昆虫を生体の状態で飼ってるのではなく、卵で保持していたんですね!
 なるほど、そう聞かされてみればそりゃそうでしょうとも。
 しかし、必要となるたびに食道内で瞬時に成長させる、というトンデモを、さらなるトンデモ、

「そだネ…

 あと1000匹くらいが限界かな…」


 というセリフで理性を振り切ったのはさすがのハッタリ。
 1匹生み出すごとに、普通の人が 25km 走ったのと同等のカロリーを消費すると言った上でのことですからね〜。
 このレベルまでくると爽快になってくる、実にトリコらしいハッタリ術です。

 そして、“挑発”も通じず、“情”も効かず、あくまで命を懸けて勝負するしかなくなるトリコ。
 他の道を次々絶たれたことで、必然的に決戦となる流れが実に熱い。
 ぶつかり合う、トリコの攻撃と、トミーの蟲の嵐。
 壮絶。
 気味の悪い虫の嵐なんて、決して美しくは無いはずなのに、どこか不思議な美しさを感じちゃいます。
 ここ、アニメになったらどんなんなっちゃうんだろうって想像が膨らみますよー。

 そして、驚愕。
 トリコがなんと、全身を蟲につつまれ……消滅!?
 まぁ恐らくクレバスに落ちて助かってるとかだと思うのですが、さぁここからどうやって逆転劇を見せてくれるのか。
 そこが楽しみですねー。



HUNTER×HUNTER

 ネテロ会長、自爆!
 まさかの自爆テロ!!
 キメラ・アント事件によって出る被害の予測が、最小で500万だったわけで、この超小型高性能爆弾“貧者の薔薇”がこれまで奪ってきた命が512万という、この数字の一致は意図的なものとしか思えないわけです。

 人と蟻でどこが違うのか

 そう、同じなんでしょうね。結局は。
 お互い、それぞれの都合のため他者を殺し、食って生きるしかない。

 ここまでちょっとずつ蟻側に感情移入させ、共存もアリか? と思わせたところでの、この、どんでん返し。
 これはキマリましたね〜。
 種としての敵だから共存できないのではなく、感情移入できるくらい似た者同士だからこそ共存できないのではないかと。
 そう疑問を投げかけているような気がします。
 いや、むしろ毛嫌いしてきた蟻のように、人間だっておぞましい生き物なのではないかと。

 プフの見せた醜い顔と、今週の会長のおぞましい顔は、似たものとして私には見えましたよ。
 どちらも、人知を超えた領域の悪意の顔に見えますが、実はとても人間らしい情念の現れではないですか。

 さぁ、ここまで描かれたって事は、『共存エンド』 はなさそうな感じですね〜。
 いったいどうなってしまうんでしょう。
 王はあのまま爆死してしまったんでしょうか。
 灼熱の爆心地で見つけたものは、これはなんなんでしょうか。
 最後から2コマ目がよくわかりません。
 そして、最後のチョウが意味するものとは?

 しかし、ネテロ会長。
 何重の手を打っていたことよ。
 この戦場を選んだのも、王を地下に落としたのも、全てはこの爆弾のためだったのかって思うと、その策士ぶりには舌を巻きます。
 王の読みなど、まだまだ子供ではないかと。
 ともかく、ネテロ会長、よくぞ戦ってくれました。
 感謝の正拳突きを捧げます。



賢い犬リリエンタール

 ぬわー! ラストか!
 ついにラスト掲載か!
 完全に打ち切りゾーン突入に愕然としてしまいました。
 ぬー、なんかの間違いであって欲しい。
 が、まぁ次の改変期まではちょっと間があるハズなので、ぜひその間に持ち直して欲しいものです。

 さて、物語はそんなピンチにちょうどいい対決ものがスタート。
 令一郎が意外とどうでもいいような理由で勝負をふっかけてきたのには笑いました。
 いや、本人にしてみたらけっこう腹に据えかねるのでしょうけどね(笑)。

 さぁ、兄上の本気がついに炸裂でしょうか。
 第一話では、サングラス組の銃を瞬時にバラバラにしちゃいましたもんね。
 いったいどういう実力を披露してくれるのか。
 次回が楽しみです。

 あとそうそう、今週けっこうポイントが高かったのがボンボン組のピエトロ君でした。
 便所掃除させられて、あらためて普段掃除してもらってるありがたさを噛み締めちゃうあたり、可愛い所があるじゃないですか。
 やっぱりこういうところがリリエンタールですよね〜。
 みんな結局いいヤツなのです。

 さて、ただの助手かと思っていたオリガさんも、実は只者ではなかったことが判明。
 これはなにやら不穏な気配がしてきましたぞ〜。
 令一郎、実はオリガさんに利用されてる?



まとめて

 白ひげが特攻したかと思えば、山本総隊長が総員死なばもろともの攻撃をしかけ、そしてネテロ会長が自爆テロを完遂する。
 なんというジャンプか。
 老いた戦士が己を犠牲とし、若き希望に未来を託す。
 各作家が申し合わせたハズもなく、あからさまに流れがシンクロしています。
 たま〜に不思議なネタリンクの発生するジャンプですが、ここまで明確にでっかいシンクロは珍しいですね〜。
 それも、各作品のキモとなるような位置ですし。

 さて、来週はそのワンピが帰ってくるんですね。
 ドキドキ……



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posted by BOSS at 22:17| Comment(3) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、今週はワンピなくて寂しかったですが、その寂しさが一気に吹き飛びました。
ハンターです。
ええ、会長の笑顔(狂気を含んだ)に心底
ゾっとしました。これが人間か。
これが人間の本性なのか?!って。

先々週まで人間との共存の可能性が見えてきたと思っていたのに(泣)


王(メルエム)は生きてるんでしょうか?
仮に生きてたとしても戦争はさけられそうに
ないですね。

個人的にはエースが死んだ時により衝撃を受けましたよ。
Posted by かな2 at 2010年03月03日 22:35
スケットダンスについてですが
ビスケットダンスではボッスンと椿は一緒に住んでる設定ですね
またボッスンは父親のリョウスケの言いつけを守っています

…つまり言いたいのはビスケットの世界では桐島夫妻が生きてる可能性が高く、つながりのある家族生活してんだろうなと思っただけです
Posted by 跳祭 at 2010年03月04日 01:23
>かな2さん

 おひさしぶりで〜す。
 ほんと、これまでの和解を思わせる流れを、一気に吹き飛ばす凄い衝撃でした。

 個人的には、あの凄まじい悪意のこもった会長の笑顔は、王から見た「人間の怖さ」「異種族生命への距離感」を表しているものであって、会長の人格が邪悪だったということではないんだろうなと受け取りました。

 なんというか、キメラ・アントを見て人間が「恐ろしい!」と感じるように、人間を見てキメラ・アントも「恐ろしい!」と感じる面があるんじゃないかと。
 そんなことなんじゃないかなぁ〜と思うんですよね。
 人間の本性は邪悪なものだと言っているのではなくって、人間も蟻も実は一緒で、ただ異種族という距離がそこにあるだけなんじゃないかと。
 でも、その距離と言うものが絶対的で、どうやっても共感することができないんだよ、とか。
 そんな感じなのかなぁ〜と感じました。
 まぁでもそう思わせておいてまたひっくり返してくれるかもしれないのが冨樫先生ですね(笑)。

 ほんと、凄い衝撃のストーリーをひっさげて帰ってきてくれたものです。


>跳祭さん

 おー、桐島夫妻が生きてるかもしれないパラレルストーリーと。
 よく気づきましたね〜。
 しかし、それはたしかにありそうですね。
 いつかまたどこかで描かれることがあったとしたら(4コマとかでありそうですね)、今度はそっちのほうもお願いしたいものですね。
Posted by BOSS at 2010年03月10日 22:33
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