2010年03月02日

ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.108 “闇夜の蠢き”

 おっとー、先週とはうってかわって凄い前のほうの掲載ですねー。
 思わず小躍りしちゃいそうなんですが(笑)。
 これはあれか……銀魂あたりとシャッフルされただけなんですかね?
 来週はまた後ろのほうなんじゃないかとドキドキしてしまいます。

 そんな感じで、週刊少年ジャンプ2010年13号収録分の感想です。

■ジャンプ本誌感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意!】





感想小タイトル
■ジュナスが妙にかわいいぞ
■W.I.S.E 集結!
■カブト、覚醒



■ジュナスが妙にかわいいぞ

 場面変わって、影虎さんと追いかけっこのジュナス&カプリコ。
 3日も追いかけっこしとは、そのタフさに呆れますな。
 しかし、そのタフな二人以上に凄いと思っちゃうのは、カプリコがよく3日もガマンしてるよな〜ってとこなんですよね(笑)。
 なんといってもまだまだ幼稚園児くらいのカプリコなんですから、さぞかし辛かったりむずかったりして、ジュナスを悩ませたことだろうって想像しちゃうんですよね〜。

(俺がガキの面倒見てる時も

 じっと距離を保ったまま

 舐めやがって)


 ってことは、ジュナスさん、かいがいしくカプリコのお世話してたんですね〜。
 食事を作ったり(盗んだり?)、トイレにいかせたり、着替えさせたり、寝る時はおんぶしながら静かに走ってたんじゃないかな〜とか妄想すると、ジュナスさんが急激に可愛く見えてきちゃいます(笑)。
 うむ、これはいいコンビですなっ。

 そして、猟犬のようなしつこさで、着実に追尾してきた影虎さん。
 祭先生からの電話で作戦終了。

「楽しくなってきたんですけどねぇ」

 って、この人もこういうのとことん好きですなぁ(笑)。

 去り際に、あばよって感じに軽く手を振って帰ってゆく後姿がかっこよすぎ。

(いずれ決着はつける

 お前とは必ず…!!)


 おー、いいですね〜。
 硬派対硬派。
 武闘派対武闘派。
 素敵なライバル認定がされました。
 そう、リリエンタールと紳士ウィルバーが憧れる、あれですな(笑)。
 これから、「相手のピンチに高い所から現れ」 たり、「渋いニヤリの交換」 ができるかと思うとワクワクしてしまいます(笑)。



■W.I.S.E 集結!

 おー、ふたりとも新キャラでしたかー。
 一人はグラナさんをつけねらう氷のバースト使いにして、グリゴリ出身者、03号
 もうひとりは、猟奇連続殺人犯にして、物体に潜行する不思議な PSI 使い、鬼瀬鋭二
 どちらもキャラ的になかなかクセがありそうで、しかも能力としても応用範囲が広そうな面白さがうかがえます。

 しかし、個人的に驚きだったのは、3人目の新キャラ。
 弥勒の脳に直接響いてきたトランス通信の主は、どうやら弥勒たちの“アジト”で待つ情報担当の少女(?)。
 どうやら、千里眼か、あるいは千年万華鏡のような幻視(ヴィジョンズ)を持っているらしく、遊坂の死や新参者二人の登場を察知し、さらには将来遊坂が裏切ることも察知していたようです。

 弥勒が、

(確証は無いだろう)

 と反論しているところからすると、さほど信頼が置かれている強烈な予知ではないようですが、本人は自信たっぷり。
 おそらくかなりの能力者なのでしょうね〜。
 エルモアばーちゃんだけでなく、敵にも予知者がいたとは。
 これはなかなか大変な戦いになりそうです。

 また、

(多少の誤算はありましたが

 僕らの計画は予想よりも早く進行しています)


 というセリフは、歴史が加速したことを受けてのものなんでしょうね。
 本来の歴史で起こるはずの“宣戦の儀”が、大幅に前倒しされ、1年以上早いこの時点で弥勒はマスコミに顔をさらしたわけです。
 彼らの本来の計画では、やっぱり宣戦の儀をやるつもりだったんでしょうけどね。
 今回のこの事態を受けて、「やる必要も無い」 と計画変更する事になってゆくのでしょう。
 着実に歴史は変わっているんですね。
 いったいこの歴史は、どこへ行こうとしているのか。
 あいかわらずスリリングなSFしてますよ〜。


 あと、今気づいたんですが、あのまま影虎さんがジュナスを追跡してたら、この場面に突っ込んでかもしれないんですね!
 このトランス使いからジュナスに連絡が飛び、ここに引き込むよう指示が出るというのは、凄く 「ありそう」 なシーンです。
 あっぶねー。
 祭先生、いいご判断でした。

 しかし、うん、今までロリっ娘しかいなくって女っけの足りなかったワイズに、僕っ娘参入ってだけで潤いのあるチームに見えてきましたぞ(笑)。



■カブト、覚醒

 そして、どこかの映画館の屋上で、イアンとカブトのふたり。
 どうやらカブトに“イアン式ライズ”の修行が施されていた模様。
 おー、あの、面倒くさいこと大嫌いのカブトが、ですよ(笑)。

 全身の傷跡は、ドルキ戦の火傷の後遺症かと一瞬思いましたが、調べてみたら、現代に帰る時の顔はすっかり綺麗に治ってたんですね。
 ってことは、あのカブトが相当に激しい修行をしたってことですよね。
 大したものじゃないですか。
 カブトをこんなに変えたのは、アゲハなんですかね、やっぱり。
 オジキの悲劇を目の当たりにしたことも大きいでしょうね。
 いい加減だった少年が、試練を経て大きく変貌を遂げる。
 いや〜、なんか嬉しくなっちゃいますね〜。

 さて、その能力とは。

「倒すだけが勝負じゃないってね」

 という言葉が謎めいてますね〜。
 自信満々の様子といい、かなり気になります。
 後ろの人影のようなものが、カブトのスタンド(違)なのでしょうか(笑)。
 これは次のカブトの見せ場が楽しみになってきました〜。
 


■ジャンプ本誌感想はこちら→前編



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■PSYREN‐サイレン‐の謎
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その08 「灰化する死」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その07 「薄明るいサイレン世界の夜」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その06 「タツオの放浪期間」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その05 「現在と未来の同調性」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その04 「ゲーム主催者」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その03 「ニセ刑事の正体」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その02 「電話の声」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その01 「噂の発生源」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 【序文】



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posted by BOSS at 22:51| Comment(4) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「相手のピンチに高い所から現れ」 たり、「渋いニヤリの交換」 ができるかと思うとワクワク>わぉ!カッコイイですね!!
ただライバルというだけでなく互いに幕引きが惜しくなるくらいの関係になってほしいです。
敵なのに、友に近いような…
熱いですね!妄想が膨らんでしまいます!

オジキの悲劇を目の当たりにしたことも大きいでしょうね。>あぁナルホド!
その事も深い要因ですよね。
オジキはDVDの内容が消滅した事によって安否が判らず…ずっと心配です。

久しぶりのイアン&カブト カッコ良かったですV
Posted by 如月宵姫 at 2010年03月03日 02:13
普段特にサイレンに思うところって無いんですが遊坂が敵方でも危険人物として
扱われてたことにニヤリと出来ました
キャラクターの人格の補完が本筋とは
別のところで補完されてるってのは作劇の妙だなと
Posted by フーマッハ at 2010年03月03日 19:18
毎週ジャンプ感想をチェックさせていただいております!
私は特にPSYRENが好きでして、同じく掲載順位にハラハラしているものです。
未来と現在行ったり来たりしてるからって掲載順位まであちこちさまよわなくていいのに・・・・!

以前のドリフト時の未来ではマツリ先生がウイルスにかかってしまって治ってなかった=遊坂を倒せなかったのに五星将にいなかったっていうのは今週号で明らかになった『遊坂はいずれ裏切り弥勒に殺されていた』という確証のない発言があったからなのでしょうかね。
敵さんも戦闘系っぽいのが二人、サポート系と思われるのが一人増えて、マツリ先生や影虎さんを味方側に入れても、希望百%にしないところが作者の上手いところですね!

今回の影虎とジュナスを見るとこの二人は必ずぶつかると思うのですが、そうなると一対一になるとどういう構図になるんでしょうかね。
私は

弥勒vsアゲハ(主役悪役メイン同士)
グラナvsマツリ先生(以前の未来のグラナのセリフから互角勝負ができる?)
ジュナスvs影虎さん(今週号より)
カプリコvs朧(朧が味方でいてくれるかわからないけど、核や禁人種に対する対応を考えると適任)

ぐらいは想像できるのですが、敵キャラ新登場の三人とシャイナ、過去の変化より未来も変わってドルキ(生存?)たちとスタンドのついた(笑)カブト、ヒリューとタツオ、雨宮さん、イアン、あとエルモアウッドたちがどうなるのか想像つきません。

何かしら予想があるようでしたらお聞かせ下さい。
Posted by 佐久間鳳 at 2010年03月03日 20:33
>如月宵姫さん
>ただライバルというだけでなく互いに幕引きが惜しくなるくらいの関係になってほしいです。敵なのに、友に近いような…

 おー、その通りですねー。
 だんだん敵方のワイズが描かれてくるにつれて、みんなとっても魅力的になってきましたからね。
 ただ殺してしまうのも、なんかそれは違うんじゃないかと思えてきちゃいます。


>フーマッハさん

 ですね〜。
 転生の儀のあたりで遊坂さんが死んだっぽいことがこれでフォローされたようですし、なかなか面白い技法を使うな〜と思いました。


>佐久間鳳さん

 どもはじめましてー。

>未来と現在行ったり来たりしてるからって掲載順位まであちこちさまよわなくていいのに・・・・!

 上手い事を(笑)。

>希望百%にしないところが作者の上手いところですね!

 まったくですねー。
 敵も味方も歴史を変化させながらも事態を前進させ、しかし一進一退の好勝負……か、あるいは敵有利って感じですね。
 うまい緊迫感をキープされています。

 おー、一対一の対決構図ですかー。
 考えたことはなかったのですが、そうですねー。

 影虎ジュナス、アゲハ弥勒、祭グラナは私も賛成ですねー。

 あとの組み合わせですが、なるべく子供達は現代では戦いに参加させたくないなぁ〜と思っているので、この際除外させていただくとして(彼らは未来世界で弥勒らを倒す役割じゃないかなぁと)、問題はヒリューとカブト、雨宮さん、イアンですかね。

 雨宮さんにはやっぱり女性同士でもあり、トランス使い対決ということで新キャラのひとり(男の子かもですがw)。

 カブトはその能力がどう進化したか不明なのですが、シャイナがいいのかなーと。
 彼のテレポート能力を回避するには、予知系以外にないんじゃないかなというのが私の選んだ理由ですが。

 そしてヒリューくんには、まぁここは美しくドルキさんといくんじゃないですかね。
 やっぱりヒリューくんとドルキさんは似ているオーラがあると思うのです(笑)。

 で、新キャラの連続殺人鬼は、キモ系キャラ対決ということで、イアンを。
 プライドの高い者同士、意外といい罵倒合戦とかが始まっちゃうのではないかな〜と(笑)。

 そして、余った氷使いですが、ここでダークホースのタツオを登場させてあげたくなりました。
 一応銃対決になりますしね。
 もし朧がタブーの体を押して現代に帰ってこれるなら、タツオのほうがタブー化が浅い分楽に帰れるはずですし、カードが見つからなかったとしても、なんとかしてネメ姐さんに再発行してもらえないかな〜なんて。

 まぁ、ざぁーっと思いつきだけで組んでみました。

 しかし、ほんとサイレンこれからがどんどん楽しみだってのに、毎週毎週連載位置がスリリング過ぎますよね〜。
Posted by BOSS at 2010年03月10日 22:19
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