2010年03月01日

週刊少年ジャンプ2010年13号感想 前編

 新連載 『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談』 が表紙を飾る13号。
 ちょっとムヒョロジの匂いがしますか?
 都市伝説ものだけに、“13号”ってあたりがよくデキてますね〜(笑)





 前半の感想は、

・【新連載】四ッ谷先輩
・ナルト
・ブリーチ
・ロックオン
・サイレン
・ぬら孫
・こち亀

 の7本でお送りいたします。



【新連載巻頭カラー】 詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談

 古館春一先生の新連載。
 最恐の怪談で学校を悲鳴いっぱいにすることを目指す、謎の生徒・四ッ谷先輩と、ごく普通の女子・中島真が出会う恐怖の事件簿……といったところでしょうか。

 怪談・オカルト・都市伝説といった、私の大好物がテーマなので、昨年の読切で読んで以来ずっと楽しみにしておりました。
 改めて読んでみて、これはまたテクニカルで面白い着想ですね〜。
 バトルじゃないし、推理でもないのに、なんかバトルで推理で、そしてちゃんと王道っていう気がします。
 噂話で真相をあぶり出し、みつけた犯人を今度は心理的に追い詰め、演出と語りで恐怖の世界に追い落とす。
 なかなかスリリングで面白く、またまた思わず引き込まれてしまいました。

 読切でも感じましたが、演出のメリハリがいいですね〜。
 特に今回は、クライマックス、犯人の針子先生に少女たちがしがみつくシーン。
 めくってドーンと現れる少女の顔は、子供にはちょっとキツいものがあるくらいのインパクトだったんじゃないでしょうか(笑)。

 またロジカルなストーリーもよくできていて、三人の少女とミカちゃん人形それぞれ足りないパーツがあって、あら、ちょうど針子先生の四肢をあわせれば帳尻があうじゃないっていう残酷な計算のあたりなどはゾクゾクきました。

 キャラクター面も、怪しげで魅力的な四ッ谷先輩に対して、視点役兼驚き役・中島真ちゃんがなかなか親近感のわく可愛さでよろしい。

 ヒキもしっかり次回に繋がっててグッド
 こういう一話完結型っぽい怪談モノにしては、読者を一話目の勢いのまま、次に引っ張り込む力を感じました。
 読切を読んだ限りでは、これだと連載にはしにくいんじゃないかな? と思っていたのですが、なるほど、こういう形でどんどん次の怪談につなげてゆけたらいいかもしれませんね。
 なかなかしっかり練りこんだ一話です。
 できたらこのクオリティでつぎつぎと読んで行きたいのですが。
 時間との戦いでもある週刊連載で、いかにこの品質を保つことができるか。
 そこが勝負の分かれ目じゃないかな〜と思います。

 しかし、読切ではあんまり思わなかったのですが、ムヒョロジの西先生の絵にすごく似てきましたね〜。
 元アシさんなんでしょうか。
 それとも、やっぱりジャンプの恐怖漫画というのは目指すところが一緒になってくるんでしょうかね。

 とりあえず、かなり期待できそうな感触がありましたので、今後も四ッ谷先輩を応援して行こうと思います。



NARUTO-ナルト-

 おおー。
 サクラの涙に思わず同情して涙してしまう香燐。
 なんか、最近急に香燐が魅力的に見えてきました。
 この間の走馬灯が、ほんのり切ない感じだったのが効いてますね〜。
 そして、他人(敵)の涙に反射的に涙できるっていう、この人の良さ。
 うむ、いい奴じゃないか。

 そして、あれよあれよとナルトが登場して、第七班全員集合。
 さぁ、ナルトはこのサスケを前にして、いったいどういう事を言ってくれるんでしょうかね〜。
 次回が楽しみ。

 しかし、サスケの身になって考えたら、この状況は一秒でも早く逃げたほうがいいと思うぞ(笑)。
 話とか聞いてる余裕はないと思うんだぜ〜ィ。



BLEACH

 なんか最近のブリーチは凄くよくできているぞー!と感心してしまった一話。
 正直、とても面白いです。

「腹に刺さった斬魄刀の

 霊圧を読み違う事などない」


 というキメ台詞。
 ほとんど根拠などないはずなのに、めちゃくちゃ説得力があるじゃないですか。
 これが貫禄の力押しという奴か(笑)。

 そして、決定的な隠し玉。
 これまでほとんど何もしなかった山本のお爺ちゃん。
 すっかりボケちゃったんじゃないの?とか思っていたのですが(笑)、とんでもない。
 あろうことか、最初から全員相討ち覚悟の自爆作戦!
 なるほど、最初からこれを狙っていたのか〜と感心しきりです。
 これまで何やってたんだ〜という当然の疑問を、オッソロシイ謎解きで回答してくれましたね。
 これは痛快。

 奇しくも、今週のネテロ会長と丸かぶりというのが惜しいところではありますが、これもそういう季節なんでしょうな!
 ジャンプには往々にしてこういう不思議リンクが発生するもんなんですよね。

 しかし、ところがどっこい。
 なんとここでワンダーワイスが真価発揮。
 対山本元柳斎のためだけに改造された改造破面だったとは。
 このような状況も当然のごとく準備していた藍染の勝利といったところでしょう。 

 さて、この大ピンチ、いよいよ浦原さんや一護パパンたちのご登場でしょうか!?
 ここのところ一話一話が濃くってとても面白いです。



【センターカラー】 LOCK ON!‐ロックオン‐

 おー、一話目よりもこちらのほうが個人的には面白かったですぞ。
 表情を読み取り、ブラのサイズを見抜くのはまだしも、3分間ジャンケンで勝ち続けるというのが人間離れしまくってていいじゃないですか。
 しかも、目さえよければ可能かもしれないっていう、現実味をちょこっと感じさせてくれて、これは面白い能力だぞと思えますね〜。
 
 ただしかし、それでいったいこの漫画はどこへ行くのだ? という点に関してはまだまだまったく掴めず。
 とりあえず真田くんの能力はわかったようなので、次あたりから本題ですかね?



PSYREN−サイレン−

 別エントリーにて。



ぬらりひょんの孫

 いや〜飛ばしてますねー!
 いい展開しています。

 一方的になぶられる展開ながらも、土蜘蛛の小指を斬り落とす祢々切丸。
 そして、少しだけ垣間見える、リクオの才能の片鱗。
 そのふたつに畏れを抱いたのか、一瞬だけ鏡花水月に騙される土蜘蛛。
 そして、何度こっぴどく打ち据えられても立ち上がるリクオに、思わず、

「……なんなんだおめ――

 なぜ 壊れない!?」


 と、質問してしまう土蜘蛛。

 ん〜、いいですね〜。
 圧倒的ななぶり殺しでありながら、その強者をジンワリと恐怖させる。
 思わずゾクゾクしちゃう展開ですよ〜。
 
 そして、まさに王道展開。
 つららがここで人質に!
 文字通りつまみ上げられるつららが全力でヒロインしております!
 そして、第二の封印で待つと言って、立ち去る土蜘蛛!
 いや〜、これぞ王道ですね〜。
 心地良いくらいに少年漫画です。

 で、待ってましたと、ここで教師役、牛鬼登場ですか〜。
 牛頭馬頭コンビも来てるんですかね?

 さぁリクオ、昼と夜の力を合わせて、ここでさらなるパワーアップと行く感じですかね。
 京都編はまだまだ序盤だと思っていたのですが、なんかしょっぱなからテンション飛ばしてますねー(笑)。
 いや〜面白い。



こちら葛飾区亀有公園前派出所

 「常識」 といわれましても、私が中学生の頃、さすがに加藤清正とかは習った覚えがないですね〜。
 まぁ、日吉丸は、名前がコロコロ変わる戦国武将の代表格として教えてもらって記憶もありますが。
 基本はシンプルに、信長、光秀、秀吉、家康の四人で“下克上”を習い、加えて代表的な人物として信玄、謙信のふたりが教科書に出てきたのみだったような気がします。
 戦国時代はきっと楽しいだろうな〜と期待していたら、案外ものすごくあっさり授業が戦国時代を通り過ぎてガッカリだった記憶があるんですよ(笑)。

 で、さらに、聞く所によると、最近の授業じゃそういう人物名もほとんど出さないそうじゃないですか。
 なんか、軍国主義につながる英雄崇拝をさけるとかいう理由らしいと聞きましたが(ホントかどうかは知りませんけどね)、歴史上の人物をほとんど出さずに歴史授業が行われていると聞いてびっくりしたものです。
 そんなんで、子供達は面白いのか?と。
 年号とか出来事の名前だけ羅列的に覚えさせられる授業は苦痛でしたが、少なくとも人物のエピソードをいろいろ話して聞かせてくれる先生の授業は、けっこう面白かった記憶がありますからね〜。

 まぁその教育のよしあしは置いておくとして、それじゃ、今回のこち亀の話って、中学生にもチンプンカンプンってことになってないだろうか? と、ちょっと思ってしまいました。
 実際のところ、どうなってるんでしょうね〜、最近の教育現場は。

 しかし、あいかわらず婦警たちの両さんへの態度がヒドすぎる(笑)。



 あ〜、ワンピがないとすごく寂しいですね〜。
 まぁしょうがない。
 後半に続きます。



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posted by BOSS at 22:59| Comment(0) | TrackBack(3) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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