2010年02月25日

ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.107 “死に様”

 ストーリーもスリリングなら、順位変動も激動でしょっちゅうハラハラさせてくれるサイレン。
 いや、そっちのほうは頼むから安定してください!(笑)
 
 というわけで、週刊少年ジャンプ2010年11号収録分の感想です。

■ジャンプ本誌感想はこちら→前編後編

【コミック派ネタバレ注意!】





感想小タイトル
■なんともないは、なんともなくない
■雨宮さんの恥じらい顔は最大級の爆弾です
■遊坂、散華
■作戦失敗……そして新たな敵?



■なんともないは、なんともなくない

 やっと遊坂を倒したアゲハ。
 倒した、と言うよりは、アゲハの手に感じられたザワ・・・という不穏な感触は、やっぱり 「殺した」 というものでしょう。
 実際は遊坂はここでは死んでないわけですが、アゲハとしては禁人種以外の人を、初めて確たる殺意をもってやっつけたわけです。

 その様子を気にかけた祭先生に、

「ああ 別になんともない

 やらなきゃならなかったからやった

 ――ただ

 それだけだ」


 とは答えたものの、アゲハもさすがに動揺しているか、もしくは心の痛みを覚えているようですね〜。
 やるとなったら心は揺れず、至極冷静に引き金を引けるようなアゲハですが、こういうところはまだやっぱりこちら側の人間なんだなぁと。
 痛みに耐える様子のアゲハに同情を禁じえませんが、それと同時になんとなく安心も覚えます。
 ああ、まだこいつはおかしくはならんなと。
 この痛みを覚えている限りは、どこかへ行っちゃったりはしないんだろうなと。 



■雨宮さんの恥じらい顔は最大級の爆弾です

 それはそうと、アビスだった頃の自分をすべて覚えていた雨宮さんに悶絶(笑)。
 アゲハにおんぶされながら、自分の全てをさらけだしてしまったことに乙女の恥じらいッ!
 
「夜科に

 私の心全部見られちゃった

 夜科にだけは

 知られたくなかったのに

 恥ずかしい―――…」


 ウハハハハハ。
 なんという大サービス!
 なんという羞恥プレイ!

 たしかに、これまで秘めていた気持ちをあんなドッカンドッカン暴露されちゃっちゃあ、裸を見られるより恥ずかしいでしょうって!
 いったいこれからアゲハに、どういう顔で話していったらいいんだか、わかんなくなっちゃいますよね(笑)。

 これからはそうすると、アビスが出るたび、こういう雨宮さんの最高の恥じらいモードが拝めるのでありましょうか。
 うは〜それは素晴らしい戦闘後のご馳走ですな!
 やれ!どんどんやれ!(笑)

 つかしかし、アゲハの御仁はどう思ってるんでっしゃろか。
 いやまぁ、今はそれどころじゃないんでしょうが、日常パートに戻ったらとたんに雨宮さんへの応対に困ったりなんかして(笑)。
 今からそんな 「夜雨日常モード」 を妄想してニヤニヤの BOSS でありますwww<キモチワルイ



■遊坂、散華

 PACSコントロールシステムを発見し、チップ融解によって弥勒らを無力化させようとするアゲハたち。
 しかし、そうは問屋が卸さない。
 遊坂、やってくれましたね〜。
 ここで、ニトログリセリンのトンボを大量生産し、死なばもろともの大爆破。


アバヨ クソガキ

覚えておけ

これが 俺だ



 敵ながら、実にアッパレ。
 アゲハたちの作戦を、まるごと崩壊させてくれちゃいました。
 試合に勝って、勝負に負けたとはこの事か。

 そして遊坂というキャラは、敵キャラとしても見事な最期でした。
 最期の最期まで、弱体化どころか、キャラ的にまったくヘタレたり軟化したりする気配もない、見事なまでの悪人道突っ走りっぷり。
 すがすがしいくらい、一本筋の通った殺人者でしたね〜。
 サイレンの歴史に残る名悪役の死であったように思います。
 また、ここまで綺麗に悪人道つっぱしられると、そいつに引導を渡したアゲハへの、読者の心象も悪くならないで済むってのもありますしね。

 

■作戦失敗……そして新たな敵?

 グリゴリに潜入し、弥勒たちを止める最終手段をゲットする。
 その作戦は完全失敗。
 しかも、昔の弥勒に一番近かった射場さんも死亡。
 アゲハたちの手に残ったのは、昔の弥勒たちがここにいた、という情報だけ……でしょうか。
 アゲハではありませんが、いったい何のために戦ったんだ…という喪失感にさいなまれてしまいますわな〜。

 しかし、ものは考えよう。
 見方によっては、歴史がひとつ、大きなところが変革されたんですよね。

 それは、祭先生を苦しめるはずだった、遊坂を倒したこと。
 これによって、リバースディ時に祭先生が倒れることもなく、その後、文明崩壊後に発生するグラナ&シャイナ戦で、祭先生は全力で戦えるということになったわけです。
 まぁ実際それであのグラナに祭先生が敵うのかどうかは、見当もつきませんが、これはアゲハ側の勝利と言って良いでしょう。

 そうそう、これって、雨宮さんがふと思いついた例の 「歴史の強制力」 を見事に振り切った、ということになるんでしょうかね。
 いや、元からそんなものはないのかもしれませんし、あるいはまたこれからも次々とそういう 「歴史の強制力」 との戦いが発生するのかもしれませんが。
 この 「歴史の強制力」 については、今後も気になるところです。


 あとは、まぁこれは歴史云々とは違いますが、雨宮さんの中のアビス顕現ってのが今回最大のポイントですね〜。
 これから雨宮さんがいったいどんなんなっちゃうのか、ハラハラ&ドキドキワクワクってなもんです。

 そして、ついに殺っちゃったアゲハ。
 PSI 的に大きな成長を遂げたこもとありますが、それ以上に大きな精神的変化が起きたのが今回の戦いでしたね。
 祭先生ではありませんが、いったいこれからどこへ行くというのか。
 こちらもハラハラ&ドキドキワクワクってなもんです。


 さて、一方の弥勒&グラナ。
 団員募集に応じて現れた新たなふたつの人影。
 これはシャイナとドルキ……にしては、ちょっとシルエットが違うような?
 クサカベさん……ともちょっと違う印象ですし。
 新キャラですかね〜。
 もしかすると、歴史の改変によって五星将が増えちゃって、十星将とかになっちゃうのかもしれません。
 歴史の改変によって、アゲハたちが弥勒たちに迫っていっているのと同時に、弥勒たちもまた勢力を伸ばしてしまってるのかもしれませんね〜。
 だとしたら、なかなか運命の糸というヤツは、皮肉なつむがれ方をするものです。


 さぁ、次はいったいどこに話が進むんでしょうかね。
 


■ジャンプ本誌感想はこちら→前編後編



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■PSYREN‐サイレン‐の謎
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その08 「灰化する死」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その07 「薄明るいサイレン世界の夜」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その06 「タツオの放浪期間」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その05 「現在と未来の同調性」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その04 「ゲーム主催者」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その03 「ニセ刑事の正体」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その02 「電話の声」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その01 「噂の発生源」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 【序文】



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posted by BOSS at 22:49| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「夜雨日常モード」 を妄想してニヤニヤ>私めはニヨニヨしております。
アビスの存在が以後ストーリーにどう影響するかも楽しみですV
…結局どう転んでも妄想は夜雨にしかイキませんがW

「歴史の強制力」 を見事に振り切った>祭先生が生き残った事により影虎さんも生き残るハズ…!!
未来の悲劇が塗り替えられた(と思いたい)のだから、今回全く得る物が無かった訳では無いと思います^^*

一抹の不安と一縷の望み…PSYRENからは目が離せないですV
Posted by 如月宵姫 at 2010年02月26日 01:06
>ニヨニヨ

 思わずニヨニヨという言葉を調べてきたBOSSであります(笑)。
 なるほど、私の感覚もニヨニヨに近いようでw

>影虎さんも生き残るハズ…!!

 ですねー!
 あ、でもあの祭先生の特攻がもうちょっと違う形になるとしたら、影虎さんのあの熱烈な告白もなくなっちゃうのかな?(笑)
 それはそれで残念な気もしますが……。
 いやまぁ、ふたりには生きて愛を成就して欲しいものですよね!

 ほんと、今回の戦いは一見無駄に思えて、凄い影響を与えているんじゃないかという面白さがありますね〜。
 まったくもって、目が離せません!
Posted by BOSS at 2010年02月28日 23:48
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