2010年02月24日

週刊少年ジャンプ2010年12号感想 後編

 ということでジャンプ感想後編です。
 今現在、午後7時を過ぎたところなんですが、復活したはずの Seesaa さんの調子がまたおかしくなってきました。
 困りましたね〜。
 これではエントリーもできるんだかどうなんだか。

 まぁとりあえず本復活を祈って、こちらはせっせと感想書き上げてゆくことにいたします。

 ・・・・・・・・・・・・

 そして4時間後。
 なんとか動き出しているようです。
 若干の重さはあるものの、ひとまずエントリーはできるようですね。
 ちょっと安心しました。
 しかし、この調子だとまたすぐメンテが始まるんじゃないかなぁ〜と不安です。
 早く、本来の調子に戻って欲しいものです。

 ということで、とっとと感想行きましょう。

■ジャンプ感想、前編はこちら





 後半の感想は、

・銀魂
・H×H
・賢犬
・バクマン
・保健室の死神
・サイレン
・【打切】彼方

 の7本でお送りいたします。



銀魂

 げ、下品なッ!
 まぁ銀魂がオゲレツなのは今に始まった話じゃないですな(笑)。

 しかし、かぶき町の四天王なんて設定、すっかり忘れてました。
 いつの間にか銀さんってば、凄い悪名があがってたんですね。
 そのわりに仕事がほとんど舞い込んでこないという、この悲しいさだめ。
 世の中、うまく行かないもんですね〜(笑)。



HUNTER×HUNTER

 念で出血を止めたヒソカ(バンジーガムによるもの?)に対し、筋肉でギュッと切断面を閉じてしまうという凄すぎの会長。
 シンプルだけどハッタリがよく効いてますね〜。

 そして、そこから始まる究極の戦い。
 コムギとの対局によって身につけた、予知にも近い先見力によって、ネテロ会長のかすかな隙を見出し、ついに左腕を奪う王。
 しかし、それすらも実はネテロ会長の手の内か?
 もう勝ったものと決め付け、座り込んだ王に対し、

「腕がなけりゃ 祈れねェとでも

 祈りとは 心の 所作

 心が正しく形を成せば想いとなり

 想いこそが実を結ぶのだ」



 ついに、百式観音・零炸裂!!


 それが正拳突きでなかったのは驚きでしたが、しかしこの、全生命力を放出するような超大技。
 私が驚いたのは、この技の迫力よりも、それを仕掛けるためにデザインされた、この戦いそのものでした。
 この戦い、実はここまで、総てがネテロ会長の計算どおりなのではないでしょうか。

 これだけの大技ですから、かわされてしまえばそれでオシマイ。
 ネテロ会長は絶対必中の攻撃としてこれを放つため、全てをかけてここまでの流れを作っていたんじゃないでしょうか。

 戦いが始まる前、王はネテロ会長と話し合うつもりで、尊大に座る姿勢をとりました。
 それを見た会長は、自分に勝ったら名前を教えようと、戦いの決着形式を指定。
 勝負がつきながらも、しゃべる余力は残さなければいけないと、王を縛りました。
 
「祈りとは心の所作」

 ネテロ会長にとっては、体をどれだけ失おうと、零を放てると踏んでいたかもしれません。
 そして、この取り決めに同意した王は、勝負がつけばまた座って話を聞く姿勢をとると、ネテロ会長は踏んだのでしょう。
 それも、最初の時よりも、完璧に油断した状態で。
 そうすれば、零は絶対外れないと。

 王は、一局に勝利を収めたようでいて、そもそもその一局の盤を用意したのはネテロ会長だったということではないでしょうかね。
 完璧に見えた王の“読み”が、実は丸ごとネテロ会長の掌の上だったという大逆転展開。
 これはスゲーーッて思っちゃいました。

 しかし、さすがに王は化け物ですね!
 放った後は撃った本人がシオシオに枯れてしまうほどの一撃を受けておきながら、皮一枚を焦がした程度とは。
 望みの絶たれた瞬間ですね〜。

 冷静に勝敗分岐点を解説する王に、会長、

「俺は 一人じゃねェ…

 人間を舐めるなよ

 メルエム…!!」


 約束の名前を継げながらも、この不敵なセリフ。
 死を覚悟しての捨てゼリフか。
 それとも、最後の一矢報いる攻撃が発動するのか。
 決着は今回で完璧についたと思うのですが、会長の真意やいかにって感じですね。
 次号が待ち遠しいところです。

 しかし、ここでネテロ会長が負けてしまったら、いったいこのキメラ・アント編はどういう結末を迎える事になるんでしょうか。
 エピソードも終盤に差し掛かってきているんでしょうに、決着方法がまったくわかりません。
 たいした漫画ですわやっぱり。



賢い犬リリエンタール

 コミック1巻を読み返してみたんですが、またまたしっかり泣かされてしまいました。
 いや〜やっぱりリリエンタールは面白いっ!って再確認しましたわ。

 さて今週ですが、新たな敵が登場
 神堂令一郎は、14歳にして大企業の社長でキレもので、口は悪いけどスジは通すしっかりさ。
 設定こそ、ふくいくたる厨二臭満点なんですが、シュバインさんに対する配慮であるとか、社員に対する実際家っぽい指揮官ぶりとか、これはなかなかどうして、人として手強そうな奴じゃないですか。
 悪役ではあっても安易に悪人にはせず、ちょっと深みを持たせてくるあたりがリリエンタールですね〜。
 
 しかし、アキラを床に釘付けにしたアレはいったいなんでしょうね。
 なんだか忍者の影縫いの術みたいな感じに見えたのですが。
 これが、令一郎の発明品なんですかね。
 それとも、なんらかの不思議な能力でも使ったのでしょうか。
 考えてみたら、リリエンタールだって日野博士の発明(※)なわけですから、ライバル発明家が不思議なものを作ったっていいわけですよね。

(※2010.02.25追記
 リリが日野博士による発明というのは、まだ確定情報ではなかったですね。感想書いてから1巻を読み直して気づきました)

 一方で、日野家に令一郎の動きを伝えに来た紳士ウィルバーさんたちが、相変わらず素敵にいい感じ。
 今度は相手が子供と女性だから助けられないと言いながら、じゃあ相手がいかついおっさんだったら?のてつこの問いに、

「フフッ お嬢さん

 こんな言葉をごぞんじですか?

 「紳士危うきに近寄らず」」


 って(笑)。
 役たたねェーーッ。
 いや、まぁそれがウィルバーさんでしょうとも。
 そんな事を言いながらも、何か気の利いたアシストをしてくれそうな期待感があるんですよね。
 ウィルバーさん、信じてますよっ。

 さてしかし、どうやら令一郎の目的は、リリエンタールではなく日野あにうえの様子。
 もしかして、あにうえのライバル?
 でも、あにうえが知らないって事は、神堂グループへのスカウトかなんかだったりして。

 それはそうと、けっこう魅力的なオリガさんが最後のページで見当たらないのが気になります。
 実はこの隙にリリエンタールに迫ってたり?



バクマン。

 精彩を欠きまくる亜城木コンビ。
 その一方で、まわりのこの燃え上がりよう。
 亜城木コンビを伸ばすための、ストーリーを上げての演出が綺麗に決まっていてとても気持ちのよいものがあります。

 新妻エイジも、ただ服部さんに協力して喜ぶだけじゃない。

「ケド 絶対に負けません!!」

 と、あくまで闘志をたぎらせ、生み出す作品のクオリティはメキメキ上がるばかり。
 これまでの新妻エイジの武器は、生き生きとして魅力的なキャラクターとワクワクする展開力がメインとなっているなという印象だったのですが、今回の 『+ナチュラル』 の評判を聞くと、さらに技の幅を広げたなという感じがします。

「小説のような細かい描写をジックリ絵で見せ

 それでいてすごくワクワクさせられて」


 という言葉で、まず最初に連想したのがジョジョでした。
 あの、現実に存在しないものを、まるで見てきたかのように描く荒木先生の常軌を逸した描写力を、もし新妻先生がマスターしてきたのだとしたら。
 これはさらにおっそろしいライバルになってきたものです。

 そして、福田組の急上昇に加え、今回は静河流も再浮上。
 担当山久さんの言葉に、敵意剥き出しの表情ですが、これはいいほうへ導かれたように見えますね〜。
 山久さん、いい加減な人かと思いきや、これはなかなかのファインプレー。
 見直しました。

 こうやって見てくると、どんどん亜城木コンビが追い詰められる方向にいってますね〜。
 しばらくはケチョンケチョンに打ちのめされるターンが続くのでしょう。
 そこから、いったいどうやって這い上がるのか。
 どうやったら、逆転のカタルシスに持っていけるのか。

 こちらもハンターと同様、勝ち方がまったく見えてきません。
 それとも、このまま二度目の打ち切りという恐怖ロードが待っているのでしょうかね。
 なかなか面白い、先が気になる展開なのですが、そろそろ光明を見てみたい頃合なんですよね〜。
 なんとかならないものでしょうか。

 亜城木コンビのこの長い低迷の主原因は、今スランプのシュージンだとしか思えないのですが、どうやったらトンネルを抜けられるのか。
 本来が計算タイプのシュージンは、自分が書きたいものを本能的に描いてゆくのではなく、どうやったら読者に受けるかを理論的に導き出してゆけるはずなんですが。
 その計算方法を、見失って迷走しているとしか思えません。
 蒼樹さんから得たインスピレーションはどこへいってしまったのかと。
 もしくは、本当にギャグに向いていないのか。

 いくら計算タイプとはいえ、自分がたいして好きでもないモノを描いて、面白いものが描けるとは思えないんですよ(いや、水島新司先生は野球を知らずに野球を描き始めたっていう伝説はありますが!)。
 やはりシュージンにも、“初心の衝動”が必要なのではないでしょうかね。
 サイコーが、小さな頃に、無心に漫画を描いていた、というようなエピソードですね。
 とことん漫画が好きだ!という衝動を、シュージンにはあまり感じないのですよ。
 そこんとこ、どうなのでしょうか。



保健室の死神

「行こうぜ!!

 ピリオドの向こう側!!!」


 って!!氣志團か! チェッカーズか!
 藍本先生の年齢からすると、氣志團のほうなんでしょうね。
 なんかもうここで一気に脳内が 『One Night Carnival』 になりまして、すっかり熱く読めてしまいました(笑)。



PSYREN−サイレン−

 別エントリーにて。



【最終回】 新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ

 そして彼方も打ち切りアウト〜。
 しかし、最終回はけっこう面白いネタでまとめてくれました。

 まさかのページ破れネタ。
 ラストの盛り上がりに無理矢理駆け込む大胆な省略を、前代未聞の形でギャグに昇華してくれましたね〜。
 これぞホントの“破れかぶれ”!?w(誰が上手い事を言ry

 ヤマビコネタとかも面白かったですし、やっぱりけっこう面白いんだけどな〜と。
 なんだかもったいない感じがします。

 ギャグ枠の取り合いで、いぬまるだしに敗れた格好になるんでしょうか。

 敗因を勝手に想像するに、やはりキャラの魅力なんじゃないかと思います。
 流智の不幸キャラが定着してからはけっこう楽しくなったのですが、それまでは非常に危なっかしい状態に見えました。
 本当はお笑いがやりたいアイドルという設定が、逆に話の幅を狭めたのかもしれないな〜と。
 そんな気がしました。

 ひとまず、お疲れ様でした。
 まぁでも、あのバイタリティあふれる麻生先生のことですから、きっとまたすぐ戻ってきてくれますね。



まとめて

 ということで後半の感想を書き終わったのですが、なんだかまだサーバーの調子がよろしくない感じです。
 こんな調子で大丈夫なんでしょうか……。

 ところで、藍本先生の巻末コメントがちょっと不思議。

今気づいた。夜型生活してると1週間が6日しかない。ヤバイ…損をしている…<松>


 って……ぬぬぬ?
 月火水木金土日の間に夜は6日しかないけど、日と月の間にも夜はありますぜ?
 それとも、夜型生活でどっかで丸一日寝ちゃってるってことですか?(笑)
 なんにしろ、健康には十分お気をつけ下さいませ〜。



■ジャンプ感想、前編はこちら



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