なんでこんなに私の大好きな人ばっかり死ぬんだ!
……と、なんとも酷く自分勝手な言葉が噴き出してしまったのがこのニュースでした……。
俳優の藤田まことさん死去 「必殺」シリーズなど人気
2010年2月18日
「てなもんや三度笠」のあんかけの時次郎から「必殺」シリーズの中村主水(もんど)まで、幅広い芸域と深みのある演技で人気を集めた俳優の藤田まこと(ふじた・まこと、本名原田眞〈はらだ・まこと〉)さんが17日午前7時25分、大動脈からの出血で死去した。76歳だった。通夜と葬儀は親族のみで行う。喪主は長男原田知樹(ともき)さん。
シリアスな中に人情とユーモアを秘めたキャラクターで愛された。特にテレビドラマでは、「はぐれ刑事純情派」の安浦刑事、「剣客商売」の秋山小兵衛といった当たり役に恵まれ、いずれも長寿の人気シリーズになった。
1933年、東京生まれ。父は無声映画時代に活躍した俳優の藤間林太郎。19歳で地方回りの劇団に入り、歌手や声帯模写、司会などで笑いのスタイルを磨き、コメディアンとしてテレビの世界へ。初めて主演をつかんだコメディー時代劇「てなもんや三度笠」(62〜68年)は、関西で60%、関東でも40%を超す高視聴率を上げ、その名を全国に知らしめた。
その後しばらく不遇の時代が続いたが、「必殺仕置人」(73年)から登場する中村主水役で再びブレーク。コメディアンから演技派への変身を遂げた。家庭や奉行所ではうだつが上がらないが、裏で法で裁けぬ悪人を葬るすご腕という新しいヒーロー像を作り上げ代表作となった。
映画、舞台でも活躍した。海軍に入隊した実兄を戦場で失うなど、戦争体験者として反戦、平和への願いは強く、映画「日本の青春」(68年、小林正樹監督)、「明日への遺言」(08年、小泉堯史監督)などで、その思いを演技にぶつけた。歌にも定評があり、舞台の「東海林太郎物語 歌こそ我がいのち」(84年)、ミュージカル「その男ゾルバ」(86年)などに主演した。02年紫綬褒章受章。
08年4月に食道がんとわかり、手術。懸命のリハビリの末、同年秋から仕事に復帰した。しかし、09年秋、出演予定だったドラマ「JIN―仁―」(TBS系)を、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため降板し、休養。今年1月から活動を再開したばかりだった。(asahi.com より)
本当に驚きました。
昨年の 『必殺!仕事人2009』 では、最初のほうこそ術後のせいかな? と思わせる“顔のむくみ”が見られたのですが、後半はすっかり元気そうなお姿で、かっこいい中村主水を演じられていたんですよ。
それがこの急なしらせ。
衝撃でした。
私にとって藤田まことさんは、秋山小兵衛や安浦刑事ではなく、とにかく中村主水でした。
そして、時代劇と言えば、というかドラマといったら 『必殺!』 だったんですね。
昨年は私の一番大切な小説 『グイン・サーガ』 の栗本薫先生が亡くなり、そして今年は主水さんとは……。
なんでこんなに大切な人ばかり死んでしまうんだろうと。
勝手な言い草かもしれませんが、なんとも理不尽なものを感じざるを得ません。
しかし、さぞや藤田さんもご無念でしたでしょう。
昨年秋に、ドラマを慢性閉塞性肺疾患のために降板してから、しっかりリハビリを重ね、次に決まっている 「必殺」 のテレビ特番出演のための体作りをしているところだったのだそうです。
ところが、その台本が届く当日の急死。
ご遺体の枕元には、藤田さんが目を通されることがなかった台本が一緒に納められたのだそうです。
今頃、あの世ではりきって主水役を演じてらっしゃるのかもしれませんね。
藤田まことさん、中村主水さん、おつかれさま。
今まで、たくさんの感動と夢を、ありがとうございました。
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