2010年02月15日

週刊少年ジャンプ2010年11号感想 前編

 今日の帰りの電車でのことなんですが、私がジャンプを読んでいると、そばにいた乳母車に乗った小さな子が、私が持っているジャンプの表紙に、ものッすごい食いつきっぷりで見入っていたんですね。
 それこそ、ぴくりとも動かぬ不動の構え。
 完全に無表情に、目はカッと見開いてまばたきも忘れちゃった感じなんです(笑)。
 これがまたすごい緊張感。
 目を離したらオレは死ぬ!って思い込んじゃってるような、そんな感じなんですね〜。
 で、なにごとかと思いまして、あらためてひょいと表紙を見てみると、どうもこの、一護くんと目が合ってしまったらしいんですよ。
 三白眼で、気迫のこもった一護の目が、かなり怖かったんじゃないでしょうか。
 もうホントすごい顔でしたもの。
 でも、こっちは必死に笑いをこらえてたんですけどね(笑)。
 いや〜可愛かった。

 さて、感想いきましょ〜。




 前半の感想は、

・ブリーチ
・ナルト
・ワンピ
・バクマン
・ぬら孫
・トリコ
・こち亀
・銀魂

 の8本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 BLEACH

 巻頭カラーで、以前募集していたベストバウト結果発表。
 結果は見事に主人公がらみが上位独占と言う、ジャンプバトルモノとしては理想系ってなところでしょうか。
 しかし、チョコを持って 「なんだ?この黒い塊は」 なんて疑問符を浮かべてそうなウルキオラさんにちょっと萌えました(笑)。

 さて、本編は、これぞ久保タイティズム!(造語)って感じの素晴らしい展開でした。
 まぁ大方の予想として 「幻でしょ?」 ってのはあったと思いますが、それにしてもこの、徐々に不安が忍び寄ってきて、雛森悲劇の衝撃、藍染のキメゴマ、そして急転直下の惨劇へと至る怒涛の流れは、オサレを通り越して快感すら覚えさせてくれるタイティズムの嵐でした。

 いいですね〜。
 この、女の子を心身ともに残酷にいたぶるタイティズム。
 敵ボスらしい不敵の上に輪をかけてかっこよすぎるキメゴマ。

「――ならばこちらも訊こう

 一体いつから―――――

 鏡花水月を遣ってないと錯覚していた?」


 いや〜、背筋がゾクゾクきます。

 しかし鏡花水月、強すぎですよね〜。
 反則ですよ。
 いかに強い能力でも、どこかに欠点があったり制約があったりするもんだと思いますが、鏡花水月にはそんなもの微塵も見当たらないんですよね。
 こりゃ〜ほんとに強い。

 ところで、こんなに面白い回でこういうことを気にしちゃう私も私だなぁ〜と思うのですが、最後は日番谷君、雛森のこと、空中に放り出しちゃったんですかね?
 日番谷君が地面に落ちた2秒後、どぐしゃあッと雛森が落ちてきそうな気がしてしょうがないのですが……(笑)。

卯ノ花:「死んでます。死因は……後頭部強打です……」

 なんて妄想した私が後頭部強打したほうがいいんだと思います。



NARUTO-ナルト-

 あーもうロックたち役たたね〜(笑)。
 この場合サクラがよくやったというより、ロックたちがボーンヘッドでしたね〜。

 サスケ方面では、香燐が走馬灯としてサスケとの初対面を回想。
 おお、これは初々しい香燐。
 なんとあの中忍試験に香燐は出てたんですか。

 今のサスケに、昔の香燐の初恋の人の面影はなく、

(…もう一度……

 …あの時の顔が見たかったなぁ…)


 という香燐の死の間際のモノローグが泣かせますね。
 香燐というキャラクターにはこれまであまり思い入れがなかったのですが、これはちょっとシンミリ来ました。

 さて、その香燐のあわやというところで、サクラ到着。
 あ〜、香燐たすかるのか。
 これは逆に驚いた(笑)。
 ここまで来たらもう死んだものと思ってましたから。

 サスケくん、あたしを甲子園に連れてって! ということで、サクラはサスケの仲間入り ⇒ 暗殺という手順を考えているんでしょうけど、さぁそう簡単にいくものでしょうか。
 仲間を非情に殺そうとするサスケが描かれたこのタイミングでってのもまた凄く間が悪いですよね〜。
 いや、むしろ仲間なんていつでも捨て駒にする、信頼なんてのはどうでもいいと思っているようなサスケだからこそ、意外と簡単に懐にもぐりこめたりもするんでしょうか。

 まぁでも、まずはサクラが自分の動機に説得力をもたせられるかどうかが問題でしょうね。 



ONE PIECE

 なんてこったァ!!!!!

 感想は別エントリーにて……。



バクマン。

 なんなんだこの運命の糸は(笑)。
 見吉のお父さんがなんとサイコーの叔父さんの親友で、亜豆のお母さんにやっぱり恋していた仲だったと。
 なんかもー登場する人物人物みんな何かの縁で結ばれてくるんじゃないかと(笑)。
 それこそあの岩瀬さんもそのうち、実はシュージンの生き別れになった双子の姉でした、なんてことになりゃしないかと(笑)。

 まぁそれはさておき、個人的には実はあまり感情移入していないシュージン見吉カップルの縁談エピソードも、見吉パパの青春時代のエピソードやら、シュージンの緊張っぷりや、その後の舞い上がりっぷりやら、なかなか身につまされるようなリアルさで面白く読めました。
 特にこのシュージンの、緊張が解けた瞬間からのペラペラ浮ついたしゃべりっぷり、調子のよさには参っちゃいますが、それを笑える男ってのはたぶんいないんでしょうね〜。
 いや〜なんかすごく 「ありそう」 って思えて面白かったです。
 隣で冷ややかな目を向けているサイコーがまたいいじゃないですか(笑)。
 ま、お前さんもたぶんこうなるんだぜって感じで。

 さて、新年会では新妻先生が気になる宣戦布告を。

「期待の星一徹です!!」

 暗に、服部さんがスパルタ教育で亜城木コンビを鍛えようとしているってことを言いたいのかもしれませんね。

 さぁ、星飛雄馬よろしく瞳に炎を宿し、気合の入った様子の亜城木コンビ。
 ですが、まだまだどこか不安がぬぐえません。
 本当の危機感というか、命を懸けた本気さというのがまだ感じられないんですよね〜。
 まずは、ナチュラルの凄さを思い知るところから始まるんじゃないかと言う予感ひしひしです。



ぬらりひょんの孫

 汚い手で羽衣狐さまに触るな!!!!
 たぶん読者一丸となって羽衣狐さまに賛同したのではないかと思われる今週。
 一瞬にしてひき肉にされた不良たちを可哀想と思った読者は、いったいどのくらいいたのでしょうか(笑)。
 ごめんなさい、私は爽快感を覚えてしまいました。
 こんな病んだわたしの生き胆でよろしかったら、どうぞお吸いください、羽衣狐さま。

 しかし現代っ子には羽衣狐さまのお姿は見えても、百鬼夜行はまったく見えないんですね〜。
 こういう畏れや信心のない人間を排除するというのも、妖怪としてすごく正しい都作りかもしれませんね。
 妖怪のパワーの源は、なにはさておきとにかく怖がってくれる人間なわけですからね。
 自分達を怖がってくれる人間をいっぱい集めるってのも、重要な都作りの要素かもしれませんね。

 そして弐條城(二条城)についに入城。
 あいかわらずこの、一枚絵がドーンとさまになって素晴らしいですね〜。

 一方、リクオ方面は、なんと、あっという間に全滅!
 なんという土蜘蛛の威力!
 いや、みんななんとか瓦礫の下で助かったようですが、秀元さんがすご〜く気になることを言ってますね〜。

(土蜘蛛とはまともにやりおうたらアカン

 遭遇してはならない奴なんや)

(あかん! あかんで

 土蜘蛛は戦ったらあかん…!!)


 これはいったいどういうことなんでしょうか。
 ただパワーが凄いとかそういうことではなく、たとえばダメージを与えれば与えるほど強くなるとかいう、そういうなんらかの“論理能力者”なのかもしれませんね。



【センターカラー】 トリコ

 さぁ、ついにトリコ対トミーロッド戦。
 次元の違う極限のバトル開始です。
 といっても、トリコはまだ右手を封じられた状態で防戦一方。
 もうちょっとで溶けるようですが、ライタースーツまで失ってこれは分が悪いですね〜。
 トミーロッドには例の最強の虫があるわけで、このままで大丈夫なんでしょうか。

 と、思っていたところで、マッチがライタースーツを貸したところから、双方のリーダーの性格が対極的に描かれました。
 仲間をいたわり、大樹のように暖かく包み込むトリコに対し、トミーロッドは役立たずは死ねの酷薄ぶり。
 いや〜、こんな奴はさすがについていきたくないですね〜。

 ところで、虫たちの攻撃が一瞬やんだのはなぜだったんでしょう。
 トミーの敵意が仲間達に向き始めて、攻撃命令が止まったからでしょうか。
 それとも、トリコが敵意を収めていたせいなんでしょうかね。
 実は虫たちは、トリコの敵意をめがけて攻撃しているのだとしたら、意外と簡単なことで攻略できるのかもしれませんね。
 いやまぁ、例の最強の虫だけはダメなんでしょうけど。

 しかし、ちょっと気になったのですが、トリコのあの 「殺した獲物は必ず食う」 っていう誓いはまだ有効なんでしょうか。
 このバトルが終わった後、小松シェフ特製の“ムシムシスープ”がおがめるかもしれませんよ(爆)。



こちら葛飾区亀有公園前派出所

 いろいろやってたけど、メイド三助が一番リアルで儲かりそうですよね〜。
 いや、当然エッチなサービスはナシとしても、それだけで近所のエロオヤジたちが足しげく通っちゃうのではないかと(笑)。



銀魂

 ああもう、いい話じゃないか。

 演歌の世界そのままのベッタベタの人情ストーリー。
 だけどそこがいい!
 雪が降ってるのにどうして月が見えるんだよとか、そういうのは気にしなーい!

「どんな時だって笑顔でつがなきゃいけない

 たとえ… 客が 泣いてたってね

 まだまだ修行が足りないね キャサリン」


 そう言ってお登勢さん、腕をかすかに震わせながら、そのお酒に落ちる、たくさんの雫……。

 ここでもう私は無条件降伏ですよ。 
 涙腺のゆるさには自信がありますが、これはスッゲー涙腺がスッキリしました(笑)。
 


 ということで後半に続きます。



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posted by BOSS at 22:23| Comment(2) | TrackBack(4) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>LINKさん

 当ブログでは発売前のネタバレは一切認めておりません。
 書き込まれたコメントは次週発売のジャンプ掲載の話と判断させていただき、削除の対象といたしました。
 なお、同様のネタバレコメントを今後もされた場合には、厳しい措置をさせていただく可能性があります。

 また、削除したコメントは当方のデータベースに保存してありますので、もし私の勘違いだった場合には復活させていただきます。

 以上の件、ご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。
Posted by BOSS at 2010年02月16日 22:42
>LINKさん
 もしくはAKGさん

 上記の私のコメントの後に、LINKさんと同一IPのAKGさんより、ほぼ同内容の、コメント(次週の粗筋と思われるもの)が書き込まれました。
 同一IPということをもって同一人物であると判断しますが、立て続けのこのような行為は、その意図があるかないかにかかわらず、当ブログでは悪質な迷惑行為と判断させていただきます。
 2度目の書き込みは、タイミング的には私のコメントの7分後の書き込みであり、十分コメント内の警告を認識できる範囲であると判断いたします。

 これをもって、AKGさんのコメントを削除するとともに、AKGさんをコメント禁止の対象といたしました。

 このような措置を取ることをとても残念に思います。
Posted by BOSS at 2010年02月16日 23:10
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Tracked: 2010-02-16 19:43

Wジャンプ11号感想
Excerpt: 2号の目の方は大した事ありませんでした〜暫く点眼して様子観るだけでOKあぁ〜〜〜良かった〜〜〜〜〜〜〜って事で〜〜〜〜〜〜昨日書いて保存してあったジャンプの感想行きます。ネタバレ注意です。まだ読んでい..
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Tracked: 2010-02-17 06:58

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Excerpt: ★表紙は【BLEACH】。《一護》叫ぶ!!!★タイトルのみ先行で、感想はボチボチとアップの予定。内容は順次書き加えられると思います。(ちなみに、誤字・脱字・勘違いの宝庫ですからヨロシク)また、訳有りで..
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Tracked: 2010-02-17 23:26

週刊少年ジャンプ 2010年 11号 感想
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Weblog: 荒野の出来事
Tracked: 2010-02-20 19:37
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