2010年01月18日

週刊少年ジャンプ2010年07号感想 前編

 さて2週間ぶりのジャンプですね〜。
 なんかすごく久々な気がするのは、やっぱり2回連続で合併号だったせいでしょうか。
 合併号の続く年末年始は、ほんと脳内のジャンプ分が薄くなって欠乏症になりそうです(笑)。




 前半の感想は、

・黒バス
・ワンピ
・ナルト
・トリコ
・バクマン
・ブリーチ
・ぬら孫

 の7本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 黒子のバスケ

 おー、黒子ってもう一周年だったんですか。
 なんか凄く早いな〜という気がしてしまいますが、これまでたくさんの試合を消化してきたことを考えれば、かなりリズムよくストーリーを進めているんですね。
 そのスピード感が、一年という連載期間を感じさせなかったのかもしれませんね。
 なにはともあれおめでとうございます。

 ここのところは掲載位置もだいぶ安定してきたみたいですし、この新章突入もテコ入れとしての路線変更というよりは、当初の予定通り“うまくギアチェンジできた”という感じに見えます。
 これはアイシル以来、ジャンプでひさびさにスポーツものがうまく行ったかもしれませんね。

 さて、本編ですが、誠凛の次なる目標が決まりました。
 次の戦いの舞台は、ウィンターカップ。
 どうやら夏のインターハイのその後の試合描写はすっとばして、本番である冬に話がシフトしそうな雰囲気ですね。
 青峰たちのその後や残りのキセキの世代の正体にも興味あるのですが、まぁそれは冬のお楽しみなんでしょうね。

 敗北のショックから抜け出せない誠凛メンバー。
 なるほど、ここであの“全裸告白”が効いてくるのですか(笑)。
 正直、全裸告白しているメンバーたちがとても見たいのですが、でもそれやっちゃうと話が終わっちゃうからジレンマですね〜。
 どうにか全裸告白しつつ話を繋げるうまい方法はないものか。

 そして、ようやく登場、誠凛最後のメンバー、木吉鉄平
 さてこいつの参入でいったい誠凛がどう変わるのか。
 黒子成長フラグもひっさげてきましたし、これは楽しみ。



ONE PIECE

 別エントリーにて。



NARUTO-ナルト-

 サスケのピンチに、ついに“須佐能乎(スサノオ)”の肉体が完成。
 その真の姿が明かされる!(いや、まだ真じゃないかもですが)

 おお!
 これ、ライディーンじゃねーか!(爆)
 左手の円盾についた弓で攻撃ってのは、まんまライディーン。
 どこかツタンカーメンのマスクを思わせるようなシルエットといい、全体にライディーンをほうふつとさせてくれます。
 岸本先生は、たま〜にガンダムのパロとかやるから侮れませんが、まさかサスケの最終奥義みたいなところのスサノオでそれをやってくれるとは。
 サービス良すぎじゃあるまいか(笑)。
 アニメ版では是非神谷明先生にスサノオの声を当てて欲しいですね〜(声があればですがねw)

 そして、ダンゾウの“不死身”=禁術にされてきた瞳術“イザナギ”も、だいぶヒントが提示されてきました。
 これは私の推測に過ぎませんが、どうやらダンゾウは“死なない”ようにするためには、攻撃を受ける前に“印”を結んでおく必要がある様子です。
 そうすることで、腕に埋め込んだ 「写輪眼の目」 が発動状態となり、その発動状態の間に受けた攻撃はすべて“なかったこと”になる。
 死んでも肉体は消え、ちょっと別の場所に、完全な状態で復活できるようです。
 ただし、そのたびごとに腕の 「写輪眼の目」 はまぶたを閉じる。
 つまり、回数制限はある。
 また、この術の発動状態はチャクラ消費量がかなりでかいため、常に発動状態を維持していることはできない。
 攻撃される直前に“印”を結んで発動させ、安全なときにはすぐ切らないと(“解”ってヤツですね)、早々に自分がバテてしまう。
 それだけ無茶な術でもあり、そもそも初代火影の細胞を埋め込んでおかなければ、どだい無理な術だったと。

 だいぶこれで弱点がハッキリしてきたようですね。
 要するに、印を結ぶヒマを与えず殺すか、あるいは、方法は分かりませんが、なんとかして初代火影の細胞を活動停止状態に追い込むことでしょう。
 または、常に攻撃をしかけ、目のストックを消費しきらせるか、チャクラを使い切らせるか。
 ただそれだけの攻撃を繰り返すサスケ側は、それ以上のチャクラを持っていることが前提となるでしょうから、ちょっとこれは無理ですか。
 細胞を活動停止させるなんてうまい手がそうそうあるとも思えないので、あとはやはり、印を結ぶ前に殺す、不意打ち作戦ってのが実戦的じゃないでしょうかね。

 さて、香燐がダンゾウの秘密にいち早く気づいたようですが、攻略法にたどり着くことが出来るのでしょうか。



トリコ

 トリコチームVS.美食會のバトルがスタート。
 まずは滝丸 対 ボギーウッズ…でしたっけ? ヤドカリ萌えの男。
 ただ人の皮をかぶっているだけだと思ったら、なんと筋肉も臓器も血管も脳までも残っているとは。
 その中にどうやって入ってたんだとか、体積の問題はよくわかりませんが、こいつは不気味なヤローだっていうインパクトはありましたね〜。
 クセや声まで真似できたりとなかなか便利そうですし、“仕込み”で食材の体内に入って覚えたとか、しっかり背景まで作られているあたり、ちゃんとトリコらしさが出ていて面白い。

 そして関節を自由自在に曲げて、変幻自在の攻撃を繰り出すイレギュラーショット。
 これも動物の体内に入るのに必要な柔軟性がもととなっているんでしょうね。
 まったく無駄がない。

 一方滝丸少年のほうは、左目になにやら秘密がある様子。
 大切な人との絆がその秘密にあるようですが、その大切な思いを乗せた“栓抜きショット”が炸裂。
 いかにも決まった! ってな演出ですが、しかし、相手は関節を自在に操るボギーウッズ。
 たとえ背骨を外されようとも、簡単にハメ直してきそうな気がしちゃいます。
 もしかしてこれ、かなり相性の悪い戦いになってませんか?



バクマン。

 あはは、タントだめだったか〜(笑)。
 長いな〜サイシュー挫折編。
 トラップの打ち切りが年末でしたから、次の新年号からの新連載を決める会議に落ちたってことは丸1年以上干されてるってことですか。
 う〜ん、ちょっとこの二人の伸び悩みも深刻になってきましたね。

 それはそうと、ここまで気持ちいいくらいに醜悪さをさらしてくれていた中井さんが、ついに脱落。
 最後の最後でようやっと我に返ってくれたのが救いでしたね。
 はたしてこれで本当に中井さんは消えてしまうのか。
 それともいつか福田さんの叫びに応えるべく、帰ってきてくれるのか。
 漫画家を夢見て目をキラキラさせながら上京したであろう少年時代を思い出し、是非帰ってきて欲しいものです。
 大事なのは、その初心ですって。

 そしてそんな中、やはり可哀想過ぎるのが高浜さん……。
 担当の方針に従ってたら連載がうまく行かず、低迷を続け、アシスタントには自宅で好き勝手イチャイチャされて、ライバル作家は強引に乗り込んできて暴力沙汰。
 そしてついに打ち切りとなったら、アシスタント同士が不和を起こしてひとりが無断欠勤。
 もう踏んだり蹴ったりもいいトコじゃないですか(笑)。
 で、サイコーに中井さんを止めてくれるよう頼んだものの、結局中井さんは里帰りで根本的な解決になってないし。
 ああ、ヒドすぎでしょうこの扱い(笑)。
 今一番救いが必要なのは間違いなく高浜さんですよね〜。
 頑張れ高浜さん!

 あ、思いついた。
 これはもしや、原作・岩瀬さんで絵・高浜さんという伏線ではなかろうか!
 ああ、でもそれでも高浜さんが不幸なのは変わらない気がする(笑)。



BLEACH

 一護の不意打ち、果たせず!
 ですがまぁ、ぶっちゃけそうでないと面白くありませんわな。

 不意打ちが失敗し、実力差を思い知らされる一護ですが、そんな一護を守るため、一致団結して立ち上がる護廷十三隊とヴァイザード。
 熱い展開だぜーって感じですが、実はこれ、すでにみんな鏡花水月の術下にあったりしたら面白いですよね。

 実は藍染さん、一護の不意打ちを綺麗にくらって瀕死ピクピク。
 地面をはいずりまわりながら必死に鏡花水月でみんなをだまくらかしてたりして(笑)。
 もうそうだったら超大どんでん返しだァ。<ねーよ!



ぬらりひょんの孫

 闇の中に無数の鳥居が立ち並んでいる光景ってのは、どこか異空間に連れて行かれそうな不思議な感覚がありますよね〜。
 これはかなり怖いです。
 実際の伏見稲荷大社も、千本鳥居と言ってズラーッと並んだ鳥居が名物らしいですが、やっぱり夜見たらけっこう怖いんでしょうね〜。
 神様関係ってのはありがたいと同時に怖い感じがしますよ。
 稲川淳二さんによりますと、お寺で悪さしたときのバチよりも、神社で悪さしたときのバチのほうが圧倒的に怖いんですって。
 やっぱり触らぬ神に祟りなしってのは正しいんでしょうね。

 そして徐々にはじまる、不気味な現象。
 占いの凶の結果。
 泣き続ける子供。
 仲間とはぐれる、と、ひとつひとつ積み重なってゆく不吉さ。
 徐々に足元から迫ってくるような悪寒がいい感じ。

 最後に現れた千手観音が、次なる敵でしょうか。
 羽衣狐は、各寺社仏閣のご神体をも味方につけちゃったのでしょうかね〜。
 しかし、仏像が敵となると、どうしても GANTZ を思い出しちゃいまして、これはブルッと来ました。

 一方、花開院本家ではつららがいい味出してますね〜。
 やはりヒロインはゆらさんには譲れんか(笑)。



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posted by BOSS at 22:35| Comment(3) | TrackBack(5) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一護の不意打ちはOSR的に100%失敗するわけですから、今回は見事な後手(不意打ちなのに)。

今回のミッションは一護に鏡花水月を見せずに攻撃させるということですが、すでに見ている隊長たちが加勢したんじゃかえって失敗するのではないですか・・・
Posted by KEY at 2010年01月19日 00:47
>瞳術“イザナギ”

ってことは、イザナミも?と、とっさに思ってしまいましたが。やっぱり、イザナミを追っかけて黄泉にくだり、そこから再び現世に帰ってきたから――でしょうか。
どうも、この話でイザナギには「奥さんコワイ」って逃げまくってるイメージがついてしまっているんですけれども(だから瞳術、ってついていても何となく笑いが)。だって、見てくれが怖かったからって一目散(笑)「おまえになら殺されても本望!」とかいって踏みとどまってくれるならまだしも(笑)しかも、逃げ切れたのさえ不思議アイテム(爆)の力で、って・・・・・・

>攻撃を受ける前に“印”を結んでおく必要がある
>回数制限はある

あ、微妙に当たってた・・・・・・のでしょうか。数撃ちゃなんとやら、ですが。やっぱりこれは不意打ち戦略か、持久戦に持ち込むか、あとはすべて使わせてしまうかですね。
また、

>「写輪眼の目」 が発動状態

・・・・・・に、ならないといけないってことは、その目に目潰しかけるのも試してみて欲しい気が。
実際忍者が使ってた目潰しって、目に入ると痛そうなものがいっぱい入っていますよねー。なので術を強制解除まではできなくても、それだけでは死ねない=復活によってリセットもできない=ひたすら痛い――と、地味だけど確実に嫌がらせにはなります(笑)。意趣返しにはむしろこっちのほうがあっさり殺すよりも合っているかもしれません。風向きまちがえると、自分がとっても痛いでしょうけどね。

あ、ところで海外ファンの忍者動画、こんなのも見つけました・・・・・・というか、もとはこっちを先に見て、そのあと関連動画をずっとたどって前回のを発見したのですが。
動画そのものは、普通に(?)ゲームとアニメの継ぎはぎですが、作られた意図が、ですね・・・・・・
いやあ、好きだなあ、頑張るなあ、としか言いようがありません。

http://www.youtube.com/watch?v=m-UYMCRm_jo&feature=related

>お寺で悪さしたときのバチよりも、神社で悪さしたときのバチのほうが圧倒的に怖い

神社って、もともとけっこう「祟る」存在が祀られていたりしますもんね〜
Posted by おみなし姫 at 2010年01月20日 03:02
>KEYさん

 普通に考えたら非効率極まりない戦法も、OSR的に考えたら非常に合理的な戦法になるってのは、ブリーチではよくあることです。
 今回の隊長たちヴァイザードたちの参戦も、戦術的に見たら危険を増すだけの行為に思えますが、実は彼らが藍染に倒されることによって、一護のOSR値を急激に上昇させることにつながるのではないでしょうか。
 まさに、みんなのOSRをオラにわけてくれ〜!状態、なんじゃないかな〜、なんてw


>おみなし姫さん
>目潰し

 盲点突かれた(笑)。
 たしかにそれが一番かもしれませんなwww
 たとえばザラザラの砂をバーッとたたきつけるとか、かなり効果的かもしれません。
 目だらけのダンゾウさんにはかなりキツそうな気がしますwww

>動画

 自分で自分の首を落とすってのは観たことありますが、口の辺りに割って入ってくるってのが感覚的にエグくっていいですなぁ(笑)。
 こちらもバジリスクですかね?
 今週もレンタルビデオ屋に行ったんですが、またも借りられてて断念しちゃいました。
 なかなかの人気作みたいですね〜。

>「祟る」存在

 そのへんが海外の神・ゴッドと日本の「かみ」の違いなんでしょうね〜。
Posted by BOSS at 2010年01月24日 22:37
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