プラネタリウムでガンダム体験「グリーンダイバーズ」行って来ました！

　家のすぐ近くに、板橋区立教育科学館という施設があるのですが、そこのプラネタリウムでガンダムをやる！と知りまして、それがそこでしか観られない限定モノの映像で、さらに最終日すぐじゃねーか！ということで飛びつくように行って来ました。

　タイトルは、『ガンダム新体験 ‐0087‐ グリーンダイバーズ』。
　プラネタリウムでしか放映できないものらしく、2004年の富士急ハイランドを皮切りに、全国をじゅんぐりに回っている限定物のアニメーションだったりします。

　内容は、Ｚガンダムの世界を舞台に、宇宙旅行中に戦争に巻き込まれてしまった少年少女がふたりだけで宇宙を漂流し、脱出ポッドで大気圏突入をするまでを描いた20分くらいの短編。
　そのなかで、無重力についてや、真空、大気圏突入などについて色々と学べる、科学番組のような作りとなっていました。


　しかししかし、お楽しみはそこからで、大気圏突入に成功したはいいものの、脱出シャトルのパラシュートが開かない。
　このままでは減速できずに墜落するだけ！
　もうだめだ！　と思ったそのとき、来るのですよ、あの人が。

　ところで私、会場に入るまでは、この作品、ジムIIしか出ないと思ってたんですよ。
　ポスターが、ご覧の通りジムIIですから。
　きっと外伝的な話で、主要人物とかとはまったく関係ないところのエピソードなんだろうなと、タカをくくってたんですね。
　ところがどっこい、会場に来て見ると、ポスターの出演声優の中に、古谷徹さんのお名前が！
　うえ！？　出るの！？

　ということで、大ピンチの脱出シャトルに、駆けつけてきたのは、エゥーゴの試作機。
　それもＺガンダム３号機という、このアニメオリジナルのマシーンに乗った、顔も見えない謎のパイロット。
　しかし、その声を聞けば誰だってわかる！

　あんた！　アムロじゃん！！

　そしてその後、見事な 『逆襲のシャア』 オマージュが繰り広げられ、ちょっと感動のフィナーレ。

「出会いとは、いつもこうありたいものだね」

　なんていう、アムロのちょっと感動的なセリフとともに、物語はめでたしめでたしとしめくくられます。

　いや〜これはカッコよかった。
　アムロの、精神的にはちょっと甘っちょろいながらも、戦争の中で戦うことにかけては人後に落ちないという意味ではとてもリアリストなところ。
　こういうところはやっぱ名前も顔も出てこなくっても間違いなくアムロだよなぁと。

　そして、オリジナルデザインの、Ｚガンダム３号機の動きに、やっぱＺはかっこいいよなぁ〜と思ってプラネタリウムから出てくると、売ってるんですよ、そのプラモが！
　それもイベント会場限定販売の、限定品のＺガンダム３号機が！
　値段もお手ごろ２５２０円。
　というわけで、買っちゃいました（笑）。
　つか、これは買わないでか！！
　



　200分の1スケールでこの出来。
　最近ガンプラは買ってなかったんですが、よくできてるもんですね〜。
　なかなかフォルムもカッコよく、ポージングも自由度アリ。
　さらにオプションとしていろんな武器がついてます。



　サーベル装備。




　ビームライフル銃剣状態。

　そして驚きは、ウェイブライダーに完全変形！



　当然パーツの取り外し、付け替えは生じますが、それにしてもこのフォルムのかっこよさはすごいです。
　ちゃんと人型と、ウェイブライダーのフォルム、どちらもかっこよく両立してますもんね。
　白と亜豆色のこのカラーリングも、本来のトリコロール配色より好きかも知れません。
　こっちのほうが、ちゃんと戦闘機、試作機って感じがしますから。

　いや〜いい買い物をしました。


　ところでこれ、アマゾンだとどのくらいで取引されてるんだろうと思って調べたら、驚き！



　倍の値段がついちょる！
　いや、売りませんよ？（笑）
　でも、なんか買ってよかったって思っちゃう小市民なのでありました。


　ところで、入場待ちの行列に立ってる時のことですが、小学生くらいの男の子がお父さんに、「これさ、絶対子供向けじゃないよね」 って言ってたのは笑っちゃいました。
　うん、きみはよく分かってる（笑）。
　冒頭、ナレーション（小杉十郎太さん！ヘンケン艦長！）が流れて時代背景の説明が入るのですが、これが子供には難解すぎる内容！
　一応、アニメが始まってからは子供向けの科学番組の体裁ではあったのですが、冒頭は完全に政治闘争の歴史講義でしたからね〜。
　男の子のまさに言うとおり。
　うん、あの男の子の賢さには笑っちゃいました。


　いやいや、なかなか面白いイベントでした。
　300円の入場料で＋2520円でちょっとした限定版ガンダム体験。
　これはお得です。
　皆さんの町のプラネタリウムにガンダムが来たら、ちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょうか？

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