【コミック派ネタバレ注意!】
2週間ぶりのワンピース、といっても今回は土曜ジャンプだったのでそれほど待った感はなかったかもですね。
ついに動き出した白ひげ。
その 「ついに感」 もあり、先だってのスクアードとの熱いドラマもあって、否応ナシに盛り上がる白ひげ海賊団。
てっきり皆、スクアードの間抜けさを責めるのかと思いきや、
「――それは一体…!!
どれ程辛ェ事だよ!!!」
「許サネェぞ「海軍」〜〜〜〜〜〜っ!!!」
となるとは。
熱い、熱いぞ白ひげ軍団。
なんて友を思う心の深さ、白ひげを中心に一丸となる団結力の高さ!
スクアードの疑惑によって、白ひげの掌握力も実は弱いのでは?という疑問を一気に払拭する勢いですね。
そして当のスクアードは、己の愚かさを責めて泣くばかりだったところを、マルコに諭され、さぁどう動くのか。
こうなったらセンゴクと刺し違えてでも報いなければと、思いつめてしまいそうなこちらも勢いがあります。
マルコも渋くてイカス。
いやぁ俄然熱く、テンションの上がってきた白ひげ軍団。
戦況は悪いですが、これまでの倍以上の破壊力を発揮してくれちゃいそうです。
センゴクの作戦は、白ひげを刺すところまでは成功したわけですが、結局白ひげ軍団の団結力と戦意を向上させ、白ひげを参戦させてしまったという意味では、直近の視野では 「裏目に出た」 ようにも見えますね。
いやまぁ、白ひげの命がどこまで持つのかによっては、それは大きく変わってくるのでしょう。
それに加え、感情的になった軍団というのは、総じて次の罠に落ちやすい事を考えれば、センゴクは次なる作戦のためにあえて白ひげ軍団の指揮を高揚させることになっても構わないと考えたのかもしれませんね。
白ひげの前にまず最初に立ちふさがったのは、巨人中将ジョン・ジャイアント。
その巨大な剛剣を受け止めた白ひげは、空中をガッと掴んだかと思うと、グイッと力をこめてそれを手繰りおろし……なんと大地がグラリと傾く!
それは白ひげ周辺のみならず、なんと島全体、どころかまわりの海までも、まるでジャイロスコープのように輪切りになってグラグラ揺れる!
なんとまぁムチャクチャな(笑)。
海がバームクーヘンみたいにパッキリ割れてるってのが、めちゃくちゃなハッタリで気持ちいい。
あれだ、斬鉄剣で斬った風船がそのまま二つにわかれた球体を保ってるような、そういう快感ですね(マニアックな!)。
ただまぁ、それはさすがに一瞬の奇跡で、一瞬後には海がドパァンと荒れる波に戻るってのがまた妙なリアル感。
ダイナミズムだ。
動きがまざまざと眼に浮かんできます。
しかし、これだけド派手な足払い技もないですな。
たしかにメチャクチャど派手ではありますが、殺傷力という意味ではほとんどナシ。
範囲足払いの戦況混乱技で、来ると知っている味方は対処できるが、こんなのが来るとは想像もついてない敵にとっては大変な事態というわけですね。
その混乱の中、白ひげの次なる技がジョン・ジャイアントを襲う。
これは、人体だろうがなんだろうが突き進む、“地震波の槍”といったところでしょうか。
ジョン・ジャイアントの心臓を突き抜け、大地を割って処刑台に突き進む!
その衝撃波を止めたのは、おおおおお! 「三大将」!!!
さすが大将三人の力を持ってすれば、白ひげの技すら止めて見せますか!!
あれですかね、彼ら三人の覇気によって弾いたってことなんですかね。
でないと、光だろうと溶岩だろうと氷だろうと、地震の波は止まらないでしょうからね。
まぁどういう理屈で弾いたんだかよくわかりませんが、これはなんか無条件で熱い絵です。
もうテンションあがりまくりです。
そして、ついに発動する 「包囲壁」 。
巨大な鉄の壁が、港湾の海賊達を包み込むように立ち上がる。
ところがどっこい、ここでオーズの体が邪魔して壁が一枚上がりきらないというのが素晴らしい!
ここでオーズが貢献しましたか!
あの熱いオーズの突進が、ここで活きてくるんですね〜!
素晴らしい、なんという無駄のない物語運び。
オーズの突進によってエースという男の器と人望を描き、滅び行くかもしれない海賊達の覚悟と哀愁を描き、それがまたここへの伏線として生きてくるとは。
こういうストーリーテリングを週刊連載でやってのける尾田先生、やはり凄すぎです。
これまで10年かけて描いてきた戦いがここに集約されるマリンフォードの戦いという、この総合構造もとんでもない凄さだよな〜と感心しきりなのですが、ここにきての戦いもすばらしいデザインですよ。
尾田先生の物語構成技術を、ぜひいつかヘタッピマンガ研究所などで披露していただきたいものです。
オーズのおかげで開かれる活路。
(勝機アリだ…!!)
と凄む白ひげ。
かっこええ。
ところがどっこい、その白ひげ海賊団の頭上に、赤犬による炎の流星群、“流星火山”が降り注ぐ!!
こ、れ、は、ヤバイ!
流星群によって足場の氷も船も失えば、能力者はみな溺れ死ぬのみ!
大変な事になってしまいました〜!
さぁ、どうする白ひげ軍団。
オーズが開いた突破口めがけて、一斉に雪崩れ込むのか。
それでいったいどれだけ生き残ることが出来るのか。
なんとかそうやってエースのもとにたどり着き、エースを助け出したところで、しかしこれでは船も全滅してしまうのではないでしょうか。
それでは逃げることもかないません。
ヤバイですね〜。
マジでヤバイです。
どんどん海軍側が勝ちそうな按配に思えてきてしまいました。
どうなっちまうのでありましょうか。
考えてみれば、ここでイナズマがいれば鉄の壁だろうがなんだろうが切り刻めると思うのですが、残念ながら戦線離脱。
鉄でも切れるゾロがいればなぁとか思いますね。
ルフィのギガントバズーカでも、この壁は砕けないでしょうか。
硬度無視してなんでも穴を空けられる系の能力者が白ひげ軍団にいなさそうなのが悔やまれますね〜。
これは本当に大変なことになってまいりました。
さて来週は、なんと ワンピース2本掲載!
映画用の読切 「第0話」 と本編の同時掲載です!
ウワオ! ワンピをいっぺんに2話も読めるなんて、幸せすぎるゥ!
しかもここから
『3号連続つながる表紙&3号連続巻頭カラー』
って!!(爆)
そんなことだから休載になっちゃうんですね!
物凄い納得しました。
つか、編集部尾田っちに仕事させすぎ!
尾田っちもヤル気はわかるけど、まわりがちょっと止めてあげて!(笑)
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彼がまだあまり活躍していないので、もしかしたら壁を破壊するのかな?と思いました。
あのパワーならやってくれるかも? と私も思ったのですが、でもジョズの力はセンゴクも把握済みなのではないでしょうか。
だとしたら、そのことも計算に入れて壁を作ってあるのではないかと思ったのですね〜。
ということで、私としてはセンゴクにとっても計算違いだったはずの、ルフィたち脱獄組みに期待を賭けたかったのですが、どうなんでしょうねぇ。
ほんと、毎週毎週面白すぎてたまりません。