後半の感想は、
・ぬら孫
・サイレン
・こち亀
・バクマン
・保健室の死神
・めだかボックス
・スケダン
・リリエン
・【最終回】鍵人
の9本でお送りいたします。
ぬらりひょんの孫
いや〜やっぱり羽衣狐さまですねっ。
今週はひさびさに羽衣狐さまの魅力をいっぱい堪能させていただきました。
中でも必見は、みなごろし地蔵復活のシーン。
「生きていたのか
気持ちの悪い奴だなお前は…」
これは羽衣狐さまに罵ってもらいたい全国ン十万のファンにはたまらないお言葉かと(笑)。
フェフェフェと喜んでいる皆殺し地蔵もそれが楽しみで何度でも復活してくるのに違いありますまい。
ド変態ですねッ(笑)。
開放された封印から出てきたのは、巨大なアシュラマン、土蜘蛛。
これはかっこええ。
これまでのように無条件で羽衣狐さまにかしずくのではなく、マイペースにキセルをふかし、強い奴と戦えるなら協力してやらねーでもねえぜと言ってのけるツンデレっぶり。
見た目のやさぐれさとあいまって、これは私好みのキャラっぽいです。
土蜘蛛っていう設定も好きですしね。
しかし羽衣狐さま、そのお姿で 「やや子を産む」 とは!
「これから最後の封印 弐條城を落とし
わらわはそこでやや子を産む…」
女子高生にして、子作りラブラブマイホーム宣言です!
なんという倒錯性!
いや、姿形こそ女子高生でも、中身は何百年、何千年生きてるか分からない大妖怪ってのはわかってても、そのお姿で言われちゃうとエロすぎですわ〜。
下のコマのちっちゃい妖怪たちが、妄想モンモンの男の子たちに見えてきてしまいました(笑)。
やや子を産むとするなら、その栄誉ある夫の地位を得るのはいったい誰なのか。
その地位を巡って争奪戦が始まっちゃったりして。
それともピッコロ大魔王みたいに細胞分裂的に子供を産んじゃうんですかね。
気になるわ〜。
そう気にならざるを得なくさせるお姿をしているのも、羽衣狐さま一流の“畏れ”なんだろうな〜って思っちゃいます。
うーん、いろんな意味で手強い。
さて、いよいよこれにて勢ぞろいした羽衣狐軍団。
ズラリと揃ったこの見開き図は壮観ですね〜。
そしてそれを統べる羽衣狐さまのなんとも充実した妖艶さ。
流れる髪がまた美しい。
天下を取ることを、毛ひとすじほども疑ってない充実感があります。
さぁ、この陣容に、リクオたちはどう立ち向かうのでありましょうか。
ワンピの大戦争の壮大さとはまったくちがう方向性ですが、これは楽しみな総力戦が始まりそうです。
ワンピとちがって、こっちは敵ボスが魅力的すぎるのですよね〜。
センゴク大元帥と羽衣狐さまを比べたら、そりゃ比較にならないっしょと(笑)。
センゴク大元帥の顔が敗北の屈辱に歪むのを見たら、感慨はわくかもしれませんが、もし羽衣狐さまのご尊顔が屈辱に歪んだりしたら、いったいそれはどんな衝動をぼくらの胸に引き起こしてくれるのか(笑)。
それは想像もできないパトスなわけで(爆)。
そんなわけで、これは大期待なバトルが開始されそうで、ワックワクな私なのであります。
え? 変態? 誰?
PSYREN−サイレン−
別エントリーにて。
こちら葛飾区亀有公園前派出所
ひとことだけつまらんツッコミを…
田んぼは自然じゃなーい!
バクマン。
蒼樹さんかわいすぎ!
これまでは、実力もまだそれほどでもないのにプライドばかりで視野の狭いツンツンかと思ってたのですが、いやいや、この素直になりっぷりはかわいいですね〜。
恋ってのはこんなにも女性を変えるものなんでしょうか(笑)。
ちょこっと出てきた茶目っ気とか、思わずでてきたドジっ娘属性などなど、蒼樹さんの懐はまだまだ広い広い。
言い間違いに気づいて顔真っ赤にして謝る蒼樹さんが最高にかわいかったです。
これは近年まれに見る逸材だったのかもしれませんぞー。
しかし、男前の顔になって鼻息荒くパンツ論を語るシュージン、滑稽ながらもかっこよすぎ(笑)。
そう、男とはそういうものですものな!
特に私はパンツそのものより、恥じらう様子のほうが大好きですねー。
そういった意味で、今週の蒼樹さんはベスト中のベスト。
昨今のジャンプ作品におきましてはサイレンのヒロインたち、スケダンのヒメコがベネ!
ちょっとさかのぼればダブルアーツのエルーはほぼ毎週恥じらいの表情を見せてくれる最高のヒロインでありました!
同盟の結果、どうやらシュージンの中でアイデアはかたまったようで、次回作はドラえもん。
2本構成で、1話目はシモネタのばかばかしそうな話ですが、2話目がこれいいなぁ〜。
つーかリリエンタールじゃないか!
大場先生、リリエンタールになんか恨みでもありますか?(笑)
しかしこれはいいネタですよ。
わたし、こういうの大好きです。
たとえばありがちですが、孫がヒロインにその発明ペットを見せて、でもボロッちくてブサカワめの発明ペットが、大事なところでドジ踏んだりして、ヒロインは機嫌そこねたりするんですよ。
で、孫が発明ペットに八つ当たりして、「お前なんか、いらない!」 みたいなね、ちょっと言いすぎちゃってね。
悲しい目をしたロボペットは命令どおりいなくなって、孫はすごく後悔。
で、最後はお決まりどおり、孫の危機に助けに来てくれる。
事件が解決した後、しかし、発明ペットの作動年数に寿命が来ていて、そこでお別れなんだけど……最後はなんかのからくりが働いてて、あれ? 動くぞ? みたいなね。
そこで抱き合う孫とペット。ヒロインも涙の笑顔。
なんで動いたかは、おじいちゃんの別の発明品が偶然作用していたりして、そのあたりがストーリーのヒネリどころだったり。
まぁそんなベタでテンプレート通りのハッピーエンドが私は大好きです。
私はそれで泣く自信がありますね(爆)。
しかし、岩瀬さん、ここからどんな波乱を起こしてくれるのやら。
シュージンサイドが大変な事になってしまいそうですね。
保健室の死神
サイコダーイブ!!
おおお、これは!
まんまナイトメアハンターじゃん!
大好物のネタを持ってこられて反応せずにおらりょうか!(笑)
人の心の傷や欲望につけこんで、醒めることのない悪夢を見つづけさせて精神エネルギーをすする夢魔を退治するため、その悪夢の中に飛び込んで戦うナイトメアハンターというゲームがありまして、それが私の大好きなゲームなんですね〜。
自分でもその改造版を作り続けて遊んでいるくらいです。
まぁしかし、偏った期待をしすぎてもあれですね。
どんな世界が待っているのか、今度はいったいどんな敵なのか。
複数の被害者を同時に吸い寄せているわけですから、かなりの強敵なのかもですね〜。
めだかボックス
変態を見事に王道バトルの修行編に変換する、見事なり西尾先生(笑)。
SKET DANCE
帽子のつばの裏を見て、全員逃がしてもらえるが正解だと思ったぜ!
いや、まぁそれだと反則なんでしょうけど、しかしよく考えたらわかりそうなネタだっただけに、そんな考えに思考をひっぱられちゃったのはもったいなかった。
面白い問題だったのになぁ〜。
2問目の花は簡単すぎないかな?
榛葉のアホさで十分もりあがりましたが(笑)。
3問目はさっぱりわからなかったけど、9回表で勝負が決まっちゃった場合、裏が省略されるのは打ち切りのうちにはいるのかどうなのかよくわかんなくって戸惑いました。
バッターが審判に悪口雑言を叩いて退場宣告されるとき、バッターアウトも宣告されるってことってあったかな〜とか、いらんことまで考えてしまいました(笑)。
しかし相変わらず安形会長は反則的な天才ですね〜。
この安形に勝つのは、ボッスンまだまだ茨の道っぽいです。
がんばれボッスン!
賢い犬リリエンタール
もはや人気がないのが疑いようのない位置に来てしまったリリエンタールですが、うーぬ、厳しいなぁジャンプは。
こんなに面白い漫画だっつーのに厳しい。
10話打ち切りされちゃいそうな勢いで後退してきちゃいましたもんね〜。
やっぱバトルか? エロか? まさかギャグなのか?
わからんなぁ〜。
私は今のままでも12〜15位くらいには入れる面白さだと思ってるんですけどね〜。
バクマンの服部さんいわくの、「2割の読者」 を掴むことができてないってことなんでしょうね。
さて今週は、各所で話題になっていた、マリーが悪霊としてたくさんの犠牲者をだしていた事実に対するフォロー。
やっぱり、マリーも指摘されて気にしちゃうんですよね。
知らないでやったこととはいえ、たくさんの人を死なせてしまった事実には変わらないわけですし。
むしろ今はじめて知ったようなものですから、けっこうショックだったのではないでしょうか。
でも、いいなぁこのあったかい家庭は。
これならマリーの心も浄化されていってくれそうな気がします。
言葉ではなく、アットホームな雰囲気なんですよね。
で、それを作り出している中心点が、はっきりとリリエンタールの懸命さだとわかるわけで。
優しい世界の優しさの中心に主人公がしっかりといる。
とても魅力的な主人公だと思いますよ。
彼が主役である必然性がしっかりと示されています。
リリエンタールの体が光ると発動する能力がどうこうというのは当然ありますが、それ以上にリリエンタールの放つ言葉が、とても強く光を放っているんですよね。
かわいいマスコットであると同時に、リリエンタールはカリスマなんですよ。
ジャンプの主役たちで一番似ているのは、実はルフィですね。
普段はなにをしでかすかわからないアンポンタンな感じでまわりもバカにしてますが、イザとなると物凄くツボを心得たことを言ったりする。
物事の本質をズバリといっちゃって、物語をひっくりかえすようなことを言いだし、そして実行してしまう。
そして我知らず、好むと好まざるとにかかわらず、周りの者達はひきよせられ、ひきずられて影響を受けてゆく。
そんな感じがルフィと似通っているような印象を持っています。
リリエンタールは、「空想世界の王」になる男なのかもしれません(笑)。
しかし、いきなりカーテンを開けて、さくらめ、みんなが成仏しちゃうかもしれない可能性は考えていなかったのか?(笑)
一瞬ヒヤッとしましたぞ。
【最終回】 鍵人‐カギジン‐
残念こちらも打ち切り〜〜。
みごとに、俺たちの戦いはこれからだ!な終わり方でした。
でも、なんか読後感が爽やかで、小粒だけどいい作品だったなって感じでした。
第2話で、空ごと敵を斬った時にはオオオッ!と興奮させられたのですが、正直そのあとはあまりドキッとさせるほどの場面がなかったのが私的には敗因なのかな〜?と思っています。
荒木一門だけに応援しているんですけどね〜。
こればっかりはしょうがない。
残念です。
作品としては、ファンタジーのテンプレートとしてよくできていると思いました。
必殺技をもつ主人公と、巨大な敵。
血の宿命の話とか。
しかし、そのテンプレートを活かしきれなかった、あるいはそのテンプレートに寄り添うことがメインになってしまって、そこから欲張って出ることがあまりなかったかもしれません。
読者は常に欲張りですから、先を予想しつつその予想を裏切られることを常に期待しているんですよね〜。
その裏切られたいという欲求を、あまり満たせなかったのではないかなぁと思うのです。
意外性というやつですね。
たとえば、チルダのあの女子高生コスプレはよかった。
あれを翌週以降も手を変え品を変えやりつづけていたら、それはまぁ変なことになってたかもしれませんが(笑)、それはそれで面白いことになっていたかもしれません。
それは冗談としても、「え!? マジで!? そんな展開やっちゃってその後どうするの!?」 みたいなものがもっと欲しかったんじゃないかなぁと。
そう思います。
そういったあたりが、これからの課題じゃないでしょうかね。
まぁ無責任にナマ言ってスイマセン。
だったらお前がジャンプで連載してみろってね(笑)。
とにもかくにも、田中靖規先生、おつかれさまでした!
次こそはって感じですよね!
応援してます!
まとめて
ということで、鍵人が終了し、次回から勇者学の麻生先生による 『新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ』 がスタート。
ギャグがずいぶん増えたなぁ〜という気はしますが、一時期のバトルモノ一辺倒よりこうやっていろいろあったほうがいいですよね。
ところで、みなさんお聞きでしょうか。
ついにハンターが復活だそうですね!
5・6合併号からだそうで、とするともうすぐじゃないですか。
とても嬉しい反面、いろいろと複雑なものもありまして……これでリリエンタール打ち切りほぼ決定だよなぁ〜と。
おそらく新春からの新連載が少なくとも2本はあるでしょうから、そこで合計3本は終了になっちゃうわけですよ。
今の順位だと、リリエンタールはまず確実にその3本のうちに入っちゃうわけで、うーむ、これはまいったなぁと。
ハンターはまたきっと10週連載したら休載なんでしょうから、そのあとまた復活ってことにはしてもらえないんですかねぇ(笑)。
ハンター復活はそれは嬉しいのですが、その分終わったり始まったり、新人作家も色々と影響を受けざるを得ないことを考えますと、複雑な気持ちにならざるを得ませんね〜。
まぁ、1作品枠の変動ごときで打ち切られる順位では、そこで生き残っても後できっとダメになるという考え方もありますかね。
うーん…。
おそらく時期的に考えて、編集会議ではもう終了作品は決まっているんだと思います。
その中にリリエンが入ってないことを、私は祈るばかりですわ。
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今ジャンプで最も輝いている女性は羽衣狐様と信じて疑いません(何w
あとどうでも良いと言えば良いんですが、田んぼは自然ではないですが、自然に近い生態系です
ハンター復活は本当に複雑ですね。僕もリリエンタールが好きなんですけど、やはり打ち切りでしょうか?今の連載陣はだいぶ癖があったり面白いのが多いのでまぬがれないかもしれないですね。。。
蒼樹さんストップ高! 蒼樹さんストップ高ですよ!
それはそれとして、先週今週と発言をぶっ飛ばして会話してる箇所があって、変にそこに引っ掛かってたりするのですよ。今週だと1ページ目2コマ目『確かに〜〜』の発言。先週だと後ろから2ページ目の3コマ目『大学が近くなので〜』の発言。それぞれ『迷惑じゃないか?』『どうしてここへ?』という発言を受けてのものだとはわかるんだけども、『おや?』と思って引っ掛かりを覚えてしまう。まぁ台詞の多い漫画だし、省略できるものは省略してるんだろうけどねぇ。
>めだか
修行編は来週の回想シーンで数コマで終わりそうだけどね! まぁ変人と燃えと萌えとかをけれん味たっぷりに描いてくれれば良いと思います。こういうの好きです。内臓の殆どを失くしているとか、なんだかわからんがとにかくよし!w
色んな場面で使えそうな謎の言葉も出ましたし。僕の心におっ立つ3本柱は『萌え・燃え・厨二』だ!www
>SKET DANCE
第1問、壁の存在が理解できなくて何も考えられなかったですよ?www
第3問は、プロ野球ってコールド負けってあるのかなぁ、とかつらつら考えつつ読み進めてました。読み返したら打ち切られたりしてないって書いてたwww ぼうっと読んでるとこれですよ!w
>リリエンタール
視覚的に派手さというか動きが少ないのが問題なんですかねぇ? 会話の妙とかよりも、わかりやすい派手さのがジャンプでは好まれるんじゃないかな?
しかしマリーの能力も色々考察が必要ですね。食べ物や食器は『本体が残りつつ幽霊が出る』のに人間は『本体そのままで幽霊になる』とか。『リリエンタールが幽霊になる』とかもどうなっているのか気になるところですし。
もちろん!
もしジャンプがベストヒロイン賞をもうけるならば、私は羽衣狐さま、雨宮さん、蛇姫さまの3人の誰に投票しようかな〜と悩みますなっ!
今回この話を読んで、田んぼの前で「自然っていいね〜」と観光客が言ったら、お百姓さんに怒られたって話を思い出したんですよ(笑)。
田んぼは、お百姓さんが精魂こめて作り出しているアートなんだよなぁと、その話を聞いたときに思ったものです。
>タラタラさん
今のジャンプってけっこうツブ揃いなんですよね〜。
これは酷い!という作品はとくになく、それぞれ読めばちゃんと読めるというレベルはみんなクリアーしていて、だからどれが切られるかはほんと戦々恐々ですよね。
リリエンタール、頑張って欲しいものです。
>DISKん
>バクマン。
漫画ではあまり見ないセリフ省略を今回は多用してましたね。
それがちょっと引っかかってしまったということは、まだ発展途上のテクなのかもですな。
>めだか
この方向性ではたしてジャンプ読者がどこまでついてゆけるのかちょっと心配になりはしますが、でも一時期に比べてかなり面白くなってきた感触があります。
バクマン風に言わせればテコ入れのバトル展開なんだけど、それを感じさせない西尾節のアクの強さって感じでしょうかね。
>リリエン
10割の読者を相手にしている王道漫画だとその通りなんだけど、おそらくリリエンは2割の読者を掴もうとしているんだと思うんですよね〜。
だから、今リリエンがこの位置にいるのは2割の読者を掴むことに苦労している結果であって、見た目の派手さとか、わかりやすさとか、そういうタイプの話ではないと思うんですわ。
かと言って、では、リリエンはどうしたらいいのかと言われると困っちゃうのですよね。
だって、今のリリエンが十分面白いって、私思っちゃってますもの(笑)。<ダメダコリャ
ちなみに幽霊化にはもうひとつ謎があって、日野兄がなんと透明人間になっちゃってます!
これはなんぞ!?