ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.92 “まじん”: 少年、グリグリメガネを拾う

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2009年10月29日

ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.92 “まじん”

　サブタイがかなりのネタバレ度を誇る、そんな週刊少年ジャンプ48号収録分の感想です（笑）。

【コミック派ネタバレ注意！】

　ようやっと地表に到達できたハルヒコ。
　ここまでほんの１、２秒ってとこでしょうか。
　ちなみにハルヒコもちゃんとライズができるんですね。
　怠け者っぽいから電磁ショッカーだけしか会得してないのかと思いきや、ちゃんとライズも修行してたんですね（笑）。

　影虎さん、強い強いと思っていたら、なんとパワーアップしてたのでしたか。
　犬居に殺されかけたおかげで、影虎さんは大幅なレベルアップをとげてしまったようです。
　どうやら PSI 使いには 『サイヤ人効果』 が働いているようですね（笑）。
　あれはいいシステムです。
　長く退屈になりがちな修行編を挟まずとも、成長のカタルシスを得られてしまうという画期的なシステムでした。
　とすると、先日死にかけて復活したカブトの成長も、このシステムのおかげと考えられるかもしれませんね。
　アゲハの急激な成長力も、何度も何度も壮絶な戦いをくぐりぬけてきたおかげかも。
　あ、そうするとあれだ、毎度毎度ダメージ食らい役のヒリューくんなんて、物凄い勢いでレベルアップできますね！！
　こりゃ～ヒリューくんに、明かりが見えてきたかもしれないぞ？（笑）

　でも逆に考えると、死ぬぎりぎりまで追いつめたのに逃がしちゃった場合、敵はものすっごいレベルアップして帰ってくるかもしれないわけですよね。
　なるほど、ヤル時はヤル。
　きっちりトドメを刺さないと次こそやばいシステムでもあるわけか。
　

　そして、ジュナス伝家の宝刀。

“阿修羅・解”

　それは、爆発とか燃焼とか破砕とか、そういうレベルすら超えて、なんと所構わず蒸発させる力！
　つまり、地面だろうとなんだろうと、その物体の融点を越えて沸点すら瞬時に越えてしまうほどの熱！
　なるほどこりゃ～当たっちまったらタフとかそんなのかんけーねー。
　硬度無視のエネルギーダメージってヤツは、ファイターにはかなりキツイものがあります。
　しかし、

「振動…　熱…

　成程…　超振動摩擦で破壊するわけか

　あのオーラは超振動する

　微粒子化した PSI バーストの集合体

　直撃はさすがにヤバすぎる…か」

　って、影虎さんがなんか突然インテリに（笑）。
　“超振動摩擦” とかいう言葉がまさかこの人の口から出てくるとは思わなかった。
　かててくわえて “微粒子化” とか！
　影虎さん、ひょっとして PSI のバトルに関することだけは勉強しまくってる PSI オタクなのか？（笑）
　まぁ、祭先生が教師役として呼ぶくらいですから、PSI 学に関してはきっちり収めているのかもしれませんね。

　ジュナスを倒すために出した、影虎さんの結論。
　それは相打ち。
　ぬおー、そこで逃げるって選択肢はないのか。
　漢すぎるぜ影虎さん。
　そうか、祭先生に頼まれた任務である以上、逃げることはハナから選択肢にないのか。
　男一匹勝負に一直線。
　かっこよすぎるぜ影虎さん。

（残れよ俺の肉体！！！）

　特攻！！
　さぁこれは大きな賭けだ！
　どうなる！？
　と、思ったところで、バチーンと割り込んできたのは、おお！　ハルヒコ！
　グッジョブ！
　そうでした、ハルヒコのショッカーは PSI キャンセルの付加効果があったのでした！
　強い。
　何気にタチが悪いくらい強いぞハルヒコ（笑）。

　そうか、ジュナスは先にハルヒコを倒すべきだったんだ。
　でなければいずれハルヒコのショッカーを浴びてしまう運命だったのか。
　これは作戦とかではないにしても、影虎さん、いい仲間を連れて行きましたね。
　怪しいやつを発見したら即座に仲間を送り込めるランに、相手の動きと PSI を停止させるハルヒコ、そして純ファイター兼司令塔の影虎さん。
　いいコンビだったんだ～。
　それもこれも、影虎さんの人徳ですね。
　あのとき影虎さんがこの二人を助けてなければ、この二人は今頃東京湾の底でしたもんね（汗）。

　そして、トドメとばかりに決まった影虎ドライブシュート。
　って、そんなブッ飛ばさなくても（笑）。
　あとで回収するのが面倒だし、下手すると逃げられますって……って思ってたら、あらまぁ言わんこっちゃない。
　ページをめくってあらびっくり。
　でっかいお手手がにょっきりボーン。
　ジュナスを受け止め、そしてのっそり立ち上がったのは……、

「めだま　めだま

　まじん　まじん」

　カプリコお手製目玉の魔神（魔人？）。
　つか、でけーーー。
　魔神さん、チョップ一発、そこからぞぞーっと地面を掃いて、森を一掃なぎ払うッ！
　影虎さん、ハルヒコ、どうなった！？

　うーん、カプリコ、まだちっちゃいってーのに物凄いな。
　あるいはまだちっちゃいからこそ力を制御できてないってことなのかもしれませんが、それにしたって無から作り出した創造物にしては凄まじすぎ。
　もしかして、未来世界の奇怪な生物達って、すべてカプリコの創造物なのでしょうか。

　たとえば、カプリコの力を溜め込んだのがイルミナ（核）で、それを埋め込まれた生物たちはイルミナの言うとおりの変貌をとげてしまうんでしょうかね。
　スケッチブックに新しい禁人種のデザインを書いていましたから、そういうことなのかもしれませんね。
　イルミナの技術はいったいどこから手に入ったのか、ずっと謎でしたが、下手をするとこのカプリコこそがすべての計画の中心なのかもしれません。

　さて、生死不明の影虎さんたちですが、まぁあの超スピードの影虎さんがいるんですから大丈夫でしょう。
　また、ジュナスをいいところで取り逃がしてしまいそうな流れですが、これでジュナス、次に会うときにはとんでもない成長を遂げてしまいそうですね（笑）。
　まったくサイヤ人システムはタチが悪い（笑）。

　しかし、それより気になるのがアテにならないことで有名な次回予告。