2009年09月25日

アニメ感想 グイン・サーガ 第24話 「モンゴール最後の日」

セクシーグイン

 さて、周回遅れのグイン感想もついにクライマックス。
 タイトルどおり、モンゴール最後の日でございます。

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【ネタバレ注意!(原作ネタバレは避けています)】




あらすじ
叶わぬ願いはどこへ行(ゆ)くのか
癒えぬ痛みが胸を苛(さいな)み、悲しみの雫(しずく)が滴(したた)り落ちる
消えゆく国の灯火(ともしび)に、報われぬ魂の慟哭(どうこく)が響く

パロ・アルゴス連合軍、更にパロ側についた沿海諸国軍によりモンゴールは完全に包囲された。滅亡を予感しつつ、せめてアルド・ナリスに一太刀をと望むアムネリスだったが、父ヴラド急逝の報がその想いを打ち砕き、トーラスへの帰還を余儀なくされる。そして孤独な道の先には同盟国であるはずのクムが五万の兵で待ち構えていたのだった。


■対面、謎の少年シド

 思ったとおり、ヴラド大公はシドに暗殺されちゃいましたか。
 そりゃあねぇ、暗殺者を小姓にしている大公が無用心ってもんでしょう。

 決戦を前に無念の死をとげた大公に、たむけの笛を贈っているところに、ついにグイン登場。
 それに対して、なんでもかんでも知っている風のシド。
 いよいよ謎めいていますが、しかしどこかいい加減な口から出まかせを言っているようにも聞こえますね。
 いったいどこのどういう奴で、なにをどこまで知っていて、そして何が目的なのやら。
 そして、グインを魔道で屈服させて、さらに予想外のパワーで昏倒させるというはっちゃけぶり。
 魔道くらい使うだろうとは思ってましたが、このまさかの剛力には驚きましたわ〜。
 オリジナル展開、面白い。

 三日後、茨ではりつけにされているグイン。
 いつの間にやら鎧も剥がされて、三日もいったい何をされてたのかしら。
 茨に縛られたグインが妙になまめかしくて、倒錯的な雰囲気がいい感じで気持ち悪いです(笑)。

 そしてそのグインに、どうやら正体をあかしつつあるシド。
 その目的は、モンゴールと諸国を戦わせ、その勢力を削ぐこと。
 その上でパロの古代機械に近寄るのが目的だったようです。
 ぬほほほほ。
 こう来ると原作派としては読めてきますね。
 暗殺者の出自といい、例のやっこさんしかありますまい。
 若林監督め、16巻までの内容だっちゅーのにちゃんと50巻以上先のところまで計算していると見えます(笑)。
 アニメオンリー派としてはナンダソリャ?な話かもしれませんが、これにはちゃ〜んと後で辻褄が合うようになっているんですよ。
 アニメとして主役のグインをちゃんと最後まで活躍させつつ、原作の流れもちゃんと尊重する、これはよくできた脚本です。

 しかしシド、そこで逃げちゃうか。
 ツメが甘い(笑)。


■モンゴール最後の日、というかアムネリス最後の日

 パロ、アルゴス連合軍のみならず、ケス側からはカメロン提督率いる沿海州連合軍に後背を衝かれ、さらに同盟国であるはずのクムからは5万の兵が出て、アムネリス軍の退路をふさぐという窮地。
 モンゴール、ここに命運は尽きました。
 しかしこの一連の戦い、モンゴール軍の最後というよりは、アムネリスの独り舞台といった趣きで、アムネリスのひとりごとがいちいち面白い(笑)。
 いや、面白いと言ってしまっては無慈悲かもしれませんが。

「もはや私の生き甲斐は、お前を討ち取り

 冷たくなったその唇に、口付けすることだけ…」


 とか、もう自分の世界に入りまくってます(笑)。
 そして、

「どこだ…あの人はどこだ、姿を見せろ! どこだ!

 なぜだ、なぜ出てこぬ! それほどまでに私を裏切るか!

 せめてその手で私を殺せ!

 そなたの手にかかるなら本望だ!」


 にいたっては、もう完全に陶酔しちゃってますよね〜(笑)。
 で、とうとう目の前に現れたナリスを見て、

「生きていた……本当にあの人が……

 ここまで……ここまで私の心を弄ぶとは……

 許さんぞアルド・ナリス!!」


 ここ、アムネリス、ナリスを見た瞬間にやっぱり恋心がうずきまくっちゃったんでしょうね。
 だから、「弄ぶ」と。
 さんざんあっちゃこっちゃ走らされたのも全てナリスの陰謀だとアムネリスは思ってるんでしょうし、さんざん焦らしたのもナリスの陰謀だと思い込んでいるでしょう。
 で、ここで効果的に登場して、やっぱりアムネリスを恋焦がしているのもナリスのせいであると(笑)。
 もうここまでくると滑稽すぎて悲しくなってきます。
 なんて悲しいほどに自己中心的なのだと。
 全ての基準が自分なのですよ、アムネリスは。
 そしてその自分の相手は、アルド・ナリスしかいない。
 アムネリスの脳内は、自分とナリスだけでできているんですよね〜。
 まさに純粋な復讐の女神とはこういうものかと。
 愚かで、滑稽で、安っぽくって……、でも人間なんてそういうものなのかもなぁとも思わされますねぇ。
 復讐という妄執にとりつかれたが最後、ここまで盲目になってしまうものなのかもなぁと。
 このあたり、周りの真面目なだけが取り柄みたいなモンゴール将軍たちがなんかちょっと可哀想にもなってきました(笑)。
 最後、アムネリスをボディブローで気絶させたあの人、グッジョブ。
 ああでも、考えてみれば、こうやってアムネリスを恋と復讐に狂わせたのもすべてナリスの計算でもあったのですよねぇ。
 そうすると、やっぱりナリスが諸悪の根源なのか(笑)。
 うむ、オソロシや……。


■そしてふたたび流れる、グランドオープニング

 アムネリスが目覚めると、そこはクムの都ルーアンの一室。
 体のいい虜囚として、アムネリスはクムに囚われたのでした。
 一緒に幽閉されているフロリーが現状を説明すると、アムネリスは自殺を図ろうとしますが、それを必死におしとどめるフロリー。
 うむ、いい子だ。
 純朴でとくにこれといって目立つところはない普通の娘ですが、そこが逆にかわいいのですよ。

 そして、気づきましたか?
 ここで流れ出した BGM が、パロがモンゴールの奇襲を受けたあの夜、第1話のオープニングで流れた 『グランド・オープニング 運命の糸』 なのです。
 いや〜、これはちょっとゾクゾクきました。
 そう、パロが滅びた運命の夜の曲が、モンゴールが滅びたこの日、ふたたび流れたわけです。
 ヤーンの皮肉な運命の糸は、こうやって真逆に折り返し、滅ぼした側が今度は滅ぼされ、虜囚の憂き目を見ることとなってしまったと。
 因果応報。
 歴史は繰り返す。
 ヤーンは与え給う、ヤーンは奪い給う、ですね〜。
 グインというストーリーのひとつのテーマである、『運命』を、叙情的にあらわしたとても素敵な演出でした。

 さぁしかし、アムネリスはここからモンゴールを再興できるのでしょうか。
 パロにリンダ・レムスを逃がした古代機械があり、知将アルド・ナリスがあり、友邦アルゴスや沿海州連合の協力があったように、モンゴールにも復活の希望はあるのでしょうか。
 さぁ、そのためにはアムネリスがまずがんばらないとですよね〜。
 

 ということで、残すはあと2話!
 戦いにも決着がついたものの、グインのほうはラスボス(?)シドを取り逃がす失態。
 これはリンダ・レムスを巡ってのラストバトルが展開されるのでしょうか。
 シドの正体含めて、これは楽しみ!



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posted by BOSS at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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