ジョジョの奇妙な冒険 Part7 SBR #51 最後の砦 の感想です。
Dio vs. 大統領の戦いは、衝撃の結末を迎える!
【ネタバレ注意!】
列車から飛び降りた大統領に、空中で追撃をかけた Dio 。
大統領の咽もとをかっ切り、さらに猛り狂ったように鉤爪を振り下ろす。
大統領を真っ向唐竹割り!
「切り裂いた首のその傷はッ!
オレがいた人間世界の悲惨の「線」だ…」
「WRYYYYYYY――――ッ
そして これがッ!
それを越えた線ッ!
このオレがッ!!
手に入れるこの世界への「線」だッ!!」
Dio さま、興奮して何をおっしゃってるんだか分かりません(笑)。
でもなんとなく、これまでの悲惨さと不満に満ちた人生を乗り越え、新たな世界に飛び越えてゆけるんじゃないか、そういう希望に燃え上がっちゃってるってことは伝わってきます。
これまでの人生を、「悲惨」 と感じていたんだなぁと、ちょっと物悲しくも思えてくるセリフでした。
荒木先生のこういう真似できないようなセリフまわし、好きだわぁ。
こういう変に凝るんじゃなく、生っぽいっていうんですかね。
興奮したときに口走る生のほとばしりそのままって感じがね、すごくリアルな気がするんです。
首筋を半分掻っ切られ、さらに脳天から腰寛骨まで鯵の開きのように裂かれてしまった大統領。
スタンドは砕け、腹から腸があふれ出す。
しかししぶといッ!
その生命力、まさに ゴキブリ級!
普通なら即死レベルのこの破壊のさなか、かすんだ目に宿るのは野心か執念か、それとも戦うものの本能か。
Dio の体に足をまわしてガッシとカニばさみ、そして自分はなんと列車の車輪の間に巻き込まれてゆく!!
ギャース! そうきたか!
無表情に見開かれる Dio の瞳。
迫る車輪。
そして、轟音とともに走り去る列車。
これは大迫力。
あまりの突然さに、Dio が驚愕の反応すら出せないというのが迫真さを増しています。
走り去った列車のあと、線路のなかで、血まみれの Dio 。
「やつは…! 確かに…
切り刻んでやった……
ヴァレンタインは即死だったッ
勝ったッ!……………
勝ったのはオレの方…だ!!
…………」
そして、カメラが引くと、そこには切り離された Dio の下半身。
Dio、ここについに倒れる。
いや〜壮絶な最期でした〜。
しかもちょっと物悲しいし。
勝った…って、誰が見ても負けちゃってるのに・・・。
これはもう Dio のうわごとなんですかねぇ。
いやぁ残念。
大統領をとことん追い詰めて、ほんと惜しいところまで追い込んだんですけどね〜。
大統領のゴキブリ級の生命力と、最後の最後まであきらめないしぶとさに負けてしまいましたか。
いや、まぁ先月 「ブッ殺してやるッ!!」 なんて禁句を言っちゃいましたからね。
その時からこの流れは当然であったわけではありますが。
しかし、よく戦い抜きました。
その闘争精神はお見事!
今回のバトルはスティール・ボール・ラン全バトルの中でも屈指の迫力と面白さでした。
Dio の報われない魂よ、どうか安らかに眠りたまえ。
一方、それを見ていたジャイロ&ジョニィ。
いよいよ最後の戦いに乗り出します。
と、その前に、ジャイロ、
「なぁ…お互い 秘密を言い合おうぜ」
と(笑)。
これはなんだ、いわゆるリラックスのためなのか?
決戦の前のこういうシーンって、ありますよね〜。
二十世紀少年でも、死の大晦日で巨大ロボに戦いを挑むケンヂたちは、オッチョに旗のマークの秘密を聞いて笑って、そして覚悟を決めていったのでしたっけね。
しかしそこでジャイロ、驚くべき事実を暴露!
なんと、ジャイロとはあだ名で、本名は
ユリウス・カエサル・ツェペリ!
つまり、英語読みだと
シーザー・ツェペリ!!!
ドギャーーン!!
なんとここへきてそんな爆弾が炸裂しようとは!
ジョニィがジョナサンだったりルーシーがペンドルトンだったりしてこれまでさんざん驚かされてきましたが、これまた最大級の爆弾ですな!
ってことはなにか、これはジョナサン&シーザーのコンビだったのか!
なんでそこはジョセフじゃないんだ!
いやまぁいいけど、だとするとあれか?
ジャイロは大統領の前に倒されて、血で作った鉄球をジョニィに残すのか!(ナニを言ってるんだかw)
いや〜驚きの新事実。
ジャイロはこれまでにない独特のノリのキャラだっただけに、今回オリジナルだと思っていたのですが、まさか正体はシーザーだったとは。
そーいやジョニィもどう見たってジョナサンじゃないわけですから、性格が一緒という保障はどこにもなかったんでしたっけ。
しかし、これほどあからさまに死亡フラグを立てられるとはなぁ〜。
先月は Dio の 「ブッ殺す」 で死を覚悟したものですが、今度のも覚悟しといたほうがいいかもですね〜。
う〜ん、ジャイロには勝って少年マルコの命を救って欲しかったのですが…、シーザーと聞いちゃうと、ちょっとなぁ〜と。
難しいような気がしてきちゃいました。
しかし、ジャイロの本名および前世暴露にくらべて、ジョニィが悲惨すぎる(笑)。
「……実は…何て言うか…ゴホッ!
エホン
フェチってわかる?
……ちょっとしたフェチがあってさ…
何て言うか…実は 女の子のさ……
『虫さされフェチ』って…わかる?
女の子の二の腕とか足とかの皮膚が蚊に刺されて
プチッと赤く膨れるだろ
あれに興奮する!」
なにその変態的フェチ暴露wwwww
「あれに興奮する!」 じゃねーよ!wwwww
完全にジャイロ引いちゃってるじゃんか!!(爆)
この目が点になってうつろになってるジャイロの顔が可笑しすぎ(笑)。
完全に思考が停止しちゃってますよね、これ。
ヤバいスイッチ押しちまったぜーって、絶対後悔してますって(笑)。
さて、気を取り直して、いざ出陣のふたり。
と、ジョニィ、これまで鞍の上で折りたたんでいた不自由な脚をはじめて“あぶみ”に降ろす。
するとなんと、かかとの拍車が突然回転を始め、その回転の力が脚、胴、腕と伝って手に収束!
さらにジョニィの背後に新しいスタンドの姿が!
これが人馬一体となった回転の新パワーですか!
いったいどういう理屈でこのパワーに開眼したんだかよくわかりませんが、いよいよジョニィが最後の力を手に入れてくれました。
どんな力が発揮されるのか、これは楽しみ!
と、その背後に迫る、「クマに注意!」 の看板。
なんだこりゃ(笑)。
振り向くと止まっているのに、振り向くたびに近づいてくる。
だるまさんが転んだかいなと、ちょっと笑ってしまいそうになりましたが、いやいや、かなり不気味です。
いったいぜんたい、何なんでしょうね。
これが列車の機関士のスタンドなんでしょうか。
もうあとは大統領を倒すだけだと思っていたのですが、ここへきて 「最後の砦」 との戦いが待っていたようです。
さぁ、いったいどんな敵なんでしょうね。
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