【コミック派ネタバレ注意!】
カラーページの劇場版予告がとってもよさげ。
原作本編で張られていた伏線 「インペルダウンを20年前に脱獄した空飛ぶ海賊“金獅子”」 が、この劇場版への布石だったわけですね。
尾田先生完全バックアップによって作られているんだなぁ〜ってことがこのこと一つをもってしても分かってくるってものです。
作品中にもかならずや尾田スピリッツがたくさん注入されていることでしょう。
これはかなり楽しみ。
ところで麦わら一味の劇場版コスチュームも公開されてましたが、ロビン姉さんがなんともキュート!
いつもと打って変わって 『ちょっとだけお嬢様な女子大生』 って感じじゃないですか。<なんだそりゃw
う〜ん、こんなところでも尾田先生恐るべし。
表紙連載はナミさんのターン。
空島ウェザリアで、なにやら市場のようなところにナミさんは通りかかったようですが、これは来週ナミさんが稼ぎまくって大金持ちになっているパターンでしょうか(笑)。
そのお金でパワーアップ用の武器をいっぱい仕入れてきて欲しいですね。
しかし、まわりがおっさんや爺さんばっかりとは、せっかくの一人旅なのにロマンスのかけらも生じませんね(笑)。
さて本編。
リトルオーズJr.がデカイの何の。
スリラーバークでは比較対照がよくわかんなかったのですが、戦艦に掴みかかっている姿でそのバカデカさがわかりましたよ。
たしかにこりゃ〜巨人どころの騒ぎじゃない。
チョッパーとかが 「しばらくでかいのがでても怖くないな〜」 みたいなことを言ってたのもうなずけますよ。
その巨大なパワーに物を言わせ、オーズは戦艦をぶっとばし、ついに湾内への突入路を切り開く。
これはなんとも豪快。
一般兵レベルは論外で、さらに海兵側の巨人達すら歯が立ちません。
つーか、あまりの破壊規模に、最近見てないコビーやヘルメッポ、たしぎあたりは大丈夫なんだろうかなんて心配になってきちゃいました。
強さのケタが違いすぎますよね。
こんな戦いの中で彼らにも活躍の場はちゃんとあるのでしょうか。
ところで白ひげ御大将。
開戦の狼煙とばかりに津波を起こして以来、なにもせず、ただ艦首にふんぞり返っているだけかと思ったら、ちゃんと指示を飛ばしておりました。
巨体にあかして突っ込みすぎるオーズを心配し、すかさず周りのものに援護に行かせる行き届いた采配。
なるほど、白ひげは部下達の事も隅々まで見届けるために、あそこに陣取っていたのですね。
なんという親心。
自分が突っ込んでしまったら、指図する事なんてできなくなっちゃいますものね。
いざ本当に必要な時が来るまで、そこで機会をうかがっているのかもしれません。
まだまだ戦いは始まったばかりですからね。
そしてそして、さぁついにやってきました、王下七武海のターン!
まず先陣を切ったのは我等が蛇姫ボア・ハンコック。
空中に作り出した巨大な投げキッスのハートが弓かつ矢となる“虜の矢(スレイブアロー)”は、当たった者をすべて石としてしまう範囲攻撃。
なんと、人間のみならず砲弾までも石にしてしまうんですからムチャクチャです(笑)。
砲弾すら惚れさせてしまう蛇姫さま、その美しさはとどまる所を知りません。
そしてさらにとんでもない技が炸裂!
“芳香脚(パフューム・フェムル)”!!!
おおおー!
お美しい!!
なんという美脚♪
そしてなんという色香♪
しかしてなんという恐ろしい技!!
触れたところが石となり、砕け散るという、これは恐怖以外のナニモノでもない、凄まじい技じゃないですか。
これ、石から元に戻る事があったら、とんでもない惨状ですよ。
傷はえぐれて内部深くまでヒビ割れて、今は痛みもないかもしれませんが、この頭部にヒビが入っちゃってる人なんてこれ、絶対脳までイっちゃってますよね!
治したほうがいいのやら、それともこのままにしておいたほうがいいのやら。
なんともオゾマシイ技もあったものです。
改めてアマゾネスの恐ろしさを思い知らされた感じがしますね〜。
コミカルになったとはいえ、やっぱり恐怖のアマゾン・リリーなのですものね。
そしてさらに、なんとその被害は海兵にまで及んでいたというムチャクチャさ(笑)。
海兵に抗議されると、そこはさすが蛇姫さま、
「“白ひげ”と戦う事は承諾したが……
わらわはそなた達の味方になるとは言うてはおらぬ
男など敵も味方もみな同じじゃ
………あの方以外は」
キャーー!
蛇姫さまーー!
キャーー!!
「―それで約束を守った事にして欲しい
―――わらわの 美しさに免じて」
キャーーーッ!キャーーーッ!!
蛇姫さまーーーッ!!
キャーーーーーーッッ!!! <うるさい!!
いや〜これはよかった。
久々に来ました蛇姫節(笑)。
横暴、身勝手、ムチャクチャ三昧。
でも、ちゃんとルフィへの愛で一貫性が取れちゃってるところがすばらしい。
そもそも蛇姫さまは、ルフィのためだけに来たんですものね。
その他のことなんてどうでもいいのです(一応アマゾン・リリーの命運はかかってますがw それはルフィへの愛に比べたらはるかに比重が低いかもしれないという恐怖の可能性w)。
また、エースを助けに来るルフィの事を思えば、海兵なんてそれとなく力を削いでしまいたいくらいでしょうとも。
すべては愛する人のため。
蛇姫さま、かわいすぎるぜ〜。
しかし、今更だけどエロいコスチュームですな〜。
巨大なお胸がばいんばんと踊り(我が心眼にはそう見えた!)、華麗に踊るおみ足の間からパンツが見えそで絶対見えないという憎らしさ!(笑)
そしてつくづく長い黒髪はいいね! と!!(笑)
大画面で舞うように戦う蛇姫さまの美しさに、思わず見惚れてしまいました。
そして、蛇姫さまに続いて次々とオーズに炸裂する、七武海の威力。
くまは空気の大爆弾“熊の衝撃(ウルススショック)”。
おっと、実はわたくしくまはニセモノのパシフィスタで、本体は裏で正義の門を開けたりと裏切り行為をしているんじゃないかと思ってたのですが、ちゃんと本人でしたね。
んじゃ、ルフィたちの前の門を開けたのは誰だったんでしょう。
さっぱりわかりませんわ〜。
ドフラミンゴのこの技は、たぶん悪魔の実だと思うのですが、「糸」 の能力者ですかね。
以前人を催眠術のように操ってましたが、今回はオーズの足を触れずにスッパリ切り落としてしまいました。
これまたなんとも恐ろしい技です。
あの巨大さ足を、いともあっさりですもんね。
あと、空中を飛んでいるのも、跳躍したというよりは糸を使って浮いているように見えるんですよね〜。
ということで、ドフラミンゴの能力は 「イトイトの実」 なんじゃないかな? と推理しておきましょう。
ボロボロのオーズは、それでも倒れない。
最後の力をふりしぼってエースの処刑台へと手を伸ばす。
が、そのとき、無情にも最後のトドメがゲッコー・モリアの手から放たれる。
哀れオーズ。
あとほんの少しのところでエースに届かず。
哀しいですね〜。
なんか、そもそも存在自体が無性に悲しいんですよね、こういう愚鈍な巨人って。
物語において巨人という存在というのは、最初から小さい者に倒される運命なんじゃないかって気がするんです(いや、北欧神話等の例外は勿論ありますが)。
愚鈍で、でも正直者で、心優しく、義理堅く、そしてバカ頑固。
ひとつこれと思いこんだら、テコでも動かない愚かな牛のような、そんな哀しさがありますよ。
たったひとつ、エースが編んでくれた笠を大事にして喜んだというエピソードが描かれただけで、なんとも哀愁の漂ういいキャラクターになりました。
たったこれだけで、オーズがいかに心優しく、一本気で、エースを心から救いたいと思っているかがわかりますものね。
そして同時に、エースがなぜこれだけ仲間たちに愛されているのか、その理由もわかる気がしてくるのです。
尾田先生、うまいですわ。
割り切った考え方をしてしまえば、オーズは七武海の引き立て役として出てきた“ヤラレ役”に過ぎなかったわけです。
ちょっと失敗すれば、ただ七武海が活躍して、ハイそれまでよな話ですよ。
でも尾田先生は、そんなヤラレ役のオーズにも素敵な“想い”を与えてくれた。
ただサンドバッグになるのではなく、愚直な巨人の悲哀を描いてくれました。
なんか、いいですね。この届かぬ思い。
戦争の非情さですよ。
これだけの光景を見せられて、エース、まさに断腸の思いでしょうね。
おやじさんの言いつけを守らず突っ走り、捕まってしまった自分のために、仲間たちが次々と倒されていってしまう。
こんな光景に、あのエースが我慢できるはずがありません。
ここでエースが自ら命を絶てば事が治まるのなら、喜んで命を絶つのがエースでしょう。
しかし、事はもうエース一人の命で収拾がつくほどの問題ではなくなってしまってます。
エースとしては、もうどうしようもないのですよね。
目の前でオーズが倒れるのを、これでもかと見せつけられてしまったエース。
その悔しさ、いかほどのものでしょう。
今回のエピソードでは、オーズの哀しさに触れるとともに、個人的にはこれまでちょっと冷めた目で見ていたエースに、一挙に感情移入してしまいました。
胸躍る派手な戦い、世界の頂点の凄まじいスケールの戦いを描くだけでなく、その中で翻弄される運命の哀しみも描く。
とんでもない八面六臂ですよ、尾田先生。
あなたが神ですか!(笑)
いや〜面白いです、マリンフォード編。
ついに白ひげ側に巨大な犠牲者が出てしまいましたが、戦いの趨勢はこのまま海軍側に傾いていってしまうのでしょうか。
次回がまたまた楽しみです。
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