2009年07月29日

週刊少年ジャンプ35号感想 後編

 では後半戦。




 後半の感想は、


・【金未来杯】デンジ
・鍵人
・サイレン
・あねどきっ
・スケダン
・いぬまる
・トリコ
・バクマン

 の7本でお送りいたします。



【金未来杯】エントリーNo.1
明治百機八匣譚 DENGI‐デンジ‐


 さぁ今年も来ました、金未来杯の季節です。
 今年はバクマンで盛り上がった後だけに、注目度もこれまでとは段違いなんじゃないかと思われるのですが、そのバクマン言うところの、もっとも編集部の期待の高いエントリーNo.1は、芝田優作先生による明治からくり活劇風、王道バトルもの。
 江戸時代のオーパーツといえばまずこの人を出しておけば間違いない有名人、平賀源内を活用し、その遺産を回収するというキャッツアイベース。
 そこに改造人間のモチーフを加えて電気で変身、街中の電気を使って超パワーアップという爽快豪快な必殺技要素。
 コミカルな面あり、エロ要素あり、からくりの面白さありと、いろいろと詰め込みながらもきっちり発明シリーズの構成を説明し、主人公の能力を把握させながら盛り上げていったのは手際のよさを感じました。
 正直、そんなに面白れー!とまでは思えなかったのですが、新人としてはかなりのレベルと思えました。

 画力もなかなか。
 キャラは手馴れていて、すでに独自の味があるように思えますし(若干華やかさには欠けるようですが)、背景や道具類という無機物も丁寧に描き込まれていて画面が綺麗です。
 変身後のデンジが個人的にあまりカッコよく思えなかったのですが、まぁこれは個人の好みでしょう。

 また、時代考証のミスなどツッコミどころは多々あるとは思いますが、少年漫画にそういうのもヤボというもの。
 大体、安永8年は西暦1780年のことで、明治15年つーたら1882年。
 おいおい、この登場人物み〜んな100歳以上かいなってことになっちゃいますからね。
 大規模発電所はこの時代なかったはずだけど、そのへんが気になる大人は大人らしくバチッと目をつぶっちゃいましょう。

 よく整理された構成や、アクションの見栄えなど、全体にしっかり読めるレベルだと思います。
 ただ、個人的にはストーリーの情緒面に、やや食い足りない感じがしました。
 感動とか、共感とか、主人公のセリフのカッコよさとか、そういったところがなにか物足りませんでした。
 思うに、キャラの気持ち、思い入れが色んな部分で説明不足なのではないでしょうか。
 なぜ、デンジたちが平賀源内の発明品を取り戻そうとしているのか。
 なぜ、悪用するヤツを許せないのか。
 なぜ、「発明(チカラ)で人を傷つける者を許せない」 のか。
 なぜ、「この街全ての人の電気」 と書いて 「思い」 と読ませるのか。
 そして最後になぜ、ヒロインの娘は主人公についてくるのか。
 そういった情緒面は想像すればなんとなく補完することはできるのですが、もっとしっかり説得力を持った描写があったほうが印象深くなったと思います。

 アクションやからくりのロマン、かっこよさも楽しいですが、もし連載されたらそれだけではいつか飽きられます。
 そこにはやっぱりキャラクターに共感できたり、思いに感動できたりする、そういう深いところが欠かせないと思うのです。
 なんて、これ、なんかバクマンで新妻エイジのクロウが言われたこととよく似てるなぁ(笑)。


 さて、では今年もグリメガ流の金未来杯採点をするとしますか。
 いっつも当たらないうちの採点ですが、今年もあえて俺流を貫きます(笑)。
 とりあえず、このデンジは基準になるので、低くもなく、高すぎもせず80点
 王道バトルの基準はしっかりクリアーしているものの、ハート面にもっと迫って欲しかったということで基準点レベルとさせていただきました。
 次からはこのデンジを基準として、上に来るか下に来るか、そうやって順位を決めていきたいと思います。
 さぁ、今年はどの作品が優勝して、新連載を勝ち取るんでしょうね。
 なんだかバクマンを読んだ後だと、新人先生達の頑張ってる姿が想像されちゃって応援したくなってくるじゃないですか(笑)。



鍵人‐カギジン‐

 新連載第3話。
 今のところ主人公は私的にまだどうでもいい感じ(ヒドッ!)なんだけど、チルダがすげーいい女に思えてきました。
 元から気に食わないと思っていたとはいえ、帝国のトップが自分を殺そうとしたと知るやいなや、レジスタンスに加わって政権を覆そうとする即断即決。
 迷いが全くありません。
 かっこいいですって。
 いや、私はスパッツのこと言ってるんじゃないですよ?(笑)
 スパッツもたしかにかっこいいけど、チルダの男前っぷりがいいのですよ。
 いやまぁ、たしかにスパッツもカッコイイさ。
 つかカッコイイ。
 なんだかよくわかんない足技決められてるツバメがちょこっと羨ましいさ!



PSYREN−サイレン−

 別エントリーにて。



あねどきっ

 このゲーム絶対テニプリだろう!(笑)



SKET DANCE

 ドラマCDの絵のチョイスが汚すぎる!
 人気投票ボッスン1位で胴上げのシーンって、それ思わず脊髄反射で感動しちゃうから!(笑)

 本編はモモカのシンデレラストーリーふたたび。
 しつこくスルーされ続けるボッスンに涙が。

 だがそんなボッスンも、あすなろ抱き(って言うの?初めて聞いたわ)で本領発揮。
 おお、これはモモカにフラグが立ったか!?なんて思っていたら…
 そこでアンソニーが来るか!!
 このページめくってアンソニーって、破壊力あるわ〜。
 なんだろ、このムカつく顔は。
 自動的にアンソニーが3体くらい増えて見えるのは私だけ?(笑)
 つかボッスン、なんでそんなの持ち歩いてるんだよぉ。

 そしてスイッチ。
 そのなんだかわかんないワールドも面白かったし、セリフがなぜか緑間っぽいのも笑えたけど、地味に効いたのはストラップ!
 おお、スペクターじゃんか!
 それ欲しいわーっ!

 で、またも大出世して今度は歌手デビューのモモカ。
 ここまで来たら最後はどこまで行っちゃうんだか見てみたい気もしてきますな。
 次は紅白出場か、ハリウッドデビューか。
 ラストはアラブの王子様に見初められてプリンセスでしょうか(笑)。



いぬまるだしっ

「キャッチ&リリースなんて平和ボケした奴らの下らない行為だぜ…
 一度キャッチした幸せは絶対にリリースしちゃいけねぇ…
 でないとオレみたいになるぜ…」


 鳥居くんがかっこよすぎる(笑)。
 そしてステーキに食いつき、針をプッと吐き出すこのクールさ!
 やべぇ、鳥居くん惚れたぜ。

 しかし、たま〜にあるいぬまるくんのションボリシリーズってなんかいいですよね。
 最後まで何にも救われないのになんとなく救いがあるのが素晴らしい(笑)。



トリコ

 おっと掲載位置がずいぶん後ろに。
 これは一時的なシャッフルなのか、それとも原稿アップが遅れたのか。
 あるいは少し長めだったリーガルマンモス編のアンケが若干悪かったのか。
 今でも充分面白いのですが、序盤ほどの強烈なパワーは見られなくなってきたトリコだけに、ちょっと心配になってしまいますね。

 今週は一話かけてBBコーン採集。
 トリコにしててこずらされる、BBコーンの異常なほどの頑丈さと巨大さ。
 収穫するというよりはほとんど採掘するといったおもむきで、ビルほどの大きさのトウモロコシの皮をはぎ、ひげを切り裂き、ツブを掘り出すのはまっことひと騒動。
 でもなんかこう、こうやって苦労して採集したらきっと美味しいだろうなぁっていう、牧歌的な楽しさがありますよね。

 しかし、最後は驚いた。
 これだけトリコたちに苦労させておいて、その隣りのBBコーンがバッサリと!
 まさかというトリコをカマセにしたこの描写。
 いや〜これは衝撃デカかった。
 いったい何者なんでしょう。
 もしや、美食會とまたもぶつかりあうことになるのでしょうか?



バクマン。

 サイコーと亜豆の恋愛模様を描く傍ら、見吉に冷静なツッコミを入れさせて、これって読者はどっちに共感するように出来ているんでしょうね。

 しかし平丸さんはほんといいですね〜。
 ここんとこ平丸先生がでてくるたんびにホンワカした気持ちになりますよ。
 吉田氏の奴隷だと嘆き、サイコーの見舞いに来てみたら入院しながらも漫画を描き続ける様子に大衝撃。
 そんなサイコーに惚れこんでいる亜豆の言葉に俄然やる気を出す現金さ。
 こんな漫才をきっと毎週やってるんでしょうねこのコンビは(笑)。

 さて、病室に次々集まってきた 「仲間(ライバル)」 達の前に、突如現れた編集長。
 その言葉は、やはりトラップ休載でしたが、休載期間がなんと来年4月まで! つまりサイコーたちが高校を卒業するまで!
 これは予想外!
 入院して休載じゃ、物語として起伏がなくなってつまらなくなるんじゃないかと思っていたのですが、いや〜まさかその真逆ですよ。
 どうなっちゃうんでしょうね。
 むしろこの期間を、作品のクオリティを上げるために有効活用するのか、それともなんとか編集長を説得して連載をできるようにしてもらうのか。
 まったくもって予想がつきません。

 まぁでもこれで本当に4月まで休載でも、それはそれでけっこう話題をさらえそうだし、かえって人気がつくこともあるかもしれませんね。
 19話まで出来ているって事は、単行本1巻が8話収録(1話目59ページ、2話目32ページだったかな?)でしょうから、2巻は19話までピッタリ入れられる計算です。
 とすると、ハンターと同じ戦略で、連載再開の寸前にコミック2巻を発売すると、読者はちょうどその続きからジャンプで読めるというグッドなあわせ技ができるんですね〜。

 ライバルたちに差をつけられるのも心配ですが、これを逆に武器にすることもできると、そう考える事もできるんじゃないでしょうか。

 しかし、ここで休載決定理由として、おじさんの死が絡んできましたか。
 もしかして、おじさんの死因ってサイコーと同じ病気だったりして。



まとめて

 矢吹先生のコメントが意味深だ(笑)。
 いったい先週どんなヤバいシーンがキングクリムゾン(時間すっ飛ばしスタンド能力)されたんでしょう。
 そしてそれはコミックスでは収録されるのか。
 しかし、担当編集ってそういうスタンド使ってもいいんですね!
 ToLOVEる☆LOVE さんにて、どんなコマだったのか詳しく推察されてましたが、自分もそれに一票入れておきましょう。

 

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posted by BOSS at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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