ジョジョの奇妙な冒険 Part7 SBR #49 デラウェア河へB の感想です。
大統領がしかけた恐るべき罠をDioらはどうやって回避するのか。
そしてその頃、ルーシーの身にとんでもない事が!
【ネタバレ注意!】
扉絵はD・4・Cの能力にかけて7つの間違い探し。
どちらの世界が正しいという訳ではないということですが、このジャイロはどっちもなんか趣味がおかしいことになっとる!
問題の内容からして狙ってるとしか思えません(笑)。
さて本編。
まずはルーシーの身に起きる異常事態。
コップの水がモーゼのように二つに割れる不思議現象発生。
そして、しぼみだしたお腹に浮かぶドクロの影。
ところが、それに触れようとしたルーシーの手が、突然砕け散る!
なんだこりゃーッ!
これはショーック!
女の子の手がふっとぶっつーのは残酷だわ〜。
しかし、そのふっとんだはずの手が、なぜか復活。
それも、シワの入った、枯れ木のような手。
まるでミイラの手。
うわ〜、またなんか凄いことがはじまっちゃったよ〜。
で、その異常変化はどんどん広がっていっていまう。
ふっとんだ顔面が後ろの壁にビチャッとはりついてズルリズルリ……って、今回の荒木先生はえげつないですなぁ(笑)。
あっという間に変化は体中に広がり、もはやルーシーほとんどミイラ。
このままいくと、ルーシー自身が 『遺体』 になってしまいそうです。
これはいったい何を意味しているんでしょうか。
まったくもって訳が分かりません。
ルーシーが遺体になれば、その代わりに遺体のほうが生き返るということでしょうか?
それともルーシーが遺体になることで初めて遺体を産めるということ?
いや〜毎度毎度ほんとに予想外の怪現象をひきおこしてくれますね〜。
場面変わって追撃の Dio &ホット・パンツ。
かと思いきや、これは平行世界のほうでしたか!
前回、列車からポーイと捨てられちゃった二人がなぜ捕まっちゃったかが描かれました。
なるほど、その世界の大統領自身が囮となり、スタンドを持つ大統領が不意打ちしたわけだったか。
能力を知らない側の Dio 達では、油断しても仕方がなかったかもしれませんね。
それはそうと、自分同士で話している大統領が面白かった。
ちょっとだけ遺体側の大統領のほうが偉そうなんですね(笑)。
「ナプキンをとる…
この世の基本か…」
って隣りの大統領のセリフだと思うんですけど、なんか哀愁が感じられてしまいます(笑)。
遺体を手にしてナプキンを取るのは、遺体側の大統領だけで、自分ではない。
もし遺体側の大統領がナプキンを取ったとすれば、自分にも利益がまわってくるかもしれないけど、そんな保証はどこにもない。
隣りの世界に行けるのは遺体側の大統領だけということは、隣りの大統領はスタンド能力を持ってないか、あるいはぜんぜん違う能力なのでしょう。
普段はいいように遺体側の大統領に利用されまくり。
ヘタをすれば殺される(現にひとり死にましたね)。
ああ、意外と隣り世界の大統領たちってかわいそうな気がしてきましたぞ(笑)。
そして、そこからが前回からの続き。
自分たち自身を前にしてしまった Dio とホット・パンツが、いかにしてこの難局を乗り越えるか。
先に動き出し、的確な策を練って見せたのは、やはり大統領の能力を見知っている Dio。
お札を爆弾代わりに自分達の足止めをするとは、敵の能力を見事に逆手に取りましたね。
このあたり、狡猾な Dio らしくて凄くカッコイイです。
身につけているなにかを投げつければ、それだけでパチーンと爆発が起こって足止めにできるって、考えてみればすごくシンプルで効果的な対処法ですね。
コロンブスの卵だわぁ。
しかしこう見ると、大統領の能力ってキッスともよく似てるんですね。
平行世界の同じものは、微弱ながら引き寄せあう力があるようで、くっつくとバラバラに砕け散りながら、周りのものまで破壊する力があるようです。
手際よく列車に接近する道を切り開いた Dio と違い、苦労したのはホット・パンツ。
事態をよく飲み込めていないもんだから、言わんこっちゃない、自分同士でぶつかりあってバラバラ寸前。
しかし、すんでのところで踏みとどまったのは、自分の馬に触れた事で、自分同士を引き剥がせたため?
ここ、ちょっと何が起こったんだかよくわからなかったんですが、ホット・パンツは馬の肉を少しだけ吸い取って肉スプレーにし、自分の目を潰した肉の上から、さらに肉スプレーで目を上描きしたってことなんでしょうか。
なんにしろ、ダメージを受けた平行世界の自分を後ろに残し、失った左腕も再生しつつ列車へ走るホット・パンツ。
いや〜これは緊張感の高いぶつかりあいでした。
一瞬もうダメかと思っちゃいましたよ。
さらに Dio の奸智は冴えまくり。
Dio があえて馬を捨てたのは、平行世界の自分達を列車で追いつかせるため。
追いつかせた上で扉の前で待ち伏せし、扉で挟んで返送完了!
つーか、隣の世界の Dio とホット・パンツ、今日は挟まれてばっかりですね(笑)。
なんかもう、自分達のわけわかんない世界の戦いに巻き込まれて、散々すぎちゃって可哀想な気もしてきました。
彼らが自分達の世界でちゃんと希望のダイヤモンドを手に入れられることを祈るとしましょう(笑)。
今回は Dio が冴えまくりでしたね〜。
着々と大統領へ迫っております。
しかも、
「オレは大統領のこの能力の「弱点」を知っている」
とまで豪語してくれました。
それはいったいどういう弱点なのか。
次回あたり明かされそうですが、これはとても楽しみです。
さてラスト、滑り込みで主人公チームが登場。
大統領とのラスト・バトルの舞台となりそうな列車を視界内に捉えるのと同時に、レースのライバルたちも発見してしまいました。
さぁこれはどうなるんでしょうか。
ちょっと気になるのは、列車に乗っちゃったらレースには反則負けにならないのかなって所なんですが。
どうなんでしょう。
普通に考えたら反則で、既に Dio は失格ですね(ホット・パンツはすでにレースからは降りてる状態でしたっけ?)。
だとしたら、ジャイロとジョニィはどうすべきか。
列車にも乗り込まず、大統領は倒し、ルーシーも助け、遺体もゲットし、レースにも優勝する。
そんな嘘みたいな巧い手が転がってるといいのですが…。
さぁ、ゴールが目の前まで迫ってきました。
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■外部リンク
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列車に乗ると、馬の力をプラスした回転が使えなくなるわけだし。
でもそうするとどうやって大統領に対抗し、そしてレースも勝利をもぎ取れるのか。
ジャイロ&ジョニィの身になって考えてみると、なかなか判断に迷うところではないでしょうか。
実に緊張感の高いアンビバレンツだと思うのです。