2009年07月08日

ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.77 “円”

 サイレン、週刊少年ジャンプ32号掲載分の感想です。

【コミック派ネタバレ注意!】




 恐るべき速度で掲載順位を滑り落ちているサイレン。
 ついに準最下位です。
 ジャガーさんと ToLOVE るは定位置ですから、この位置がジャンプにおける準最下位であり、もしこれが ToLOVE るの後ろにまわると、それが本当の最下位。
 ほぼ確定で打ち切られる超危険ゾーンです。
 その超危険ゾーン一歩手前の、黄信号から赤信号に限りなく近いところまで来てしまいましたよ。
 つい先だっては人気急上昇とか言ってジャンプでも前半を飾っていたっつーのに、この事態はいったいなんなんでしょう(汗)。
 恐るべきかなジャンプのアンケートシステム。
 血も涙もありゃしません。
 要するに、碓氷さんらオヤジ連が人気急落に繋がったんですね?(涙)


 さて本編。
 先週ラストの地獄のヒキから、今週はどんな真相が明らかになるのかと思いきや、うおーッ! 今週はバトルオンリーかい!
 期待持たせやがるぜーッ(笑)。

 戦いは一進一退。
 億号の鬼哭砲はカイルのマテリアル・ハイで防げるものの、フレデリカの攻撃もひらひらとかわされ、どちらも決め手なし。
 しかし、相手が人間なので殺すわけにはいかないぶん、カイルたちのほうが若干不利と見る事もできますね。
 まぁでも彼らの実力ならなんとかしてくれることでしょう。
 そのへんあまり心配はありません。

 しかしフレデリカ、炎の魔神で炎のムチって、そいつぁ私みたいなゲーム好き(or映画好き)はバルログじゃん!って喜んじゃうんですけど(笑)。
 いい能力持ってやがるぜ〜。
 今週パイロクイーンが喰らったダメージが本体にフィードバックされてて驚きましたが、まぁそのくらいのリスクがないと強すぎるか。


 一方のアゲハは、なんといきなり新技発動!!
 少しもタメなかった展開の早さは、岩代先生、もしかしてこの順位の低さに焦ってる!?とか思っちゃいましたが、いや、これは正解でしょう。
 この展開のあっさりさからはむしろ、このステップは途中ステップに過ぎず、アゲハはさらに技を発展させてゆくのではないかという読みもできます。

 その新必殺技は、暴王の月を発射せず、身体の近くで固定することで、反発力とひっぱる力が回転を生み、円盤ノコギリのようなディスクを生むものでした。
 それも両手に。
 これはかなり使いやすそう。
 仲間を危険に晒すことなく一緒に戦う事ができますし、なにより少年マンガの主人公として接近戦ができるようになりました。
 これは大きいですよ。
 そしてさらに大きいのが、これで手加減ができるようになった事なんですよ(笑)。
 当てちゃったら手加減もなにもありませんが、5mという制約があることで、踏み込みの深さで手加減できますからね。
 今までアゲハの能力は、ジャンプの主人公らしからぬ、殺す気マンマンの能力でしたから(爆)。
 その差は大きいです。
 岩代先生もかなり使いにくかったんじゃないでしょうか。
 いや、その使いにくい、じゃじゃ馬の能力だからこそ暴王の月や流星は魅力的だったわけですが、でもそれにも限界ってものあはりますからね。
 ここらで使いやすい能力を生んでおく必要があったのですね。


 でもこれ、一見ちょっと地味だけど、つえー能力だなぁ。
 アゲハのスピード型ライズに加え、破壊力∞の暴王の力の武器でしょ?
 で、さらに5m以内に入れば PSI の力に反応して半自動追尾機能付きですもんね!
 こりゃ反則的強さですって。
 ヒリューくんじゃ絶対勝てません。
 まぁヒリューくんはもともとどんな暴王にも勝てないけど(涙)。

 逆に、今度は強すぎないだろうかという不安も出てきますね。
 接近戦において、ちょっと無敵に近いんじゃないだろうかって。
 欠点があるとしたら、ディスクはPSIにしか反応しないわけで、普通に銃弾を打ち込まれたら反応してくれないってくらいですかね。
 でも、今のアゲハなら銃弾くらいかわしてくれそうな気もしないでもないわけで。
 あ、意外とライズ使いが超スピードでブン投げた石ころが効いたりして。
 寄生獣で隣りのビルの屋上から狙撃した、アレですね。
 ああ、あとは 「半自動」 ってのが気になりますね。
 「半」 ってどういうことなんだろうって。
 外に飛び出ないよう制御した分、追尾能力が削減されたって事でしょうか。
 あとは、まぁいくら暴王とはいえ、飲み込めるPSIの量には限度があって、いつも限度を越えるとパリーンってなっちゃいますからね。
 ひたすらPSIを込めた物質を投げ込んで飲み込ませたら、いつかは限界が来るでしょうね。
 その限界のタイミングで攻め込めばアゲハもダメでしょう。
 …って、しかし私はなんでこんなアゲハの倒し方ばっかり考えているのやら。
 めでたくも、主人公が新必殺技を編み出したその日だっつーのに(笑)。


 さてその頃、カイルは億号のまわりを飛び回ってなにかを仕掛け終わった模様。
 思えば小さい頃、「もっと頭を使ってこの能力を使え」 とエルモアばあさんによく言われていたのがカイルでした。
 しかし、罠を張って待つとか、まだるっこしいことが性に合わず、がんがん攻めたいばっかりにいつもうまく行っていなかったと。
 そのカイルがどうやら、罠を張る事を覚えた様子じゃないですか。
 おーおー、成長したなぁカイル。
 考えなしに攻撃をくりだすフレデリカをたしなめていたのもカイルでしたし、ずいぶん大人になったものです。
 アゲハの失踪が本当にショックで、カイルを根本から変えたんですね〜。
 さぁ、来週どんな新技が繰り出されるのでしょうか。
 なんだかすごく意地悪いトラップを想像しちゃいますよ(笑)。
 見えない障壁なんて、ほんと意地が悪いですもんね。


 そして、来週はなんとセンターカラー!
 お手柄だ担当さん!
 何周年記念とか、人気投票とか、コミック発売記念とか、そういうのまったく関係なしにカラーなんですから、立派なものです。
 ここから再出発して順位をふたたび上げられるよう頑張って欲しいですね〜。
 そして、目指せ 50 万部だ!(笑)



■PSYREN‐サイレン‐の謎
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その08 「灰化する死」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その07 「薄明るいサイレン世界の夜」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その06 「タツオの放浪期間」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その05 「現在と未来の同調性」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その04 「ゲーム主催者」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その03 「ニセ刑事の正体」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その02 「電話の声」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その01 「噂の発生源」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 【序文】


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・ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.73 “偽帝”
・ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.72 “夢喰島へ”
・ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.71 “SOS”
・ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.70 “転生の日B”
・ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.69 “転生の日A”
・ジャンプ感想別室 PSYREN(サイレン) CALL.67 “根(ルート)”
・PSYREN(サイレン)感想 CALL.66 “戦士” 第1回キャラクター人気投票結果発表!
・コミック感想 PSYREN‐サイレン‐ Vol.6 “突入作戦(フレイム)”



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posted by BOSS at 23:02| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>パイロクイーンが喰らったダメージが本体にフィードバック

これは、単に、プログラムを乱されて脳に負担が掛かっているのではないでしょうか?

パイロクイーンが食べられたのは腕の辺りですが、フレデリカは頭を抑えているように見えますし。

犬居さんみたいなハイレベルな紳士以外が、わざわざダメージを共有するとは考えにくいですしね。


それと、前回のコメント返信ありがとうございます。
そうですか、既にあのサイト様を見ておられたんですね。失礼しました。

私はSFだとか、科学だとかには、とんと疎いので、BOSSさんの考察を楽しみにしています。

ただ、個人的には、平行世界という設定は、メインの世界は平和になっても、その隣の世界はハッピーにはなっていないんだな……、という風に単純には喜べなくなるので、あまり好きではなかったんですよね。

なので、あのサイト様の、平行時間軸も影響を受けて改変される、という考察は好みだっただけに、それが違うかもしれないというのは、少し残念な気持ちではあります(笑)
Posted by キンカク at 2009年07月09日 21:04
 ああ、パイロクイーンがダメージを受けても、フレデリカは何のダメージもないのかと思っていたので、一応なんらかの苦痛は生じるんだなぁって思ったんですね〜。
 そういうリスクがないと、ああいう操縦型の能力はとっても強いと思うんですよ。
 私はゲームではモンスター召喚系のクラスが好きなんですが、あれはリスクをともなわないルールだとめっぽう強いのです。
 身体を張ってモンスターと戦っている前衛に申し訳ないと思えてくるくらいです(笑)。
 まぁ、そんなゲーム的感覚から出た言葉でした。

>失礼しました。

 いえいえとんでもない。
 私のほかにもサイレン好きがこうやってリンクしてるんだぁって思えて嬉しかったです。

>考察を楽しみにしています。

 どもです。頑張って近いうちに^^

>単純には喜べなくなるので、あまり好きではなかったんですよね。

 そうなんですよね〜。
 単純に喜べないというのはあると思います。

 ただ、それだからこそ、切なさ、やるせなさが魅力になるってこともあると思うんですよね。
 理解の範疇を超えるほどに大きすぎる時間軸構造の不思議を知り、それに対してあまりにも小さすぎて無力な自分を知る。
 その卑小さに恐れおののく気持ち。
 でも、だからこそ自分の大切なものだけは全力で守りたいと思う、そういう気持ち。
 そういうタイプの時間SFが私は大好きです。
 いや、そこまで踏み込むのってなかなかないんですけど(笑)。

 サイレン世界の時間構造がどう描かれてゆくのか、これからのひとつの楽しみですね。
Posted by BOSS at 2009年07月12日 22:32
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