【コミック派ネタバレ注意!】
表紙連載は今度はフランキー。
なにやらサイボーグ動物たちに追われて大変なことになっていますが、よく見るとカブトムシとヘビがビーム飛ばしてますね。
これはもしかしてフランキー、ビーム砲を搭載して帰ってくる伏線でしょうか(笑)。
そうなったらフランキーのことですからサニー号にだって搭載しちゃいますよね!
ガオン砲波動砲化計画か!?
さて、衝撃の本編!
先週見事に、馬鹿馬鹿しくも痛快きわまりない大脱走をみせつけてくれたインペルダウン篇。
あれで終わったと思ったのは大きな間違いでした。
まさか、最後にこんな感動が待っていようとは!
まずは順を追って。
軍艦に飛び乗り、ついにやりとげた大脱獄!と喜ぶ一同。
祈るように喜びを噛み締める Mr.3 がいい味出している。
そしてイワンコフはイナズマの解毒に。
ってことは、イワンコフ自身は自力で解毒に成功しているってことでしょう。
ま、このへんは次回当たり解説されるんでしょうね。
そして、脱獄の感動に感慨もひとしおな一般ザコーズ。
「おれはもう二度とあんな地獄へは戻らねェぞ」
「おれもさ
改心するんだ……!!
家族の元へ帰るんだ!!!」
凶悪な犯罪者達を大量に逃がしてしまうことがマズイんじゃないかと懸念されていましたが、さすが尾田先生。
ちゃんとそのあたりにもフォローです。
まぁ改心したところでやっぱり指名手配されることには変わらないでしょうから、家族の元に戻ってハッピーエンドってわけにはそう簡単にはいかないんでしょうけどね。
それでも、ルフィたちがやったことって世間にとっちゃいい迷惑なんじゃない?っていう一抹の不安を解消するには、充分とはいえないまでもこれで納得はできそうです。
そもそも、彼らを捕まえる政府側のかかげる正義っつーのが一番信用ならないんですよね。
さて、軍艦奪取に成功したからと言って安閑とはしていられない。
残りの軍艦が後ろから迫り、復活した大砲をあびせかけてくるし、前には立ちふさがる巨大な 『正義の門』 。
ありていに言ってどんづまりです。
そんな大ピンチにクロコダイルが指示を出そうとするんだけど、そのお株を奪うようにカリスマを発揮するキャプテン・バギー(笑)。
なんだこれ、海賊のノリではバギーのほうが人心掌握力が上って事なのか(笑)。
まぁたしかにクロコダイルは秘密結社の影の総裁的ポジションですからね。
こういうノリと勢いが大好きな海賊野郎どもをアゴで使うのはバギーのほうが一枚も二枚も上手ってことでしょう。
なんだ、ちゃんとバギーにも美味しい役割があったじゃないですか(笑)。
しかし、たちふさがる 『正義の門』 だけはいかんともしがたい……と、思いきや、なんとそれがおもむろに開き始める!
このへんでイヤ〜な予感はしておりました。
なんか、ちょっと見えない顔があるよなァ〜と…。
不吉な予感がしていたんですよ。
軍艦でルフィたちを追おうとマゼランが桟橋に姿を見せているのと同時に、動力室で正義の門を開けるよう指示をだしているマゼランの姿が…。
おおう、あんたって人は……。
あんたって人は…!!!
それは、まぎれもなく Mr.2 ボンクレーその人!
マネマネの能力でマゼランに化け、動力室の兵を騙して正義の門を開けさせていたのでありました!!
ぐっはーッ!
なんで、なんであんたって人はそんなにルフィに尽くすのよ!!
いや、分からないわけじゃない。
あの戦況でボンちゃんがその役割を受け持つのは、状況的に必然。
むしろそれしかないって状況でした。
ルフィと Mr.3 はマゼランの追撃を阻止して時間を稼がなくてはならなかった。
イワンコフとイナズマはその前に倒れてしまっていた。
ジンベエとクロコダイルと Mr.1 が行かなければ、軍艦の奪取にもっと時間がかかってしまったはず。
そしてバギーでは動力室に詰めている兵士に勝てるかどうかは不安すぎる。
となれば、そこはボンちゃんしかいないってのは分かっていたのです。
不安はその頃から感じていましたとも。
まさかこんな展開とは思ってもいませんでしたが、あの場面でジンベエたちと行動をともにせず、囚人たちと共に桟橋に残ったあたりで妙な予感はあったのです。
いったい、何の役割があるんだろうと。
それがまさか、まさかこんなことになろうとは!
『お前さん
その後…どうするつもりじゃ…!!』
『それ聞くのヤボじゃナイ?』
このこの! カッコよすぎるんだよボンちゃん!!
ひどいぜ!!
「オカマの別れに言葉はいらない」 と最後まで強がって見せるボンちゃんのため、ルフィに小電伝虫をさしだすジンベエさんがまた粋!
このあたり、わたしはもう滂沱と涙が止まりませんでしたよ!!
細かい点を気にすれば、門が閉まったのはどうしてなんだ? とか、あのままマゼランは門を開けっ放しにさせておいたほうがよかったんじゃないのか? とかありますが、そんなところはテキトーに脳内補完しておけよ!って乱暴に思っちゃうくらい今回は感動の嵐!
なぜ、ルフィはこんなにいつもボンちゃんに助けてもらってばっかりなのか。
いっつもいっつも助けてもらってばっかりで、そして今回もあのアラバスタの時のように、ボンちゃんだけが自己犠牲に消えていかなければならないのか。
ルフィの辛さ、くやしさ、忸怩たる思いはいかばかりのものでしょう。
だけどルフィは最後に 「ありがとう!!!」 と、感謝の気持ちを伝えます。
恨み言とか、ごめんねとか、ぐじぐじした約束とかじゃなく、とにかく 「感謝」。
お互いが、明日をも知れぬ海賊業。
絶対助けに来るからなとか、そんな事は言いません。
そんなことはただの気休め、負い目から出る言い訳に過ぎないのかもしれません。
それよりも、今ある気持ちを一番に、まっすぐに伝えたい。
それこそがルフィの真心なのではないでしょうか。
また、小電伝虫の表情が最高にすばらしい。
話している人の表情まで伝えてくれる電伝虫が、こんなにすばらしい役目を持ってくれるなんて。
ほんとステキな小動物を尾田先生は生み出してくれました。
ボロボロと涙の止まらないボンちゃんが、必至に笑顔を作って送る最高の言葉。
「必ずアニキ救って来いやァ〜〜!!!」
そのボンちゃんの笑顔を手に取るように想像できる小電伝虫の顔。
いいなぁ〜これ。
ボロボロのルフィの顔もボンちゃんに伝わっていると思うと、なんだかもう幸せすぎる。
そして辞世の句よろしく、つづられる一編の詩。
『地獄にも――
咲く一輪の友情(とも)の花
寄せては返す波跡に
忘れ形見の花びら残し
いつか再び
咲かせてみせようオカマ道』
カッコよすぎだこのやろーーーッ!!
いいとこ全部持っていきやがって!!
もう、この、最高だあんた、ドチクショーーーがァ!!!
「残す言葉はあるか!!!」
「本望」
不敵に凶悪に笑って見せるボンちゃん、最高にアツい!!
(オカマ畑で また会おう!!!)
おうとも!! また会おう!!!
絶対会おう!!!
何年だって待ってるぞ!!
きっとルフィと再会できるって信じているぞ!!
会えなかったら殺してやるぞ!!!
ブッ殺してやるから絶対生きていろ!!!
死んでも生きていろよなッ!!!
今、最高に熱いインペルダウン編が、ここに本当に幕を閉じました。
たくさんのキャラクターが登場し、それぞれに素晴らしい活躍をみせてくれた充実のエピソードでしたが、序盤から最後まで、一番美味しいところをかっさらいまくったのがボンちゃんでしたね。
いやもう、やっぱりアンタは最高だぜ!!!
すばらしい感動を、ありがとう!!!
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ボンちゃんらしいなあ、と思いました。
でもインペルダウンの「事件」はまだ終わってません。まだ黒ひげとシリュウという
反乱分子が残ってますし。ボンちゃん、
最高のショーの目撃者になるのかも。
ルフィ、ボンちゃんと別れてすごくショックだったと思います。またいつか会えるといいねえ。
今回の読んで鬼束ちひろさんの「私とワルツを」をBGMとして聴くと感動が深まります。
歌詞とシンクロしていいかんじです
『優しいものは怖いから泣いてしまう、
貴方は優しいから誰にも傷がつかないように
とひとりでなんで踊らないで、
悲鳴(声)をあげて名前を呼んで1度だけでもそれが最後でも
誰にも傷がつかないようにとひとりでなんて
踊らないでそして私とワルツを』
ルフィからボンちゃんへのラブソング(笑)
みたいだけど。
ボンちゃんは最高のヒーロー(ヒロイン?)になりましたよ。
そういえば黒ひげとシリュウの話も残っていましたっけね。
でも、彼らの陰謀が語られるのは、いつものパターンで行くともうちょっと後になってからになるのかな〜と思いました。
いったいどんな陰謀なのか、こちらも楽しみですね。
で、そこでボンちゃんが改めて重要な役割を担うことになったりしたら、ほんとボンちゃんは重要キャラになっちゃいますね〜。
鬼束さんの歌はトリックの主題歌くらいしか聞いたことがないのですが、歌詞を聞く限り、おお、ピッタリっぽいですね。
そうなんですよね〜。優しいんだなぁボンちゃんは。
友達のためなら全てを投げ打つことができる。
自分の命を捨てることなんて屁にも思っていない。
漢だ。
ほんと漢だ、ボンちゃん!