2009年06月05日

【ニュース】司法当局の陰謀か!?「足利事件」菅家さん釈放。

 昨日のエントリーでもちょっと触れましたが、栃木県足利市で1990年に起こった女児誘拐殺人事件の容疑者として逮捕、無期懲役として服役していた菅家利和さんが、昨日DNA再鑑定の結果、刑執行を停止として釈放されました。

「足利事件」菅家さんが釈放…検察、無罪論告へ

 栃木県足利市で1990年、当時4歳の女児が誘拐・殺害された「足利事件」で無期懲役が確定し、服役していた菅家(すがや)利和受刑者(62)が4日午後、千葉市若葉区の千葉刑務所から釈放された。

 再審請求の即時抗告審で実施されたDNA鑑定で、女児の下着のシャツから菅家さんとは別のDNA型が検出されたのを受け、東京高検が刑の執行を停止した。今後、東京高裁(矢村宏裁判長)が速やかに再審開始を決定し、数か月程度で宇都宮地裁での再審が始まる可能性がある。

 検察側は再審公判で無罪の論告をする方針。無罪が確定すると、菅家さんは刑事補償法に基づき、拘束日数に応じ1日最高1万2500円の補償金を請求できる。事件当時の殺人罪の時効は15年で、真犯人の国外逃亡など時効の中断がない限り、すでに時効が成立している。

 今回の事態を受け、最高検は4日、次長検事をトップに複数の検事による検証チームを設置。足利事件の証拠や記録を精査し、原因や問題点を調べる。また今後、同様の再審請求に備え、この事件前後に実施されたDNA鑑定について、使用した証拠品を保管するよう全国の地検に指示した。

(2009年6月4日22時02分 読売新聞



 まず、確認しておきたいのは、まだ菅家さんは無罪が確定していないこと。
 そう、まだ無罪じゃないんです。
 マスコミの報道は完全に菅家さんを無罪として報道しているムードですが、それはちょっと気が早すぎ。
 まぁ、気持ちはよく分かります。
 私も同じ気分ですから。
 事件の概要を知るにつけ、菅家さんは無罪だと私は確信しておりますので、この記事はそれに基づいて書くことにします。


 釈放されましたっていう言い方自体に腹が立ってしょうがない今回の件。
 失われた17年という歳月の重さにズシンと感じざるを得ない事件です。

 マスコミはこぞって大きく報道してますね。
 昨日今日の報道番組はこの話題ばっかりです。
 菅家さんの今後の補償や、警察、検察の問題。
 尋問の妥当性とか、なぜ裁判所はこれまで弁護側から再三再四要求されてきたDNA再鑑定に応じようとしなかったのかとか。
 そして真犯人はのうのうと今もどこかで暮らしていて、時効が成立してしまっている可能性が高いことなどなど。

 また、刑務所にいたから国民年金も払ってないわけで、そこはどうなるんだろうと言ったコメンテーターはいましたが、どうやらそこは大丈夫で、収容期間中は納付を免除されるのだとうちの父親は言っておりました。コメンテーターもちゃんと調べてから言わないとダメですね。
 あ、でもうちのオヤジさんはなんでそんなこと知ってたんだ?(笑)


 ただ、ここで私、素人考えでちょっと疑問に思ってしまったことがあるんです。
 今回明らかになったように、この件で使われたDNA鑑定は非常に初期の、未発達な技術で、誤った鑑定結果が出てしまうことが1000件に1件(番組によっては違う数字も?)はあるのだとか。
 その不運な1件に当たってしまったというのが今回の話だったのですが、なぜそれ以上マスコミは踏み込もうとしないのでしょう。

 私はこれ、不運でもなんでもない、必然のような気がしてしまうんですね。
 いや、二日続けて陰謀論のエントリーで申し訳ないんですが、これこそ感じてしまいます。

 今回、DNA再鑑定で判明したのは、当時の菅家さんのDNA鑑定結果が間違っていたことですが、それとともに、真犯人の鑑定結果も間違っていたことが明らかとなりました。
 つまり、1000件に1件の過ちじゃないんです。
 1000×1000で、100万件に1件の確率だったんです。
 片方が合っていて、もう片方が偶然そちらにピッタリ合ってしまったんじゃなく、両方が間違っていて、その両方があまりにも偶然の結果で同じ値を示してしまったのです。
 これってどういうことなのでしょう。
 そもそも、1000分の1ということは、1000分の999は、ちゃんと合ってるんですか?
 だとしたら、さらに恐ろしい偶然ですよ?
 1000分の1で発生したふたつのミスが、同じ値を示す確率はさらに小さな確率のはずです。
 100万分の1というのは、単に二つが同時にミスを犯す確率です。
 その件の大半は、互いに全く違う値を指し示します。
 それがあろうことかピッタリ合致してしまうのは、さらに途方もないケタの稀有な確率のはずですよ。
 なんかもう凄いいいかげんで大雑把な確率計算ですが、常識的に考えてこれはとんでもない確率ですよね。


 さらに、今回見逃せないのは、この件が、裁判においてDNA鑑定結果を証拠として認めた、「リーディングケース」 であったということです。
 つまり、最初の最初のケースで、ドンピシャそんなバカな事が起こったのです。
 偶然も2度までは信じますが、3度まで重なればそれは必然ですと探偵・伊集院大介は言いました。
 TRPGをやる人間なら実感としてあると思いますが、20分の1のファンブルも2度までならけっこう連続して起こります。
 でも、3度連続してってことは、私はこれまでの長いTRPG経験の中でもほとんど覚えがありません。
 ましてや100万分の1以下の確率です。
 これは、どう考えても必然的な過ちがそこにあったのではないかと、そう思えてならないのです。


 私が考えるに、裁判の証拠として、まず「DNA鑑定結果を採用すること」が“先にありき”だったのではないでしょうか。

 警察、検察、裁判の司法のトップの誰かさんたちの間で、その取り決めがまずされて、その時期も決まっていて、ちょうどその時期にこの事件が起こってしまった。
 おお、これはちょうどいいと採用されたのが、この事件だったということはないでしょうか。

 そして、トップの誰かさんたちの間で採用が決められていたDNA鑑定技術は、実はまったく“当てにならないもの”だった。
 1000分の1どころか、そもそも技術としてまだまったく確立されていないものだったとしたらどうでしょう。
 あるいは、鑑定技術は1000分の999の精度かもしれませんが、警察官が現場から証拠品を回収する技術、保存する技術の徹底がまだまだだったらどうでしょう。
 証拠品は、川でずぶ濡れのドロドロになっているところを拾われたシャツだったそうです。
 そのようなもので、当時いろいろな意味で技術の黎明期だったDNA鑑定が、ちゃんとできていたのでしょうか。
 私には、まったくアテにならなかった、いいかげんなシロモノであったところのDNA鑑定を、上層部のゴリ押しで裁判に採用させ、以後の前例とさせたのではないかと、そう思えて仕方ありません。

 むしろ、そのような警察、検察、裁判所のいろいろな意図が先にありきだったからこそ、再鑑定という、当時の暗部をさらけだすような要望にこたえるのが、これだけ遅れに遅れたのではないかと、そう疑ってしまうのです。
 もし、再鑑定に応じてしまっては、当時の自分達の勇み足の責任を問われてしまう。
 そして司法の威信が失墜してしまう。
 DNA鑑定を採用するのが、10年遅れてしまったかもしれないのだから、自分達の行いは正当化される。
 むしろ司法の進歩革新のためには、菅家さんは尊いスケープゴートになってもらおうと。
 そんな意図が働いて、再鑑定要求を呑むのがズルズルと不自然に遅れていったのではないでしょうか。


 いったい当時の誰が、裁判の証拠物件としてDNA鑑定を採用したのか。
 その動きに関わっていたのは誰だったのか。
 当時、裁判にDNA鑑定を持ち込む動きに、不自然さはなかったのかどうか。
 そして本当に、当時のDNA鑑定技術は言っているほどの精度があったのかどうか。
 そういったところを掘り出してくれるマスコミは、いないものでしょうか。
 ちょっとこの今回の事件は、そういったところが気になってしまいました。
 ま、私は司法とかDNA鑑定とか、ズブの素人ですが、どうもそういうことが気になるタチなんですね〜。



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ラベル:ニュース 事件
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