2009年06月04日

【ニュース】もうすぐプチ氷河期!?弱る太陽 活動200年ぶりの低水準

 なにやら混乱してしまうニュースが流れています。
 地球は温暖化どころか、何百年かに一度のプチ氷河期がこれからくるんですって!

弱る太陽 活動200年ぶりの低水準

 太陽の活動が200年ぶりの低水準にまで落ち込んでいる。これまでのパターンだと再来年には活動の極大期を迎えるはずなのに、活発さの指標となる黒点がほとんど現れない。研究者も「このままだと地球はミニ氷河期に入る可能性がある」と慌て始めた。

 太陽の活動は約11年周期で活発になったり、静穏になったりというパターンを繰り返している。活動ぶりの指標が表面にシミのように見える黒点。黒点の周辺では爆発現象が多く起こり、黒点が多いほど、太陽の活動が活発だ。

 ところが、ベルギーの太陽黒点数データセンターによると、黒点の多さを表す「相対数」は08年が2.9で、過去100年で1913年の1.4に次ぐ2番目の少なさだった。今年はさらに減り、4月までの暫定値が1.2と、1810年の0.0以来の低水準に落ち込んだ。

 太陽から放出される陽子などの流れ(太陽風)も07、08年は過去数十年とまったく違う。静穏期の太陽風は遅い風が赤道に、速い風が北極と南極に集まるが、名古屋大太陽地球環境研究所の観測では、07、08年は赤道付近にも速い風が多く現れた。徳丸宗利教授は「太陽の磁場が弱まっている影響だろう」という。この磁場の弱まりも、黒点の減少と関係があるとみられる。

 太陽活動には数百年周期の変動も知られる。17〜18世紀には約70年間、黒点がほぼ消え、欧州では英国のテムズ川が凍るなど「ミニ氷河期」に陥った。東京大宇宙線研究所の宮原ひろ子特任助教は「ここ1千年でも活動の極小期が5回あり、前回が1800年ごろ。歴史的には、そろそろ次の極小期に入ってもおかしくない」と指摘する。

 国立天文台の常田佐久教授は「X線や光も弱まっている。今後、再び黒点が増えても、従来のような活発さになると考える太陽研究者は少ない」と話す。(東山正宜)
asahi.com より)


 面白いニュースですね。
 もしかして今度は地球を暖かくするために、CO2をもっと出して、フロンガスを大量放出しなきゃいけない時代がやってくるんでしょうか。
 温暖化温暖化と大騒ぎし、エコをひとつのビジネススタイルとして時代を作りつつある人たちには寝耳に水。
 マイ箸やマイバッグを買ってエコポイントでエアコン冷蔵庫を買ったばかりの方々はなにおーーッ!!ってなものでしょう。
 まったくせわしないこっちゃってなもんですが。


 ただ、このニュース、陰謀論好きの私としてはうがった見方をしてしまいます。
 これは石油産業が、巻き返しを図って流している情報なんではなかろうかと(笑)。
 石油産業はいま岐路に立たされています。
 新エネルギー開発の動きや石油枯渇という将来の窮地。
 さらに価格高騰から一転鎮静化してしまったという急激な変動。
 ここはいっちょ、社会不安を煽って好材料を生んでやろうじゃないかと知恵を絞ったのではないでしょうか!

 科学者と言うのはいろいろなことを言い出す種族です。
 あるひとは地球は温暖化していると言い、ある人は氷河期に向かっていると言う。
 CO2が地球温暖化を招いていると言う人もいれば、あるひとは温暖化とCO2の増加は因果関係が証明されていないと言う。
 ひとつの観測値を巡っても、まったく違う答えをだす科学者もいれば、その観測値の採り方があっているのかどうか疑問を投げかける人もいる。
 太陽の活動が低水準になってきているから氷河期が来ると言う人がいるのと同時に、いや、それ以上に地球温暖化のペースは早いという人もいるでしょう。

 上の記事もけっこうそのへんは曖昧で、科学者が言えば正しいように聞こえてしまいますが、所詮は一研究所が出した観測結果に、一学者が唱えた推測に過ぎません。
 科学者は常にいろんな学説を出し、いろいろと論議している人種であるはずです。
 いや、あまり学会のことは良く知りませんが、そういうものですよね。
 上の学説にも異を唱えるひとがいっぱいいるかもしれないのに、それを取り上げていないので、あたかも学会の総意のように見えるようになっているのです。

 素人が考えても、いくつか疑問点が出てきます。
 たとえば、黒点の数が太陽の活動の活発さの基準となるのは経験則でいいとして、それは絶対じゃないんじゃない?という疑問。
 あと、「磁場の弱まりも、黒点の減少と関係があるとみられる」というのはいかにもこの話の確かさを増す文調となっていますが、「関係があるとみられる」というのは「関係がある」とは程遠く、さらに「磁場の弱まり」と「太陽の弱まり」をイコールにするのは乱暴な展開なんじゃないでしょうか。
 17〜8世紀の観測データがどれほど信憑性の高いものであるかは、ちょうど今日、DNA鑑定結果がひっくりかえって、これまで犯人とされていた男性が釈放されたことからも分かる話です。
 まぁ専門家に言わせれば、そういう素人の疑問なんかはすべて常識として答えが出されているレベルなんでしょうけどね。
 ただ、我々素人にはちょっとこれだけの情報では「うさんくさ!」って思えてしまいます。

 そうやって、ちょっと恣意っぽく情報をピックアップしてニュースにするところに、陰謀論じみた匂いを、私の場合だと感じてしまうんですね〜(笑)。
 では、それによって誰が得するのだろうと。
 そりゃやっぱり、石油産業しかないでしょう〜!と。
 氷河期が来るなら石油買わなきゃ!ですもんね!
 そしてまた、石油業界は陰謀論の常連ですもんね!(笑)

 というわけで、今日は私のつまらない妄想話でした。


 妄想は妄想として、踊らされるのっていつでも消費者ですね。
 踊らにゃ損損とは言いますが、踊って金までふんだくられるんだからたまったものじゃありません。
 こういうときは、ちょっとKYになって、ノリを悪くするのがいいと思うんですけどね。
 でも、踊っちゃうんですよね〜(笑)。



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posted by BOSS at 23:48| Comment(2) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 んまぁ、一般的に云って冷やすより暖めるほうがよっぽど簡単だし、涼しくなるならもっと温暖化対策してガンガン冷やしておけばいいんじゃねぇの? とか思う暑いの大っ嫌いっ子でありました!
 つーかせいぜい 18 世紀程度の冷えだったら、べつにスノーボールになるほどじゃないしなぁ。
 太陽ががんばってるうちは太陽光とかを活用して、本格的に寒くなったときのために石油をとっとくほうがいいんじゃないのかねぇ?
 とか素人はそっち方面に暴走したいのですw
Posted by DRR at 2009年06月05日 23:25
 200年に1度の寒冷期っていうと、江戸時代とか戦国時代に何度かあった凶作、飢饉の時代と重なるのかな〜とか、戦国好きとしてはそっちのほうも知りたくなったりしたわけですが、1600年頃だとするとちょうどピッタリなのか。

 たしかに私も暑いの大嫌いで、人類最高の発明品はクーラーだと思っている口なので、温暖化よりは寒冷化のほうがありがたいとか思っちゃったり(笑)。
Posted by BOSS at 2009年06月08日 00:32
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