2009年06月03日

アニメ感想 グイン・サーガ 第9話 「ラゴンの虜囚」

アルゴンのエル!アルゴンのエルゥウウウ!!

 超大河ヒロイックファンタジーアニメ、グイン・サーガの第9話。
 まずは宣伝。
 放送は BS2 ですが、見られない人や見逃しちゃった人は、BIGLOBE無料配信をやっておりますのでこちらで是非チェック。
 基本、1話につき1週間のみの無料期間で、その後は料金がかかりますが、第1話だけは今後も無料を継続です。
 また、BIGLOBE では本放送から1週間遅れての放送ですが、俺は最新の話をすぐ観たいんだ〜というこだわり派は、NHKオンデマンドで1話あたり 210 円払って視聴できます。
 あと、バンダイチャンネル携帯サイトでも、観られるようです。
 残念ながら私のauでは見られなかったので、詳しくは分かりませんでした。

過去感想 → 1 , 2 , 3 , 4 , 5 , 6 , 7 , 8

【ネタバレ注意!(原作ネタバレは避けています)】




あらすじ
 巨人族ラゴンの村でグインは盗人と誤解され牢に入れられていた。彼らを説得しセムの村に連れて帰らなくてはいけないグインは、自らの使命を果たすため族長である賢者カーに対し勇者ドードーとの決闘を願い出、牢を出る。一方、グインの作戦でモンゴール青騎士隊に潜入していたイシュトヴァーンは、隊長マルスに近づいていた。そしてマルスはイシュトヴァーンに我が子の面影を重ねていた、、、。(公式より)


 グインのラゴン説得&プロレス興行と、イシュトヴァーンによるマルス暗殺、二つのドラマが平行して描かれた第9話。
 まずはグインですが、この人ってばあいかわらず挑発が上手というか、物事を自分の思うとおりに向かわせるには、まずは相手を挑発する人なんですね(笑)。
 口からでまかせでアクラとは何か、わかったような分かってないようなことを言って、それで相手が騙されてもよし、もし騙せなくてもそれで決闘に持ち込めればそれでよし。
 つくづく策士よのうと思っちゃいます。
 まぁ今回はラナの援護射撃もあって助かりましたけどね。
 ラナ、ええ子や。
 また、グインがこうやってすぐに人を惹きつけることで、グインのタダモノではなさが強調されていくんでしょうね。

 しかし、楽しみだったプロレス対決は、案外あっさり終わってしまってちょっと残念。
 投げ飛ばされたグインが石柱を蹴ってリバーサルアタック!ってのはウケましたが(笑)。
 ドードーが必殺のベアハッグに入ったところで、グインの手から謎の棒(塩の谷でみっけたアレ)が出てきて、みんながひれ伏して終わっちゃいました。
 リンダの予言、「ラゴンの魂」 とはこのことだったのですね〜。
 その正体も謎ですが、しかしグインの手の中に吸い込まれてたってのが驚きでした。
 いったい何なんでしょうね。

 ただ、あっさりめとはいえ、今回はドードーのブッチギリの強さがちゃんと垣間見える演出で、そこがキラリと光ってました。
 ただ身体がでかい、力が強いことを売りにしている筋肉バカじゃないですね。
 しっかりリーチを活かし、相手を懐に不用意に入れようとせず、攻撃も大きく振りかぶったりしないで小さくまとめているところがクール。
 そして必殺技は脱出不可能の組み付き締め技。
 こりゃ〜強い。
 自分の持ち味をちゃ〜んと活かしてますよ。
 このあたり、あの灰色猿とは一味も二味も違っていいですね。
 蛮族とはいえ、戦闘民族のボスの貫禄、経験の豊富さを垣間見ました。
 さすがのグインもこれにはてこずって当然でしょう。
 そういった意味では、ちょっと水をさされた形の「アクラ介入」はいい落としどころだったかなと。
 まぁ、それでもグインにはなんとか実力で勝って欲しかったですけどね(笑)。
 原作だと辺境編完結後に決着の第2ラウンドがあって、あれはあれでいろいろあるものの結構スッキリするんですが、このままいくとカットされちゃうかな。

 ところで、ラゴンがまんまインディアンのような外見でおお〜っと。
 そういう解釈もできたのか〜ってな感じですね。
 私としては原作の挿絵のイメージだったので、もっと原始人っぽい、猿人類っぽいものを想像していたので。
 筋肉マッチョ族ではあってもけっこう文明と知性を感じさせる描かれ方だったのが驚きでした。



 一方イシュトヴァーンサイド。
 マルス伯の懐に入り込み、その信用を勝ち取って見事おびき寄せ作戦成功。
 しかし、そのイシュトの心には複雑なものがあったようで。
 騙されたことに気づき、恨み言を言いながら炎の中で息絶えてゆくマルス伯。
 凄絶というか、陰惨というか。
 これはマルス伯も憐れですが、イシュトのほうも憐れというものです。
 恨むなら、たしかにグインのほうを恨んで欲しいって思いますわなあ。
 《災いを呼ぶ男》なんて意気揚々とうそぶいてますが、実のところ、こういうことばっかりなんじゃないですかね。

 そして、マルス伯、合掌。
 あんたはほんとにいい人だった。
 むしろ、いい人過ぎたのかなぁ〜。
 あれだけセムの囮作戦に注意していながら、最後は自分でくらっちゃったものなぁ。
 やっぱ、息子に似ていたイシュトにすっかり騙されちゃってたんですな。
 だって、そうでもなきゃセムの集落に共のものもほとんど連れずに突っ込まないでしょう。
 あれは、自分の腕に自信を持っているってのもあるでしょうけど、イシュトにいい所を見せたかったんじゃないかなぁと。
 すごく、人がいいんじゃないかな。
 そう思っちゃいましたよ。
 なにはともあれ、惜しい人を亡くしました。
 原作でも大好きでしたが、アニメ版でも辺境編随一のキャラでしたね〜。

 しかしグイン、本当に策士です。
 肉体派ヒーローで、子供達の保護者ですが、やるときには手段をまったく選びませんね。
 ラゴンを騙す時にはいけしゃあしゃあとウソをつき(その後でちゃんと本当のことを言うからいいのですが)、モンゴールの勢力を殺ぐためには卑怯なだまし討ちや暗殺もあえて選ぶ。
 たしかにモンゴール軍において、マルス伯は物凄く重要な位置を占めていますからね。
 アムネリスの補佐役、お目付け役としても大きいですし、一武将としても大きい。
 唯一グインとなんとか渡り合うことが出来る腕前も捨てがたい。
 そのマルス伯を、これだけの労力を払って除きに行こうとしたグインは実に正しいです。

 アムネリス、じぃの死をきっと悲しむだろうなぁ〜。
 その果てに逆上して、弔い合戦だ!とか言って暴走しちゃいそうな気がしてなりません。
 今となってはアムネリスを止められる重鎮はおらず、いるのは活躍したくって血に餓えているアストリアスとかですからね〜。
 これはグインの作戦、戦力を殺ぐという意味では成功してますが、時間を稼ぐと言う意味では逆効果だったかもしれません。
 モンゴール、きっと明日には怒涛の復讐戦をしかけてきますよ。

 ところでイシュト、着替えるの早いなぁ〜。
 つか、マルス伯の 「モンゴールの鎧をつけながら!」 っていうセリフがあるんだから、着替えなくったっていいじゃない(笑)。
 マルス伯が、イシュトの本名ではなく、「アルゴンのエル」 という偽名を最期まで叫び続けたのは、やっぱり余計になんか胸に来るものがあります。
 不思議ですね。
 やっぱ、人はこういう時、本当の名前を呼んで欲しいもんなんですかね。
 例えそれが、恨みの叫びであっても。



 ともあれ、残り時間はあと1日。
 グインはドッグヘッドまでを1日で、そこから塩の谷までを半日ほど?
 ラゴンの村で1日を過ごしているので、この夕刻から出発して夜通し駆け抜ければ、なんとかギリギリどうだ?ってなタイミングなんですね。
 まさに走れメロス。
 セム族とモンゴール軍の戦いもいよいよ決戦間近と迫り、いよいよ次回、辺境編クライマックスです。
 怒涛の戦闘シーンに期待したいところです。



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posted by BOSS at 21:45| Comment(2) | TrackBack(7) | ドラマ・アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先週は空気読まなくてすみませんでした。
私は前からグインこそが「災いを呼ぶ男」だと思ってましたよ!
グインがいれば安心という面も一杯ありますが、多くの人にトラウマを植え付けまくっています。

うちの娘に言わせると、グインのアムネリスに言った言葉は「今ならセクハラ」で、アストリアスは「ストーカー的発想」だそうです。確かに(笑)

今は職場じゃないですよ。職場は家の近くで、10時出勤ですから。
Posted by 原作読み子 at 2009年06月04日 09:34
 こんばんわ〜って、そちらは朝ですか。
 お仕事いってらっしゃいませ^^

>先週は空気

 あ、ぜんぜんお気になさらず^^

>グインこそが「災いを呼ぶ男」

 なるほど、確かにそうかもしれませんね〜。
 災いと言うか、グインが動くところ必ず何かが起こる。
 運命の運び手ですからね。
 人にも多大な影響を与えますもの。

>セクハラ

 うは、たしかにそうだ(笑)。
 まぁグインとしては戦術ですが、アムネリスにしてみりゃトラウマ間違いなしですからね〜。

>ストーカー

 あ、それはもちろんですね。
 そのあたり、確信を持って声優さんが演じてる気配があります(笑)。
Posted by BOSS at 2009年06月05日 23:58
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