2009年05月26日

週刊少年ジャンプ26号感想 後編

 さて後半戦。
 なんか前半で頑張りすぎて後半パワーないんですけど(笑)。
 力配分間違えましたね〜。
 後半はさっくりめで終わらせましょう。




 後半の感想は、

・めだかボックス
・いぬまる
・バクマン
・スケダン
・アイシル
・ぬら孫

 の6本で。



めだかボックス

 言葉のトリックを使ってきましたか。

「動物が 苦手なんだよ」

 という日本語は普通に耳にするタイプの言葉なんですけど、何が主語なんだか分かりにくい言葉なんですよね。

「(私は)動物(の事)が 苦手なんだよ」

 と思わせておいて、

「動物が(私の事を) 苦手なんだよ」

 というオチ。
 うまい使い方でした。

 こういうのはけっこうあって、たとえば 「私は魚です」 って言葉があったりします。
 これ、別に比喩とか文学的表現じゃなくって、普通に日常生活で使われる表現なんです。
 どういう状況で使うかというと、たとえば先生が生徒3人に、「苦手な食べ物はありますか?」 って聞いたときですね。

生徒A:「私はニンジンが嫌いです」
生徒B:「ピーマンですね」
生徒C:「私は魚です」


 日本語って妙な省略をしちゃうんですよね。
 さすが小説家、面白い切り口でした。
 こういう日本語に敏感な作品が漫画だとあまりないですからね。
 ちょっと目先が変わってよかったです。

 まぁしかし、めだかも面白い個性が出てきましたね。
 完璧超人の超人格者で、全てのものを惚れさせて事件解決ハッピーエンドのめだか病パンデミック物語かと思いきや、意外な人間臭さ、オバカさが出てきました。
 しかも動物に恐れられる、あずまんが大王の榊さんの変形バージョンとは。
 嫉妬深さという面では、今週は個人的に雨宮さんのほうに軍配が上がっちゃいますけどね!(笑)



いぬまるだしっ

「喜んでくれたので全員に10ポイント!!」 のたまこ先生が普通に素敵すぎ!



バクマン。

 一瞬、中井さんが氷漬けになってるように見えて吹いてしまった(笑)。

 いや〜今週は中井さんの本気が見えて実に面白かった。
 ロックですね!
 反社会です。
 みてくれとか、なりふりとか、なにもかもをかなぐり捨てて本気になる。
 ストーカー? キモい? 迷惑? 非常識? そんなの知ったことかと!
 残念ながらページ数の関係で警察とのやり取りはカットされたみたいですが、まさにそういう事ですよ。
 これほど泥臭いけど男を感じる話もないですよね〜。
 カッコイイ。惚れ惚れします。
 今まで中井さんは色恋沙汰にかまけちゃって漫画への姿勢はおろそかになっちゃってるんじゃないかと思ってましたが、いやいや、御見それしました。
 本気で命懸けてなきゃ、ここまでできません。
 中井さんのマンガへの情熱は、本気の本気だったんですね。
 それに、エイジが言ってましたもんね。

「……何考えてんだ中井さん」
「きっとマンガのことです」


 このマンガにおいて、エイジの言う言葉はすでに神の言葉に等しいものがあります。
 中井さんをここまで駆り立てているのは蒼樹さんへの恋心ではなく、『hideout door』 への情熱だったんですね。
 いや、まぁ蒼樹さんだからってのは間違いないでしょうけど(笑)。

 そして、信じるもののために命を投げ出して突進する中井さんを見守る周りも、今回は本当に暖かい。
 止めようとしたけど、中井さんを見てたら止められなくなってしまった福田さんもいいし、「中井さんは福田組…仲間でしょう!?」 と黙ってられなくなるサイコーも熱い。
 なんか昭和のドラマを見ているような、そんな泥臭い汗臭い青春ドラマでしたね今回は。
 いいなぁこういうの。
 古臭すぎるかもしれないけど、ベタ過ぎるかもしれないけど、でもそこがいい!

 ラスト、中井さんの後からそっと傘をさしのべる蒼樹さん。
 おおお、なんて素敵な光景だ。
 なんかこう、甘酸っぱすぎてたまらんものがありますな!

 心を開き、敗因は自分だと素直に認めることができた蒼樹さん。
 蒼樹さんにとっても連載会議の敗北はショックで、いろいろ屈折したところがあったのかもしれませんね。
 でも、これで大丈夫。
 きっとこのふたりは一回りも二回りも大きくなって、これからまたサイコーたちの前に立ちふさがってくるんでしょうね。
 心温まる、いい光景をみさせてもらいました。
 「反応が異常です!」 ってのもこの二人らしくてニヤニヤ。

 しかし、それはそれとしてKOOGYも可哀想なやっちゃなと。
 結局ひとりで描くって……。
 これだけ損な役回りが続くと、ちょっと応援してあげたくもなってきちゃうんですが(笑)。



SKET DANCE

 ボッスン編完結。
 驚いて、いがみ合って、とまどって。
 でも、結局これからも変わんなくっていいんじゃないかと。
 変わる必要なんてないし、変わろうッたってそんなの無理だし。
 これからも今までどおりのボッスンと椿でいいじゃないかということに落ち着くふたり。

 いやよかった。
 しかしまぁ、そういうものなのかもしれませんね。人間って。
 いきなり兄弟ってなったからって、そうそう変わるもんじゃないのかも。
 そんなに、人間って便利なもんじゃないですしね。

 でも、なんなんでしょうね、あのボッスンの涙は。
 今まで無意識に感じていた孤独感が、埋められた安心感なのでしょうか。
 なんだかこちらまでホロリとさせられてしまったのですが。

 変わらないと言いつつも、どこかこれからのボッスンと椿はちょっとだけ違うのかもしれませんね。
 表には出さないけどちょっとだけほの見えるような、そんなそぶりがこれから楽しみ……

 …とか言ってたら、なんだその表情は(笑)。
 すれ違いざま、照れまくりのふたりに大笑い。
 なんでソックリやねんと(笑)。
 そして家ではビデオを見る茜さん。
 ビデオの中からふたりを祝福する両親。
 悲劇や不運、すれちがいの不幸を洗い流してしまう、すがすがしいハッピーバースデーの幕でした。

 ところで、フォークダンスで牽制しあってるスイッチと結城さんが面白すぎ。
 あんたらも妙ちきりんなカップルだなぁと。
 そろそろこの二人の話も見てみたいですね。

 さて、次からはいつもどおりのギャグ回に。
 どんな話が来るのか楽しみ!



アイシールド21

 人の能力には絶対的な壁がある。
 そんな壁は努力とか根性とか気合があれば乗り越えられると言ってしまえば、それはウソになってしまう。
 ではその壁を前にした凡人は、いったいどうすればよいのか。
 その答えが出ました。
 それは、挑戦者であり続けること。
 それが、『雄の生き方』 だと。

 これ、簡単に言ってますけど、凄いというか、凄まじいというか、辛い生き方ですよ。
 だって、何度挑戦したって敵わないんですよ。
 敵わないことが分かっているのに挑戦しなくちゃいけないんです。
 しかも、最初から勝負を投げて挑むんじゃなく、毎回勝利を求めて挑まなくちゃ意味が無い。
 そして、何度負けても次こそはと、そのたびごとに自分を立て直さなくっちゃいけない。
 それって、苛烈な生き様ですよね。
 絶対どこかで心が本当に折れて、再起不能になってしまいそうです。
 たいていの人は、一度か二度折れたところで終わりになってしまうでしょうに。
 なるほど 『雄の生き様』 ですよ。
 奇麗事じゃありません。

 しかしセナ、ラストで見せたその奇跡は、それはパンサーの油断ゆえか、それともセナが最後まで諦めなかった意志ゆえか。
 才能の絶対的壁を前に、なりふりかまわず挑戦し続ける『雄の生き様』は、いつか奇跡を手にする機会を逃さないと、そういうことなのでしょうか。
 奇跡はいつか来る。
 でも、その前にたいていのヤツは心が折れ、戦場からいなくなる。
 そのときまで戦場で踏ん張れるヤツこそが、真の雄なのだと、そういうことなのでしょうか。

 この結末はどう出るのか。
 これは来週の答えが怖いですね〜。
 まだ、ラストプレーにはもうすこしだけの猶予がありますから。
 本当のラストシーンではないだけに、これでセナが勝てたのか、これはまったく分かりません。



ぬらりひょんの孫

 総大将回想編スタート。
 おお、つららのこれはおばーちゃん?
 なんかエロい(笑)。
 しかしぬらりひょんでも雪女に口づけされると凍死しちゃうのか。

 珱姫様登場。
 おおー美形だ!
 ちょっとびっくり。
 別のマンガかと思っちゃった。
 椎橋先生、こんな麗しい美少女も描けたんですね〜。
 御見それしました。

 でもこんな美人さんを過去編だけで終わらせちゃうのは勿体無いなぁ〜とか思っていたら、なんと夜這いにやってきました総大将!
 あんたも好きねぇ〜(笑)。
 そして、珱姫さまがリクオのおばあちゃんだと!?
 次週、ムフフトーンにご期待ください。



まとめて

 来週は巻頭カラーでこち亀が重大発表。
 噂では 香取慎吾でドラマ化 ということらしいですが、本当なんですかね。
 ラサールさんじゃないのは年齢的な問題なんでしょうか。
 う〜ん、香取慎吾と両さんではあまりにイメージが違うのですが、本当だとしたらどんなドラマになるんですかね。

 また来週からは、5週連続で新人漫画家の読切を掲載する 『JG1読切祭』 が開催。
 しかしこれ、金未来杯とはどう違うんですかね?
 裏をかんぐっちゃうとディグレの穴を埋める苦肉の策ということなのか、このあとやってくるかもしれないハンター復活の遠大な伏線なのか!(笑)
 な〜んて考えちゃうんですが、まぁ素直に楽しませてもらっちゃいましょう。
 個人的には2弾めの学園ホラーものに興味を引かれます。



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ラベル:WJ JUMP 感想 ジャンプ
posted by BOSS at 16:30| Comment(6) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。バクマンに衝撃を受けました
ね。いい話っぽくなってるけど
中井さんのやってることってほめられることじゃないですね。
ぶっちゃけ引きました。(汗)

そして1人になったコージー哀れ(汗)
話は変わりますが銀魂がおもしろかったです。
今回のシリーズは銀さん過去編の前ふりかも
しれませんね。
その日が来たらぜひレビューお願いします。
Posted by かな2 at 2009年05月26日 19:43
中井さんは単に女に惚れてるからではなく「何より彼女の作品に惚れてる」ってのに好感度上がりました。

ぬらりひょんやってることはエロスなのにかわいい系な絵柄と少年誌であることであんまり雰囲気出ないですね(笑)
Posted by 地方民 at 2009年05月26日 21:55
ボッスン過去編が終わり、一応ほっとしてます

今回の話の中でボッスンが兄とわかりました
物語中椿父の発言で発覚なのですが
自分の中ではボッスンが兄というのは当然と思いました

理由は5巻掲載の「兄・弟」から抜粋
「弟が道を踏み外しそうな時、兄が標になればいい」

このセリフはスイッチが「兄の立場の意味」から発したモノです

過去編の中でボッスンが椿を助けるシーンがあります
当然、その時2人が双子と知りません
その後、椿はボッスンのように強く・人を助ける人間になろうと決意します
まあ、ここだけでもボッスン=兄というのは間違いないですが椿の方にも注目です

今週の話で椿は、その時両親が本当の親でない事を知り、強くなろうと決意します
しかし、どういう風に強くなるというのは椿自身ではわかってはいません
不良に絡まれた時、椿は今までと同じ弱気な状態で道がまだはっきりしていないことがうかがえます
そこで、ボッスンが体の張った行動を見て道がはっきりし、前述の通りになります

ようするに、当時2人が兄弟とわかってないが、スイッチのいう兄弟における「兄の立場」が体現しているということです


・・・さて、ボッスン過去編後の今後の展開ですがとりあえず静観の構えでいます
Posted by 跳祭 at 2009年05月27日 00:25
>かな2さん

 そう、引きますよね。
 現代人は、引くとかキモイとかKYとかいう言葉をよく使いますが、それはつまり引かれたくない、キモイと思われたくない、KYと思われたくないと常に思っている、とても臆病な世代なんだと思います。
 かく言う私もそうです。
 でも、そんな臆病さをかなぐり捨てて、常識すらかなぐり捨てられる勇気、蛮勇をふるった中井さんだからこそカッコイイ!って思うのです。
 誰もあそこまでできませんよ。
 おれたちにできない事を平然とやってのける!そこにシビレる!あこがれるゥ!…いや、あこがれはしないか(笑)。


>地方民さん
>「何より彼女の作品に惚れてる」

 なるほど、その表現がすごくピタリとはまりますね。

 ぬら孫は、そういった意味では得していますよね(笑)。


>跳祭さん

 ああ、そういえば兄弟論についてはそういう話もありましたね〜。
 また、ボッスンと椿については、兄弟が逆っていうのは全然想像がつかないんですよ。
 彼らふたりって、そっくりなようでいて微妙に違うじゃないですすか。
 おおらかで、妙に人懐こくて、世話好きのボッスン。
 神経質で、人付き合いが下手で、融通が利かず、責任感が強い椿。
 そういった違いを考えると、ボッスンが兄で椿が弟っていうのがとてもしっくり来ます。
 逆だとすごく違和感がありますよ。
Posted by BOSS at 2009年05月27日 22:45
すいません。どうしても一言だけ。

めだかは覇王色の覇気を持ってると見ていいんですね?
Posted by KEY at 2009年05月27日 23:00
>覇王色の覇気

 そうか!その発想があったか!
Posted by BOSS at 2009年05月29日 23:39
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