2009年05月22日

スティール・ボール・ラン感想 #48 デラウェア河へA

 ウルトラジャンプ2009年6月号掲載。
 ジョジョの奇妙な冒険 Part7
 SBR #48 デラウェア河へA
 の感想です。
 意外なふたりがズギュウウウン!とコンビ結成!
 どいつもこいつもおまえらを!! 今度追撃するのは僕らの番だ!!

【ネタバレ注意!】




 今月のウルジャンの表紙は 『天上天下』 だったんですが、ナチュラルにディオ様かと勘違いして、買って家に帰るまで気づきもしませんでした(笑)。
 木暮先生って、普段からこんな画風でしたっけ?
 いや、天上天下はほとんど読んでないのでよくわからんのですが…。
 ポーズといい色使いといい、細かいアクセサリーといい、これはどー見ても荒木テイスト。それもすばらしい出来。
 巻末コメントでも 「表紙描くの楽しかったです!」 なんて意味ありげに書いてますし、狙ったとしか思えません(笑)。


 さて、大統領の恐るべき姦計にかかり、スティール氏とともに船に乗せられてしまったルーシー。
 スカートの切れ端にメッセージを書き、桟橋に残そうと画策するも、いともかんたんに大統領に発見されてしまう。
 この大統領、寸前までルーシーを口説くようなことを言っておいて、物凄く怖い目でルーシーを睨んでます。
 こんな大統領をルーシーが信じられるわけもなく。

 次の瞬間大統領は急に誠実そうなポーズをとって、

「ひとつだけ誓おう!
 ひとりの男として聖なる「遺体」の前で……
 『スティーブン・スティールは決して殺さない』
 ルーシー…君がそれを不安に思っているのなら」


 な〜んて言って見せたりする。
 ルーシーはそれで 「この大統領は…「悪」ではないのか……?」 なんて迷っちゃってますが、いやいや、聖なる遺体がすべて揃った時点で、スティール氏が生きてようが死んでようが大統領にとってはどうでもいいってだけじゃないですか。
 遺体が揃ったら、世界の完全なイニシアティヴを大統領が牛耳れるって信じているわけですから(それがどんな性質のものかは、揃ってみないとわからないみたいですが)、そうなってしまえば誰が逆らおうとダメってことでしょうからね〜。
 ルーシーとしては夫のことも心配かもしれませんが、この野心家に聖なる遺体の力を与えることそのものがマズいと考えて欲しいかなぁ。

 そしてスカートの切れ端のメッセージもあえなく破られ、あれまぁって感じだったわけですが、それがなんとッ!
 ルーシーの 『涙のスタンド能力』 で復活を遂げる!
 二つに破られ、海に捨てられた切れ端に、鳥の糞がひっつき、魚がそれをついばみ、岸辺に運ばれたそれを今度はネズミが運び、最後は馬がふんづけて接着完了!
 風が吹いてびたっとひっついたそこは最初に切れ端がくくりつけられていた桟橋の鉄柵!!
 まさに風が吹けば桶屋が儲かる方式!
 あいかわらずチート臭い運命操作能力です(笑)。
 そしてルーシー、カッターで切ろうとしたのは大統領ではなく、スカートの方だと言うあたり、実にジョジョっぽい。
 いい戦士になりましたね!


 ところで大統領、御者の男を扉と壁ではさんで消して 「ドジャアア〜〜ン」 って(笑)。
 オチャメなところに噴きました。
 この人、ビールの一気飲みをしてハイになったり、たま〜にこういう憎めないところがありますよね。


追記
 …と、思ったけど、飛ばされた並行世界でこの御者は自分と出会ってフッ飛んでるかもしれないんですよね。
 つーかその公算が高い。
 それを考えるとやっぱり怖いお人ですよ大統領。
 こんなジョークを言いながら残酷なことをしているのかと思うと、ゾゾッてしてしまいます。



 目的地は、やはりニューヨーク、マンハッタン島みたいですね。
 そこについたとき、一体何が起こるというのでしょうか。
 キリスト復活!とか、本当にやってくれちゃうんでしょうかね!
 今からドキドキしてきちゃいます。


 で、今度は Dio のターン。
 驚いたことに、ここで襲ってきたのはホット・パンツ! 
 Dio の恐竜のスピードに、眉も動かさずに反応して肉スプレーで確実に呼吸を止めにくるホット・パンツ。
 さらに飛び掛る小型恐竜たちも一瞬で黙らせてしまう貫禄。
 今まであまり目立って活躍してませんでしたが、こいつ実は物凄い実力者なんじゃないでしょうか。
 あ、チューブラー・ベルズの戦いでは活躍してましたね。
 でもあれって凄い一瞬だったもんだから、今まで印象が薄いような気がしてたんです。
 一番のインパクトがジョニィにおっぱい揉まれてるシーンでしたから(爆)。

 一瞬で Dio を呼吸不能の窮地に追い込んだホット・パンツ。
 ところが、さすが Dio !


 やっ やったッ!!


 まさかの ズギュウウウン !!!!!!!!!!


『オレを窒息させたいというのなら…

 おまえもだぜ!ホット・パンツ』


 ガッチリヘッドロックをかまし、肉スプレーで覆われた口で、ホットパンツの口と鼻を覆いつくす!
 これはまさに、ディオとエリナの超名シーンの再現!!

 さすがディオ!
 おれたちにできない事を平然とやってのける!
 そこにシビれる! あこがれるゥ!!


 そしてやってくれるぜ荒木先生!
 まさか物語も終盤になって、まさかこんなところでこんなサービスをしてくれるとは!
 無駄にハイテンションになっちゃうじゃないですか!(笑)

 そこにシビれる! あこがれるゥ!!


 さて、ズギュウウンされちゃったホット・パンツは泥水をすするってとこまではいきませんでしたが、Dio に取引をもちかけてきました。
 いわく、大統領を追うには、ルーシーの匂いを追うしかない。
 ルーシーの匂いなら、肉スプレーが記憶している。
 そして、匂いを追跡できるのは Dio しかいない。
 遺体はホット・パンツがもらうが、大統領の命や権力、財産などはぜんぶ好きにしろと。
 はたしてこの条件を Dio が素直に飲むかどうかはかなり疑わしいところではありますが、ちょっと興味深いのが Dio の父親の情報ですね。
 まさかあの酷いオヤジがダリオだったとは。
 タイプがぜんぜん違ったので考えすらしませんでした。

 それを知った Dio としてはどう出るのか。
 Dio は、母親が悲惨な生活の末に死んだことで異常なほどの向上心を抱いてしまったようですが、それが今ではこんなに歪んでWRYYYYな事になっちゃいました。
 本来は健全だったかもしれない向上心が、すっかり邪悪な野心に黒く染まっているんですよね。
 あの回想シーンと、回想シーンが終わった瞬間にみせられた恐竜の姿はインパクトがありすぎました。
 なんでこんなにも歪んでしまったんだろうと、かなり切なくなった覚えがあります。
 その Dio が、父親の話を聞かされて、たとえば初心に戻るなんてことがあるんでしょうかね。
 Dio の反応に興味津々です。


 追跡を始めた Dio &ホット・パンツ。
 その二人を追跡することで、間接的に大統領の追跡を開始するジャイロ&ジョニィ。
 追うものと追われるものが一転し、ドラマは最終バトルステージへと移行してゆきます。

「どいつもこいつもおまえらを!!

 今度追撃するのは僕らの番だ!!」


 今月のキメ台詞はこれでしょう。
 しかしこれ、なんかヒップホップくさいな(笑)。
 いや、フレーズはぜんぜんラップになってないはずなんだけど、言ってることがなんか 「どいつもこいつもディスってやるぜ!」 って感じで(笑)。
 ジョニィのポーズがさらにそれっぽくって笑えます。
 これ、狙ってやってるのかなぁ。
 元ネタがなんかあったりして。
 最近のジョジョは洋楽ばっかりじゃなくって、パフュームまで使ったりするから油断も隙もあったもんじゃない。


 スカートの切れ端を発見し、大統領の船を発見した Dio 組。
 病人用の担架が捨てられていることから、大統領たちは列車に乗り換えたものと推理。
 馬で列車を追いかけ、乗り込もうとする彼ら。
 しかし、列車の扉に表れた大統領が投げ落としたのは、まぎれもなく Dio とホット・パンツだった!

 なんと、ここへきて、またも平行世界からパラレル住人を連れてきましたか!
 もし同じ人間が近づいてしまえば、一瞬にしてバラバラに吹き飛んでしまうこのトラップ。
 イヤらしすぎます。
 大統領め、やることが完璧に行き届いていますね。
 ルーシーを確保し、追跡できる情報を残さないよう、あれだけ手の込んだ姦計を駆使したというのに、それでもまったく油断していません。
 作戦も大詰めにきて、全力を振り絞り、完璧の上にも完璧を期そうとしているんでしょうね。
 大統領の執念というか、妄執のようなものまで感じてしまいます。

 さぁこのトラップ、Dio たちはどう対処してくれるんでしょうか。
 連れてきたのがこの二人だけと決めてかかることもできませんし、これはやっかいな状況になってしまいました。

 ところで、パラレルの Dio たちが、あまりにもあっけなく大統領に捕まえられてて、ふがいないったらありゃいないんですけど(笑)。
 ぽ〜い、なんて荷物みたいに投げ捨てられてますもんね。
 ナニやってんだアンタらと(笑)。



 巻末、作者コメント、

「忘れ物しないようにと8万円もする傘買ったが、甘い考えだった。失くした。」


 って、先生ナニやってんだーッ!(爆)
 シューンとしている荒木先生を想像して萌えてしまいました。



■関連記事
・スティール・ボール・ラン感想 #47 デラウェア河へ@
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■外部リンク
SBR感想 #48 デラウェア河へ(2)@JOJO



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posted by BOSS at 23:08| Comment(3) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
表紙のキャラは作中でもディオとか言われてました、これで唇に色塗ってたら完全にパロディ(笑)

あと「どいつもこいつもおまえらを〜」は日本語としてよくわからん
Posted by 地方民 at 2009年05月23日 20:32
>ところで、パラレルの Dio たちが〜
あれは捕らえられたのではなくて大統領を
追跡しようとしてD4Cの罠に引っ掛かっただけだと思いますよ。

向こうの世界の2人の前に姿をチラ見せして敢えて追跡させる

2人が来る場所の挟める物(おそらく扉)を利用して不意打ちで能力発動

2人は現世界の列車外に投げ出される

多分緒こんな感じじゃないかなと。

Posted by aaa at 2009年05月24日 12:44
>地方民さん

 なるほど、もともとディオ的なやつだったわけですか(笑)。
 ですよね。唇を紫とか緑で塗れば完璧です。
 そして謎の日本語ですが、荒木先生の真似なんて到底素人には無理って事がよくわかるフレーズですよね(笑)。


>aaaさん

 ご指摘どもです。
 わたしもそんな感じだと思います。
 ただ、ふたりが突き落とされてくる絵があまりにポイ捨てなシュールさだったんで、ここはネタ的にツッコんでおくかと。
 そう思って、あんな感じの書き方にさせていただきました。
 しかしタチ悪いボス敵ですね〜。
Posted by BOSS at 2009年05月25日 00:27
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