2009年05月19日

ONE PIECE(ワンピース)感想 第542話 “やがて語られるもう一つの事件”

 週刊少年ジャンプ25号掲載分の感想です。

【コミック派ネタバレ注意!】




 な ん だ とーーーッ!!?


 黒ひげ、出現!!!!!!!!


 インペルダウン編もそろそろ終わりかと思っていたら、ここでまさかの超展開!!
 なんでアンタ来てんだーーッ!!

 いやもうワケわかんねーッ。
 シャボンディ諸島編以来、面白さがとどまる所を知らないワンピースですが、事ここに及んでさらに凄い展開が待っておりました。
 革命家や七武海、元バロックワークスに囚人たちを巻き込んでの大脱走だぜヒャッハー!とか興奮していたら、ここでまさかの黒ひげ乱入ですもんね。

 そもそもいったい、何をしにこんな所まで来たんでしょうか。
 目的がま〜ったく読めません。

 この一連の大事件の発端は、黒ひげティーチが王下七武海入りするための手土産として、エースを捕まえたことだったはずです。
 言ってみれば今起こっている一大事の犯人みたいなもんじゃないですか。
 そいつがいったいインペルダウンに何をしに来たんだと。

 捕まえたエースにひと言言いにきたわけでもなく、どうもインペルダウン内部に用がある様子。
 いったい何がしたいんでしょう。

 ルフィに用があるのか。
 それともジンベエやクロコダイル、意外なところでイワさんに用があるのか。

 そういえば、黒ひげの最終目的ってなんなんでしょう。
 当初は王下七武海になることが目的だと思っていたんですが、その夢が叶った今、次はなにを目指しているんでしょうか。
 単に七武海としての特権を楽しみたいというのであれば、この一連の事件で一番最初に火の手が上がったインペルダウンの騒ぎに参加しに来たってことかもしれませんが。
 もしそういう短絡的な行動でないとしたら、何を考えているのやら。

 たとえば同じDの一族として、ルフィに何か関係があるのか。
 それとも昔賞金首として狙っていた関係から、単にケリをつけようとしてルフィを狙っているのか。
 それとも革命家ドラゴンへの牽制として、ルフィを人質にとろうとかそういう魂胆なのか。
 あるいは、この混乱に乗じて有望な仲間を囚人の中からスカウトしに来たのか。

 なにやら不気味なものが動き出したような、大きな陰謀のニオイを感じてしまいます。

 なんにしろこれで、世界政府と白ひげ側、ルフィサイドのほかに、もう一つ、大きな台風の目がひとつ生まれてしまいました。
 この巨大な時代のうねりは、いったいどのような激流を生み、どのような結末をむかえるのでしょうかね。
 まったくもって気が抜けない、凄い物語もあったものです。

 しかし、ちょっといい事に気づきました。
 黒ひげが乗ってきた軍艦の海兵が全滅しているってことは、その船、もしかしてルフィたちが簡単に盗めるんじゃないですかね?
 お? これはもしや渡りに船か?

 あと、さりげにラフィットが“トリトリの実”“モデル・スワン”っぽいのが描かれてましたね。


 さて、黒ひげ来襲の報を聞き、大パニックのハンニャバル。
 そりゃもう、あっちゃこっちゃがてんやわんやの大騒動。
 どこから手をつけたらいいんだかわかんない最悪の事態ですもんね。
 ご愁傷様です。

 どうでもいいけどこの図解、クロコダイルと Mr.1 が可愛すぎる(笑)。
 本人達が凄み系ですからね。ギャップが凄すぎですって。

 と、そこに入るマゼラン署長、レベル2鎮圧の報。
 署長、頼もしすぎるだろ!!
 さらに黒ひげの襲来には即座に対応し、雨のシリュウを向かわせたという手際のよさ。
 そして自分はすぐさまレベル4に向かうから、それまでなんとか持たせろと。
 いやもうハンニャバルの涙がよくわかる!
 署長、惚れちゃいますね!
 これまで忠誠心まったくナシだったハンニャバルが、一気に署長シンパになったのは素敵すぎでした。
 敵ながらちょっと感動まで覚えちゃいますって。
 でもま、その署長もルフィに倒してもらわなきゃ、こちらも腹の虫が治まらないんですけどね!!(笑)

 ところで毒の塊で閉じ込められたバギーたちですが、ドルドルの実の力で壁を作るとか、潜水艦みたいな密閉できる乗り物を作って毒の中を突き進むとかできないんでしょうか。
 なんにしろ、何らかの対処をしないとヤバいですね〜。


 レベル6では、雨のシリュウが牢から出され、刀を渡されいざ出陣。

 って、無限地獄ってどんなところかと思いきや、ただ退屈なだけなのか!!(爆)
 いやまぁそんなとんでもないところに収監されるような囚人じゃ、どんな拷問だって意味は無いということでそういうことになってるのかもしれないですが。
 いや、どうだろう。
 もしかしてそこまでの大人物になると、退屈こそが最高の拷問にもなっちゃうんでしょうか(笑)。
 たしかにルフィあたりは退屈で死にそうですけどね!

 で、出陣早々看守たちを手にかけるシリュウ。
 うは〜とんでもないやっちゃ。

「斬捨て御免……」

 なんてかっこつけちゃってますけど、要するにコイツは辻斬り殺人鬼ってこと!?
 よくまぁそんなヤツをインペルダウン看守長なんて要職に据えてたなぁ。
 世界政府のやることはこれだから困るぜぃ。

 で、雨のシリュウ、首尾よく命令を遂行して檻へ戻ったとしても、結局死刑囚であることに変わりはないと。
 だったらシリュウにしてみりゃ、協力する利点はまったくないような気もするのですが、さて、こいつはどうするのでしょう。
 単に戦いを欲する殺人鬼であれば、言われたとおりこの戦いに嬉々として参加してしまうかもしれませんが、クレバーなヤツだったらむしろ逆に脱獄に協力して逃げてっちゃいそうなもんですけどね。
 もしかして、黒ひげ一味の仲間になっちゃったりとか、そんな展開が待っててもおかしくないんじゃないでしょうか。


 さて一方、レベル4を快進撃するルフィ軍団に、サルデス牢番長率いるブルゴリたちが襲い掛かる。
 これをなんと、イワさんがただのウィンクですべて撃退!!(笑)

「“地獄のWINK(ヘ〜ル ン〜ヌウィ〜〜〜ンク)”!!!!」

 バァチコヴァロンヌ!!!!

 って効果音までイワンコフモード。
 もう言葉の原型すら危うい世界に突入しちゃてますが(笑)。 

 次なる敵は、サディちゃん率いる獄卒獣3匹。
 さすがにこいつらは格が違って、囚人たちもただ刈り取られる雑草状態となるわけですが、そこで黙ってないのが脱獄チーム最強3人衆!
 三者三様の必殺技が同時に繰り出され、一挙に吹き飛ばされる獄卒獣。
 いや〜爽快すぎ!
 ルフィは当然だし、ジンベエさんも義の人だからいいとして、ここで基本悪人のクロコダイルまでが決めてくれたってのが、なんかよくわかんないけど無性にキますな(笑)。
 いやかっけぇ。

 ブルゴリ、獄卒獣と、山ほどいた障壁がまたたくまに一掃されていくこのスピーディーな展開。
 痛快すぎです!
 さぁこの快進撃はどこまでいくのか。
 レベル4には今マゼラン署長が向かっていますが、このまま正面衝突となってしまうのでしょうか。
 今、ワンピースの興奮はとどまるところを知りません!

 ところで、ジンベエさん。
 それ、「正拳」 じゃないと思う……。
 いや、正拳打ってから神速で返しているのかもしれないですが(笑)。


 
■関連記事
・コミック感想 ONE PIECE 巻五十三 “王の資質”
・ONE PIECE 新キャラ『蛇姫様』は9年前すでに登場していた!?
・YouTube 麦わら海賊団を小畑健先生風に書いてみた
・まんがのチカラ 尾田栄一郎先生インタビュー
・YouTube ワンピース×英雄【アーロン篇】
・YouTube 色んな漫画家が描いたワンピース
・ワンピ 美麗イラスト
・イッツ・スカルジョーク!!



********************************************************
よろしければランキングにご協力をお願いします。
にほんブログ村 漫画ブログ 週刊少年ジャンプへ
にほんブログ村 週刊少年ジャンプ
********************************************************
posted by BOSS at 21:09| Comment(4) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>結局死刑囚であることに変わりはないと

死刑囚宣告猶予≠ナすので、この『猶予』の間に何か罪を犯さなければ、牢には戻されないのではないでしょうか? 

レベル6の囚人は全員が死刑囚のはずですから(署長が執行の権限を持つと言ってたので)、宣告猶予¥態のシリュウは、まだ囚人ではないのでしょう。死刑囚であると「宣告」はされていないわけですから。

マゼランとシリュウの会話のニュアンスからしても、おそらく、次に何か事を起こさなければ、そのまま看守長職を続けられるのだと思います。
Posted by キンカク at 2009年05月19日 23:05
いやホント、黒ひげは何しに来たんでしょうね…。
以前ルフィを狙ったのも「一億以上の賞金首を倒して成り上がること」が目的だった(=ルフィ個人が目的ではない)わけで、既に七武海として成り上がった現在ルフィを狙う意味はないですし。

このネタで友人と小一時間ほど語れました。
「インペルダウンの混乱と海軍本部への戦力集中を利用して、レベル6の囚人たちを配下にしに来た」という線で一応は纏まったのですが、果てさて。

>そういえば、黒ひげの最終目的ってなんなんでしょう。

単純に「海賊王になること」でしょう。
以前に本人がエースに向かってそう語ってますし。
Posted by k at 2009年05月20日 01:18
ラヒィットの翼がショッキングだ
只でさえ不気味なキャラなのに天使みたいな羽つけるとなおキモいよ
Posted by 地方民 at 2009年05月20日 18:16
>キンカクさん

 なるほど、“宣告猶予”って死刑囚としての宣告猶予って意味でしたか。
 なんか行の切れ目を誤読して、執行日の宣告かなにかと勘違いしてたみたいです。
 でも、どちらにしても看守達を斬っちゃったシリュウは、看守長に戻る気なんてさらさらないんでしょうね(笑)。


>kさん
>「インペルダウンの混乱と海軍本部への戦力集中を利用して、レベル6の囚人たちを配下にしに来た」

 ですね。わたしもそのへんに一票投じたいと思います。
 そうでないとしたら、まだまったく伏線も張られてない何かがインペルダウンにあるかってところでしょうしね。

>単純に「海賊王になること」でしょう。
>以前に本人がエースに向かってそう語ってますし。

 おおっと、そうでしたっけ?ってちょっと読み返してみたら、おおー45巻巻末で言ってるじゃないですか。
 記憶からスッポリ抜けておりました。
 情報提供サンクスです。
 しかしそうすると、黒ひげは王下七武海の権力側からラフテルを目指そうという野望をもってるわけで、余計に戦力拡大をはかってインペルダウンに乗り込んできた説が有力になってきますかね?
 どうなんでしょう。
 なんか私としては雨のシリュウがそのまま黒ひげ一味に入っちゃうような気がしてなりません。

 しかし、そろそろワンピ全巻読み返さない
といかんなぁ。
 記憶が曖昧になってきておる。


>地方民さん

 ジョーカーみたいなヤツなのに、天使風の翼とは、ギャップの妙ってヤツですよね。
Posted by BOSS at 2009年05月20日 22:53
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
【コメント欄について】 コメント入力の際には、必ずお名前(ハンドルネーム)の入力をしていただけるようお願いします。「匿名希望」や「通りすがり」のように名前入力を回避する意図のあるものは、管理人による削除の対象となる場合があります。ご理解ご協力をお願いいたします。

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。