2009年05月17日

PSYREN‐サイレン‐の謎 その06 「タツオの放浪期間」

 週刊少年ジャンプで連載中の漫画 『PSYREN‐サイレン‐』 の謎を追跡するシリーズ第6回。
 今回は、前回の補足としてタツオがサイレン世界を放浪していた期間について考えてみる。

 現時点での最新エピソードは 「CALL.69」 であり、そこまでの情報を元に考察を試みることとする。

過去の考察→序文 , 1 , 2 , 3 , 4 , 5

【ネタバレ注意!】




PSYREN‐サイレン‐の謎 その06
タツオ、ビジュアル系化の謎。その放浪期間について


 CALL.69においてヒリューの前に颯爽とあらわれたタツオ。
 感動の場面だが、以前の風貌とはちょっと印象の違う、いわゆるビジュアル系的な風貌に変わっていたことには少々驚かされた。
 その服はどこで調達したのだ?という疑問はさておき、筆者はタツオの髪がかなり伸びている点に目を引かれた。
 ことによると、前回紹介した考察 「現在と未来の同調性」 が崩れてしまいかねないからだ。
 一般的に2、3ヶ月くらい経ったと思われる伸び具合だが、CALL.25でタツオが姿を消してから、いったいどれだけの日数が経っているのだろうか。


 タツオとの遭遇戦が描かれた、2回目のサイレンゲームは、6月のある土曜日
 3回目のサイレンゲームは、その2週間後の、6月下旬の土曜日(実際のカレンダーを適用すれば、21日か28日)。
 帰還後、「幾日か過ぎた(CALL.45)」 とあって 「7月」「もう少しで夏休み」 の頃(おそらく上旬)。祭の呼びかけでプール。
 その同日か、あるいは別の日(このあたりははっきりしていない。愛知、伊豆、東京と、かなりの距離を移動するところからすると、プールとは別の日と考えるのが妥当だろう)、別荘にて犬居戦。
 二日後(正確には30時間後)、アゲハ病院にて起床。
 別の日、アゲハは退院し、DVDを見ることで歴史の変化に気づくが、この間何日経ったかは不明。
 ただ影虎拉致を聞いた祭がメルボルンから急遽帰国したのが同日とあるため、さほど日数が経っているとは考えにくい。
 また、アゲハとカイルの治療にあたったヴァンがくたくたになっているところから、退院は起床と同日ということもありうる。
 そしてその日、アゲハたちは羽田に急行し、その場で4回目のサイレンゲームが開始される。


 若干不確かな部分が多いが、2回目のゲームから4回目のゲームまでの期間は、最小で3週間ほど、最大でも5週間は経っていないと推測される。
 つまりタツオと分かれてから、一月あまりしか経っていないわけだ。

 だがどうだろう、それにしては、タツオの髪はちょっと伸びすぎじゃないだろうか。
 これはもしや、現代と未来の時間を行き来するペースが狂っているのだろうか。
 現代で3、4週間後に行われたゲームで到達した未来は、未来の方ではタツオと別れてから2、3ヶ月も経っていたのだろうか。
 そうなってしまうと、これまでの前提が狂ってしまう。
 「10年キッカリの転移」 ではないのかもしれない。


 だが、ここでそう結論付けてしまうのはまだ早い。
 タツオの姿の変化は、もしかすると月日の経過を表すものではない可能性がある。
 そう、タツオの胸の核(イルミナ)の効果だ。

 CALL.69において再登場したタツオの胸の核には、一点の傷も見当たらなくなっていた。
 これは自己修復作用によるものなのか、それともタツオが別の核と交換したのかは分からないが、なんらかの変化があったことは察しがつく。
 その変化が、タツオの身体にも変化をもたらし、そのひとつの現われ方として髪形の変化が起きたのではないだろうか。
 実は、そう考えられる若干の根拠がある。


 アゲハたちがタツオと初めて遭遇した2回目のサイレンゲームで、タツオの髪型は失踪当時とほとんど変わってはいなかった。
 自我をほとんど失った禁人種タヴーでありながら、散髪に余念がなかったのであれば話は別だが、長い間放浪していたはずのタツオにしては、ちょっと髪型に変化がなさすぎではないだろうか。
 一応、タツオがどのくらい放浪していたのか、検証してみることにする。

・タツオはヒリューの1年後輩。

・現在ヒリューが高校1年なので、タツオが在学していれば中3。

・ヒリューが転校した中学校で偶然再会したときに、タツオはサイレンに一緒に行かないかと誘う(CALL.14)。

・この時登下校は詰襟を着用しているため、時期は夏以外。

・雨宮はサイレン世界でタツオと会ったことがある(CALL.17)。

・雨宮がサイレンゲームに巻き込まれたのは半年以上前、去年の冬(CALL.9)。


 以上の情報から、タツオがサイレン世界に足を踏み入れ禁人種タヴーにされてしまったのは2007年の2学期末から、3学期にかけて。
 転校をたびたび繰り返すヒリュー家もさすがに3学期になってから転校することもあまりないだろうと思われるので、2学期末というのが有力だろう。
 とすると、2回目のゲームが行われたのが6月の土曜日(おそらく7日か14日)なので、タツオが放浪していたのは6ヶ月以上にも及ぶ可能性が出てくる。
 さすがに髪も伸び放題だろう。

 ところが、2回目のゲームで現われたタツオの髪形は、失踪当時と全く変わっていなかった。
 これは禁人種タヴーの散髪屋のしわざと考えるより、核の効果だと考えたほうが自然なのではないだろうか。
 核の効果についてはシャイナがこう説明している。

「“イルミナ”
 それがボク達W.I.S.E(ワイズ)の持つ核(コア)の名前です。
 PSI能力を何倍にも高め
 身体の老化を著しく遅らせ・・・
 大気中のPSIを還元し
 食料を必要とせず生命活動を営むことができる
 この新世界の環境に適した新しい生命形態
 それが…『イルミナス・フォージ』です」(CALL.62)


 老化を著しく遅らせのところを拡大解釈すれば、成長も著しく遅らせていることになる。
 頭髪もなかなか伸びないだろう。

 つまり、タツオは禁人種タヴーにされて以来、イルミナの効果によって髪はほとんど伸びなかった。 
 ところが、アゲハの暴王の月によってダメージを負ったイルミナは、自己修復の過程でなんらかの変化を起こし(あるいはタツオがイルミナを別のものに交換し)、その変化がタツオの身体に頭髪の成長という影響を及ぼした。
 想像をたくましくすれば、そうは考えられないだろうか。
 イルミナス・フォージは常に成功するものではなく、多くの場合身体に大きな変形を及ぼすものであることを考えれば充分ありうることだと考えられる。

 だとすると、やはり未来のタツオは現代と同じだけの時間を経ていたのではないか。
 現代では2回目のゲームと4回目のゲームの間に一月あまりが経っていたように、未来のタツオもこの間、一月あまりの時間を過ごしていたのではないだろうか。
 そう考えれば、前回紹介した 『現在と未来の同調性』 は崩れないことになる。

 多少、牽強付会のきらいもあるが、一応その可能性もあるかと考え、以上の考察を示しておくことにした。



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