2009年05月12日

ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.69 “転生の日A”

 サイレン、週刊少年ジャンプ24号掲載分の感想です。

【コミック派ネタバレ注意!】




 エルモアの口から今明かされる、驚愕すべき地球崩壊の顛末。
 まるで映画 『アルマゲドン』『ディープ・インパクト』 のように、地上では逃げ惑う人々がいて、NASA は迎撃の核ミサイルを発射。
 破壊された隕石は破片となり、流星群となって地表を襲う。
 あらためてこの漫画のスケールの大きさを知る思いがしました。
 そうですよね、なんたって地球文明の崩壊を描いているんですもんね。

 しかし、ここまではあくまで想像の範囲内。
 世界中が崩壊してしまったのですから、このくらいのことにはなるだろうと想像していました。
 でも、まさか、こんな光景が待っていようとは。

 砕けた巨大隕石ウロボロスの中から現れたのは、化け物じみて巨大な、卵状の謎の物体
 まるで液体金属のような異質なそれは、光りながら形を変えてゆき、あっという間に地球表面をすっぽりと覆ってしまいました。
 なんだか意志を持つアメーバのような生物が、地球をまるごと喰ってしまったかのような、見るからに気色の悪い光景です。
 そして、すっぽりつつまれた地球は、その謎の物体の下で幾億の稲妻に貫かれ、大地を引き剥がされ、空と大地は反転し、粉々に砕かれた大地はふたたび地表へと降り注いでいったと。
 まるで地獄絵図。
 この世の光景とは思えない、物理法則を無視した無茶苦茶な破壊劇。
 なるほど、カブトのオジキの日記にあった

 全てが空へおちていった
 世界のおわりを見とどけた


 というのは、これのことだったのですね。
 いや〜まさに想像を絶する地球最後の日です。
 さすがサイレン。
 凄まじい真相を隠していてくれました。

 「転生の日(リバースデイ)」 というのは、文字通り全てをリバースさせちゃう日だったと。
 いや、もしかするとそれだけの意味ではなく、地球を包み込んだあの卵状のヤツが、なにかとして新しく生まれ変わってくる日なのかもしれませんが。
 あるいは地球そのものがあらたな世界に転生をとげるという意味でしょうか。
 今までは単純に人々をブッ殺して禁人種タヴーに転生させる日とか、自分達ワイズが新人類として転生する日とか、そういうふうに想像していたのですが、いや〜まだまだ真相は深い謎を秘めていそうです。

 しかし、おそるべし天戯弥勒です。
 まさかここまでスケールのでっかい、それこそ宇宙の圏外からやってきた何かまで絡んでくるとは。
 いやもうここまで来ると、天戯弥勒は本当の首謀者ではないでしょう。
 ただの走狗に過ぎないんじゃないでしょうか。
 本当の敵は、宇宙の圏外からやってくる侵略者なのか、それともそれこそがこの卵なのか。
 私の勘に過ぎませんが、この不気味な 「宇宙の圏外からやってきたもの」 は意志を持っているんじゃないでしょうか。
 それこそが本当の敵なんじゃないかと、そう思ってしまいました。
 いや〜一気にスケールがでっかくなったなぁサイレン。
 面白れぇ〜。


 話を聞いた雨宮さんは、天戯弥勒がそれだけ巨大で遠くにあった隕石をサイキック能力で動かせたわけはないと、どこかに 「引き金」 があったはずだと考えます。
 そしてアゲハは、ウロボロスの話のほかに、どこかで似た様な話を聞いたはずだと気付きます。
 ようやっと気付いたかというのが、こちらとしては正直なところ(笑)。
 あの、2009年10月29日に北海道に落ちた隕石の件ですよね。
 落ちたはずの隕石はみつからず、何者かがトラックで走り去るところが目撃されていたはずです。
 その同日、ワイズは 「約束の涙」 を手に入れたと宣言し、宣戦の儀を起こすきっかけともなっているのです。
 この隕石が 「約束の涙」 なのだろうということは、アゲハたちも気付いているのだとばかり思っていたのですが、まだ気付いていなかったんですね〜。
 でもこれで、おそらくその 「約束の涙」 こそが 「引き金」 なんじゃないかという推理ができてきますよね。
 さぁ、サイレンにまた新たな伏線が張られました。
 これからアゲハたちはいったいどうするんでしょうかね。


 そしてまた、祭先生の消息を語るため、ランが登場。
 「俺達」 っていうことは、ハルヒコのほうも生きているっぽいですね。
 しかし、エルモアたちの表情が暗いところが気になります。
 祭先生たちは、もしや天戯弥勒らに敗北し、タヴーにされてしまったのではありますまいね。


 で、きましたきました!
 生きてましたよヒリューくん!!(笑)
 期待通りドラゴンの翼としっぽで落下速度をやわらげ、防御力のライズで衝撃を耐え切ってくれました。
 しかし、そこで力尽きてしまったヒリューくん。
 動けないところをタヴーに襲われる。
 そのピンチを救ってくれたのは……、なんだこいつ、新キャラ? と思ったら、なんと! タツオか!!

「空を見上げたら
 頭のない龍が飛ぼうとしていたから――」


 さすが、ちーむみらくるどらごん(笑)。
 両翼としっぽを同時発動で再結成とは美しい。

 しかし、なんか妙に美形になりおって(笑)。
 髪が伸びて別人に見えてしまったぞい。
 見ると胸の核(イルミナ)の傷は治ったみたいですね。
 これだけ髪が伸びるってことは、3ヶ月くらい経ってそうですけど、あるいは核が変異でも起こして体のほうにも大きな影響があったのかもしれませんね。
 いやしかしよかったタツオ。
 きっとヒリューくんのピンチに現われてくれると思ってましたが、注文どおりの再登場でしたね。
 はたして、サイレンのテレカはちゃんとみつかったのか。
 今度こそ、二人一緒に現代に戻れるんですかね?
 あるいはヴァンのCUREで核を除去してもらえないだろうか。

 ところで、シャオがヒリューくんを探知できたなかったのはなんでなんだ?
 タツオの PSI が大きすぎて、ヒリューくんのオーラが見えなくなってたとか、そういうオチ?(笑)



 ところでわたくし、当ブログで 『PSYREN‐サイレン‐の謎』 という連続記事を書き始めてみました。
 サイレンの物語の随所に隠された小さい謎、大きい謎を、独自の解釈を加えて解きほぐしていこうという無謀な企画です。
 興味のある方はこちらもどうぞ。

■PSYREN‐サイレン‐の謎
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その03 「ニセ刑事の正体」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その02 「電話の声」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 その01 「噂の発生源」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 【序文】


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posted by BOSS at 22:42| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
シャイナはヒリューを
高度4000mへ転移させるだけでなくシャオの広域の
索敵でも探知できないくらいの場所に転移させたんじゃないでしょうか?
アゲハ達や
雨宮達からできるだけ離れた場所に転移させたんだと思います。
PSY反応が弱いと探知できない可能性もあるみたいですがヒリューの近くにいたタツオのPSY反応も探知できてないみたいですからねアゲハ達からかなり距離が離れてるんでしょうね。
しばらく合流はなさそうですね
Posted by 和 at 2009年05月16日 00:16
 なるほど、高さ軸ばかり気にしてましたが、横軸方向にも飛ばされた可能性がありましたね。

 今回はめでたしめでたしって感じでタツオと二人で荒野の彼方に消えていっちゃいましたが、でもヒリューくん、水も食料も持ってないんですよね(爆)。
 タツオのほうは核があるから必要ないんですが、アゲハたちが早く回収してあげないと、ヒリューくんってばあっという間に干からびちゃうんですよね(笑)。
 あやうしヒリューくん。
 その運命やいかに。
Posted by BOSS at 2009年05月16日 23:39
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