
超大河ヒロイックファンタジーアニメ、グイン・サーガの第6話。
まずは宣伝。
放送は BS2 ですが、見られない人や見逃しちゃった人は、BIGLOBE で無料配信をやっておりますのでこちらで是非チェック。
基本、1話につき1週間のみの無料期間で、その後は料金がかかりますが、第1話だけは今後も無料を継続です。
また、BIGLOBE では本放送から1週間遅れての放送ですが、俺は最新の話をすぐ観たいんだ〜というこだわり派は、NHKオンデマンドで1話あたり 210 円払って視聴できます。
あと、バンダイチャンネル携帯サイトでも、観られるようです。
残念ながら私のauでは見られなかったので、詳しくは分かりませんでした。
過去感想 → 1 , 2 , 3 , 4 , 5
【ネタバレ注意!(原作ネタバレは避けています)】
あらすじ
イシュトヴァーンの機転でモンゴール軍から逃げ出したグインたちだったが、アストリアスの追撃隊に追いつかれてしまう。窮地に追い込まれたグインらを救ったのは、スニが連れてきたラク族の部隊だった。ラクの村に案内されたグインは、セム族すべてを集め、一万五千のモンゴール遠征軍に立ち向かうよう説得するのであった。
その頃アムネリスの天幕では、今回のノスフェラス遠征の真の狙いが将校たちに明かされていた。それは、ノスフェラス奥深くにあるという、瘴気の谷《グル・ヌー》を捜し求め、その力と、パロの双子を逃がした謎の装置の秘密をもって、世界をも手に入れようという野望であった。
今、アムネリス率いるモンゴール一万五千と、グイン率いるセム族五千の、壮絶な戦いが始まろうとしていた。
■ロリコン宣言
先週リンダとイシュトヴァーンがこれで和解できたか〜と思っていたら、さっそくイシュトが求婚!
早い、早すぎるよイシュトヴァーン!(笑)
おかげでさっそく休戦協定は破れさり、またも火の手が上がり始めてしまいました(笑)。
しかし、怒ってる顔のほうが好きとはイシュト、リンダにしてみりゃたまったもんじゃない性格ですな。
どんなに怒ったり憤慨したりしても、イシュトはそれで喜んでしまうんですからね(笑)。
まぁしかしなんだ、真性ロリコンを自認してしまったわけですかイシュトさん。
こっちが 「やれやれだぜ」 って気分です(笑)。
「お前を嫁に もらう前に 言っておきたい ことがある♪
いつも怒った顔でいろ♪」
そんな関白宣言はイヤだ。
■おお、アストリアスやるじゃん
これまでに比べてちょっと作画が落ちた感じのする冒頭戦闘シーン。
監督が 「馬を描ける人がぜんぜんいなくって大変だった」 のようなことを言ってましたが、その苦労が出てましたね。
なんつーか、競馬を見たほうがいいと思うんだな。
戦闘自体は今までに比べてちょっと淡白気味。
グインのスーパーパワーが今回は炸裂しなくってちょっと残念でしたが、まぁ一般兵相手にそこまで全力でいく必要もないでしょうし、かなりパワーをセーブしたんでしょうね。
どうもグイン、最初は100人くらいいそうなアストリアス隊をたった一人で切り倒そうとしていたフシがあります。
長期戦を考えればそんなところでしょうて。
あるいは、あんまり強いところを見せちゃうと、せっかく石弓を使わないでくれているのに遠隔攻撃されちゃいますからね。
さすがに石弓を雨あられと撃たれちゃったらどうしょうもないでしょうから、グインの手加減は理にかなった戦法でしょう。
イシュトヴァーンとアストリアスの決闘はいろんな意味でよかった。
もしアストリアスやイシュトまで岩を割ったり剣撃を飛ばしたりしたらブホッ!って感じになったと思うんですが、そこはちゃんと人間の上級者同士の戦いってくらいのレベルに描写がセーブされていましたね。
こういうのがしっかりされていれば、余計にグインやマルス伯の強さが引き立つというものです。
「所詮は邪道の剣。正統派の私の剣には勝てん」
ってことで、勝負の軍配はアストリアスに。
さすがゴーラの赤い獅子。二つ名は伊達じゃない。
イシュトヴァーンも強さの限界が示されたということで、これからの物語に緊張感が出てくるってものでしょう。
しかしイシュト、紅の傭兵とか魔戦士とか言ってたけど、二つ名に実力が追いついてないんじゃないのか?(笑)
で、当然のようにグインの前には赤子同然のアストリアス。
エルボードロップ一発でノックアウト。
まぁ、グインは別格だ。
すごすごと素直に引き上げるアストリアスに吹きました(笑)。
■アムネリスのセクシーショット
カル・モルさん登場〜〜♪
どこまでグロ描写ができるか心配しておりましたが、なんのなんの、なかなか凄いお顔でした。
唇が全部溶け崩れちゃってるってのにどうやって喋ってるんだ?なんて疑問こそ浮きましたが、まぁそのへんは魔道ですよ魔道。
魔道って便利♪
回想で描かれたカル・モルさんのノスフェラス紀行。
意外と元のカル・モルさんが若くてハンサムで驚き。
あのドクロ顔のインパクトがありすぎて、元もしなびた魔道師を想像していたもんだったので。
でも考えてみりゃ当然か。
若くて野心的な魔道師だからこそ、ノスフェラスくんだりまで行ってアグリッパに弟子入りしようなんて思っちゃうわけですからね。
ところで、ここでもいきなり 「キタイ」 とか 「アグリッパ」 とか固有名詞がでてきまして、たぶんこれまたグイン初心者には戸惑うワードなんでしょうね。
はい、当分忘れていいワードです。
どちらも少なくとも原作 50 巻くらいまで忘れててオッケーのワードです(笑)。
瘴気の谷《グル・ヌー》をみつけだし、その秘密を手に入れることで中原のみならず、世界をも手に出来るかもしれないのだと血気盛んなアムネリス。
ビシィ!とムチをふるって将校たちの士気を上げるって感じでしたが、その振り上げた腕の下からわきの下の肌が覗けたりして、あら〜んセクシー(笑)。
こういうのは衣装係が気を配ってそう仕掛けてあるのかどうなのか、さりげない演出で将校の士気があがるよう、細かなところに工夫がこらされているようです。
しかし、アムネリスの美形具合が尋常ではありませんね。
今回妙にここの作画が気合入りまくりで楽しかったです。
その血気盛んなアムネリスを心配する、心配性のじいや的存在のマルス伯。
「人が道具に使われるということをご存じない」
これが老人の杞憂に終わればよいのだがと、いった風情ですね。
ますます惚れるぜこのオヤジ。
アムネリスはいい部下に恵まれておるの〜。
■グイン、立つ
ラクの集落に案内されたグイン一行。
リアード!リアード!の呼び声がとっても懐かしいです。
グインの呼びかけによって集められたラク族、ツヴァイ族、カロイ族の各族長たちでしたが、それぞれ特徴的で面白かったですね〜。
オーソドックスな猿のラクに対して、ツヴァイはゴリラで、カロイはテングザルなんですかね。
ちなみにカロイの族長はこれ、スタフォロス城で第三隊長を倒したヤツですよね。
ちょっと及び腰なのがツヴァイで、好戦的なのがカロイと。
同じセム族とはいえ、見た目も性格も違えば、普段は領土争いとかがあったり内憂をかかえているってあたりが妙にリアルです。
しかしその障壁を乗り越えさせ、団結させることにグインは成功した。
「勝ち目はある。それを説明するには、ただひとつの言葉で済むだろう。それはすなわち、『ノスフェラス』!」
ただ戦うことだけに長けているのではなく、交渉人や司令官としての才覚も発揮し始めたグイン。
なんだか初めから凄く偉い人間として自然に受け入れてしまっている空気があるのが、うなずけるとともに不思議でもあるんですよね〜。
だって、ついこないだ正体不明の化け物としてルードの森に転がってたような男なんですよ。
記憶もない、素性も分からないそんな男が、いったいどうやったらそこまでのことができてしまうのか。
今じゃこんなに立派に仲間達を導き、今やセム族を団結させて自然と司令官に収まっちゃっている。
グインとしても自然にそう振舞えているし、まわりもそれを自然と受け止めてしまっている。
リンダが 「ランドックの王様」 と妄想しちゃったのもうなずけるってものです。
まさにグインこそ生まれながらの帝王なんですわな〜。
セム族の御神体として祭られていたっぽい剣と鎧をもらい、グイン、ようやっと裸の大将から立派な御大将にチェンジ!
おお、オープニングの剣はグインに預けられる伝説の剣だったってわけか。
次回、モンゴール軍とセム軍が大激突を繰り広げるようですが、またまたグインやマルス伯のバトルも楽しめそうですね。
これは期待が高まります。
今回は比較的静かな話となりましたが、まさに嵐の前の静けさ、決戦前夜といったところでしょう。
次回サブタイトルは 「ノスフェラスの戦い」 。
おお、ついに来ましたか。
そういえばラクの村の前にあったはずの、《イドの谷》のエピソードが割愛されちゃってますが、まぁそれは次回別の形で楽しめるってことなんでしょう。
これは次回の一大スペクタクルバトルがすっごい楽しみになってきました。
テレビアニメでどこまで壮大に、大人数の戦争場面を描いてくれるのでしょうか。
ここは辺境編中盤の大きな見せ場ですからね。
頑張って欲しいところです。
■関連記事
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・アニメ 『グイン・サーガ』 予告トレーラー配信開始!
・アニメ 『グイン・サーガ』のキャストが発表!
・アニメ 『グイン・サーガ』のスタッフ発表
・読書感想 グイン・サーガ 126 黒衣の女王
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私も原作読者の一人です。
アニメ版は割り切って観るとかなり面白いですよね。
さすがにマルスが「波動剣」を使ったときは「ちょww」と思いましたが、まあそういう路線もありかな、と思ってます。
今からマルス伯とミアイル君の話が楽しみでしょうがありません。
バクマンの記事も見させていただいてます。いつもご苦労様です。
(しかし大場先生は毎週引きがうますぎますよね…(笑))
セム族とモンゴール兵との集団戦も音だけで・・・カキンカキンてw(スタフォロス砦のときもそうでしたが)
複数人が一つの画面の中で戦うシーンというのは、アニメでは大変なんでしょうね。
しかし次回はなかなか期待できそうです!帝王グインさんのフルパワーが見れるかも!
若かりし頃からずっと原作読んでいて、すっかり中年のおばちゃん(誰か熟女と呼んでくれ!)になってしまいました。
私がグインを読み続けて感じるのは、戦争や恋愛の場面もワクワクするのですが、いろいろな人生観が詰まっているところが、年取ってからも読み続けられる点ですね。もし、グインを読んでいなかったら、自分の子ども達の欠点が許せなかったような気がします。そんな意味でもすごい小説ですね。何があっても最終巻まで読みますぞ!
どうもはじめまして。
原作は原作として、アニメはやっぱりアニメとして楽しめたらそれでいいんだと私も思います。
波動剣は、あれはもしかして最近のアニメってみんなこうなのかな?とか、そう思っちゃいましたが、考えてみれば昔の 『あしたのジョー』 だって、ボクシングではありえない吹っ飛び方してましたもの(笑)。
そうそう、ミアイル君のお話、私も大好きなんです!
6〜10巻の陰謀編ではマイベストエピソードです。
ぜひあそこばかりは割愛しないで欲しいものです、が…。
>しかし大場先生は毎週引きがうますぎますよね…(笑)
うはは、そちらもご覧戴いてましたか。有難うございます^^
ほんと、大場先生は話作りがうますぎです。
毎週舌を巻いてますよ。
>グイン讃歌さん
テレビアニメなんで、そうそう無茶はできませんからね、抑えるべきところは抑えて、ドドッとはじけるところははじけてくれたらそれでいいと私も思います。
来週の大バトルは超期待しちゃいますね!
>原作読み子さん
はじめまして。
おお、ご覧戴いてましたか、有難うございます。
私も同じようなところが好きですね〜。
栗本先生の小説で一番美しいところは、どんな人間も否定しないってところだと思ってます。
人間の弱さ、愚かさをすべてまるっと飲み込んで肯定して、やさしく物語に織り直してくれているのが栗本文学なんじゃないかと。
素敵な人間賛歌だと、思うのです。
そうですね、何があっても最後まで読まないと気がすみませんよね!^^