まぁしかしあんまり小畑先生を働かせすぎても死んじゃうか!
前半の感想は、
・バクマン
・ナルト
・トリコ
・ブリーチ
・べるぜバブ
・【読切】血風学級怪
・こち亀
の7作品でお送りいたします。
【巻頭カラー】 バクマン。
別エントリーにて。
まぁ今週はワンピがないしってことで。
NARUTO-ナルト-
「長門を今ここで殺し復讐をしたところで世の中は何も変わらない
それはお前の自己満足なだけだ」
って、何を言ってるんだこいつは。
イカレてるのは長門だけなのかと思いきや、小南もかなりイカレてる(笑)。
里を破壊したテロリストを殺害することが復讐?
ただの正当な防衛行動でしょうに。
ナルトは問いへの答えを出すために話を聞くことに。
質問を質問で返すな〜ッ!と長門は言うことはなく、むしろ待ってましたとばかりに滔々とおのれの過去を話し出す。
いや、これ絶対語りたかったんでしょう(笑)。
ふむ、なるほど、これは米軍による民間人誤爆ですか。
このペインのエピソードは前から中東戦争をモチーフにしているよなぁと思っていたんですが、やっぱりそのようですね。
しかし、長門には悪いんだけどこの話、あまり長門が可哀想とは思えないんだなぁ〜。
だってこれ、木ノ葉の忍者ほとんど悪くないじゃん。
そりゃ非戦闘員を忍者と見間違えたのは忍者失格かもしれないけど、そもそも非戦闘員のフリをするのがゲリラ戦法って奴ですよ。
襲ってきたら迷わず殺さないと。
食料を勝手に食べたのだって、ゴーストタウンだと思ってたからっぽいし、きっかけを作ったのは長門自身のドジだし、最初に攻撃したのも長門の親父ですしねぇ。
なんか木ノ葉ぜんぜん悪くネェなぁ〜って思っちゃいます。
まぁまだ長門回想編は続きますし、原因はもう1件あるようですし、そちらのほうを待ってから長門という人格を考えたほうがいいようですね。
いまのところ、私の中でまだ長門は狂人以外のなにものでもないですよ。
トリコ
小松、自重しろ(笑)。
ココやサニーが戦ってるっつーのに食っとる場合かーーッ!
その横でトリコはデンデンヘビ(読者投稿作品)を退治。
うえ〜、こんなのがおなかの中にいるのって、なんか寄生虫っぽくって気持ち悪いなぁ。
軟体獣類ってことは蛇じゃなくって軟体生物なんですよね。
キモいわ。
ちなみにトリコさん、これ殺してないですよね?
殺したら食わなきゃいけないんですよ?(笑)
しかしその他の方面では今週はめずらしく話が進展せず。
うーん、じりじりさせるぜ。
トリコはスタージュンがマンモス内に入ってきたことを察した様子でめちゃくちゃ焦ってます。
自分はこれだけ疲労してますし、一人じゃ勝ち目ないですしねぇ。
これは先にジュエルミートをゲットして劇的にパワーアップするしかないんじゃないでしょうか。
つまり、それでトリコは生まれ変わる。
だから、前のトリコは死んだも同然だとか、それじゃ詐欺かなぁ〜。
ここの死相がとっても気になります。
一方サニーのほうは持久戦に持ち込まれたようで、弱みをしっかり見抜かれちゃってますなぁ。
しかしGTロボともあろうものが持久戦に持ち込むとは、案外こいつは自分の力を過信してない、クレバーな奴ですね。
ちょっと意外。
そしてサニーが出したって言う 「厄介なブサイクな化け物」 とはどんな厄介さなのでしょうか。
BLEACH
死に行くウルキオラ。
その最後の刹那に、「心」 とはなにかを初めて悟る。
それは形のあるものではなく、消え行く己の掌のように、人との見えない繋がり、繋がろうとする思いであったのだったのだと。
ふむ。
とても印象深い死に方で、ウルキオラはやっぱり別格だったんだなぁと思わされたわけですが、では逆に虚ってなんなんだろうと思わざるを得ないのです。
心を知らない虚ってなんなんだろうと。
たしか成仏できない悪い霊が虚になったはずですよね。
だとしたら虚もやっぱり怨念とか、無念さとか、そういう負の立派な心をもっているんじゃないかと思うんですが。
心を知らない霊って、いったいどういう存在なんだろうと。
きっとはっきりした概念がブリーチ界には存在するんでしょうけど、なかなか把握しにくいものがありますなぁ。
だって日ごろあんなに人間らしい虚たちを見せられてますもんね。
憎しみや自己顕示欲やプライドやらはみんな人一倍。
相手を蔑んだりおちょくったりして楽しんだり、バカにされれば立派に傷ついたり怒ったり。
嫉妬もすれば織姫を影で苛める卑怯さもあるし、どう見ても心を持った人間としか思えないんですが、いったいどうして心を知らないなんて言っていたんでしょう。
虚っていったい何なんでしょうね。
さて、ウルキオラ編はこれにて完結し、あとは中途半端なヤミーだけか、やれやれつまらん後片付けだなぁ〜とか思っていたら、なんじゃこりゃ!!
帰刃してさらに巨大化したヤミー、その肩のナンバーは、「10」 の 「1」 が消え、ななんと 「0」 に!!
うぇ〜〜ッ!? もしかしてコイツが最強だったのぉーーッ!!?
こんな筋肉ダルマ、ぜんぜんオサレじゃないよぉおお!?
いいの? 久保先生!!?
こんなんが最強十刃でいいんですかいッ!?
あまりにも想定外すぎる事態にドビックリですわ。
で、一方の日番谷くんは想定内の大苦戦。
こちらは期待通りすぎる(笑)。
べるぜバブ
今週は怒った男鹿がかっこよかったですね〜。
男の色気がありました。
セラミックなどものともせず、電撃なんざベル坊で慣れっこだぜと。
最後は豪快な必殺パンチで〆。なかなか爽快だったとおもいます。
しかし、ベル坊にかっこつけたのはいいのですが、少年マンガとしてはとても正しいこのキメ、ベルゼバブという悪魔設定としてはどうなんだろうとちょっと悩んでしまいます。
悪辣非道で破壊の申し子、悪魔としても、やっぱり友達って大切なんですか?
これってむしろベル坊に悪い教育なんじゃなかろうかって思っちゃうんですが(笑)。
ブリーチもそうなんですが、そういう人外のヤツラの価値観がわからないと、ちょっと素直に読めなくなっちゃうのが私の悪いクセかもしれませんねぇ。
子供の頃読んだキン肉マンでも、アシュラマンの両親の価値観が分からなくって首を捻ってましたっけ。
愛とか友情とか否定している割には、お前らちゃんと結婚したり子供をかわいがったりしてるんだよなぁとかね(笑)。
まぁそれはさておき、ヒルダさんが芝居だったのはよかった。
男鹿よりも有能なベル坊の親代わりを捜すため、わざとやられたフリをしてたんですね。
やっぱり悪魔に薬なんて効かないんですよ。
で、ヒルダさん、このひとはとことん仕事のできる女ですね。
先週の演技は隅々まで徹底してましたよ。
薬によっては死ぬこともあるとか、服を溶かされたら思ってもいないのに 「下衆が…」 とか。
むしろ 「下衆が…」 どころか、「お、なかなかの下衆さ。見所があるではないか」 とかそれなりにご満悦だったんでしょうに(笑)。
さてしかし、この漫画はこのままバトル方面に行くのかと思いきや、来週は公園デビューで「一目惚れ」!?
なにそれ、もしかしてラブコメ路線もやるつもりなのか?
【読切センターカラー】 血風学級怪
本誌初登場の新人・三代川将先生による読切。
人の噂が実態となった都市伝説の怪物を退治するため、同じ都市伝説である 「赤マント」 をまとった少年の活躍を描く、ホラータッチのヒーローもの。
うーん、これは面白い。
新人らしからぬ画力、演出、話運びに、なによりキャラの魅力。
掛け合い漫才に勢いがあって面白い。
可愛いものはちゃんと可愛く、怖いものはちゃんと怖く描けてるのがいいですね。
またコマ割りもよくって、ページをめくって右ページに驚きっていう松井論もかなりの部分でこなしてて、思わず漫画を読み進めてしまいます。
これは基礎レベルのかなり高い新人さんが出てきたなァと。
赤マルとかの評価がとても高かったらしいのですが、これなら納得です。
しいて言えば、どこかで見たような設定、どこかで見たようなキャラなんですが、王道バトルヒーローならそういうものかと。
バクマン。でも言ってましたが、今更設定面とかで奇をてらうことはできないでしょうしね。
要は見せ方です。
個人的にちょっと残念だったのは 「赤マント」 自身の魅力があまり描かれなかったところ。
冷静なツッコミ役として、もうちょっと個性が出たほうが作品の魅力もアップしたんじゃないでしょうか。
主人公のすっとんきょうな魅力は充分出ていたのですが、その分ワリを食っちゃったかもしれませんね。
また最後の見せ場も迫力がありましたが、これってどういう状態になってるんでしょう。
ちょっと分かりづらかったです。
もしかして超電磁スピン状態?(笑)
ん、それはカッコイイ。
そしてかわいいヒロインの口から女子十二学便(うまいこと言った!)連呼とは、恐れ入った(笑)。
うん、十二人分くらいわけないって。
今時の検便はちょこっとカケラほど採取するだけだし。
え? そういう問題じゃないって?(笑)
うん、この人の連載は読んでみたい。
この漫画ほぼそのままで連載にもってっていいんじゃなかろうか。
前回の金未来杯と比べても遜色ないどころかトップレベルだと思います。
こちら葛飾区亀有公園前派出所
すばらしいプラネテス!
今回人工衛星を描きまくったアシさんたちご苦労様(笑)。
以前ガンダムネタやったときも大変そうだったけど、今回もかなり死にそうですよね。
さて、スペースデブリ回収業を始めた両さん。
いつも悪いことばっかりやってる両さんですが、今回ばかりはカッコよく見えました。
これもプラネテス効果か(笑)。
「燃料があれば軌道を変えられるが…使用済みの人工衛星は燃料がない!」
「だから燃料があるうちに動かせよ! アホか!!」
なんて、言ってることも至極真っ当。
両さんいい事言うぜ。
で、結局いつもの通り金儲け根性が働いて、勝手に商売を始めてしまう両さんというオチなのですが……、いや、これむしろ凄く偉い人でしょう。
まぎれもなく美談ですって。
誰もまだやろうとしない商売を先駆けて手がける起業家魂。
さまざまあったであろう技術的障碍を独力で乗り越えてゆくバイタリティ。
宇宙開発における大きな障害であるスペースデブリを除去すると言う、世界規模の巨大な貢献度。
小さなデブリでも命中すれば大事故となる危険な仕事を買って出るっていうんだから、多額の報酬を要求しても当然なのです。
むしろ国際貢献事業として各国から支援をしてあげたっていいくらいのものですって。
しかも初期投資は廃棄衛星の太陽電池を集めた自力リサイクル。
有機野菜を自分で栽培して、ネットで株トレードして資金繰りまでやってるっていうんだから恐れ入るじゃないですか!
これほどに宇宙開発の先端をいく仕事っぷりもない、実に革命的な事業だと思うんですが、それを部長、言うに事欠いて 「宇宙のゴミやしきだろ!」 はありえない!!
この人、両さんが何をやっているかなんて、内容は関係ないんじゃないですか?
両さんがやってるからその行為はダメだって、勝手に決め付けているでしょう。
私はこのオチはまったく納得行かないなぁ。
オチというか、部長の反応が気に食わない。
むしろこの両さんは凄いハッピーエンドですよ。
自力で困難な起業を達成し(まぁその過程にこそ問題はあれど、騙して宇宙に連れて行ったヤツを騙し返したんだからおあいこですしね)、宇宙に新たな地平線を切り開いたっていうまぎれもない美談ですって。
ま、しかし、両さんですからね(笑)。
そのうち飽きるし、だんだん仕事はいいかげんに手抜きし始めるでしょうし、欲の皮が突っ張って失敗することは目に見えているんですが。
それでも失敗して初めてダメ出しできるのであって、今の成功者としての姿を 「ゴミやしき」 なんて見当違いな中傷されると腹が立ちますなぁ。
スペースデブリ回収業の生みの親かもしれないんですぜ!?
そう、ハチやタナベたちは歴史の授業で両さんの写真を見せられたかもしれないんですよ(笑)。
というわけで、前半戦は終了。
後半に続きます。
********************************************************
よろしければランキングにご協力をお願いします。
にほんブログ村 週刊少年ジャンプ
********************************************************
よろしければランキングにご協力をお願いします。
にほんブログ村 週刊少年ジャンプ
********************************************************
肛門に異物が進入してきたことに
反応したんでは?
最後のコマで何が何でも
部長に1言言わせるってのが最近の
こち亀のシマリの悪さを助長してしまってる気が・・・
そりゃ血がフキ出るくらいの勢いでツッ込まれりゃイキリ立ちますよね!(爆)
おもわずフキ出しました(笑)。
こち亀は善悪を超越したところにあるからこれだけ続いているという面もあると思うんですが、そういう超越しちゃってるところがたま〜についていけないと思えるのかもしれませんね。
別に部長は善人でないのは分かりきっていることで、部長が言うことが正しいなんて誰も思っていないんですが、でもオチとして言われちゃうと作品内で反論が存在しないから、それが正しいと誤解されちゃいそうで・・・。
それが私の感じた落ち着かなさの原因かもですね。
年配者にトリや音頭をまかせるのは会社の飲みとかと同じ程度のノリなのかもしれませんしね。
言わせておけばカドが立たないしって感じで(笑)。