相棒が連続ドラマとなった最初のシリーズを見終えました。
いや〜今更ですがやっぱり面白い。
昨年の劇場化に引き続き、今年もスピンオフ作品 『鑑識・米沢守の事件簿』 が劇場版公開が目前。
先日放送の終わったテレビドラマ・シーズン7では、これまで長年杉下右京(水谷豊)の 「相棒」 として親しまれてきた亀山薫(寺脇康文)が神戸尊(及川光博)にバトンタッチしました。
広がり続け、変化を続ける相棒シリーズ。
その面白さの原点を観た気がしました。
過去感想 → Pre Season , 劇場版
面白かったポイントを箇条書き気味に記していきます。
第1話 犯罪の影に女あり…
人質にとられた亀山薫を、杉下右京の機転が救うという、プレシーズンをもう一度繰り返すようなスタートでニヤリ。
「彼はいい体をしてたわ」なんて堂々と言ってしまう美人秘書にドッキリ。
そして第一話からさっそく右京さんに説教くらってる薫くんにニヤニヤ。
第3話 秘密の元アイドル妻
落語が趣味という右京さんの意外な一面。
さらに鑑識・米沢さんまでってのがポイントで、この設定が後の話で賄賂(笑)として再利用されるんですね。
相棒ではそういった設定の再利用がたびたびさりげなく行われて、そのたびに世界の活きのよさを感じるのですが、ここはその端緒といったところでしょう。
第5話 目撃者
天才少年の回。
棒読み気味の子役ながら、その棒読みが逆にいい作用を起こし、現実感を喪失してしまった少年という雰囲気を出していましたね。
最後、あの殺人鬼・浅倉(生瀬勝久)が再登場し、子供を突き放すように諭すシーンはすばらしい。
第7話 殺しのカクテル
バーテンダー役蟹江敬三さんが味わい豊か。
カクテル一つに職人のようなこだわりと情熱を持ちながら、けっして押し付けがましくなく、スマートに、やさしく。
かっこいい世界だなぁ〜。
私もそんなかっこいいカクテルの楽しみ方をしてみたいものです。
最後に右京さんが気を利かせてセッティングした舞台は、犯人をひっかける回避不能のトラップであもあり、素敵なプレゼントでもあるんですね。
第8話 仮面の告白
「特命係の亀山ぁ〜!」「特命係をつけるなっつってんだろ!」「んだとこのー!」「んだとー!」
でおなじみ、いっつもイガミあってる薫くんと伊丹さん(川原和久)が、めずらしく共同戦線を張る第八話。
張り込みのパンを巡る会話は珠玉の名シーンですね(笑)。
また、張り込みの最中に飛び出てしまった薫くんとの言い合いで、「お前の彼女があんなことされてたらお前だって飛び出るだろ!」と言われた伊丹さん。
「俺は彼女はいねえ!」
と威張って見せるのが可愛くて可愛そうで(笑)。
いやもうこの話は彼ら2人が最高です。
第9話 人間消失
で、その伊丹さんのセリフがちゃんとバトンとなって受け継がれているのがこの9話。
伊丹さんのはかない恋(笑)。
脚本担当が違うはずなのに、よくまぁちゃんと話が繋がってるもんだと楽しくなります。
第10話 最後の灯り
冒頭からボロボロの薫くんと右京さんが登場してナニゴト!? と思わせる凝った構成。
『バトル・ロワイアル』 の故・深作欣二監督を思わせる人物設定で、そちらもちょっとニヤリ。
最終話 午後9時30分の復讐〜特命係、最後の事件
前話からの引き続きで大使館立てこもり事件を追う特命係。
ヒロイン池脇千鶴もかわいいけど、なんといってもそれにむしゃぶりつかんばかりの長門裕之の怪物演技が最高!
吼えまくり、がなりたてまくる傍若無人ぶり!
ギラギラと脂ぎるほどの傲慢さ!
相棒コンビにここまで高圧的に食ってかかる人もいないんじゃないでしょうか。
いや〜そこがかっこええ(笑)。
閣下と呼ばないと絶対に反応しないなんて、実際にいるんでしょうかねそういう凄い人。
実際伏魔殿にいそうだから困ったものなんですが(笑)。
思わず怒りがふつふつとこみ上げてきて、ラストの薫くんにスカッとしちゃいました。
シーズン1の最後を飾るに相応しい怪物でしたね〜。
さて、続いてのんびりシーズン2に入ろうと思います。
劇場版も楽しみ。
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