2009年02月03日

週刊少年ジャンプ10号感想 後編

 では後編。




 後編の感想は、

・ネウロ
・こち亀
・銀魂
・ぼっけさん
・【読切】めだかボックス
・スケダン
・ぬら孫
・アスクレ

 の8本でお送りいたします。



魔人探偵脳噛ネウロ

 おー、シックスは金属だったのか!
 ついに明かされたシックスの能力は、強化細胞と融合された金属。
 肉体を自由に金属化し、強靭な防御力と凶悪な破壊力を身につけつつ、柔らかな運動能力も兼ね備えるという脅威の能力のようです。
 たしかにシックスの言うとおり、頂点であるためにはこれ以上の小細工はいらないかもしれませんね。
 シンプルな強さというのは分かりやすいです。
 五本指の能力がそれぞれ五行になぞらえているっぽいようだったので、ジェニュインが金属ではなかったときはアレ? っとなったのですが、ここに金属を取ってあったんですね。
 そういえば、シックスの家系は武器の鍛冶屋だって最初から言ってましたっけ。
 伏線は最初から引いてあったわけですね。

 シックスの圧倒的パワーに蹂躙されるネウロ。
 もはや勝ち目なしの様相に、完全に戦意を喪失する弥子。
 弥子はイレブンにひと思いに殺してくれと話しかけますが、これでイレブンが完全に自我を奪われていることを知りました。
 以前Xiと少なからず接点のあった弥子だけに、これでイレブンのことをどう思うのか、ですね。
 弥子の働きかけでイレブンが自我を取り戻すことになるのか、それとも、松井先生だけにナナメ上をゆく展開が待っているのか。
 期待したいところです。

 そしてまた、ここへきてネウロの大告白。弥子をいたぶってた理由が明かされました!
 なんと弥子は、いたぶればいたぶるほどに、魔力を放出する体質だったと!
 なんだそりゃ! どーいう体質ですかそれは!(笑)
 あれか、異常な食事量が魔力を生むのか!
 なるほど、そうか! それしかないな!(笑)
 なるほど〜、ネウロはただ趣味で弥子をいたぶってるんだと思っていましたが、ネウロにはネウロなりのちゃんとした理由があったんですね〜。
 さすがネウロ、行動すべてに無駄がない!
 しかし、弥子がこれ聞いたらどう思うんでしょうか(爆)。

 ネウロの大ピンチ。
 救いに入ったのは吾代さんの軽トラ。
 その荷台には、パチンコで飛ばされた弥子がしっかり回収されている。
 おそらくこれは、事前に弥子がすっ飛ばされることが打ち合わせされていて、それを合図に吾代が突っ込むことになっていたんじゃないでしょうか。
 推測に過ぎませんが、ネウロならやりかねませんよね。

 さぁこれで、追う者追われる者が逆転。
 次はどのような策がこうじられるのでしょうか。
 面白くなってきた!



こちら葛飾区亀有公園前派出所

 これは笑い事じゃないかもしれませんぜ。
 こういう事態がけっこう現実に近づいているんだと思いますよ。
 団塊の世代が一気に定年退職をむかえ、ゆったりとした老後の年金生活に入ったら、毎日の楽しみはやっぱりテレビじゃないですか。
 ところが、今までは忙しく働いていてほとんどテレビなんぞ見る機会のなかった人が、いざテレビをつけてみると若者向けや女性向けのバラエティ番組ばっかり。
 これでは見るものがないと嘆くのも当然です。
 またどこをまわしても同じような雑学系クイズバラエティで溢れている昨今、さすがにこれまでの視聴者も飽きがきてもいい頃です。
 そろそろ大きなモードチェンジが訪れると考えるのが当然でしょう。
 まぁさすがに演歌ばっかりってことはないと思いますけどね、それでも最近ニュース系やドキュメンタリー系が増えきつつありますよね。
 それでもまだ今までの軽薄なワイドショーのような臭いが抜けてないのが、変わりきれてないな〜と思わされれるところなんですが。
 たぶん時代劇とか、重々しい刑事ものドラマとかも求められるんじゃないかな〜と思いますよ。
 まさに時代を 30 年巻き戻すくらいの考えが一番いいんじゃないでしょうか(笑)。
 もうちょっとお金を注ぎ込んだ、本腰を入れたものを見たいなぁ〜と私なんかは思うんですが、まぁ同時に広告不況でもある今は難しいんでしょうね。

 しかし、さすがに麗子とかがテレビで好きな歌が聴けないくらいでゴロゴロするのはどうかと思いますなぁ。
 若い者はテレビに頼らず、好きな曲を自分流にダウンロードするのが今でござんしょ?
 てことは、麗子ももう古い世代なんですな(笑)。



【センターカラー】 銀魂

 大西編集のせいで空知先生カゼひいて新年会にも出られず、そのうっぷんがつまったようなハイテンション。いや〜面白れぇ。
 空知先生公私混同(笑)。
 しかし大西カゼはヒドイですね〜。
 目次の作者コメントをみると、久保先生や内水先生までやられちゃってるようじゃないですか。
 これ以上ひろげないでくださいよ?

 カゼをひいた連中がどんどん道場にあつまってくるお決まりのグダグダ系ギャグ。
 ひとりやってくるごとに笑いが発生し、次々ネタがグレードアップしてゆく銀魂の黄金パターン。
 しかしウィルス・○スはすげーよ!
 さすが風邪ひき空知先生、脳までウィルスにやられたか、発想力がいつもと段違いですな。
 最後はケツの穴からウィルス放射!
 みーんなウィルス・○スになっちゃえーって!!
 もうわけわかんねー!
 空知先生アタマ大丈夫〜!?(笑)

 や〜、ブチ壊れたハイテンションぶりがお見事でした。



ぼっけさん

 菩怪とは何かがようやく説明されました。
 菩怪の正体は、八百万の神の一種であり、妖怪に近いもの。
 ただし、その本体は 「人」 というところが妖怪とは違うということのようです。
 つまり、かりそめに人の姿に化けたりする妖怪とは違い、あくまで人間だということなんでしょう。

 その菩怪が今、松露葉町で悪さをしようとしている。
 サユを守ることができるのは自分しかいない。
 そう考えて、ヒノはパワーアップの秘訣である仮面をかぶり、菩怪として戦う決意をするのでした。
 そこにはやはり、菩怪初心者として戸惑うメケとの共感も大きく働いたことでしょう。
 ほとんど口をきかなかったヒノが、メケにもサユにも 「ありがとう」 と言ったのも印象的でした。

 自分の足ではなかなか歩き出しそうもなかった主人公が、ようやっと物語のスタート地点についたという印象です。
 主人公の決意、動機付け、設定の紹介という、普通の新連載なら1話目でやるところを、この漫画は6話かけたんですね。
 それはやっぱり、ヒノという特殊な主人公だからこそ、そこまで丁寧に描かなければいけなかったのでしょう。
 この後の話のためには、どうしてもやっておかなければならないステップだったんでしょうね。
 とはいえ、今週のバクマンでも言ってますが、新連載は最初の10話で長期連載となれるかどうかなんですよね。
 6話を使ってのこの贅沢な構成は、さすが長期連載経験者の余裕と言うべきか。
 それとも、やっぱりこのゆったり展開のせいで短期打ち切りとなってしまうのか。
 次からのエピソードで分かれ道となってくるんじゃないでしょうかね〜。

 しかし、サユはやっぱりええ子やのー(笑)。



【ジャンプネクソトマンガ3連弾 第1弾 読切Cカラー】 めだかボックス

 ライトノベル作家・西尾維新が原作、『神力契約者M&Y』暁月あきらが漫画で描く学園コメディ。
 さすが人気のライトノベル作家(私は読んだことがないけど)だけあって、言葉選びもそこらの漫画家にはない切れ味があって刺激になりますね。
 暁月あきら先生も、画力はバツグンに上手くなってて、表現力演出力もすばらしい。
 なんでこれで長期連載できてないんだろうという疑問がふつふつと。

 頭脳明晰、容姿端麗、スポーツ万能にして強気で高いカリスマ性という、欠点のないパーフェクト超人娘の生徒会長が主人公。
 なんというか、ベタなうえにベタを重ねてベタフラッシュ!!(意味不明)な勢いのある漫画。
 いや、これはなかなか若い読者にかなりウケそうですね。
 絵もかわいいしお色気方面もぬかりなし。
 会話もイキイキしててノリがいいし、笑いもしっかりとっていて、締めるところはしっかり締める。
 全体にテンポがすごくよく感じるのは、構成力の上手さでしょうか。
 話の展開やコマ運びに卒がない。
 ストーリーこそ、『YAWARA!』 そのまんま(題材が同じ柔道で、発端が高校柔道部編、解決法が女子短大編)ってところがベテラン読者には首を捻らされるところだとは思いますが、まぁこういうストーリーは王道ですから、そこは責めるところじゃないと思います。
 やっぱり王道は面白いですしね。
 パーフェクト超人のお嬢様系主人公で、下手をすると反感を買いそうなところなんですが、最後は愛情表現が豊かなところを見せてくれて読者も落ち着けます。
 なかなかよくできた読切だったと思います。

 ここからはちょっと感情的にネガティブなことを書きます。
 お嫌いな方は読み飛ばしてください。

 え〜、この読み切りは、かなり楽しめた漫画だったと思うのですが、しかし私がコイツは嫌いだなぁ〜と思ったキャラが一人おりました。
 バイプレイヤーの不知火半袖。
 コイツだけはわたしゃ〜許せない。
 あの、人を小バカにした物言い、失礼千万な態度がそもそも嫌いなのですが、そこに最後は天罰が下るべきものなのに、最後まで何も沙汰なしとはどういうことか。
 結果さえよければすべて許されるとでも言うのでしょうか。
 私はそうは思えないんですよね〜。
 人と人とが接するところに最低限の礼儀ももてず、あろうことか人を全否定するような態度をとるヤツは、漫画的にも悪役でしかるべきでしょう。
 たとえその裏にどんな深謀遠慮があろうとも、人に失礼な物言いをするキャラには罰が下ってしかるべきです。
 謝るでも何か損をするでも、オチを担当するでも何でもいいのですが、何らかの損な役回りがあってしかるべきところ、さいごまでケラケラ笑ってオシマイとは、読んでいるこちらは腹の虫がおさまりません。
 人をなんだと思ってるんだコイツはという印象が、悪くすれば作者に向かうことになり、ひいてはこの作者は人を見下しているんじゃないかと思わざるを得なくなるのですが、どうでしょう。
 私の考えすぎでしょうかね?
 面白かったことは面白かったのですが、どーにもそのへんが納得のいかない後味の悪さを覚えました。

 ちょっとめずらしいですね、私がここでこう文句みたいなことを言うのも。
 ま、わたしがたぶん古い人間で、こういう最近のライトノベル的(たぶんね。読んでないし)表現が体質に合わないからなんでしょう。
 この文章がお気に召さない方も多いことと思います。
 そういったかたがたには、お目汚し失礼いたしました。

 しかし、面白かったんだけど、この原作・漫画コンビで連載って、もし評判がよかったとしても実現できるのかな?



SKET DANCE

 スケットダンス界のプリティ・プリンセス、ぼくらのキャプテン高橋さんが主役という実にめずらしい回!
 控え目で女の子らしく、スポーツもできれば勉強もできる(きっとねw)、そのうえ学級委員長(過去)で不良時代のヒメコを校正させようとした人情家という、もう非の打ち所のないパーフェクト美少女!
 めだかボックスとはまた全然違うパーフェクト超人がここにいました。
 しかも奇人変人並み居るスケットダンス世界、どんな美男美女もそれぞれ変なヤツばっかりななかで、とにかく 「普通」 というのがダイヤのように貴重な魅力!
 キャプテンは我らのオアシスだったのです(そこまで言うか!ww)。

 ところが篠原先生はそんな高橋さんをも放っておかなかった!
 高橋さんをお笑いキャラにしようと、高橋さんの暗部をさらけだそうと、篠原先生の魔の手が迫る!
 危うし高橋さん! 逃げて高橋さん!

 と、まぁ読んでみて、ここまで言っておいてアレなんですが……、
 ゲラゲラゲラゲラwwww
 ウッハーー、高橋さん面白れぇーーッ!(爆)
 まさかここにきての大食いネタかい!
 ギャル曽根だって最近見ないじゃん!(笑)
 『消えるキャプ食い』 って、なんかの魔球かい!
 無理矢理煮卵を食わす謎のプレイに、おにーさんちょっと興奮しましたぞ!<ドアホ!!
 最後はなぜか熱血青春ものっぽく煮卵を食い、茜雲の下でたそがれるキャプテン高橋さん……。
 ついに、ついにヨゴレの看板を背負うことになってしまっいましたか(笑)。
 いや〜でもこのヨゴレになってもなお清純でかわいい高橋さんはすばらしい!
 リバースしつつも描写はあくまで爽やか(笑)。
 恥ずかしがってる高橋さんの背中がキュートすぎます。
 篠原先生の絶妙なるさじ加減に完敗です!



ぬらりひょんの孫

 つららの戦いとは違い、他のメンバーの対戦は一気に解決。
 いいんじゃないでしょうか。
 まだ良く知らないキャラ同士の戦いを長々と見せられても退屈になるだけってものです。
 黒田坊、苔姫からお礼の手紙をもらってたんですね(笑)。
 このロリコンが!(爆)

 さて、次々と部下が倒されてゆく玉章。
 しかし玉章、そんなことはいっこうに気にせず、刀を頭髪でぐるぐるまわしてワール・ウィンド・アタック!
 敵も味方もかまわず切り回し、ちょっとかわいくなった針女まで手にかけてしまいました。
 そして見ると、刀身が異形の姿に大変貌!

「下僕の血肉でボクは魔王となるのだ――!!」

 って、見るからに暴走してしまった玉章ですが、いったいぜんたい何が始まろうというのでしょうか。
 とまぁストーリーはクライマックス感が出るほどに、なにやら打ち切りの匂いがしてしょうがない順位なのではありますが(汗)。
 なんでなんだろうなぁ〜、こんなに面白いのになぁ〜〜。

 しかし今回数々のアクション場面が描かれてあらためて思ったのですが、椎橋先生はアクションの画面をひとつの絵として描写しようとしてるんでしょうね。
 そういう描写法で、劇的に印象の強い場面では一幅の絵画のようなインパクトを生み出すいい結果を生み出してきたのがこれまでのぬら孫だったの思うのですが、ことアクション面ではちょっとそれがマイナスに働いているような気がします。
 その描写法のせいで、何が起きているのか分からなくなりがち、という欠点が生じているんじゃないでしょうか。
 また本来、体さばきの描き方に熟達している、というほうでもない先生(ナマイキなようですが事のついでに言わせて貰っちゃいます。失礼!)ですから、余計にそういった面の弱さを感じてしまったのが今回でした。
 まぁ、師匠が荒木先生ですからね〜。
 荒木先生の体さばきは、お手本にはならんですわな(笑)。
 そういえば、たまにジョジョ立ちっぽいポーズをとりますもんね、ぬら孫も。
 ジョジョ立ちができるのは荒木先生だけですって。
 あんな鬼才は真似せず、独自に頑張って欲しいところです!(笑)

 まぁ、そんな感じをうけた今回でした。
 しかし、そんなことよりなにより順位が心配なのですよ!!



アスクレピオス

 なんだよ、悪いのはヴィテリウスだったのか!
 異端者とカリギュラには何の因果もなかった。
 全てはヴィテリウスによるマインド・コントロールだったわけですね〜。
 マジ許すまじヴィテリウス。
 そして便利に使われていることを分かりつつも、すっかりトラウマを利用されているカリギュラがなんとも哀れに見えてきました。
 うーむ救いがない。
 たとえこれで生き残ったとしても教会には追われ、ヴィテリウスだって生かしてはおかないでしょうし、そもそも異端者、騎士問わず多くの人を惨殺してきたカリギュラが道徳的に許されようわけもなく。
 なにやら哀れじゃのーう。
 さて、逃げ出したカリギュラ、恨み骨髄つぶやきながら、這いずり回ってどこへゆく。
 意外と、ヴィテリウスを殺しに行ったりなんかして。

 さぁ、パレの死のおかげでひとまわりもふたまわりも成長したバズ。
 真のアスクレピオスとして、これからどうするのでしょうか。
 もうあと1、2話で終わっちゃってもおかしくない雰囲気ですよね〜。
 でも、たとえそうなったとしても、なかなかの大団円って感じがするから凄いなぁ。
 内水先生の渾身の頑張りがひしひしと伝わってきますよ、ここ最近の展開は。



まとめて

 いや〜今週も読み応えバッチリのジャンプでした。
 来週はバレンタインスペシャル?
 なんか今年のバレンタインは 「男からも送りましょう」 なんてチョコレート屋の陰謀が蠢いておりますが、なんかアレはさすがにねぇなぁ〜と思いますがどうですか?(笑)
 まぁ好きにやればいいとは思いますが。

 そして、読切3連弾の2弾目は、原作・猿一(完全新人?)、漫画は 『サラブレッドと呼ばないで』藤野耕平先生による 『ブチカマシ』
 なにやらブレイク・ダンスのマンガのようですが、ちょっと珍しい題材を持ってきましたね。
 どう料理してくれるのか期待しておくことにしましょう。



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ラベル:ジャンプ 感想 JUMP WJ
posted by BOSS at 23:01| Comment(5) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。感想をいつも読ませて頂いてます!

『めだかボックス』
>ひいてはこの作者は人を見下しているんじゃないかと

私は西尾さんの「戯言シリーズ」という作品を読んだのですが、そういった作者の考えを匂わせるような描写が多々ありました。

作品を読んでいると、どうも西尾さんは、努力をしなかったり、頑張らなかったりする人が嫌いなんじゃないか、という印象を受けました。

主に、今回の『めだかボックス』のように、登場人物にそういった人たちを見下すような発言をさせていますね。それも何回も。

西尾さんは大学に在学中に賞をとってデビューしたのですが、受賞するまでに17作もの小説を応募した、と聞きました。
本人が相当な努力家なのでしょう。それで、頑張らない人にどうにも我慢できないのかもしれません。

これは私の個人的な印象なのですが、この方の作品はかなり倫理観が崩壊しているように感じました。
たとえば、何の罪もない少女を拷問して惨たらしく殺害したキャラ(この人物も少女なのですが)が何の罰も受けず、反省した描写もなく、後日談で主人公と仲良く付き合っていたり、大勢の人々を、おそろしく身勝手な理由で傷つけ、死に追いやった敵が、結局何の罰も受けず、平気で生き残って、あげく後日談でも同じことを繰り返していたりと、少なくとも私からすれば、倫理観が欠如しているのでは? と思うような展開が多かったです。

なんというか、悪者がきちんと罰されないだけでなく、作中での善悪の基準のようなものが、独特過ぎるんですよね。
主人公からして、嫉妬から友人を殺してしまった少女を許せず、彼女を自殺に追いやったかと思えば、同じ巻で、無差別殺人鬼の少年と仲良くしていたりと、行動原理が不明確でした(最終巻まで読み終えた現在でも、完全には理解できていません)。

倫理観で縛っては良い小説は書けない、と言われるかもしれませんが、少なくとも少年誌に載せるような作家ではないと思います。

もちろん、作者も配慮はしてるのでしょうが、それでも、今回のような読み切りでさえ、BOSSさんが指摘されたように、彼の価値観の片鱗が漏れ出しています。

漫画の青少年への悪影響、なんて主張を正しいとは思っていませんが、西尾維新さんの場合、なんというか、暴力表現とかそんな問題ではなく、根本的な倫理観が一般的ではないんですよね。
正直言って、彼の作品をジャンプで連載させるのは、非常に不安に感じてしまいます。
いや、作品自体はつまらないわけではないんですけどね(そこまで面白いとも思いませんが)、やはりラノベ一本で行けばいいんじゃないかと思ってしまいます。

長々と語ってしまい、失礼いたしました。


Posted by キンカク at 2009年02月04日 09:46
初コメントさしていただきます。ネウロはヤコをいじれば魔力を回復すると言ってましたが、嘘なんじゃないでしょうか。ネウロには趣味でヤコを虐めてて欲しいです(笑)大食い以外はヤコは普通の人間ですし。




Posted by ネウルー at 2009年02月04日 23:47
>キンカクさん
>初めまして。感想をいつも読ませて頂いてます!

 おお嬉しい!
 有難うございます!

 「戯言シリーズ」読者からの貴重なご意見、読ませていただきましたが、なるほど、では、私が感じたちょっとした不愉快さというのも、あながち見当はずれ過ぎたことでもなかったのかな〜とちょっと安心しました。

 努力をしない人を嫌う気持ちは分からないでもないし、努力しない人を否定してみせる作品の裏に、今回の作品にあるような発奮を促す意図が隠れているのかもしれませんが、それにしてもちょっと勘に触るのはたしかだよなぁ〜と言うのが私の素直な心境ですね〜。
 ジャンプの3大テーマが、「友情、努力、勝利」 として努力を二つ目に上げているのは、それが当たり前にそこらに転がっているものではないからこそなんですからね。
 当たり前じゃないって事は、それが出来ない人のほうがどれだけ一杯いるかってことです。
 みんな努力したいけどなかなかそうは、ままならないのが人間ってヤツですから、その弱さを否定するって、じゃあどういうことなんだろうと思いますわな。
 なんつーか、世の中のデブは死ねって言う人が居たら、ちょっと正気を疑いますものね。
 同じ印象を受けてしまいます。

 独特な倫理観というのは、私は小説でならアリだと思うんですよ。
 たとえば世の中にはアウトローを描いた犯罪小説とか、倒錯モノとか、芸術としていくらでもある部類のものですから。
 それは私はいいと思うんです。
 ミステリーで登場する連続猟奇殺人鬼などには美学を感じます。
 漫画としても、充分アリだと思うんですけど、しかしここは週刊少年ジャンプなんだよなぁ〜と。
 当然表現には制限があると思います。
 だからといって載せるなとは私は言いませんけどね。
 やっぱりジャンプはアンケート至上主義ですから(笑)。
 もしこのままこのコンビで連載されたとして、それが大多数が不愉快で倫理観がおかしいと思えるような作品なら、アンケートが正直に判定してくれることでしょう。
 もしこの作者コンビが読者に受け入れられるようなら、たぶんそういう倫理観が読者に受け入れられたってことなんだと私は思います。
 それはそれでいいんじゃないかなと。
 世代によって面白いと感じるものが違って当然ですし。
 そのときは、私はその作品を読まなければいいだけの話ですからね。

 とまぁ、なんだかんだ言って私はいろいろブーたれちゃってますが、なにを隠そうこの私、かのベルセルクを最初は嫌いだ嫌いだと言っておきながら、今じゃファンだと公言してますからね(爆)。
 まったくもって頼りにならないってことは補則させてくださいませ(笑)。

>長々と語ってしまい、

 あ、お気になさらず!
 このとおり管理人がダラダラ締りのない長文書く人間なんで(笑)。
 今後ともよろしくお願いします^^


>ネウルーさん
>ネウロはヤコをいじれば魔力を回復すると言ってましたが、
>嘘なんじゃないでしょうか。

 コメントどもです^^
 お、そうですねたしかに!
 ネウロの言うことをそのまま鵜呑みにするのは早計だったか。
 あれがハッタリってことは充分ありそうですよね〜。
 これは妄想ですが、弥子を虐待するのが魔人の愛の表現だったりしたら嬉しいかも(笑)。
Posted by BOSS  at 2009年02月05日 00:02
 そしてこっちにも。
 そういえば黒子の感想はもうなしですか。あれなんかちょっと好きなのですが。切っちゃった?

>不知火半袖
 あれ嫌いですか。一番気に入ったのですが。裏にいって手を回す狂言回し的なキャラとしてはあんなもんかと思います。最初っから全てを見通してる的な態度のキャラが好きだったりするのですよ、私。
 まぁ言動が嫌いってのに関しては、んー、あれだ。小馬鹿に下言動で他人を動かす、古き良きSWの良グラスランナーとか嫌いですか?w

 で、グラスランナーで思い出した。先生、セッションレポがいくつか弾ってルカと思うのですが、どうなっているんでしょうか!www
Posted by DISK at 2009年02月07日 13:37
>DISK

 黒バスは、分量的に限界値を超えそうなので切られております(笑)。
 といっても作品としてはちゃんと読んでるし、それなりに面白いなと思っているので、機会があれば触れるかもね。


>>不知火半袖

 うん、まぁいいキャラなんじゃない?
 好き嫌いは人それぞれだから(笑)。
 私としては、ああいうこまっしゃくれたガキ系女の子は嫌いだ(爆)。
 女性に限らず、そもそも人に小馬鹿にされるのはわたしゃ我慢ならないね(笑)。
 けっこう瞬間沸騰湯沸かし器ですからわたしゃ。
 大好きっていう DISK どんはきっとマゾだなもし(爆)。

 まぁそれはそれとして、そういうにくったらしいグラスランナーも嫌いだけど、あれはなんというか、「そういう種族だし、しょうがないか」 と腹に据えかねるものを無理矢理据えておくようなところがあるんじゃないかな〜と改めて考えてもみたり。
 でも、ドラマ上グラスランナーというキャラがいることは好きですよ。
 ちょっとそういうロールにはお目にかかったことはないけれども。

 まぁそれと、今回の感想で私が言いたかったのは、にくったらしいキャラが出てくるからこの作品が居心地悪いなぁ〜って事じゃないので、そこのところは誤解のなきようお願いします。
 にくったらしいキャラってのは物語の大事なカンフル剤ですから、どんな物語においても大事です。
 でも、そのカンフル剤を最後までそのままに放置する終わり方は、どうにも居心地の悪い感じを受けるよなァ〜と、そういうことなんですね。
 最後にひとつオチをつけてくれるだけで私は満足だったかなと思うのですよ。

>セッションレポ

 なんかあれ、たまればたまるほどに書くのが重くなってます(爆)。
 まぁ、近いうちに!
Posted by BOSS at 2009年02月09日 00:19
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