その一番最初の、土曜ワイド劇場時代の3本をレンタルしてきました。
私の場合、昨年の劇場版公開にあわせて、再放送がまとめて放送されたのをきっかけに観始めた口なもんですから、最初のほうはぜんぜん知らないんですね。
そんなんで劇場版を観て感想を書いているんだからいい面の皮です(笑)。
今回は母親も見たがっていたのでプレシーズンから順番にみてゆくことにいたしました。
いや〜水谷さんも寺脇さんも若い若い!
そりゃ〜 10 年前ですもんね。
寺脇さんのエネルギッシュな勢いもよかったし、水谷さんもまだ丸くなってない、いかにも偏屈モノというカドがあって、それがとてもいいのです。
亀山と右京さんがまだあまり仲がよくなくて、ぶつかり合う。
そのぶつかり合いが大切なドラマの要因となっているんです。
最近の相棒では、そういえばこういうのはなかったですよね。
特によかったのが、「これじゃ俺たち無駄骨じゃないですか」 みたいなグチをたれた亀山に、ズズズイと右京さんが詰め寄るシーン。
骨を折るのがイヤなら警察を辞めるべきですと。
犯人を逮捕するだけなら、私人による逮捕権のある民間人でもできる。
警察官にあるのは、捜査権の行使であって、それは民間人ではできない。
警察官は、足を棒にしてでも無駄骨を繰り返し、捜査する事なんですと、そう珍しく熱くなって見せるシーン。
右京さんの信念が噴出するような、熱いシーンでした。
で、亀山さんも陰では右京さんの悪口を言ってたり。
そういうちょっとギスギスした関係が、このシリーズの面白さの発端だったんだなぁ〜と思いました。
もちろん番組クライマックスの見せ場である、右京さんの熱弁も最高。
犯人の一見もっともなセリフに対し、右京さんは震えながら 「それでも殺すべきではない!」 などと熱く語りかける。
おもわず引き込まれる迫真の演技です。
あれはもう水谷さんにしかできない名人芸ですよね(笑)。
プレシーズンで最高だったのは、そう、何と言っても生瀬勝久さんゲスト出演の第2話!
生瀬さんの怪演が実にすばらしい!
トリックなどでコミカルな演技が印象に残る生瀬さんですが、こういう役をやらせてもピタリとハマるんですね〜。
驚きでした。
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生意気小学生が出てくる回はビビりました
「本物」っぽくて。現実もあんな感じなんでしょうね…
あとラストの会話が大人向けですよね(笑)
「ね、どう慰めてもらいたい?」
「どうって、オレ疲れてるんだよなぁ〜」
「そか、じゃ、お疲れついでに、もうちょっと疲れちゃおうか?」
「お疲れついでにって……。そ、そうだな。もうちょっと疲れちゃおうか!」
「イヤーンv」
みたいな亀山家のシーンですかね(笑)。
あれはあれでいいシーンですな(笑)。