2008年11月17日

ONE PIECE 感想 第522話 “死に至る病”

 週刊少年ジャンプ51号掲載分の感想です。

【コミック派ネタバレ注意!】




 宴会で女性たちに大人気のルフィ。
 1タッチいくらって、意外とこのメモっ娘ちゃっかりしとるな。
 しかし 「触らせて〜」 「つつかせて〜〜」 って天国というか身体が持たないと言うか(笑)。
 強烈なエロスを感知しましたが、ふと思ったけど、ルフィの次になんかの拍子にこの島にたどり着いちゃった男がとっても可哀想なんだが。
 伸びないわ膨らまないわ、いろいろ女性たちにガッカリされそうです(笑)。
 しかしゴルゴンゾーラって(笑)。
 ゴルゴンだからゴルゴンゾーラか!

 そして、読者的にはようやくルフィがエース処刑を知ってくれてホッと。
 いったいここまで何年かかったことやらって感じですが。
 エースのビブルカードが小さくなっていたときには慌てなかったルフィでしたが、さすがに処刑となっては話が違う。
 仲間たちとの再会もしたいけど、

「悪い みんな…!!!
 ………!!
 おれ ちょっと寄り道してくよ!!!」


 と、辛い決断。
 あんな別れ方をしたあとだけど、みんな事もすっごく心配だけど、ここは仲間たちを信じてエース救出に走るしかない。
 苦渋の決断だったことでしょう。
 でも、こういうときのルフィって絶対判断を間違わないんだよなっていう安心感があります。
 この判断も、きっと悪い方向には転がらないはずだ。


 しかし、処刑場に間に合うためには、特殊な海流の関係もあって蛇姫の船でも無理。
 海軍の船に乗せてもらうしかないと。
 このへんの海流の説明は、これは上手いですね〜。
 言ってみればルフィが蛇姫ハンコックを連れて行くための後付設定に過ぎないと、そう切り捨てることも可能なんですが。
 しかしあの司法の島での巨大な門の描写もありましたし、海流の変化という伏線まで張られていましたから、もしかしたらあの時点からこれは計算に入っていたんじゃないかと。
 尾田っちならやりかねんよなぁと思ってしまうのは、はいはい信者乙、なんでしょうけど(笑)。
 たとえ後付けにしたところで前の設定と描写を上手く再利用する手際に感心してしまいます。


 ついでながら、蛇姫が王下七武海であることもルフィ把握。
 そりゃびっくりするわな。
 七武海にぶっとばされて飛んでった島にまたもや七武海なんだから。
 そりゃ読者だってビックリしたんですから(笑)。
 また、ハンコックが元 8000 万の賞金首だったっていう情報は、これは遠まわしにクロコダイルへのフォローでしょうか(笑)。
 ハンコックもクロコダイルも、実力からして 8000 万は安すぎますものね。
 実力に見合わない安い賞金額だったのは、つまり賞金が上がる前に七武海にスカウトされたからだよっていう尾田先生なりの答えなのかもしれませんね〜。
 

 そしてそして、


 キターーーッ!!

 蛇姫、覚醒ッ!!

 ルフィに惚れちゃったーーーッ!!



 男から感染するウイルス、その正体は恋!!
 まぁそんなことじゃないかと思ってましたとも!(笑)
 恋に免疫のない彼女たちは、本当に相手に恋焦がれて死んでしまうんですね!
 そうか、ニョンばあさまはラブロマンスの末、島を飛び出て男を追って行っちゃったんだ。
 やるなニョンばあさま。

 そして、あの蛇姫ボア・ハンコックの貫禄はどこへやら。


「そなたがそれを望むなら

 わらわは…

 どこへでもゆきます」



 と蛇姫、もうすでに恋に盲目乙女チック浮かれモード!!
 うおールフィすげーッ!(笑)
 ついに嫁さんゲット(爆)。
 サンジが知ったら怒りで新しいサンジが生まれちゃうぜ(爆)。
 うすうすこの展開は読めていたというか、蛇姫登場の時点でそのくらいしか解決の糸口がないよな〜とは思ってはいましたが。
 それをこうも正面ストレートパンチでやってくれる尾田先生が気持ちいい!

「東の海にはこんな諺があるという…

 “恋はいつでもハリケーン”!!!

 って、ニョンばあさま、それはサンジの言葉だ!!(爆)

 いや〜笑った笑った。
 なんて気持ちのいい展開だろうか。
 風呂場に落ちた最悪の出会いから、いろいろあって最後は熱烈な恋誕生。
 いや〜正統派の少女漫画だわ〜(笑)。

 しかし蛇姫さま、なんとも幸せそうな表情。
 素直な魅力で輝いてますね〜。
 キリリとした蛇姫さまも魅力的だったけど、今の恋にときめく蛇姫さまのほうが絶対かわいいって。
 これは惚れます。

 しかしこれで蛇姫が仲間入りってことはさすがにないかな〜。
 九蛇の皇帝っていう地位もありますし、なんたって王下七武海ですもんね。
 今回の事件がひと段落したら、切ない別れってことになるんでしょうか。
 そしたらあれか、いわゆるルフィ、現地妻ってことになるのか。
 港港に女が待つ。
 年に一度、帰るか帰らぬか分からぬ男をひたすら待つ女。
 うわ〜、たしかにこれぞ海賊だわ!
 パイレーツ・オヴ・カリビアンだわ!

 まぁそれは冗談として、でもこの恋は絶対に報われることのない恋ってのがちと切ないよなぁと。
 ルフィに、この蛇姫の気持ちに応えられる様なそんな色恋感覚があれば、そもそもメロメロ甘風で一発だったわけですが、今となってはそこが悲しい。
 どうしたって今から切ない終わり方が見えてしまいますなぁ。
 読者って勝手ですよね〜。
 はじめは恋の生まれるのを期待して、いざ恋が生まれたら今度は切ない別れを期待して。
 あんたら漫画のキャラをなんだと思ってるんだってね(笑)。
 いや、私のことですが(笑)。


 さて、ついに旅立ちの段取りがついたルフィ。
 蛇姫と一緒に大監獄インベルダウンへと向かう。
 CP9編でちらりと描かれただけの大監獄がついに舞台となるのでしょうか。
 今まで扉連載シリーズでも、幾度となくライバルたちがそこに収監されていったインペルダウンですが、もしかして彼らとの再会というお楽しみイベントが待っているのかもしれませんね。
 アーロンやクロコダイル、ボン・クレーたちと協力してプリズンブレイク!なんて展開になるととってもアツそうです。
 仲間たちとの再会はまたちょっと先になりそうですが、焦らされれば焦らされるほど、再会の喜びも大きくなるってことで、前向きに考えておくか!

 いや〜毎週毎週、なんでワンピってこんなに面白いんだろうか!



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posted by BOSS at 22:37| Comment(3) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんでワンピースってこんなに面白いんでしょうか(笑)ほんと毎週楽しみでたまりません!
蛇姫可愛かったですね〜仲間になってほしいけどやっぱ無理かなぁ(泣)
Posted by かな at 2008年11月17日 23:20
はじめまして。

確かに、ハンコックの恋は成就しなさそう・・・。切ない恋をどうまとめあげるのかね。いずれにしても、インベルダウン編の後になるんかなぁ!?

Posted by こーいち at 2008年11月18日 00:34
>かなさん

 ほんと今絶好調ですよね!
 ちょっとワンピ離れしている人にも悪いことは言わないから戻ってきて欲しい(笑)。
 そして、蛇姫さまですが、仲間になってくれたらこんなに心強いことはないですね〜。国をとるか、愛をとるか。
 ぜひ愛をとって欲しいところなんだけど、そうするといろいろ大変なことになっちゃいそうで……ウーム。

>こーいちさん

 はじめまして。
 恋バナなんて今までほとんど描かなかった尾田先生ですからね。新たな一面に期待しちゃいます。
 こーいちさんの感想拝見しました。
 たしかにマーガレットがルフィを見る目も恋煩いかもしれませんよね(笑)。
 大人気になったルフィを女の子たちから救い出すのだって、うがった見方をすれば独占したい嫉妬ってヤツかもしれないわけで(笑)。
Posted by BOSS at 2008年11月18日 23:35
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