買っちゃった。
『ぬらりひょんの孫』 は、週刊少年ジャンプで今年の 15 号から開始した新連載作品です。
派手さにはちょっと欠けるものの、地味にムズムズしてくる感じの面白さがあって好きなんですよ〜。
買おうか買うまいか悩んでいましたが、先日レンタル本屋でちらっと見たとき、オマケ漫画がいっぱいついている事を知って陥落いたしました。
表紙はなんと繋がる「百鬼夜行図」!
これからずっと表紙が横につらなり、リクオを先頭に妖怪たちがずらっとならんでいくようです。
これは斬新ですね〜。
背表紙が繋がる漫画は今では珍しくなくなりましたが、表紙でそれをずっとやっていくとは。
しかも作品テーマにピッタリ合っている。
これからどんな妖怪が出てくるのか楽しみになってきます。
3巻は、この袖の柄はつららですね。
つららと青田坊と、話的には黒田坊あたりの登場でしょうか。
でも、百鬼夜行となると、カナちゃんとかゆらさんとか、あの清継くんが表紙にならないのか〜と思うとちょっと残念ではありますが。
コミックであらためて読みますと、椎橋先生って絵がすごく繊細で綺麗なんだなァと。
このへんはジャンプの粗い紙じゃあまり伝わってきませんでしたね。
夜のリクオが登場する美麗な場面や、かわいいヒロインたちの活躍がいっそう引き立って見えました。
これってジャンプの紙面が粗すぎるってこと?
線の細い漫画家さんはけっこう苦労されてるのかもしれませんね。
またこれも再確認しましたが、第1話から1巻、2巻と話の展開が早い早い。
連載開始当初は、夜のリクオが目覚めるのはかなり先で、しばらくはいつ目覚めるか、ひっぱる系の漫画になるんだろうなと思ってましたが、第3話であっさり覚醒。
その後は変身を繰り返すことが当たり前になり、夜しか変身できないという制約はどんどん軽くなっていきます。
これは 10 週打ち切りという恐怖のあるジャンプではとてもいい勝負でした。
そしてこの漫画はなんといってもキャラ魅力。
テンポよく次々と登場するキャラクターたちがみんな魅力的です。
中でも光っているのが及川氷麗(つらら)こと雪女。
この娘のドジっ子ぶりは、なにやら懐かしいものを感じさせてくれますね〜。
あ〜、こういう漫画、しばらく見てなかったなぁ〜っていう安心感でしょうか(笑)。
風邪ひいて学校休んだリクオに気づかず、間違って登校しちゃってるつららがたまらなくツボでした。
ねじれ目山での献身的な一幕も、もしやつららが正ヒロインなのでは? と思いたくなるほどの名場面でしたね。
それから、忘れてはいけないのが清継君。
登場当初はただのイヤミな金持ちキャラかと思ってましたが、今となっては彼なしにはぬら孫は語れません。
「しかしこのアメまずいっすねぇ!」 「風邪をひくのはバカな証拠だ!!」 などの数々の名言を生み出すのもさることながら、なんとも形容しがたい独特なカリスマ。
すっかりぬら孫世界の癒しキャラとなっております。
彼が登場するだけで世界が暖かくなるし、彼が出てくるだけで殺伐とした場面もホンワカ丸く収まった気がしてしまう。
こんなキャラクター今まで見た事ないですよ(笑)。
なんて素晴らしいキャラクターを椎橋先生は生み出したんでしょう。
清継くんのトンチンカンさは椎橋先生の天然なのかな? とちょっと思ってましたが、オマケ漫画を見ると計算だったんですね〜。
そりゃ女子の入浴をほったらかして妖怪探しって、中学生男子としておかしいよなぁ(笑)。
つららに一目惚れしちゃってる島くんもなかなか可愛くて高感度が上がりました。
あと、オマケ漫画ではもうひとつ、清継くんの 「ア〜〜ギェ〜〜 ア〜〜ギェ〜〜」 に思いっきり吹いてしまった(笑)。
椎橋先生、どっかちょっとおかしいんじゃないだろうか(笑)。
そのほか、島くんや鳥居、巻コンビ、毛倡妓や首無、黒田坊、河童といった脇妖怪たちも地味にこだわった描かれかたをしてて、今後の活躍がなかなか楽しみ。
魅力的なキャラさばきが上手い作家さんって、漫画の先をいっぱい妄想させてくれるんですよね。
正ヒロインのはずのカナちゃんはまだちょっと地味ですが、3巻ではあの 「んごごごご」 がありますしね(笑)。
今後に期待です。
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