2008年11月02日

ONE PIECE 感想 第520話 “ゴルゴンの目”

 週刊少年ジャンプ49号掲載分の感想です。

【コミック派ネタバレ注意!】




 まずは人気投票結果発表
 さすがの貫禄をみせ、ルフィが圧倒的一位をキープ。
 二位以下の上位陣も、ほとんどを麦わら一味が独占しているあたりに、主役たちのキャラ作りの確かさをうかがわせてくれます。
 ブルックさんがさっそく9位にランクインってのが素晴らしい。
 子供たちもわかってるねぇ〜。
 フランキーが 13 位とちょっと低いですが、フランキーよりウソップのほうが人気あるってのがまたいい。
 弱いけど、やるときゃやる男ウソップが評価されるってのは嬉しいことです。
 しかし、そげキングは別集計なんだ(笑)。
 そげキングの 182 票を入れれば 10 位ランクインなんだがなぁ(笑)。
 そんな強い麦わら勢のなかに割り込んでくるエースやシャンクスは当然の人気として、注目は 10 位ランクインのトラファルガー・ロー!
 これは嬉しい!
 ルーキーの中でもとびきり魅力的で前途有望な彼に人気が集まるってのもわかるなぁ。

「礼を言っとくぜ投票屋…」

 ってセリフも企画担当さん、よくわかってる(笑)。
 いやしかしキャラ数多いな。
 上から下までざーっと目を通しましたが、「誰っ!?」ってかんじの人も多数。
 しかし、「クリーク」「ドン・クリーク」 を別集計にしたのは誰だ(笑)。


 巻頭カラーの見開きイラストがまたいい雰囲気。
 フルーツ島の楽しいひとときって感じでしょうか。
 リンゴかと思ってつっついたらリンゴ模様の牛でした〜って後ろのミニコントも、日常の一幕を想像させてくれて楽しい。
 ところで、なんか違和感あるな〜って思ったら、ナミさんがリンゴを剥いてるんですよね!
 いつも料理はサンジにまかせっきりにしているナミさんが、ナイフ持ってるってだけでなんかちょっとドキリと(笑)。
 妙に女っぽく思えてしまうってのは、逆にナミさん女としてどうなんだろう。
 ところで、ババ抜きでストレートが揃ってるルフィはナニモノだよと。


 いかな覇気とはいえ、それを越えるスピードと破壊力には圧倒されるということがわかった冒頭。
 これは覇気が弱いというより、マリーとソニアの覇気が弱いからか。
 あるいはふたりの基礎戦闘力が低いからかもしれませんね。
 覇気戦闘が始まったからって、今までのルフィの戦いが無にはならないってことがほのめかされた感じがして気持ちがいい。
 みよ、オレはここにいるぞーっって感じがします。
 なんか伝わんないかもしれないけど、そんな魂の叫びって感じ(笑)。

 ソニアとマリーの奥の手、包囲攻撃にもゴムゴムのJET銃乱打でカウンター。
 戦闘力の格の違いを見せつけ、さらに尻尾を結びつける余裕っぷり。
 なんというか、終わってみればあたりまえなんですが、本気さえ出してしまえば鎧袖一触でしたね。
 覇気があるかないかで絶対的に彼我の差がつくものではないということが示されたんじゃないでしょうか。
 覇気は確かに大きな武器だけども、その前提としてちゃんとした基礎戦闘力がなければ宝の持ち腐れと。
 そういえば、ルフィには女は殴らないようなフェミニズムはないんですよね〜。
 ミス・バレンタインを豪快にブッ飛ばしていたのもルフィでした。
 男だ女だ関係ないのは、しかしメロメロ甘風に無敵なのと関係あるんじゃないかと、これまたちょっとルフィの機能が心配になってもきますが(笑)。


 で、炎に覆われてしまったサンダーソニアが場外に逃げ、落ちたら剣の溝ってことで、観客席につかまりながら妙な形に。
 ここでルフィが飛びつきましたが、最初はナニをやってるんだかさっぱりわからなかった。
 我ながらうかつすぎ。
 そうそう、彼女たちが死んでも見られたくないものが、今あやうく衆目にさらされるところだったのでした。
 さすがルフィ。
 こういうときばかりは頭がよくまわる。

「お前ら これ
 死んでも見られたくねェんだろ
 だから動くな」
「お前らが見られたくねェモンと
 おれとの勝負は別の話だ」


 ついつい読者としては打算的に考えて、最終的に船に乗せて欲しいルフィとしては当然の態度と考えますが、ルフィにはそんな計算なんてないんでしょうね。
 ただ単に、ルフィらしいスジだけで考えているんでしょう。
 これこそが、ルフィらしさであり、覇気の色に証明されるまでもない王者の器ってものですよ。
 ひさびさのルフィらしさにグッと胸を打たれます。
 やっぱルフィは最高の主役ですって。
 マジでかっこええ。
 人気投票ナンバーワンは当たり前ですって。

 ゴルゴンの目が晒されようとしているということで、「武々」 は一時中断。
 ルフィは、自分が処刑されようとしている中で、それはさておきとゴルゴン三姉妹全員の嘘を守り、彼女たちを救ったのでした。
 はたして、その輝かんばかりのルフィの態度が、蛇姫ボア・ハンコックの胸を打ったのか。
 たまらず涙を零す蛇姫。
 その涙の意味はいったい…。

 この泣き方、ワンピースでは何度も何度も覚えがある泣き顔です。
 アーロン編のナミしかり、アラバスタ編のビビしかり。
 これは、耐え切れない屈辱や、いたたまれない苦しみを抱えたものの泣き顔ではないでしょうか。
 彼女らの言っている嘘、抱えた秘密はなにやらただごとではないような気がしてきます。
 ただ単に島を支配するためとか、そんな傲慢さや権力欲に根ざしたものではないのかもしれませんね。
 さぁ次回、ようやく背中の秘密が明かされそうです。
 はたしてどんな秘密なのか、これは来週が楽しみだ!



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posted by BOSS at 00:38| Comment(4) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゴルゴンの目って本当に背中にあるのか見てみたいですね。そして、ハンコックの背中の謎も近いうちに明らかになるでしょう。
Posted by 零番隊特務隊長 at 2008年11月02日 16:23
 まぁ十中八九嘘と思われるゴルゴンの目ですが、じゃぁなんなのかと聞かれると、う〜んですよね〜。
 あの鉄仮面デュバルの時もそうでしたが、最近のワンピは予想外なことをしてくれるから楽しみです。
Posted by BOSS at 2008年11月03日 21:19
このハンコックの「泣き方」が何を
表しているのか、非常に予想がたのしいです
できればルフィに惚れたりしてくれたら・・
Posted by コバト at 2008年11月05日 17:09
 今まで色恋沙汰がほとんどなかったワンピだけに、ちょっと期待しちゃいます。
 たまにはワンピにラブコメ展開があったっていいじゃないかと!
 まぁそれでも私はルフィナミ派なんですが(笑)
Posted by BOSS at 2008年11月05日 21:52
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