どこかで事故でも起こったのかと思いきや…。
「富山県知事選挙で○○氏の当選が確実となりました」
と、きました。
これにはなんだかゲンナリと。
いえ、別に私が富山県知事選挙にすこぶる感心があったとか、そういうわけではありません。
なぜ、ドラマの最中にそれを流すのかと。
そこにガッカリしたのです。
せっかくフィクションを楽しんでいるのに、突然現実に引き戻されるのは、なんとも無粋じゃないかと。
気が効かないやり方だと思うのです。
速報内容が富山市長だったか県知事だったかは忘れましたが、それはこの際あまり重要ではありません。
なぜ、それが全国放送で、しかも速報で流す必要があったのかと、私は NHK に聞きたいですね。
ことは災害でも事故でも事件でもなんでもない、人的被害のない、緊急性のないニュースです。
たしかに今後何年かの富山県政を動かす大事な事にかわりはありませんし、もしかすると国会の政局に深く影響することだったのかもしれませんが、速報で流すほどの事ではないはずです。
それともあるのでしょうか?
NHK には NHK なりの理由があって、そのへんは私の認識が浅いだけかもしれません。
しかし私が考える限り、そうはならないですね。
まだしも、富山県内のみで流すのなら話は分かるのです。
全国のドラマを楽しんでいる視聴者の邪魔をして、無粋なマネまでして流すほどのことでしょうか?
富山県のみで流すことは、技術上できないのでしょうか。
あるいは全国放送で流すなら、あと 30 分待てばいいだけの話じゃないんでしょうか。
これは、NHKの 『篤姫』 に限った話ではありません。
昔から、アニメやドラマ、映画で、緊急性のない速報が入るたびに私はカチンと来ていました。
映画のクライマックスで、「延長12回、中日が5−4で勝利」 なんて流された日には激怒です(爆)。
いや、中日に恨みはないです(笑)。
でもその映画を録画していて、観るたびにそれが流れるんですから、腹も立とうというものです。
小説にしろ漫画にしろ、ドラマにしろ映画にしろ、フィクション作品は夢の世界に観客をいざなうマジックです。
観客は欺かれたくて読んだり観たりするわけです。
感動もショッキングも、フィクションに与えられる衝撃ってのは、本当にそこにあるわけではない虚構です。
虚構に騙されたくて観客はそれに金を払い、チャンネルをまわし、喜ぶわけです。
作り手はいかに上手く観客を魅了し、欺きとおせるか、そこに注力するわけです。
こんなこと、誰だって知ってます。
しかし、誰だって知っているこんな常識を知らない人がいて、虚構の中に雑音を入れてしまう。
これはもう、虚構のトリックを、作り手みずから台無しにしてしまうのと同じことですよ。
もちろん NHK は国営放送として、全国の主要選挙結果を放送しなければならない責任があるでしょう。
野球放送としても、放送権を買い取った責任として、放送終了後も試合結果を流さなければならない責任が発生しているでしょう。
でもなんとかそれは上手い具合にタイミングを見計らってはくれないものでしょうか。
わざわざ無粋なタイミングで差し挟むことはないと思うんですよ。
工夫して、どうにかならないものですかね?
私はこういうところにちょっと昔から偏執的なところがありまして、漫画や小説などに没頭して読んでいるときに、横から声をかけられると凄く不機嫌になるクセがありました(笑)。
まぁ、勝手なもんですね(笑)。
今はさすがにそこまではいきませんが、それでもちょっとムッとなるときはあるかも。
そんな考え方が、今回も関係しているのかもしれませんね。
人によっては、ナニ言ってんの? って思う下らないことなのかもしれませんが。
でも、どうしても気になっちゃうんだなぁ〜〜。
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例え他局が軒並み緊急特番をやろうが「それがどうした!!」と通常放送
立てこもり時にアニメでも立てこもり(銀魂)という奇跡を起こした伝説のテレビ局!
みんなこぞって緊急特番を流すなかで、自分だけ違うほうを向いてる勇気ってえらいやっちゃと思います。
単にそういう臨時的な報道体制をとれないだけかもしれませんが(笑)。