2008年09月06日

コミック感想 ONE PIECE 巻五十一

 51巻 “11人の超新星”の感想です。
 表紙を飾るのは11人の“奥越えルーキー”たち。
 そうそうたる顔ぶれですが、立ち位置的にはやっぱりキッドとローが頭一つ分抜けている感じなんですね。
 あと、どうでもいいけどボニーの髪がドッピンクなのには驚いた(笑)。

過去感想→ 四十七四十八四十九五十
スカルジョーク集→ イッツ・スカルジョーク!!


ネタバレ注意!



 まずははっちゃん救出作戦
 なんとも懐かしいはちの登場にとってもなごみます。
 このエピソードでナミがはちを許すことが出来たようでホッとしました。
 なんだか、長いこと胸のどこかにあったモヤモヤがスッと消えたような感じ。
 魚人島に行く前に、どうしてもナミのなかで魚人に対するトラウマは処理しておかなければいけないことでしたもんね。
 魚人すべてが悪いわけじゃない。
 悪いのはアーロンとか、個々の問題であって、はちのように、根の悪くないヤツまで憎む必要はない。
 そこはちゃんと、魚人島に行く前にはっきりさせなければいけなかったんですよね。
 あの悲劇の過去があるだけに、そう割り切るのってなかなか難しいことだとは思うんですがね。
 ナミも長い旅を越えてきて、大きく成長したんだなぁと感慨もひとしおです。
 いや、よかったよかった。


 バトルは麦わら一味のフルメンバーが揃ったパワーであっという間に解決。
 圧倒的な力の差をみせつける快感プラス、ガオン砲などのサニー号の秘密兵器まで披露しちゃう楽しさ。
 泣いてまで喜ぶルフィの気持ちがよくわかる(笑)。

 そしてきわめつけは鉄仮面デュバルの正体!
 そんなんわかるわけねーー!!(爆)
 あれだけひっぱってひっぱってそんなオチかい!(笑)
 もしかして、このネタをやるためだけにサンジの手配書がああなっちゃったんでしょうか(笑)。
 いや〜尾田先生には油断もスキもあったもんじゃないですね。


 そして物語はシャボンディ諸島編へ。
 魚人島へむかうためのちょっとした通過駅かと思いきや、これがまさか大舞台になろうとは!
 この諸島に上陸してからのワンピースはとんでもない面白さです。
 どんどん面白さがヒートアップしていって、最新の連載分まで盛り上がりがクールダウンする気配すらありません。
 ワンピース始まって以来、伝説級の面白さといってもいいのではないでしょうか。
 尾田先生め、こんなネタをこれまで抱えていたのかと、あらためて凄い先生だなぁと思い知りましたよ。


 まずは怒涛のごとく紹介されてゆく超新星ルーキーズ
 どいつもこいつも一癖も二癖もありそうで、紹介をみているだけでもワクワクしてきます。
 誰が麦わら一味の敵になり、あるいは味方になるやつも出てくるのか。
 一応懸賞金でランクづけはされてますが、懸賞金イコール強さではないですからね。
 もしかしたら最高懸賞金のユースタス“キャプテン”キッドがカマセ犬になる危険もありますし、逆に最低額の“怪僧”ウルージが大番狂わせを起こすこともありえます。
 これだけの新キャラクターを導入してくるとは思っても見ませんでしたが、こうなってくると明らかに 「新世界」 は今までとはまったく違ったドラマが展開されてゆきそうですね。
 嫌でも期待が高まります。

 個人的には紅一点の“大喰らい”ジュエリー・ボニーには味方になってほしいところ。
 べらんめぇな感じと凄い化粧のわりに、意外と素は美人でナイスバデーなところがアンバランスでいい。
 ワンピで今までになかった女性キャラですわ。
 サンジといいカップルになりそうだなぁなんて。
 いや、色恋沙汰じゃなくって、作る!VS.喰う!みたいな(笑)。

 しかしちょっと気になるのはこの島のネーミング。
 なぜルーキーたちが集う島がシャボンなのか。
 つまりシャボン玉のように現われては、はじけて消えてゆくということなのだろうか。
 ファンタジックな名前でありながら、ちょっと背筋の寒くなる名前なのかもしれませんね。


 さて、さらわれたケイミーを救出するため、麦わら一味は次々と人間(ヒューマン)オークション会場へ。
 そこに偶然いあわせるキッドとロー。
 こいつらの何を考えているんだか分からないところや、何かをしでかしそうな危険な匂いがカッコイイ。
 まさにルーキーのデンジャラスさがプンプンしてます。

 そしてそして、ビッグ・サプライズ!

 “冥王”シルバーズ・レイリー登場!!

 どどーん!

 ゴール・D・ロジャーの右腕にしてオーロ・ジャクソン号副船長がこんなところに!
 今現在、もっとも“ひとつなぎの財宝”について詳しい人ですよ!!
 記念すべき第500話にして、とんでもない人が登場してしまいました。
 いや〜航路もついにこんなところまできてしまったんだなぁ〜とヒシヒシ実感してしまいます。
 彼がいったいこのあとどのように麦わら一味の冒険とかかわっていくのか、そこがヒジョーに気になります。
 ただコーティングしてくれるってだけでの登場では、ありえないでしょうからね〜。
 これはもうワクワクドーン!!

 またレイリーさんのこの“覇気”
 超便利だわ〜。
 シャンクスが白ひげの船でやったあの威圧と同じなんでしょうね。
 そして、おそらくはモトバロを気絶させたのも、ルフィの“覇気”だったのでしょう。
 ルフィは知らず知らずのうちに発してしまったのでしょうけど。
 ルフィも成長したら威圧するだけで敵がバタバタ倒れていくんでしょうか(笑)。
 それはちょっと楽しみ。
 ところでこの覇気、もしかすると第1話から出ていたのかも。
 それはあの、近海の主をシャンクスが撃退したあのギロッという睨み。
 アレも覇気だったのかもしれませんよ。
 そう考えれば、にらまれただけで尻尾巻いて逃げた海王類にも至極納得というものです。


 この巻のストーリーとしては、後半の天竜人のイライラさ加減がハンパじゃありません。
 はちが 「いいか? 手を出すなよ? 絶対手を出すなよ?」ダチョウ倶楽部ばりに言うものだから、いつ手をだすのやらとワクワクしていたら、もうとことんまで盛り上げてくれました。
 この焦らしの盛り上げ術はもう、ワンピースならではの芸術の域。
 脱走した海賊船長の首輪爆発に始まり、病人を蹴倒して看護婦拉致&恋人射殺(死んでないだろうけど)。
 天竜人のゲスさ非道さだけではなく、この島の人身売買や人種差別のえげつなさも読者のフラストレーションをどんどん高めてくれます。
 前段の鉄仮面編でケイミーとはちの人の良さをわかっているだけに、それを差別し、誘拐し、虐待するようなヤツらを許せるわけがありません。
 怒り心頭のナミが、グッと怒りをおさえて 「ここのルールでケイミーを取り戻してやるわ!!!」 と策をねるも、それをあざ笑うかのような5億の声。
 もう踏んだり蹴ったりです。
 そして、勢いで正体がバレてしまうはち。
 浴びせかけられる差別の声がグサリグサリと突き刺さる。
 はちを撃ち、バカ踊りの天竜人にムカッ腹は最高潮。
 ケイミーの聞こえない悲痛な叫びに目頭が熱くなる!
 聞くも涙、語るも涙なはちの告白に、ついにキレたよ我らがルフィ!

 ドゴォン!!!

 やった〜〜〜〜!!!
 いや〜、なんていう爽快な話だろう!!
 何度読んでもこれは爽快だ!!
 考えてみれば、友達にひどいことをしたヤツをブッとばしたってだけの話なんですが、これほど爽快なエピソードも久々じゃないでしょうか。
 いや、むしろ初めてなくらい爽快でした!

 世界政府の権力と密接に結びついた腐敗には、誰も手出しできず、口出しすら不可能。
 災害が過ぎるのを待つように、頭を下げて気まぐれが通り過ぎるのを待つしかない。
 そんな腐敗の極みに一発かませるのは、反社会的存在の代表である海賊しかいないという皮肉。
 そう、これでこそアウトローの海賊が主役であることの意義だと思うのです。
 そうでなければ、麦わら一味はただの宝探しの船乗りですよ。
 別に略奪をするわけでもない彼らが、海賊を名乗ることに必然性があるとしたら、それはやっぱりこういう事なんじゃないでしょうか。
 

 そして一方、新世界ではとんでもないことが始まりそう。
 エース公開処刑を世界政府が発表したことで、海軍 VS. 白ひげ海賊団の大戦争が勃発してしまいそうです。
 まさに怒涛の展開。
 いまワンピースはかつてない大転機を迎えようとしているようです。
 いったいどうなっちゃうんだ〜〜〜!



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posted by BOSS at 23:21| Comment(2) | TrackBack(1) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
髪の色は「ボニーピンク」と掛けているのかも
あと掃除したら切手が沢山出てきたのでSBSにハガキでも送ろうかと思っています。「ココロさんも1000万ベリー以上で売れるんですか?」で、採用されたらいいなぁ(笑)
Posted by 地方民 at 2008年09月08日 12:42
 なるほどボニーピンクか(笑)。

 SBS に載ったら嬉しいですよね〜。
 尾田先生の返事がもうノリがよくってトンチが効いてて、私もあのコーナーは大好き。
 コミックを買ったらまず SBS だけ先に読んじゃいますもの(笑)。
 尾田先生のひょうきんさと人柄のよさがにじみ出てますもんね。
 年度遅れのハガキとか使って私も出してみようかな(笑)。
Posted by BOSS at 2008年09月08日 20:46
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