では後半戦。
後半の感想は、
・いぬまるだしっ
・ぬら孫
・アルバイターキンタロウ
・スケダン
・ヘタッピ
・ネウロ
・ダブルアーツ
の7本でお送りいたします。
新連載センターカラー いぬまるだしっ
『メゾン・ド・ペンギン』 の大石浩二先生が帰ってきました。
不条理ギャグの要素は薄めに、今回はお子さまにも安心なのんびり幼稚園児ギャグといったところでしょうか。
いやいや、けっこうギャグ内容はマニアックだったりしますね(笑)。
いったい読者対象はどのあたりなんだろう。
雰囲気としては 『クレヨンしんちゃん』 を思わせるノリですね。
ウコン2本をどうしてもウンコにできないあたりが個人的にヒット(笑)。
さらにたまこ先生の水筒でウンコ完成というオチにはやられた。
跳び箱をどう飛んでも謎の挟まり方になるあたりは、バカ彦くんを思い出させますな(笑)。
たまこ先生が普通にかわいくてよろしい。
けど、大石先生だとこの人もだんだんおかしくなっていくんじゃないかとちょっと不安が。
設定もノリもかなり地味というかスローライフなマンガですが、こういうのんびりムードも悪くないです。
ジャンプじゃ厳しいかもしれませんが頑張って欲しいものです。
ぬらりひょんの孫
おお、ゆらさんがちゃんと頑張ってる!
ドジやってないよ(笑)。
今週はゆらさん大活躍の回。
今まで召喚してきた式神3体に加え、さらに金魚の式神「廉貞(?)」を出して左腕に合体させ、サイコガン発動。
「式神改造!! 人式一体!!
黄泉送葬水包銃(よみおくり・ゆらMAX)―――!!!」
ムチの手下3匹をやっつけちゃいました。
いやいや、ゆらがこんなに強かったとは。
鏡妖怪の気配をまったく感知できなかったりと評価が落ち気味だっただけに大きく持ち直しました。
金魚が武器っていうところもゆららしいし、ネーミングも若干中二気味だけどユルくていい。
ところで部室で活動中の清十字探偵団。
随所に細かいネタがしこまれてて面白いんですが。
壁に 「一日一妖」 とか、マンガ本のタイトルが 「ローゼン☆お姉さま」 「地震・雷・火事・お姉さま…」 とか(笑)。
椎橋先生、妙なところに凝るなぁ。
金未来杯エントリーNo.2 アルバイターキンタロウ
名前からして 『GOLDEN BOY』 か?って思っちゃいましたが内容はまったく関係なし。
賽銭泥棒の罪によってカネゴンのごとくお金しか食えなくなった少年が一生懸命働いてゆく青春ストーリーってところでしょうか。
食ったお金を消費することによって超人的パワーを発揮することで、アクションヒーローものの要素も追加と、なかなか楽しみの多い作品でした。
作者の名前・高橋英樹を検索しても当然のように役者さんしか出てこないのですが、完全新人さんでしょうか。
新人離れした絵柄のうまさと、表情描写の豊かさに感心しましたが。
話の展開もよくまとまっててリズムがあり、読み始めたら最後まで読ませる力を感じます。
キャラクターもそれぞれ魅力的でいいですね。
悪役もセリフに作者の欲が見えて、キャラクター一人一人目立たせようという気概を感じます。
ラストの魅せゴマでの一億円ビームも迫力十分。
かなりの技術レベルの高さを感じます。
弱点としては、動きの結果ばかりを描写して、その前の過程や準備動作を省くクセが目立ってたかもしれません。
ゆっくり過程を楽しみたいところでどんどん場面をはしょられるものだから、読者としてはまるでダイジェストを見せられているような感覚が強かったですね。
もしかしてページ数の制約に苦しんだのかもしれませんが、もうちょっと他にも工夫の仕方があったかもしれませんね。
あとは、「○○円使用!!」 ってパワーアップのたびに字幕で処理されますが、あれを漫画的に絵で表現してくれたほうが見栄えがしたかもしれません。
そのたびに金を食ってるわけでもなく、あれって返済したお金から引かれてるってことですよね?
額のインパクトはありますが、そこのところが分かりにくかったかも。
いろいろ言いましたがマイ評価は70点。
労働のさわやかさっていったら変だけど、全体に流れるすがすがしさが気に入りました。
SKET DANCE
またきた、マニアックゲーム編。
篠原先生ほんとよくこういうの思いつくわ(笑)。
今回は男の子だけが妙にハマって熱くなるというヒュペリオンに、みごとボッスンとスイッチがはまり、それを横で冷めたヒメコが突っ込むという黄金構成。
どんどんはまり込んで顔まで熱血少年漫画風になってゆくボッスンとスイッチに大笑いです(笑)。
モノポリーから人生ゲーム、キンケシと続くコマネタから、「OL」→「OTL」と繋がるトンチも面白い。
「千鳥足やないか!!」 のツッコミも的確すぎです(笑)。
やっぱりヒメコのツッコミはパワーが違うな。
ヒメコ、やっぱりサイクロンで粉砕すべきだったんだと思いますよ(笑)。
ヘタッピマンガ研究所R
毎度説得力のある村田先生の実践的漫画講座。
今回は絵の練習法と顔の描き方について。
練習はとにかく好きな漫画の模写と実物の模写を反復練習すること。
なるほど、具体的にそう説明されると説得力がありますね。
とくに 「オリジナリティがないと言われる内はインプットが足りてないんです」 というのはいい言葉だ。
凄く納得できます。
私はそういう理屈とかは知らないで絵と実物の模写両方をやってましたが、私の場合はなんでも教材にしようって言う考えからでした。
逆に言えば教材にならないものはないはずだって考えで、たとえ自分の描きたいものと違う画風の絵でも、何か教材になるはずじゃないかとよく見るクセはつけてましたね。
漫画を読むときは最初にストーリーを楽しむためにざっと読んで、あとからその表現や絵を描く際に作者がどんな工夫をしているか、じっくり観察してゆく感じで。
また、街中を歩くときとか、電車に乗ってるときとか、人の顔や服装はよく観察して、それを絵にするならどうするか、よく考えてましたね〜。知らない人が見たら変な人ですが(笑)。
なんかこういうのを読んでるとまた描きたくなってきます(笑)。
表情を描くときに筋肉を意識しろってのは目からウロコ。
私は骨格と肉と球体の眼球って意識でしたが、なるほど、筋肉のつきかたですか〜。
的を絞って吸収しないと必要以上に影響を受けて画風が根本から振り回されてしまう危険があります
なるほど。
はい、振り回されました(爆)。
おかげで画風は多彩になりましたけどね(笑)。
魔人探偵脳噛ネウロ
ジェニュインがすっかりかわいくなってまぁ。
弥子、ネウロの位置の子分の座危うしです。
「噛み合いすぎだろおまえら…」
ええまったく。
このままだと弥子がいらない子になっちゃうくらいのジャストフィットです(笑)。
さぁ、ついにシックスが日本上陸。
そしてその護衛として Xi(サイ) 改め XI(イレブン) が。
いよいよこの戦いも大詰めが近づいてきた感です。
とりあえずサイがどんなんなっちゃってるのか期待。
ダブルアーツ
おっと、ガゼルのボスがフレア使い説はハズレたか。
ガゼルの目的はキリの確保となったようで、これならあまりに開いたパワーバランスでもいい勝負になるかもしれませんね。
「スイさん、オブラートを!」
の一連のくだりに笑った。
こういうおちゃらけも出来るのかこの漫画は。
しかしガゼルの暗殺者はどうしてこうザコばっかりなんだろう(笑)。
ゼズゥ以外に緊迫感を感じたことがこれっぽっちもないのもどうなんだか。
まぁガゼルも人手不足なのかもしれませんね。
そして、暗殺部隊は作戦大間違い。
戦闘員全員でファランの足止めにかかれって、あまりにもキリたちに都合のよい展開。
知らないこととはいえ皮肉すぎます(笑)。
まぁファランの評判を聞いていれば当然といえば当然ですけどねぇ。
さぁ次週ダブルアーツ・レッツダンス?
ベストキッドなみの化けっぷりを期待したいですね〜。
まとめて
ワンピの絶体絶命のピンチを救うレイリーさんや、バクマンのかっこいいおじいちゃん、サイレンの怒涛の情報公開やらスケダンのノリすぎたボッスンたちなど、なかなかに今週も読ませてくれました。
しかし中でも小松のショック死には笑っていいんだか愕然としていいんだか分からなくって結局笑っちゃったんですが(笑)。
いやいやトリコ、面白いわ。
ということで今週も終了♪
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貴様!ヒュペリズムは流れているのか!?ドドンドンドドンやザフに燃えなかったのかっ!!ヒュペリオンをもっと語るべきぢゃないのか!今週は!!
…ハイ、スケダン読んだ瞬間に、ほんの一時だけ燃え上がったWaoです。こんばんわ。にぎやかしただけで、ドンストップザミュージック。
もちろんヒュペリズムネタも面白かったよ。
デッドエクストリームアタックとか、自分でやったら絶対狙うね!
また今回は、それを脇で見ているヒメコの冷めっぷりがさらによい。
女の子って、こういう目で男の子の熱狂ぶりを見ているのかと、そこが面白くって(笑)。