17日間の祭典閉幕…五輪旗、北京からロンドンへ(YOMIURI ONLINE より)
閉会式も開会式と同じく、視覚的に訴える色彩感ゆたかなマスゲームをふんだんに盛り込み、最後は高い塔を利用しての立体的なアクションを見せてくれました。
中国らしく派手派手に、見ごたえありましたし、なかなかに頑張ったんじゃないでしょうか。
始まる前は、事件や事故、テロとか暴動とかが起こるのではないかという噂もあったり、マスコミの情報規制やら国際関係やら、ギクシャクしたものをいくつもはらんだこの大会でした。
しかし終わってみれば、ちょっとした事件、トラブルはありましたが、さりとて大きな事態にはならず、大会自体はいたって円満に執り行われました。
開会式の女の子口パクとか、花火がCGだったとか、56民族の衣装を着た子供たちがほとんど漢民族だったとか、まぁ笑い話みたいなもんじゃないですか。
それより、それに対するオリンピックの責任者の談話で 「中国じゃよくある話です」 っていうセリフに惚れましたよ(笑)。
男らしすぎます(笑)。
ともかく選手や観客たちに何もなくてすんだことを、とても喜ばしく思います。
またこの大会によって、世界は中国を知り、そして中国は世界が中国をどのように見ているのかを知ったのではないでしょうか。
これをきっかけに、中国も自分のありかたをすこしずつ、あるいは大きく変容させてゆくのかもしれません。
とりあえず北京周辺の環境破壊問題やマナーの問題は、大会終了後もつづけて努力してゆくようですしね。
面白いことに、今回のオリンピックを契機に北京では、警備員という職種が着目されるようになったそうです。
これまでの中国では、私営企業としての警備員は、あまり需要がなかったのだそうです。
それが今回、北京オリンピックによってはじめて財産や命を守るために 「安全」 が着目されるようになり、警備員のニーズが急増したのだとか。
こうやって、中国という国も先進諸国と同じような文化をひとつひとつ手に入れてゆくのかもしれませんね。
また、中国は海外ブランドの偽者や海賊版や特許侵害が大きく問題視されています。
それはつまり、自国に世界的なブランドが存在しないという現状が、ひとつの大きな要因なのではないでしょうか。
今後中国にも世界的なブランドが発展することによって、自国のそういったものを守るためにも偽者、海賊版、特許侵害を問題視する姿勢も強くなるでしょう。
中国はこういういろいろな契機を経ることで、発展してゆく途上なのでしょうね。
まだまだ色んな苦難の道を乗り越えていかなければならないとは思いますが、今回の北京オリンピックはその大きなひとつのステップだったように思われました。
よきにつけあしきにつけ、本当にいろいろありましたが、中国の多くの顔を見せてくれたオリンピックでした。
いや〜面白かった!
選手の皆様、本当にお疲れ様でした!
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