2008年08月11日

週刊少年ジャンプ37・38合併号感想 前編

ワンピース 背表紙つながる超ロングイラスト01〜38号

 大場つぐみ×小畑健のコンビが復活。 『バクマン。』 が新連載スタートの37・38合併号。
 表紙は主役陣全員集合。
 立ち位置的に、トリコがすでに柱漫画の扱いってのが凄いな。
 前半の感想は、

バクマン
ナルト
ワンピ
ブリーチ
トリコ
金未来杯 べるぜバブ

 の、6本でお送りいたします。




新連載巻頭カラー バクマン。

 平凡に生きることを望んでいたちょっとシニカル気味の少年・真城最高(もりたか)は、クラスメートのエリート高木秋人に絵の才能を見出され、一緒に漫画家にならないかと誘われる。
 漫画家のおじさんを持ち、その末路を知っているだけに最初は断る真城だったが、高木の巧妙な誘導によって自分から漫画家になると宣言。……とともに、とんでもない約束もしてしまうのだった。

 本筋はこう書くとよくあるサクセスストーリーの序盤なんですが、そこにリアリティ溢れるおじさんの末路と、美少女との結婚の誓いなんていうトンデモ要素が加わってなかなか面白いものに。
 おじさんの話は、どう読んでも大場つぐみことガモウひろしの自叙伝(笑)。
 「川口たろう」「ガモウひろし」『超ヒーロー伝説』『とっても!ラッキーマン』 でしょう。

「そういえば川口たろうってすっげー絵下手だったな(中略)
 あの絵でマンガ家ってのは確かにギャンブルだよな」


 これには思わずニヤリとさせられてしまいます。
 たしかにラッキーマンはジャンプ史上まれに見る絵の下手さでした(笑)。
 まぁガモウひろし説自体は確定ではありませんが、その説を逆手に取って上手いスパイスにしていますね。
 さすがガモウ(笑)。

 またヒロイン亜豆(あずき)美保との結婚展開には意表をつかれました。
 恋愛要素をからめてどう料理するのかと思いきや、まさかの結婚の誓いとは。
 しょっぱなからアクロバティックなことをやってくれました。
 これはインパクト大でいいですね〜。

 片想いかと思えば両想いだったってオチならよくあるご都合主義的展開(失礼w)ですが、女の子が声優志望で、そこを発奮剤に主人公を漫画家を目指させるってのもうまい。
 結婚の誓いなんていう 「ありえない」 展開でも、ちゃんとおじさんのエピソードや高木の言葉などの伏線があるから子供らしい勢いと理解できる。
 主人公たち3人が妙にハイになっちゃってて、勢い満点。
 それぞれの 「夢」 を宣言してゆくのが気持ちいい。

 非現実的なところスレスレなんですが、そこを突き抜けるパワーを感じます。
 このあたり、真面目にやってるんだか笑わせようとしているんだか絶妙な按配ですが、そこが面白い。
 大場つぐみの突飛な発想力に、小畑健のずば抜けた表現力が説得力を与えていいバランスになっているんでしょうね。

 漫画家マンガだけに、パロディが各所にあるのも見逃せないところ。
 デスノートやガモウひろしのセルフパロ以外にも、ジョジョの 「だが断る」 とか、見開きカラーには 『キン肉マン』 のパロと思われる 『キントレマン』
 また内輪ネタ的に漫画業界の内幕も今後描かれてゆくでしょうし、そういった点もなかなか楽しみ。

 小畑先生描く亜豆ちゃんは最高にかわいいし、たしかにこんな娘に目をキラキラされたら 「結婚してください!」 って言いたくなるわな〜(笑)。
 亜豆ちゃん、大人しくて人形みたいなヒロインかと思いきや、真城の絵の才能を実はよく知ってたりするんですね。
 けっこう思い込みの強い娘なんじゃないでしょうか。声優めざして声の持込みやっちゃうんだからかなり一途っぽい。
 また高木も人間観察眼が鋭いなかなかのキレもの。
 マンガ原作も、出版社と読者ウケを狙えば簡単さと言ってのける図太さがどうなっていくか楽しみ。
 そしてなにより真城、高木のふたりが美少女を前にしてあわてまくるのがういういしくてかわいいったらない。
 青春だね〜(笑)。
 これは魅力的な主人公たちだ。

 さすがは大場×小畑コンビ。
 なかなか先が楽しみな漫画を持って帰ってきてくれました。



NARUTO-ナルト-

 あら、幻影じゃなかった。
 サスケ、マジで八尾の攻撃を受けててちょっとピンチ。
 そこで鷹チームがようやっとコンビネーションを発揮してサスケを救い出したのは良かったですね〜。
 しかし、香燐の 「あああ―――ん…」 はなんだこりゃ(笑)。
 変態性バツグンで最近のナルトで一番笑ってしまった。
 サイレンの朧もそうだけど、回復役ってなんでこう変態なの?(笑)

 ナルト、影分身を使おうと当然の発案。
 しかし残念ながら影分身が完全に蛙になったら本体も蛙になると。
 ぬぬ、これは正直よくわかんなかった。
 今まで影分身が殺されて消滅って場面はいくらでもあったと思うんだけど、それは大丈夫だったの? と。
 死ぬ寸前に影分身を解いてたから大丈夫っていう理屈なのだとしたら、蛙になる寸前に解けばよいのでは? とも思えますしね。
 あるいは、影分身の死は還元されないのかもですね。
 ゲーム的に言えば、「HPの減少」 は還元されないが、「ステータス異常」 は還元されるとか、そんなところかも(笑)。

 しかし、ガマの油はヒドイ能力だ。
 これタンクに入れて敵にぶっかけたらそれで木ノ葉は世界征服できるんじゃなかろうか!
 いやまぁ、この蛙の国から出たら効果なくなるんだけどね、とかいかにも言われそうですが。



ONE PIECE

 黄猿強すぎ!!
 反則的な強さでルーキーたちをあっという間に制圧。
 またホーキンスにトドメを刺そうとする黄猿の顔が怖いこと怖いこと(笑)。
 こんな奴、いったいどうやったら倒せるんだか。
 弱点や、相性の悪い相手ってあるんでしょうか。
 黒ヒゲ・ティーチのブラックホールなら光も吸い込めそうですが、ティーチは政府側・王下七武海ですしね。
 あとは、鏡で反射するくらいでしょうか。
 今回“八咫鏡(やたのかがみ)”という技が出ましたしね。
 鏡などの反射面には攻撃しても跳ね返ってしまうとか、そういう弱点があるかもしれませんね。
 それでも、普通に殴って割られてしまいそうですが(笑)。
 ん、ゾロなら見切って刀身で反射とか、そういうスゴ技もやってくれそうだ!
 ここはゾロに希望をかけてみましょうか!?

 ゾロ、ホンモノのくまとの戦いで負ったダメージは、やっぱり大きく残っていた。
 そりゃあそうでしょうとも。
 本当は立っているのも辛いんじゃないでしょうか。

 そして、麦わらチームの連携が炸裂。
 アシスト攻撃からアシスト攻撃へとつながり、仲間のピンチを救うフォローが次の攻撃の機会を生む連携となる。
 まさに息ぴったり。
 見事なチームワークで結束の強さを見せ付けてくれました。
 最後はルフィの“ゴムゴムの巨人の回転弾(ギガントライフル)”
 この一連の流れは、思わず子供に戻ったようにワクワクしちゃうなぁ〜。素直にかっこええって思っちゃう。
 さぁ、これで量産型くまを倒せたか!

 しかし、次にくるのはあの黄猿!?
 それとも黄猿はキッドとローの方に行っちゃうのか。
 そういえばキッド&ローの方も気になりますね〜。
 どうなっているんでしょうか。



BLEACH

 大爆笑の弓親。バカのように笑いが止まらない。
 うん、キミは正しいとおもうよ、大方。
 あと、自分のマユゲもその視点で見たほうがいいと思うんだ(笑)。

 圧倒的なパワーで弓親をたたきのめすクールホーン。
 しかしね、そこはブリーチ。
 先に奥の手を出したほうが負けなのよ。

 相手の姿を多い尽くし、白い花弁で包み込んで殺すという技工程はよかったけれど、ちゃんと包む前にそれを説明して勝ち誇っちゃったのが悪かった。
 武闘派十一番隊らしくないということで、自分の戦い方を見せたくなかった弓親には、まさに渡りに船。
 新技 『瑠璃色孔雀』 でクールホーン粉砕。
 って、これってもしや卍解!?
 十一番隊はどんだけ卍解持ちが多いんだよと(笑)。
 こうなってしまうのも遠い未来じゃないような。



トリコ

 「ため」 の時間が必要なトリコの5連釘パンチのため、デビル大蛇の足止めにかかるココ。

(感知されない程微量の毒液を飛ばすために
 毒の“出口を限界まで縮小!)


 これって実は凄い能力じゃないですか。
 今回はトリコのために毒を弱いものにしましたが、最初から即死級の毒を打ち込めば一瞬で勝負が決まりますよ(笑)。
 ポイズンライフル恐るべし。
 まぁ飛距離はさほどではなさそうですがね。

 また、それ以外にもココの面白い特殊能力が次々と発動。
 体表に毒の膜を作って防御する 「毒膜」
 打ち込まれた毒に対し、その場で“抗体”を作るとんでもない免疫能力。
 ココ、予想以上に面白いキャラだ。
 これは他の四天王も楽しみになってきましたね〜。

 やっとのことで5連釘パンチが決まり、デビル大蛇を撃破。
 しかしその頃、小松をさらった悪漢の前にもデビル大蛇が!
 え? 量産型くま?(笑)



金未来杯エントリーNo.1 べるぜバブ

 今年もやってきました、金未来杯の季節です。
 今回はちょっと少なめで4作品がエントリー。
 昨年の金未来杯優勝作品である 『ぬらりひょんの孫』 が連載となり、なかなかの人気作品となっているだけに今年も期待したくなります。

 で、またこのブログで勝手にランキングをつけさせていただくわけですが、その前にひとこと前置きを。
 普段のジャンプ感想では 「否定的なこと」 は書かない方針の私ですが、この金未来杯に限ってはその制約と誓約を解除いたします。
 「エンペラータイム」 状態です(笑)。
 順位を決める金未来杯ですし、そこから新連載が始まるかもしれないわけですから、可能な限り公平に書きたいと思うんですね。
 というわけで、弱く見えた作品は私らしくもなく斬りますのでよろしく(笑)。

 エントリー1番は、魔王の赤ちゃんを拾ってしまった不良が悪戦苦闘するドタバタコメディ。
 田中隆平先生の 『べるぜバブ』
 ちょっと雰囲気がゆるーい感じのギャグマンガです。
 イメージとしては、なんとなくですが 『太臓もて王サーガ』 を思わせるものがあるでしょうか。
 ベルゼバブの横暴な電撃泣きや、魔界転生ばりの誕生シーンなどなど笑いどころは多いはずなんですが、どれもなんだか突き抜けない大人しさを感じます。
 もうちょっとブチ切れて開き直るくらいの笑いが欲しかったところです。
 キャラクター性も全員大人しく、中心キャラクターであるはずの赤ちゃんが一番無個性なのが残念なところ。
 ノせられると弱いところはカワイかったですけどね(笑)。

 話のまとまりもよく、絵も見やすくてそれなりに上手い。
 全体的に面白いんだけど、小さくまとまっちゃったっていう印象が強いです。
 挑戦者なんだし、もっと無茶したほうがいいんじゃないかな?

 私的に、このべるぜバブは 60 点
 昨年はジャンプとまったく違う結果となった私的ランキングでしたが、今年はさぁどうなるんでしょうか。



 というわけで前半終了。
 ヤヴァイ。
 オリンピックが気になってエントリーに集中できん(笑)。



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posted by BOSS at 22:26| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
北の国からのおっさん強すぎですね、どうやって倒すんだ。
余談ですがこのブログのタイトルって何か元ネタあるんですか?
検索したら他にも色々出てくる…。
Posted by 地方民 at 2008年08月12日 10:11
 検索したら出たかもしれませんが、私が大好きな大槻ケンヂさんのバンド 「筋肉少女帯」 の同名の曲が元ネタです。

 人の中身を透かして見えてしまう不思議なメガネを拾った少年が、街へ出て色んなものを見ちゃってヤバ!って感じの歌です。
 中身っていっても裸が見えるんじゃなくって、精神的内面ってヤツですね。

その歌詞がこちら→http://homepage1.nifty.com/mohikan-kun/suiga/004.html

 まぁそんな怖いものはあまり見たくないですが、ブログを書くからにはそのぐらいの眼力が欲しいって思ってつけた名前です。

 それと、ジャンプ感想更新チェックサイトに掲載されて、目立てるタイトルをつけようとかイヤらしいことを考えたのも事実です(笑)。
Posted by BOSS at 2008年08月12日 22:02
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