2008年07月29日

週刊少年ジャンプ35号感想 後編

ワンピース 背表紙つながる超ロングイラスト01〜35号

 さて後半戦。
 後半では、アイシル、スケダン、FCバルセロナ物語、ダブルアーツ、ネウロ、サイレン、ヘタッピの7本でお送りいたします。




アイシールド21

 42対0で大和の予言完成! だと思ったら、なんと小結のファインプレーで足が出ていたと。
 小結も美味しいし、小結をアピールしまくる黒木、戸叶も美味しすぎる(笑)。
 最後のゲームでひとりずつゆっくりと活躍場面が出てきましたね。
 残りのメンバーにどんな場面が用意されているのか今から楽しみ。

 残り時間9分54秒で35対0。
 逆転は物理的に不可能となったが、せっかくクリスマスボウルまできたのだからせめて大和の完封宣言だけは崩そう……という流れに見せかけて、

「――なんて思ってる
 糞(ファンキン)ゴミクズカスは
 泥門デビルバッツにいやしねえだろうなァア!!?」


 これは燃えた!!
 あの追い詰められるところまで追い詰められた白秋戦すら、さらに超えたところまで追い詰められて、なお逆転を心底あきらめてない彼らの闘志。
 これはカッコイイ!
 残された策はノーハドル
 作戦会議0秒で全てを攻撃にまわす超攻撃スタイル。
 泥門のこれまでの努力、チームワーク、全てが試されるわけです。
 栗田が声をかけて、最後のハドルで気合を入れる。
 普段なら 「辛気くせえ」 で済ますヒル魔もそれに加わることで、なにやら胸に熱いものが。
 泣いても笑っても最後の10分間。
 イヤでも高揚してくるじゃないですか。

 また暗号が面白い。
 キーワードとして今までの対戦チーム名が出されることで、これまでのストーリーが思い出されるというナイス展開。
 読者もこれまでを思い返して感慨にひたれますし、泥門メンバーもクリスマスボウルにたどり着くまでの苦難の道のりを思い返して、俄然力が湧くってものでしょう。
 これはいい展開だ。

 さぁいよいよ泥門の逆襲が始まりました。
 アイシールド21という漫画の、最後のアクロバティックプレイです。
 どんな凄いプレイになるのか、もう最後なんだしトコトンまでやっちゃって欲しいですね〜。



SKET DANCE

 生徒会とのバトルはそこそこに、今回は素直に歌で感動を。
 歌を漫画で表現するのって凄く難しいと思うんですが、スケットダンスはかなり頑張っていたんじゃないでしょうか。
 ただ音符を散らばせば歌っているように見えるわけじゃないですからね。
 カメラワークに凝ってて、ちょっと PV っぽく見えるところがグッド。
 ピロウズは知らなかったのですが、なんとなく歌が聞こえてきました。
 綾乃ちゃんに素敵なメッセージが届けられたようで、これ、もしアニメ化されて歌つくと泣くな、私きっと(笑)。

 帽子を脱いだボッスンがアツく歌っててなんだかカッコイイし。
 で、最後にやっぱり緊張して噛んでるところがまたボッスンらしくて美味しい(笑)。


 台本どおり淡々と MC をこなす八木ちゃんがいいキャラしてる。
 ダンテはさすがということで、優勝をかっさらって面目躍如。
 なんだ、ただのボケじゃないんじゃんとちょっと見直しました。
 で、今回ほぼ顔出しのみの生徒会は、椿がバカ過ぎて笑ってしまった。
 安形の 「なんだコイツ…」 がナイスツッコミ。


 最後はテンプレート通り、空港で見送り。
 いいねぇ、夢を胸に、さわやかな青春の別れ。
 夢のとおり走り出した少女を見送って嬉しいはずなのに、ボッスンどこか哀愁背負ってるぜ。
 口ずさむ歌が妙に切ない。
 そんなボッスンをそっと見守るヒメコがまたいいですね。

 そして、優勝は逃したけど獲得した 「ベストソング賞」
 これは綺麗な落としどころ。
 スケットダンス、凄く綺麗にまとめきりましたね。
 これはベストエピソードじゃない?
 それこそこのまま最終回でもいいくらい。
 いや、イヤだけど(笑)。

 ちなみに下がピロウズの今回の曲。
 聞きながら読むと、曲の展開に漫画が綺麗にリンクするようになっていてびっくりしますよ。
 これはいい仕事している。

The Pillows- Funny Bunny




特別読切 FCバルセロナ物語

 絵柄が日本人にしか見えないなぁ〜とか、ちょっとケチをつけるような気分で読み始めたんですが、途中からアツくなって思わず感動。
 とくにメッシのエピソードは子供たちに勇気を与えてくれますね。
 誰よりも才能があるのに病気がそれを阻む不幸。
 しかしそれでも夢をあきらめず頑張り続け、家族もそれを助けるためにスペインに移住することまで決意してしまう。
 なんて凄いんだろうって思いますよ。
 メッシも凄いけど、このお父さんがまた最高にアツいですね。
 スポーツらしい清々しいサクセスストーリーです。
 愚直なまでにオールドタイプで、最近こういう話ってないなぁと思って妙に感動してしまいました。
 ジャンプ三大原則 「友情」 「努力」 「勝利」「努力」 部分が最近薄くなってきてるんじゃないかな?



ダブルアーツ

 アンディ・フラウを残し、ファルゼン部隊全滅。
 まぁそうこないとキリたちの旅がつまらなくなりますからね。
 しかしそのアンディを思い出すエルーの表情が、まるで久々に会う初恋の男の子を思い出してちょっと戸惑っているような(笑)。
 なんだ? この漫画は百合もいけるのか?(笑)
 たしかにシスターは女しかいないし、シスター同士ならスキンシップ出来るもんなぁ。
 そういう関係に発展しちゃう娘が多かったとしてもおかしくな……って私ゃ少年誌にナニ言ってんの?(笑)

(何言ってんだか
 バレバレなんだよ強がりだって
 全部伝わってるっつーの…)


 これは久々にきたダブルアーツらしいいいエピソード。
 手をつなぐというモチーフで、どうしても避けられないところですもんね。
 いい絆だ。
 エルーの心を文字通り手に取るように察するキリですが、いつかエルーがキリの心を汲み取る日もくるのでしょうか。
 今のところエルーってキリに対して偶像崇拝っぽいところがあるんですよね。

 キリが思いついた作戦は、ファランにフレアを使った戦法を教わること。
 ようやっと来たか。
 それこそ大半の読者はもっとずっと前からそれに気づいていたと思いますけどね。
 でも、ダブルアーツのいいところは 「手段があるからそれに飛びつく」 のではなく、「しっかり動機を描いてからそれをやる」 ところじゃないでしょうか。
 そのためいかんせん展開が遅めになるのですが、その分キャラクターがしっかりしてくるはずです。
 言ってみれば、今こそ 「ダブルアーツ」 のスタート地点に立ったようなものですね。
 どんな 「アーツ」 が飛び出るか、これは楽しみ。



魔人探偵脳噛ネウロ

 謎はゆがんだマジックミラーのトリックということで、ネウロの閃光弾によってあっけなく撃破。
 ジェニュインは群集心理をあやつる魔女でしたが、しかし回想の絵がどう見てもジャンヌ・ダルク
 そうか、ジャンヌ・ダルクはやっぱり魔女だったのかと(笑)。

 あれっ?
 でもそうすると先週いっぱいいた石垣はどういうこと?(笑)



PSYREN−サイレン−

 うーん、ほぼ打ち切り決定と見てよさそうな 『どがしかでん!』 を除けば、掲載位置が実質ラストか〜。
 つらいところに落ち着いちゃってるなぁ。
 ぜひ今回から始まる3回目のゲームで盛り返してもらいたいところです。
 そのためには、新事実解禁ってのもあるだろうけど、やっぱり新キャラ投入が一番か?
 それこそ未来編でエルモア・ウッドの子供たちを出すしか!

「心配すんなマツリ先生!!
 雨宮はオレが必ず守る!!」


 アゲハ、さらりと言ってのけてヒリューにプレッシャー(笑)。
 ヒリュー、なにもかも水をあけられて不憫な子!
 いや、アゲハ君ってばそういうキャラだったっけ?
 特訓がけっこう上手くいってちょっと浮かれているんじゃなかろうか(笑)。
 それを聞いてちょっと頬を染める雨宮は可愛いんだけど、頭の中はやっぱり雨宮だった。

(先生が出来ない事は私がやる…!!
 私は…マツリ先生の兵隊だから…!!)


 死を賭して任務を遂行する覚悟の雨宮。
 初期のあの病みぶりを思えば、だいぶ明るくなって精神的に安定したように見えて、やっぱり根本のところは危ういなぁ〜。
 ほうっておくと何をしでかすかわかりませんねこの娘は。

 そして第3回目のゲームスタート。
 今回はなんと、新規参加者ゼロ!?
 今回たまたまってことなんでしょうか、それともこれ以後ずっと?
 ネメシスQ が 「これでメンバーは揃った」 と判断したからかもしれませんね。

 そしてカブトは勝手に別行動。
 やっぱりおじさんの別荘を目指しているようですが…。
 目的はやっぱり未来の情報でしたか。
 競馬や株でも当てて大もうけって考えてるんでしょうね、きっと。
 未来では PC も紙媒体もほとんど使い物にならなくなっているというマツリ先生の言葉があっただけに、話を聞かない子はダメよっていう教訓になるとしか思えない(笑)。
 それともカブトは図らずもそういうのを回避しちゃうっていう展開なんでしょうか?
 もしそうなると、いろいろ考えて結局ダメだったマツリ先生をさしおいて、欲得ずくで未来の地球の謎なんて興味もないカブトが希望となるなんて、なんて皮肉って感じですが。



ヘタッピマンガ研究所R

 魅力的なキャラクターを描くには、まずはシンプルで伝わりやすい表情。
 そして目は口ほどに物を言うと。

 「怒り」 の表情ひとつでも、目の描き分けひとつでいろんな表現が出来るっていうのは分かってることですが、改めてはっきり絵で説明されると説得力ありますね。
 こういうのって、なんとなくでやっちゃうんですよ。
 私なんかは表情描くのにいちいち鏡で自分の顔を見ながらやってましたっけ(笑)。
 他人には絶対見せられない場面ですな。

 村田先生の複雑過ぎる表情がすばらしい。

「コイツは作画専門の漫画家で
 キャラ作りをボツられまくった哀しみと怒りで
 悲哀を放出させながらも
 自分に秘められた鬱屈をぶっちゃけられた事の
 嬉しさを噛みしめているという
 一見矛盾した感情をですね……」


 ということでFA?(笑)



まとめて

 ここで後半も終了。
 今週は、悪魔の実大放出でお祭り状態のワンピや、カオスなヒロイン戦争勃発のぬら孫、逆襲開始のアイシル、凄く素敵なスケダンあたりがヒットしました。
 来週はトリコ巻頭カラー+キャプテン翼が特別読切でセンターカラー!
 今年のジャンプはホント面白い企画が目白押しだ。



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ラベル:JUMP 感想 ジャンプ WJ
posted by BOSS at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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