2008年07月28日

週刊少年ジャンプ35号感想 前編

ワンピース 背表紙つながる超ロングイラスト01〜35号

 劇場版公開記念でナルトが表紙の35号。
 背表紙はルフィのドアップだけど、これを40周年の先週号に持ってくればよかったのに(笑)。
 前半の感想は、ナルト、ワンピ、ブリーチ、ぬら孫、トリコ、バリハケ、勇者学の7本でお送りいたします。

【追記】
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巻頭カラー NARUTO-ナルト-

「水月は右、重吾は左、香燐はオレの後ろにつけ」

 とかフォーメーション指定をしてるのに戦力を一人ずつ投入しているのに笑ってしまった。
 もしかして命令無視?
 しかしそんな鷹のカオス度より、八尾の脳内のほうがよっぽどカオスだったようで、なんなんだこの痛いオヤッサンは(笑)。

 一方ナルト。
 先週の 「死ね」 は別に本当に死ぬことではなく、ただ動くなということの例えだったとは。
 頭の悪いナルトに教えるために分かりやすい例えを出したって言う流れなんだろうけど、ちょっとあざといぞ(笑)。
 いや、そういうあざとさ嫌いじゃないですけどね(笑)。

 便利な修行アイテムとしてガマの油が登場。
 実に手っ取り早いインスタント修行でジャンプ的でよろしいんだけど、エネルギーのバランスを失うとカエルになる危険があると(笑)。
 奇怪なリスクで面白い。
 なるほど、自来也先生はこれだったのか〜。
 そして、このカエル世界のいたるところにあった巨大なカエルの石像が、実は修行失敗者のなれのはてだったというのは素晴らしく秀逸。
 ちょっとプレッシャー感じますわな。
 でも、これだけいっぱいいたってことは、けっこうこの修行ってメジャーだったのね。
 しかしナルト、暴走すると狐っぽくなったりカエルっぽくなったり、いろいろ忙しくなりそうだのう(笑)。

 八尾、歌って踊って噛む……。
 いたたまれないハマー臭
 サスケ、早くこんなの倒しちゃってくれ(汗)。



ONE PIECE

 今週はルーキーたちの能力があかされてお祭り騒ぎ。
 非常ににぎやかな回となりました。

 カポネ“ギャング”ベッジの能力は、「キチキチの実の基地人間」 ってトコでしょうか。
 おっきな子供って感じの趣味でなかなか魅力的。
 都市などの潜入、制圧にとても向いていそうです。
 でもこの能力だと、超人クラスの能力者との決闘では勝てそうにないですね〜。
 いや、さらに秘密兵器とか内蔵しててもおかしくないか。

 “魔術師”バジル・ホーキンスは黄猿に攻撃されるもまったく効かず。
 そのかわり、諸島内の別のグローブにいる男が身代わりになって倒れていく。
 これはヒドイ能力もあったもんだと(笑)。
 「ミガミガの実の身代わり人間」 とでも言ったところでしょうか。
 ところで占いのほうも、空中にカードを固定したりして謎めいていますね。
 これも能力の一端?

 そのほかにも“怪僧”ウルージが巨大化したり、“赤旗”X(ディエス)・ドレークと黄猿は面識があって、昔ドレークが少将だったことなどが判明したり。
 しかし“海鳴り”スクラッチメン・アプーは影から見ているだけ。
 キミなにやっとるのよと(笑)。


 黄猿の能力は 「ピカピカの実の光人間」 で確定っぽいですね。

「速度は…“重さ”
 “光”の速度で蹴られた事はあるかい」


 光の速度の蹴りに加え、指から光弾を発射(これは光の速度で指銃?)したり。
 これは異常な強さだ。
 相変わらず自然(ロギア)系能力者は反則みたいなもんですね。
 はたしてこんな黄猿にルフィたちは勝てるのか。
 たとえ光の速度とはいえ蹴りは打撃だからルフィには効かないんでしょうけど、光線は立派に効きそうですし、それに対してルフィの攻撃が黄猿に一切通用しそうにありませんし。
 3日も逃げ切れるとは思えませんし、当然どこかでぶつかり合うことになるでしょう。
 これはなかなかスリリング。


 そして、「同時多発くま」
 こちらはちょっと安心。
 まぁうすうす予想はしていましたが、全部量産型ロボットってことなんでしょうね。
 王下七武海に集合の号令がかかっているのにここにいたこと。
 「BIBLE」 の本を手に持っていなかったこと。
 将兵に 「あれ」 呼ばわりされていたこと。
 などから、偽者じゃないのかという予想はいろんな感想サイトでも言われていました。
 手袋をはずそうとしたところから、「あれ? ニキュニキュの実の能力者は世界に二人といないから、もしかしてホンモノ?」 って思ったのですが、ただの 「ビーム」 でした。
 いや、ただのビームってのもどんな表現だって話ですが(笑)。
 まぁルフィ、チョッパーが目キラキラになったからいいか(笑)。

 しかしこれならキッドやローも安心。
 偽者に負けるわけがありません。
 そしてさすがはゾロ。
 くまに違和感を感じています。
 当然ルフィたちも心配なし。
 一味の全力で粉砕でしょう。
 負けそうなのはカマセ臭をプンプンとさせているウルージくらいですね(笑)。

 で、犬猿雉で戦「桃」丸と言うから当然 「桃太郎」 だろうと思ったら、「金太郎」 が来た!(爆)
 意味わからん!(笑)



BLEACH

 砕蜂ポイント高すぎ。
 言うならばツンボケ?(笑)
 こんなオチャメな娘だったとは思わなかったわ。

 「それがどうした?」ダスティ・アッテンボローばりに言ってのけるバラガン。
 あらたに4人の破面従属官クラスを四方の柱に派遣しました。
 それぞれで 1on1 が始まるわけですが、いやいや、わざわざ 1on1 にしなくても、一箇所に4人派遣して各個撃破したほうがいいんじゃない?
 ……と、思うのが普通の思考回路ですが、いやいやそんなことしたらバラガンさんのOSR値(オサレ値。ブリーチバトルの勝敗を決めるオサレポイント)が暴落してしまいます。
 せっかく椅子まで召喚して稼いだOSR値ですもの、大事に育てないといけません。

 チョコラテ系がまた来た〜ッ! って思ったら綾瀬川弓親との応酬がステキなことに。
 目をつぶって醜いものは見ないと豪語する弓親をおもいっきりひっぱたくチョコラテMk-2。
 これには思わず爆笑。
 やっぱブリーチはこういうドタバタが最高だ。

 そして、あまり緊迫感のないまま戦いが始まりそうな3組を尻目に、やたらと盛り上がる吉良イヅルVS.アビラマ・レッダー
 おお、吉良イヅルってこんな引き締まったヤツだったんだ。



ぬらりひょんの孫

 おおっと、すごい前のほうに載っててびっくり。
 これは人気の高さの反映と見ていいのか?
 たしかにここ最近のぬら孫は、柱漫画に化けそうな化けなさそうな、スレスレあたりを頑張っているって感じがするんですよね。
 それこそ最近のリクオみたいな状態ですわ(笑)。

 妖怪酒場に連れてこられるカナちゃん。
 いきなりなんじゃこの展開はって思いましたが、妖怪に興味津々のカナちゃんをみて、夜リクオは怖がらせて教訓を与えようと考えたようですね。
 正体を隠した変身ヒーローが、自分の正体をさぐるヒロインを遠ざけようとして、余計にドツボにはまってゆくいいパターンです(笑)。

 しかし、いきなりとんでもないセリフが飛び出してドビックリ。

「ひゃっひゃ〜 リクオ様〜 すみにおけませんな」

 「リクオ様」 ってまわりが言っちゃった!!(爆)
 せっかく遠ざけようとしたのに周りが言っちゃ何にもならんじゃん!
 リクオ、しっかり周りに言い含めておかないと!
 これでカナちゃん気づいちゃうのか〜。そうか〜、けっこうあっけなかったな〜……って思ったのですが……。

 カナちゃん華麗にスルー!!!!!(爆)

 どんだけ注意散漫なのよと!!
 いやいや、予想のはるかナナメ上を行くフェイントっぷりにすっかり踊らされてしまいました(笑)。
 大ボケキャラはつららだけかと思ってましたが、カナちゃんもかなりのボケキャラだ。

 そしてカナちゃんは妖怪を怖がるどころか 「ちょっと…イメージと違う…」 と脱力のご様子。
 人間とあまり変わらないフレンドリーさに力が抜けつつ安心したのかも?
 幼少のころから何度も怖い目にあってますから、妖怪はトラウマだったんだと思うんですが、これでちょっと妖怪に対する恐怖心が薄れてくれたらいいですねぇ。
 しかし、未成年者にアルコール飲ませるな(笑)。
 しかもマタタビで女の子ゴロニャーン状態って、高度なエロスを感知しました。


 リクオは夜と昼との記憶が繋がるようになったものの、性格の変化だけは自分でも抑えられないようですね。
 夜の自分がしでかしたことに反省しきりの昼リクオ。
 夜リクオには深い思惑があったんだと思いますけどね。
 それが昼リクオには分からないんじゃないかな?
 そういう思慮分別ってところは、記憶が繋がった今でも昼間では伝わらないようで。


 で、カナちゃんは昼リクオストーカーから夜リクオストーカーへ大変身。
 あれだけメガネを返すタイミングに迷っていたのに普通に返せて、つまり昼リクオへの興味を夜の「あの人」への興味が軽く凌駕したと。
 この展開にはズッコケた。
 なるほど、正体バレはまだまだひっぱるようで、しかも正ヒロインは正ヒロインらしく、ヒーローを追っかける強い動機がつけられましたと。
 これはいい展開だ。
 ぬら孫という漫画がスマートになった感じがします。
 今後ストーリーをすごく動かしやすくなりそうですよ。

 カナちゃんの怪しげなストーカーモードは健在のようで、「べ……別にいいじゃない」 と言いつつ顔を赤らめるコマが最高。
 湯気まで出てるのがたまらん(笑)。


 かててくわえてつららも戦線に参入。

「ふ…二人の間に何があったの…?」

 と、カナちゃんの異変に気づいたようで、つららまでがストーカーモード発動と(笑)。
 ご丁寧にゴゴゴゴの効果音まであるし!
 なんなんだこの漫画は、ヒロインみんなストーカーか!?
 二重三重にカオスなのが、しかも覗いているのが万華鏡と(爆)。
 見えねーじゃん! むしろお前の頭に何があったの!?
 そうなる兆候はかなり初期からありましたが、ついにぬら孫はカオスないちご100%状態に突入したようで、しかも取り合っているリクオは昼と夜とがあって、カナもつららも双方が狙っているのは昼のほうだと勘違いしているという訳のわからなさ。
 これは複雑だ(笑)。
 いや〜ぬら孫どんどん面白くなってきた。

 そして来週からは、妖怪の勢力争いが始まる様子。
 これは関西方面からの刺客か?



トリコ

 海蛍は蛍じゃないぞー、なんて細かいことはどうでもいいか。
 むしろこの世界じゃ蛍なんだってことで。

 トリコの殺した生き物は全部食べるというポリシーがちゃんと実践されてて感心。
 あんなグロいヤツでも踊り食いとは筋金入りですよそのポリシー。

 一方ココは手から毒を分泌させて飛沫を飛ばす 「ポイズンドレッシング」 を披露。
 これは強烈な技だ。
 ココのような人格者でないと大変なことになる技ですね。
 ココのどことなく寂しげで人を避けている様子は、過去 「毒人間」 であることから周りから受けた仕打ちが原因であったようで。
 それを小松に語って聞かせるトリコの優しげな視線がとても暖かくていい。
 そして、単純な小松だけに優しさを直接的に体当たりで表現するところもまた癒されます。
 これは、どんどん小松の死亡フラグを立てているようですが、逆にココの死亡フラグでした〜、なオチだったり?
 うーん、これだけキャラをたたせておいてここでココを殺すのは非常にもったいないような。

 そして、デビル大蛇(捕獲レベル21)が出現。展開が早いこと。
 グラフィックの奇抜さが素晴らしい。
 ドラクエで言ったらかなり後半にならないと出ないレベルですね。
 まず仲間にもならなそう(笑)。
 その一方で、謎の男に拉致られる小松。
 これは、トリコたちがフグ鯨を捕獲したときの、交換用の人質ってこと?



バリハケン

「まるで海の化け物じゃないか〜〜」

 って、ポニョの事かぁあああああ!!!

 大陸から来た産業廃棄物はGJ!!
 「大陸」 ってほぼ名指しだってば。
 抗議打ち切りなんざ怖かねェぜ! っていう鈴木先生の気概を見た!(笑)




ぼくのわたしの勇者学

 最終回
 そろそろ打ち切りという噂が流れていて、前回の校舎焼失のオチだったものですから、てっきり先生逮捕で打ち切りオチかと思いきや、まさかの CHANGE (笑)。
 最後まで意表をついてくれます。

 第一印象の鋼野先生が悪くて、飛び飛びでしか読んでいなかったのですが、まわりの奴らはけっこう面白くて好きでしたよ。
 波こそあるものの、面白いときは本当にクリティカルなキレを見せる笑いはセンスを感じました。
 優先順位的に感想はぜんぜん書いてませんでしたけどね(笑)。

 しかし、しょっちゅう2話掲載なんて離れ業を繰り出すとんでもない漫画でしたよね。
 筆の早い先生ということで、編集に便利にコキ使い倒されたんじゃないでしょうか(笑)。
 そう思うと、便利に使われた挙句に人気が落ちて打ち切りって、どんだけ鬼なんだって思いますが、悲しいけどこれ少年ジャンプなのよね。
 麻生先生ほんとご苦労様でした。
 またジャンプ紙上で会えることを期待してますよ!



 てなところで前半戦終了。
 また明日〜♪



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ラベル:ジャンプ 感想 JUMP WJ
posted by BOSS at 21:18| Comment(0) | TrackBack(1) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt:  今週はおもしろいの多かったです(個人的に ・ONE PIECE  くまは量産型かな? だとしたらルフィがいきなりのセカンドだけど思いのほかあ...
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Tracked: 2008-07-30 00:11
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