2008年07月15日

週刊少年ジャンプ33号感想 後編

ワンピース 背表紙つながる超ロングイラスト01〜33号

 後半戦いきます。
 後半の感想は、ぬら孫、ダブルアーツ、ネウロ、サイレン、スケ団、サムうさの6本でお送りいたします。




ぬらりひょんの孫

 告白を受けるカナちゃん。

「好き・・・って程じゃないけど
 気になる人なら」


 かわいいなぁ(笑)。
 こういうときに言う言葉は嘘も方便でしょうけど、なんか正直に言っちゃっているような感じですよね。
 リクオのことが、好きとまでは言えないけど気になっていると。
 今まで読者としてはカナちゃんの心情がどうなのかサッパリだったわけですが、改めて確認されたわけですね。
 で、またそういうことを口にしちゃったことで妙に照れてるようなカナちゃんもまたいい。
 そういうふうに感じていたんだと、ちょっと意外でしたが、カナちゃん自身が自分の言葉を意外に感じていたりして。
 口にすることで、自分の気持ちに気づいたり、気持ちが強くなることもままあるわけで。
 いやいや、なんか青春じゃのーうって感じでこっぱずかしくも楽しい一場面でした(笑)。
 
 ゆらさんなにやってるんですか(笑)。
 とりまきコンビにフュージョン修行のような恥辱プレイを強要するゆらさん。

「また全裸でおそわれてもえーん?」

 全裸でそんなポーズとるほうが恥ずかしいっちゅーねん(笑)。

 そして、ゴゴゴゴゴと荒木師匠ばりの迫力の大ゴマでカナちゃんスパイ活動。
 なんですかこの意味不明な大ゴマは(笑)。
 ガバッとひらいた両足がまた笑えるんですが。
 あれ、カナちゃんこんなキャラだったのかよと。

 そして監視されているとも知らず、イチャイチャモードのリクオとつらら。
 「ぬのハンカチ」 って(笑)。
 あーもうつららかわいいなぁ。

「つ・・・つきあってるのかな〜?」

 こんな場面見せられて、つきあってないと考えるほうが不自然です。

「そうよ・・・これは・・・・・・・・・
 奴良くんに「メガネ」を返すそのタイミングを図っているだけ・・・」


 なんだその無理やりな自己正当化は(笑)。
 なんかひたすら哀れなヒロインだ。
 これだけ主役に放置されている正ヒロインも珍しいですよね。
 しまいにいじらしくなってくるぞ。

 そして、悪夢の中で6歳の 「約束」 を思い出すカナちゃん。
 13歳になったら迎えにくるよという・・・清継くんの言う 「紫の鏡」 など、怪談や都市伝説ではおなじみのモチーフですが、これはたしかにコエエ。
 『カナ13歳』 なんていうどこのネットアイドル? なタイトルからこんなことになろうとは思いもしなかったですが(笑)。
 急いで帰ろうとするその帰り道、ついに妖怪と遭遇してしまうカナちゃん。
 これはどうなる?
 リクオは、はたして正ヒロインのピンチに気づけるのか?
 もしかしてこれ、カナちゃんはまだ教室で寝ていて、その夢なんじゃなかろうか。



ダブルアーツ

 なるほど、あと何人で消滅とわかったら、ちゃんと他のシスターのサポートに回るという道が用意されていたのですね。
 前回抱いた不満はそれでいくらか解消されました。
 患者受付やら裏方やら護衛やら、協会にもやることはいろいろあるでしょうからね。
 この電話で指示を出してくるお偉方も、そういった引退したシスターかもしれませんね。
 消滅する最後までシスターとして働きたいというのは、ハイネの意思だったと。

 しかし、今回のこの電話はなんですか。

「頼めるシスターは今あなたしかいないわ(中略)
 ハイネ・・・やっぱり考え直すつもりは無いの・・・?」


 こんな事を言われたら、ハイネは 「やっぱ辞める」 なんて言えないじゃないですか。
 ハイネが心根の優しく思い込みの強い、献身的なシスターであることがわかってこういうことを言っているのでしょうし、やっぱりシスター協会は納得がいかないなぁ。
 電話でそっけなく告知っていうのも納得しがたいですし。
 私の中で 「協会腐ってる説」 がどんどん濃厚になってきてしまいました(笑)。

「両手に花で協会本部を目指すのか?
 一体何百人で本部にいく気なんだ
 この先出会う人間も皆助けるつもりか・・・?」


 ん? それのどこかに問題でも?(笑)
 むしろ無敵のフレア軍団になってシスターたちも命が助かって、しかも両手に花どころかぐるりハーレム状態で万々歳なんじゃね?(笑)
 つーか最初からそーしろと読者はみんな思ってるはずなんだが・・・。
 もしそれがダメなんだとしたら、そのダメな理由をきちんと説明して欲しいんですよね〜。

(わかってる・・・・・・
 それじゃダメだって事くらい)


 ふむ。どうダメなのか、次回あたり説明してくれるのかもしれませんね。

 消滅の寸前、「生きたい」 という本当の自分の気持ちに気づくハイネ。
 腹をくくっていたはずなのに、恐怖にとりつかれ、助けを求める。
 そこにさしのべられるキリの手。
 予想はしていたけど、これでダブルアーツ完、トリプルアーツ開幕ってこと?(笑)
 わかった。
 ダメな理由は 「ダブルアーツ」 じゃなくなっちゃうからか(笑)。
 でもエルー、逆に考えるんだ。これでキリへの 「抑止力」 が手に入ったと思えばいいんだ。



魔人探偵脳噛ネウロ

「ネウロは・・・
 私がドMに調教してあげる」


 ウハ〜、逆にジェニュインがドMに調教されちゃうわけですね?(笑)
 松井先生、有終の美を飾る前にやれるとこまでやっちゃってください。
 期待してますゼ(笑)。

 正面から突入する石垣、等々力コンビ。
 等々力さんは頑張ってるけど、それでも一般人の域は出ないですからねぇ。
 不安なコンビだ。
 笹塚さんは体調不良で不参加と言ってますが、これは別行動フラグか。



PSYREN−サイレン−

 なるほど、謎の死をとげたと言われていた天寿院エルモアの夫・古比流(コペル)もドリフトだったと。
 コペルの最後のテレパシーでエルモアはサイレンを知ったと。
 これでエルモア勢力の大体の流れが分かりましたね。
 第一話の偽警察とも繋がっているのかと疑っていましたが、それはちょっとなさそう。
 あいつらはまた別の勢力っぽいですね。
 アレ以来音沙汰なしですが、何やってるんでしょうかね。

 アゲハは子供たちと交流するうちに、暴王の月をコントロールするヒントをゲット。
 器用なテレキネシスを操るマリー。
 一度感情にまかせて暴走したバーストをバースト・ストリームなる力を使って押さえ込んで見せたフレデリカ。
 この二人の子供に弟子入りと。
 いや、それよりそれを教えたと思われるエルモアに弟子入りしたほうがいいんじゃないのか?(笑)
 まぁ単純一直線のところがアゲハらしいか。

 未来でこの子たちと再会してみたら、めちゃくちゃ変わりまくってたりすると面白いかも。
 マリーがジェニュインみたいな敵の女幹部になってたりしたら泣く(笑)。

 しかし CURE 使いって、みんなこんなアホの子ばっかなの?(笑)
 ひとりだけ一瞬でケーキと紅茶完食のヴァンかわゆす。

 また今回はおとなしかった雨宮さんですが、子供たちの前だとなぜだかいいオネーサンになっちゃってるところがまたよろしい。
 マリーを誉めてる雨宮さんがらしくなさすぎて微笑ましい(笑)。
 そうか、こんな優しい一面もあったのかと。
 雨宮さんは毎回が新発見だ。



SKET DANCE

「今週のワンピ読んだかって言ってるんだよ!!」

 読んでねーよチクショウ!
 休載だよ!
 いやなこと思い出させんな!(笑)

 ロック・フェスティバルを前にスケット団がそれぞれ別のバンドに誘われて・・・って流れ。
 今週は妙にボッスンのキレがいい。
 ヒメコとスイッチに置いてけぼりをくらった気になってネガティブホロウ状態とか。
 泣いて鼻水とか、あんた子供かと(笑)。
 にわかロッカー気分になってダンテっぽいしゃべり方とかもう最高。

「そして盗んだチャリで走り出すからな」
「早よ行けや!!
 捕まれほんで!!」


 意味不明さに思わず噴いた。

 さて、流れ的には結局それぞれのバンドが参加できなくなってスケット団3人で出場とか、そういう感じでしょうか。
 ボーカルがいないけど、モモカを呼んじゃえば完璧ですね・・・・・・って、プロは反則だろうか(笑)。
 それとも今回ゲストの杉崎綾乃をボーカルに呼ぶのかな?
 そして、やっぱりライバルチームは生徒会執行部でしょうか。
 久々の対決が見られるかな?

 しかし、月のウサギに感動した。
 福島先生への贈り物でしょうか。
 しかし篠原先生もうかうかしてられませんぜ?
 サムうさが抜けたら、次からラストはスケダンですからね〜。



サムライうさぎ

 最終回。
 といっても本当のラストは赤マルに載るようなので、今回はその前準備でもあり、最終回とも読めるような、そんな感じに。
 講武館との試合前日のそれぞれの表情を追う流れ。
 うさぎ道場の面々だけじゃなく、札差親子やヤマネコ道場の面々が出てきたのはよかった。
 しかし最後あれだけ盛り上げた流人たちがまったく出てこなかったのは心残り。
 ぜひ赤マルで言及してほしいところですね。
 しかし母上は一日中なにを書いていたんだか。
 これもまた赤マルかな?
 うむ、これはズバリ遺書と読んだ。
 さて、どうだろう。

 今回、サムライうさぎが実質打ち切りだったことは間違いないでしょう。
 では何が悪かったのか。
 それは明らかに 「天下一武道会」 をやってしまったことでしょう。
 サムライうさぎが、いったいどんなマンガであるのかを理解していない編集者が 「やらかしてしまった」 のではないでしょうか?
 作者も読者も、サムうさにバトルは求めていなかったと思うのです。
 サムうさの一番の良さは、剣劇部分ではなく、ハートフルな夫婦物語だったはずです。
 そこを踏み外してしまったことが、一番の痛手だったのではないでしょうか。
 マンガのなかには、キン肉マンやリボーンのように最初はギャグで始まったのに途中からバトルものにして大躍進を遂げる作品もままありますが、むしろそれは稀有な例であるはずです。
 しかももともとの魅力をなくしてまでの路線変更では、読者がついていけなくて当然です。

 最後のほうはちょっと残念な展開となりましたが、しかし他の少年ジャンプマンガでなかなか見ない夫婦ものというジャンルを開拓してくれたことはすごく評価したいですね〜。
 とても新鮮でした。
 ごっちんも志乃もいじらしくってかわいかった。
 願わくば、彼らの行く末に幸多からんことを。
 福島先生おつかれさまでした!



まとめて

 それぞれのマンガはちゃんと面白いし読ませるんだけど、やっぱりワンピがないととても寂しい。
 そんな33号でした。
 そんな中でポイントが高かったのは、トラウマ判明のどがしか、髪が伸びてきてモロツボに入ってきたリナリー、読ませ方に凝った ROOM303、カナ13歳の恐怖、キレまくるボッスンってとこでした。
 ・・・・・・って、書き出したらポイントけっこう多いじゃん(笑)。
 中心になれるパワーはないけど、小粒でピリリは多い号だったようですね〜。

 さて次週34号は40周年特大号
 いろいろと企画が目白押しのようですが、一番気になるのは 「村田先生描き下ろし WJ歴代人気キャラ大集合 超特大ポスター」!!
 これは楽しみだ!!



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ラベル:ジャンプ 感想 JUMP WJ
posted by BOSS at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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