2008年06月24日

週刊少年ジャンプ30号感想 後編

ワンピース 背表紙つながる超ロングイラスト01〜30号

 では30号感想後半戦いきましょう。
 後半は、ぬら孫、アイシル、サイレン、ネウロ、サムうさ、スケ団の6本でお送りいたします。




センターカラー ぬらりひょんの孫

 第15話目にしてセンターカラーもう何回目でしょう。
 相当にアンケートがいいんでしょうね。
 けっこう肩入れしている漫画だけに嬉しいことです。

 牛鬼は下克上を狙う野心家ではなく、リクオの頭領としての力をはかっていたのですね。
 今までリクオに倒された妖怪の幻影(?)を呼び出して、リクオを攻撃させ、さらにリクオを追い詰めてみたってところでしょう。
 牛鬼はよっぽどリクオに期待をかけていたんでしょうね。
 だからこそ、ここ最近のリクオの 「うつけ」 ぶりに内心我慢がならないものがあったと。
 しかし、

「お前を殺してオレも…死ぬのだ」

 とはまたとんでもないツンデレもあったもんだ(笑)。
 牛鬼さん、渋い知的なワルオヤジかと思いきや、実はカワイイ萌えオヤジだったとは(笑)。
 これは鴆さんの強力なライバルが登場いたしました。
 リクオモテモテだなぁオイ。
 なんだこの漫画、ヒロインはカナ、つらら、ゆらの3人だと思っていたら、鴆と牛鬼を加えて5人だったのか!
 ヒロインで戦隊ヒーローでも組むつもりですか?(笑)



アイシールド21

 セナがデイライト…光の道が見えるように、大和も見えた。

(でも僕にはいつももっと
 フィールドの全ての道が見えている――)


 無数の光がフィールド上を網の目のように突き抜けて、大和はそれに沿って 「本物のデビルバットゴースト」 を発動させる。
 しかしこれ、ライジングインパクトランスロットVS.黒峰戦を彷彿とさせるものがありますなぁ。
 ライパクではパットのラインが見えるという戦いでしたが、幾つも見えるからって強いわけではないっていう結論でした。
 幾つも見えるのは 「迷い」 に過ぎないのだという話にかなり納得したものですが、はたしてアイシルではどうなんでしょうね。

 進との特訓の成果が活きて、セナは大和のデビルバットゴーストを捕まえる。

 し…しかし!
 たおれない!
 ひきずるぞォ大和!
 すっごぉ〜〜〜〜いッ
 セナにタックルされたまま
 ひきずりながらも突進をやめないッ!
 大和猛ーッ!
 なんという爆発力(パワー)
 なんという根性
 まるで重機関車ですッ


 つまりあれか、セナはジョナサンと戦っているのか!
 それは絶望的だ(笑)。
 あんな怪物にセナが勝てるわけがない(笑)。
 もし、 「セナだけじゃ足りネェ、俺達も大和を止めるんだ!」 とばかりに他のメンバーがまとめてタックルにいっても、2〜3人ならひきずられ、4人目でなんとか倒したとしても、そこでパスが鷹に通っておしまいじゃないでしょうか。

 そうか、鷹はディオ様か!!
 ディオ様なら人の倍以上跳躍することくらい、HBの鉛筆をベキッ!とへし折る事と同じようにッ できて当然でしたな(笑)。

 しかしその 「帝王の(シーザーズ)チャージ」 に、さらに追いつき大和のユニフォームのすそをつかむセナ。
 一度倒れたはずのセナがそこにいる。
 その 「ありえなさ」 に大和が焦る。
 今まで封印していた右手を振り下ろす大和。
 シーザーズチャージをもってすれば、服のすそを掴まれようと関係なかったはずなのに、大和は相当に驚愕してしまったことがはっきりと現れていますね。
 ここは大和を動揺させたセナを讃えるべきところなのかもしれませんが、大和、実は精神的にはモロいのじゃないでしょうか。

 さて、大和の本当のプレイスタイルを解放させ、さらには右手の封印まで解かせたセナ。
 大活躍じゃないですか。
 いやいや、思った以上に展開が速くて楽しいのですが、しかし状況はまったく好転していません。
 むしろよりカナワネェ感が強まっています。
 はてさてどのように逆転してゆくのでしょうか。



PSYREN−サイレン−

「猫大好き!!
 モンブラン超大好き!!」


 ああ、とってもナックル臭がただよっている。
 こいつイイ奴だ。

 ライズ修行編
 どうもアゲハが一番ライズの才能に恵まれているっぽいですね。
 たしかにジョーカーは強いけど、側に仲間がいると使えないというネックがありますから、そうそうは使えない。
 ここでライズ使いになっておかないとヤバいですもんね。
 以後アゲハはライズメインでの活躍となるんじゃないかな。
 それもイメージからするとスピード型のライズ使いでしょうね。

 ついでヒリュー。
 「相打ち上等!!!」 と言っているところを見ると、こちらはパワータンク型でしょうか。
 アゲハがジョーカー&スピードライズ、ヒリューがバースト&パワーライズ、雨宮がバランスライズ&トランスってとこですかね。
 回復役もちゃんといるし、なかなかいいパーティだ。 

 朧は興味ないところを見ると、性格的向き不向きも才能に関係しているでしょうから才能ないんでしょうね。
 CURE 自体がレアな能力ですから、朧は CURE 一本だけかも。
 性格的にはバーストに向いているんでしょうけど、 CURE で才能をかなり使っているでしょうから、バーストまでは手が回らないかもしれませんし。

 カブトは…いったい何に向いているんだろう(笑)。
 結局逃げ出しちゃいましたが、そのときのイメージが物体浮遊で金儲けって感じですからバーストなのかな。
 最初のゲーム中に鼻血が出るくらいですからかなりの才覚の持ち主だと思うんですけどね。
 本人のヤル気がいかんせん(笑)。

 しかし、カブトはなにか金儲けの方法に気づいたようです。
 おじさんの家が未来でも残っていたことに関係があるようですが、はたしてそれは?
 未来で競馬新聞でもしこたま集めてこようっていうんでしょうか。
 タイムマシーンがあったらまず誰もが考えちゃうことですからなぁ(笑)。

 サイレン塔に住む敵の名前が明かされました。
 ワイズという組織らしく、世界を管理下に置いていると言っているところを見ると、すでに日本だけではなく、世界中があの荒廃した世界となっているようです。
 銀髪の男がドルキという名前ということも分かりましたし、次のゲームではこいつとぶつかり合うことになるのかもしれませんね。
 会話から匂ってくるウカツっぽい印象からすると、ワイズのなかでも下っ端かな。
 はてさて、次なるゲームではどんな真相が明かされることか。



魔人探偵脳噛ネウロ

 機動隊到着で葛西撤退。
 二連戦の危機は回避できましたか。
 さすがにもうムリでしたもんね。

 「新しい血族」 というものに疑問を抱く吾代さん。
 たしかにヴァイジャヤはとっても人間的でしたからね。
 最後などは人間になって死んでいったようにしか見えなかったんじゃないでしょうか。
 実は、新しい血族なんてシックスが言っているほど、実は人間と変わらないのかもしれませんね。

 日記を発見したのはネウロ、解読したのもネウロ……って、本城博士役たたねぇ(笑)。
 最初のページの暗号は関係ないということですが、

「簡単な法則だ
 死ぬほど暇なら解読してみるがいい」


 って、挑戦状をたたきつけられてますよみなさん。
 ふむ、縦書きの文字が10行。
 2行ずつセットっぽい雰囲気からすると、二つの文字をあわせると文字になるとかいうパターンですかね。
 しかし数字漢字カタカナまぜこぜで、さらに×と+まで混ざっているのがやっかいだな。
 それこそ死ぬほど暇な人、解読ヨロ(笑)。

 ついにシックスの本拠地らしき場所を確定。
 今度は警察チームが活躍する番でしょうか。
 それに対して、ついに指揮官 「魔女」 ジェニュインが動く!
 五行思想で当てはめると、今度は「金」ですね。
 はてさてどんな力を持っているのか。
 しかし、葛西さんは高見の見物か。
 このひと最後はシックスすら裏切りそうな気が。



サムライうさぎ

 清木立つ。
 うさぎ道場に試合を申し込む。
 これはいかにも打ち切りが決定されたかってな急展開ですねぇ。
 位置も位置ですし、次の打ち切りはサムうさと勇者学という噂は聞いていましたが、この展開でほぼ確信しました。
 まぁ例え打ち切りでも、いいお話にまとまるように、最後まで頑張って欲しいものです。

 初期からぶつかりあうことが予想されてきた講武館とうさぎ道場。
 はたしてどのようなテーマが描かれるのでしょうか。
 ただ単に理不尽な講武館に対して、人間らしいうさぎ道場が立ち向かうという構図ではないと思うのです。
 サムライうさぎの大事なテーマが隠されていると思うんですよね。

「昔の自分に似てる奴ってのはやはり…
 傍から見てて痛々しいモンかね?」


 という鰐淵さんの言葉はなかなか意外でした。
 清木は、元は伍助のようなタイプだったってことですか?
 いやぁあまりに違いすぎて想像もできません。
 元は伍助のような、妻を大事にして自由を愛する侍だった清木が、何か大きな挫折を味わい、その反動から正反対のタイプになってしまったということなんでしょうか。

 私はもともと清木を一方的な悪役とは捉えていなかったんですね。
 清木の言うことも一理ありと理解していました。
 世の中に必要なモノを作り、それを動かす農工商に対して、士、つまり侍は何も生まず動かさず、ただ上に立って搾取し、采配を振るうだけ。
 ならばその侍に何か不都合があった場合、切腹でもしなければ農工商は不満を爆発させてしまう。
 切腹をリスクとして常に背負い、死ぬ気で政治にあたり、治安を維持するからこそ農工商は年貢をさしだしたり、言うことを聞くのだと、わたしはそう思うのですよ。
 だからこそ、清木の言う 「武士はかくあるべし」 という非常に厳しい規律も、行き過ぎとはいえ一理あるなと思っていたのですね。

 伍助のほうは、武士も人なのだから人らしく生きたいのだという非常に正直な意見なんですよね。
 伍助も武士のはしくれであるからには、武士の規律すべてが意味のないものとは思っていないでしょう。
 ただ武士の規律にも、形骸化して意味を失ったものもたくさんある。
 たとえば妻と一緒に外で蕎麦を食べちゃいけないなんて、そんな規律は意味もないじゃないかと、そう伍助には見えているんだと思います。
 ここに清木と伍助のぶつかるポイントがあるんだと思うんですよね。

 もしかするとこの清木と伍助は、どこかで分かり合えるのかもしれないなぁ。
 実は鰐淵さんには、それが最初から分かっているのかもしれませんね。

 そして唐突に伍助の母が登場。
 かなりやんちゃなお母さんみたいですが、これはいったいどういう展開なんでしょう。
 病気は治ったなんて言ってますが、それはカラ元気で、実はもう余命いくばくもないとか、そんな展開なんでしょうか?



SKET DANCE

「メガネをかけているからだ」

 それは今はジョークにならない!
 ショッキングなあのスイッチ・オフを思い出しちゃってシンミリしちゃったじゃないですか(笑)。

 今回は新聞取材のためにヒメコがボッスンを散髪。
 いつもグダグダノリで2ページくらい使ってから本題にはいるから今回もそれ系かと思ってたら、なんと散髪だけで一話使っちゃった!
 これも新手のフェイントか。
 次第にボッスンの髪型が跡形もなくなってって、なんか元々どんな頭だったのか読んでるこっちも分かんなくなっちゃいましたよ。

「そこはまぁ 謝るけども…
 長い ツッコミがくどい」


 って銀魂のことかぁ〜ッ!

 しかしまぁ、なんだかんだでボッスンの髪が伸びたのに気づいたりと、ヒメコはボッスンのことよく見てるね。
 あいかわらずの仲の良さを再確認させられました(笑)。



 といったところで今週も終了。
 今週はなんといってもワンピースの興奮爆裂具合にすべてを持っていかれた一冊でした。
 いやいや凄い漫画だやっぱり。
 あと、ジョジョ好きの感想サイトが間違いなくこぞって大和のジョナサン走りにツッコミまくってるでしょうね(笑)。
 そしてついに現代に話がもどったブリーチ、来週から仮面の軍勢がどのような活躍を見せてくれるのか、その彼らの表情にも期待したくなります。
 それではまた!



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ラベル:ジャンプ 感想 JUMP WJ
posted by BOSS at 22:27| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「有無」のムーさんが暗号解読してましたよ
「ダンボールが雨で駄目になっちゃって切ない」的な内容らしいです(笑)
Posted by 地方民 at 2008年06月25日 19:55
 私も他のサイトさんで見ました。
 なぁんだって感じですよね(笑)。
 数字の数だけズラすんだろうなとは思ってましたが、「庭」とか「腐」をどうやってズラすんだというのだーッって分かんなかったんですよね〜(笑)。
 なんだ、そのままだったのかァ。
Posted by BOSS at 2008年06月25日 20:57
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