2008年06月17日

週刊少年ジャンプ29号感想 後編

ワンピース 背表紙つながる超ロングイラスト01〜29号

 ジャンプ感想後半戦いきまっす。
 後半は、ダブルアーツ、ぬら孫、サイレン、スケ団、サムうさ、ネウロの6本でお送りいたします。

ダブルアーツ

 似顔絵をさして 「難易度高ッ!!」 なんてアオリが入ってますけど、そっくりじゃないですか(笑)。
 こんな髪型のヤツ二人といないっつーの……って、いや、この世界だとゴロゴロしているのかもという不安がフツフツと(笑)。
 50人の野盗に囲まれてたった1人で返り討ちにしたという噂を嘘だというファラン・デンゼルですが、これは逆にもっと多かったっつーことな気が。

 動物に嫌われまくりのファラン……でもなんでポケットにニボシが入ってるの?(笑)
 実は一生懸命動物に好かれようと努力しているんじゃないかとか妄想。
 このひとあずまんが大王榊さんなんじゃないだろうか(笑)。
 ちょっと親しみを感じてしまった。

 風呂の言葉に急にアタフタしはじめるエルー。
 そうか、キリの家じゃ他の人がいたから安心できていたのか(笑)。
 さらに寝床の言葉に過剰に反応するエルーに対し、キリはエルーの寝相の悪さにへきえきしているというのが面白い。
 しかしキリ、あいかわらず聖人君子だな。
 ちょっとはヨコシマな出来心とかないんだろうか(笑)。
 あまりの紳士っぷりに 「ちょっとこの子、男の子としての機能大丈夫なの?」 とかいらぬ心配まで出てきちゃうのですが!(笑)

 風呂場で真っ赤になりながら超意識中のエルーがめらっさギガントカワユス!
 さらにスイまで乱入して頭真っ白状態!
 この 「アワアワ顔」 がたまらん、最高だわ(笑)。
 いやいや、いいドタバタでした。
 キリはまったく平常心なのに、エルーは過敏なほどに恥らいまくりという、この一方的な構造がダブルアーツのひとつの魅力なんだろうなぁ〜。

 さて、今度の相手は毒使い。
 とすると、直接のバトルじゃなくって搦め手で来るかな?



ぬらりひょんの孫

 「う〜〜ん 若ぁ〜〜」 とか寝言をいいながら、幸せそうな寝顔でカナちゃんに抱きつくつらら。
 はからずもつららの潜在意識がバレちゃった形でしょうか(笑)。
 しかしカナちゃんが混乱中でそんな様子にも気づかれずに済んだようで。
 関係ないけどカナちゃんが座り込んでて安心した。
 つららを抱いて立ってるような怪力娘だったらどうしようかと(笑)。

 清継くんのセキュリティまったく役に立たず。
 しかも「進入者」じゃなくて「侵入者」だろうに。
 しかしこれが清継君の声だと想像しちゃうと妙におかしいんですが(笑)。

 また、ゆらに手を焼いている馬頭丸がかわいい。

「またっ… バカにされる!!」

 とか言ってるこの顔というか言葉がかなりオバカっぽいじゃないですか(笑)。
 牛頭丸があんな感じでちょっとサドっぽいですから、いつも手ひどくからかわれてるんでしょうね。
 そんな日常生活が想像させられてニヤリとしちゃいます。
 単純に牛頭丸より馬頭丸が弱いっていう描写をするより、こういうちょっとした演出が加わるだけでキャラに味が出るってもんです。
 
 鳥居と巻のトリマキコンビが馬頭丸にあやつられてゆら危うし。
 ToLOVEる的展開になるのか!?とか思ってしまった自分がいと悔しい。
 やっぱり自分もかなり毒されてますな(笑)。
 しかしふたりが操られている事を見抜けないようでは、ゆらもまだまだ修行が足りないですぞ。

 式神が消える大ピンチを救ったのは三羽ガラス。
 おっと、美少年トリオだと思ってたら鳥の顔だった。
 てっきり青田坊が乱入してきていろんな意味で大騒ぎになると思ってたんだけど、これは意外な展開。
 青田坊、今頃何やってるんだろう。
 このままだと、せっかく来たのにもう事件は終わってましたってオチに使われそうなんだけど(笑)。



PSYREN−サイレン−

 CURE使いの達人、イアン登場。
 なにこの出来損ないの夜神月はって思ってしまった(笑)。
 あと、手塚治虫作品にもこういう奴ってよく出てきますよね。むしろ石ノ森作品?
 とりあえず治療役が完備されたわけで、これである程度なら負傷してでも生還しさえすればいいって感じになりますね。
 致命傷を負ったら、時間との勝負とかになりそうで、それはそれでスリルがあってオモシロそう。

 夜科アゲハの能力にマツリ先生が命名。
 『ジョーカー』 か、いかにも切り札的でカッコイイ。
 仲間でも攻撃してしまうという使い勝手の悪さもジョーカー的なダークなイメージと合っていて、これはいい名前がつきました。

 雨宮、ネコミミフードつきで登場。これかぶったら凶悪だな(笑)。

「ノックしただけだもん」

 って表情がかわいすぎ。
 雨宮は最初の頃のあのアンタッチャブルさが解けて、だいぶ明るくなりましたよね。
 仲間が増えることで心が楽になったってことが表情に表れていて嬉しくなります。
 でもあの凶悪なコワレっぷりも大事な魅力だけに、どうかああいう部分も大切にしていただきたい(爆)。

 新たな PSI の教師、雹堂影虎登場。
 ナックル?(笑)
 いかにもライズだけしかできませんって感じのコワモテのあんちゃんですが、それだけにとても情に篤そう。
 しかし、今回の修行編は男臭そうだ(笑)。
 こないだとは大違いでカブトあたりが不幸だ(笑)。



SKET DANCE

 先週までのダーク展開とはうってかわって宇宙番外編
 いつものグダグダ部室編をそのまま宇宙にもってったようなノリで、あまりのギャップにめまいがしそう(笑)。
 ああ、このボケかましまくりなスイッチこそがスイッチだよな〜って、妙に安心なんだけど、それだけにその間のミッシングリンクも早く埋めていただきたい。
 どうやってこんなに明るくなったんだか、そこが気になってしょうがないじゃないですか。

 パペップ星人語、意外と読み取れて面白かった(笑)。
「すいません! 話を聞いてください!」 って言ってるんでしょ?
 パピプペ言ってるだけなのに、ちゃんと何言ってるかわかるもんですね(笑)。

 めずらしく生徒会側がボケまくってボッスンたちがツッコミ役。
 ところがそのボッスンたちも最後はボケててグダグダなオチと。
 教科書みたいなかっちりしたギャグの作りに安心して笑える回でした。
 あんなダーク展開の後だけに、いつもどおりで和みますわ(笑)。



サムライうさぎ

 親に捨てられた子供達をあつめ、育てていた飛鳥。
 貧しくとも協力し合い、あたたかく幸せな家庭がそこにはあった。
 不器用で味噌汁をひっくりかえしてしまった百舌九へのフォローもいいし、そのあと味噌汁に混ざってるナナ菜というオチも微笑ましい。
 しかし、不幸は突然やってくる。 
 なるほど、飛鳥は子供達が原因で講武館に殺されていたわけですか。
 そりゃぁ子供達にはやりきれないし、講武館をあれだけ恨む気も分かるってもんです。
 百舌九の、あの見えないほどの速度の踏み込みは、なるほど、落ちた飛鳥を助けたくとも間に合わなかったという悔しさが元となっていたんですね。
 また、手先が人並みはずれて不器用だったから、足刀に走ったのかもしれませんよね。

 和解しあう、うさぎ道場と流人たちそれぞれのメンバー。
 頬を赤らめるスズメに嫉妬する良成(笑)。
 すっかりギャグキャラになっとる(笑)。

 そして、他の四人をかばい、自分ひとりで罪をかぶろうとする百舌九。
 鰐淵がどう采配するのか興味深いところですが、そこに現れる清木……。
 あれまぁこれは雲行きが怪しい。
 これだけ過去回想編をやられたあとだと情がうつってしまって斬首刑は可哀想って思っちゃいますけど、でもたしかにこの流人たちは立派に人を斬ってきたことには間違いないんですよねぇ。
 なんとも難しいなぁ。



魔人探偵脳噛ネウロ

 突然の打ち切りゾーンに驚きだけど、さすがにシックス編完結まではありえないでしょう!?
 うーん、シックス編は人気ないんですかねぇ。

「違うほうの草混ぜちゃったら
 目玉ポーンと飛び出すから」


 血族であるからにはこの母親もおっかない悪意の継承者だったんでしょうね。
 このセリフは、実は若いころにやったことがあるんじゃないの?って思わせるものがあってちょっと怖い(笑)。
 でも、その悪意はヴァイジャヤほど強くは現れてはおらず、夫にこきつかわれて従順に死んでしまったと。
 母の死パターンは男の子には最大級の動機ですよ。

 血族じゃなかった父親ですが、悪意というか冷酷さでいったらこの父親のほうが優秀な気がするんですがね。
 なるほど、ヴァイジャヤは母親からは才覚を、父親からは冷酷さを受け継いだっていいうことなのかもしれませんね。

 強いってことは気楽なことじゃない。
 そんな強さよりも、吾代は気兼ねなくつるめる友人のほうが大切だと諭す。
 その言葉に、チー坊の心は少しは昔を思い返してくれたのでしょうか。
 この沈黙のコマは何も語りませんが、ちょっとでもそうであって欲しいと思いますね。
 強さのみを求め続けたチー坊の悲しい死。
 切ない結末ですがこうするよりしょうがない。
 吾代さんもやりきれないでしょうねぇ。

 最後は改心による自殺ではなく、任務続行不可能による、情報漏えい防止のための自決というのがまたよかった。
 もしかすると、チー坊の心のどこかには昔が蘇っていたんじゃないかなという想像もできますしね。

 さて、これで日記も手に入るし、血族の手がかりも入ることでしょう。
 ネウロも次週あたりは復活しているんでしょうか。
 いよいよ次は葛西と対決か?



 作者コメントでキン肉マンに触れているのがしまぶーだけってどういうことよ!(笑)
 連載表彰式とかも大切かもしれないけど、でもキン肉マンなのよ!?
 編集さんたちそういう所をしっかりしてほしいなぁ〜。
 しかし唯一コメントしたしまぶーは偉いッ!
 クラスのみんなが見てみぬフリしているイジメにガツンと言えるかっこいい男の子だね!
 でも女子高生にもガツンとしちゃうんだけどね(笑)。

 ということで今週の感想も終了。
 いやぁ今週はというか今週もというか、ここのところ絶好調のワンピースが最高に面白かった。
 そしてキン肉マンのサービス精神旺盛、特盛りなオモシロさに大感激。
 そのかたわらで“恥じらいエルー”“ネコミミ雨宮”にちょっとやられた、そんな今週号でした(笑)。

 次号はトリコがまたもや巻頭カラー!
 開始して6話中3話が巻頭カラーってどんだけプッシュしてるんだか(笑)。
 までもそれだけ人気があるっていうのも分かるなぁ。
 いまのジャンプじゃいい意味で異端ですものね。
 というわけでまた来週〜〜〜♪



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ラベル:ジャンプ 感想 JUMP WJ
posted by BOSS at 22:15| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
キリは何か中2病ノート臭(完璧超人)がして好きになれないんですよね。
モテモテだけどデレデレしない
逃げてって言われて無策で帰ってきて偶然助かったのに何故か皆に大絶賛されたりとか、キャラは欠点も描かないとですよね。
Posted by 地方民 at 2008年06月18日 19:28
 これは完全に私の妄想にすぎないのですが、キリが極めて紳士的に描かれるのは、この物語が 『エルーの回想』 だからなんじゃないでしょうか。
 想い出の中では、人はみんないい人になりますし、好きな人だったら余計にパーフェクトになるものです。
 繰り返しはさまれるちょと切ない感じのモノローグが、それを物語っている気がするんですよね。
 あくまでダブルアーツの主人公はエルーであって、キリはエルーが思い出す 『いなくなってしまった大切な人』 なんじゃないでしょうかね。
 いやぁこれはもう私の妄想です(笑)。

 いや、そもそもエルーがあれだけ赤面したりアワアワやっていて、さらにキリまでアタフタしてたら話が進まないッたらありゃしない、なんてこともあるかもですな。

 まぁ私はそれほどキリが欠点のないキャラとも思えないんですけどね。
 おっしゃるように、無策で戻ってきちゃったなんていう大ポカもしてますし。
 あれはもう、あまりにひどいミスすぎて反省もしているようだし誰も責められなかったっちゅーのが本当のところなんじゃないでしょうか。あまりにイタイタしすぎて(笑)。
 その件に関しては、もうちょっと私は保留しときたいネタですね。
 このあとどうキリが変わるのかのほうに私は興味があります。
Posted by BOSS at 2008年06月18日 20:48
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